朝食の時点で両隣をヨシテル様と義昭様に固められ、完全に暖房器具として扱われるという個人的な問題が発生したり、それを見たミツヒデ様がヨシテル様と義昭様に挟まれている俺を羨ましがったり快適な暖かさで食事をしている二人を羨ましがったりしていたが特に問題と言える問題は発生しなかった。
そんなことがあったが現在は食後のお茶を飲んでいる。ミツヒデ様はやることがあるというので早々に部屋を出て行ったのだが、きっと午後から任務に就くそうなのでそれの準備や、先に片付けておくべきことを片付けるのだろう。
そして、俺も予定していた二条御所の警護に当たろうと思っているとヨシテル様に、執務中に同室での待機を命じられた。
「今日は御所内の警護ではなく私の護衛をお願いしますね。
とりあえずは、執務中は私と同じ部屋で護衛に当たってください」
「ということは、執務室での待機ですか」
「そうなります。よろしくお願いしますよ」
「……そんなに寒いのは嫌ですか」
「だって外を見てくださいよ!あんなに雪が積もって、更に言えばまだ降り続いているんですよ?
だから暖かくしておきたいんです!ね?良いでしょう?」
「別に構いませんけど、義昭はどう思いますか?」
どうにかして部屋を暖かく保ちたいらしいが、それはきっと義昭様も同じだろうな。と思ったので義昭様に意見を求めている。暖房器具扱いというのは思うところもあるが、義昭様が我儘というか、甘えてくれたら良いな。と思ってのことだ。
「そうですね……それでは私の勉学は姉上の隣室で行いますね。
そういうことですから、兄上は私がいる部屋も暖かくしてください。寒いと、その……集中し難いと言うか、手が悴んで筆を取り難いので……」
「なるほど……わかりました。ではお二人の部屋は暖かくなるようにしますね」
「ありがとうございます、結城。
多少であれば問題はないのですが……今日は少し、寒すぎますよ……」
「そうですね……昨日はそこまで冷え込んでいなかったのに、今朝になってみればこれです。
兄上が来てくれるまでずっと寒くて大変でした。あ、このマフラーはどうしましょう?」
「そういえば気になっていたのですが、そのマフラーは一体……?」
「これは兄上からお借りしている物です。とても暖かい、兄上が作った特別製のマフラーですよ」
「結城の、特別製のマフラー……」
義昭様はあのマフラーを気に入ってくれているようで、もしかするともう一つ作る必要があるかもしれない。普段から使う、ということはないにしろ、こうして寒い日に身に付ける。というのであれば使うこともあるだろう。
いつも通り手早く作っても良いが呪印も編み込まなければならないので少しばかり時間が掛かる。とはいえ今日中に一つくらいなら作れるだろう。護衛の任務ではあるがヨシテル様の執務中に邪魔にならない程度にそういったことをするのは許されている。
俺がそうしたことをするのは大抵ヨシテル様にとって益のあることだから、というのが許されている理由だろうか。
まぁ、並列思考しながらマフラーを作って周囲の気配を探って火遁の蝶々を制御して時折ヨシテル様の話し相手になるくらいだ。まったくもって問題ない。
「それでしたら新しく義昭に合った大きさの物を作りますから、完成してからお渡しします。ですので、その時にでもお返しください」
「本当ですか!わかりました、その時にお返ししますね!
兄上が作ってくれるの、楽しみにしてますよ!」
「そう上等な物ではありませんけどね」
「いえ、手作りの物が貰えるというのは嬉しいことですよ!普段はお菓子とか、料理とか作ってくれますけど……やはり形に残る物というのも良いですよね」
「そんな風に喜んでもらえるのであれば、俺としても嬉しい限りです。俺に出来る中で最高の物に仕上げますので、楽しみにしていてください」
「はい!」
まさか義昭様がこうまで喜んでくれるとは……となれば中途半端な物は作れない。鋼線の予備はまだまだあるのでそれも編み込んで俺のと同じ仕様にしておこう。備えあれば憂いなし、だ。
しかし、今年は問題なく使えるとしても来年になれば義昭様も成長してまた大きさが合わなくなっている可能性があるのでそれも考慮しておかなければならない。少し大きめにしておくか、ある程度の伸縮性でも持たせるか。どうやって持たせよう。
「あ、あの!その……私も、マフラーが欲しいかなぁ……なんて思うのですが……」
「ヨシテル様もですか?構いませんが……お二人の物は白に足利二つ引きを入れましょうか。御姉弟でお揃い、としておきましょう」
「ありがとうございます。では、そのようにお願いしますね。
…………結城の手作り……」
「それでしたら、兄上のこのマフラーにも入れませんか?
髪飾りにも彫り込まれているそうですが……折角ですし、三人でお揃いにしましょうよ」
「お揃いですか?恐れ多いのですが……」
「大丈夫ですよ、なのでお願いしますね」
三人でお揃いのマフラーにする、というのが義昭様によって決定されてしまった。いや、白のマフラーに足利の家紋である足利二つ引きを入れるとしても、そこまで目立つようにはしないのでしっかり見なければ分からないだろうがやはり恐れ多い。
まぁ、恐れ多くても義昭様の決定という時点でそれを覆すことは出来ないのだが。
「わかりました。ではそのようにします。
さて、それではそろそろヨシテル様は執務を、義昭は勉学を頑張りましょうか」
いつまでも食後の茶を楽しんでもいられないのでそう言っておく。
俺もあれこれとやることがあるので一応気合いを入れておかなければ。
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ざっくりと護衛中の出来事を言うのであれば、ヨシテル様と義昭様が寒くないようにとお二人のいる部屋を暖かくしながらちゃんと護衛の任務に就き、マフラーを作りながら火遁の蝶々が俺の傍を離れても大丈夫なように改良し、時折ヨシテル様の話し相手となったりお茶を淹れたり義昭様の様子を見たりお茶を淹れて茶菓子を用意したりしていた。
いつも通り、何の問題も発生しなかった護衛任務であった。まぁ、途中で竜胆に指示を出したり鈴蘭にマフラーのことを聞かれて絞め落としたり睡蓮が差し入れと称して睡眠薬入りのお茶を俺に飲ませようとするという良くあることも起きていたが。そんな鈴蘭と睡蓮を引き摺って去っていく竜胆というのもいつものことだった。
そして執務が終わる時間は昼前と言うのもいつものことだ。以前であればもっとあったのだが、最近は落ち着いているのでこんなものだ。ヨシテル様は義昭様と過ごす時間も最近ではちゃんと確保出来ているようで、個人的には安心している。
「ヨシテル様、義昭、そろそろお昼の時間ですのでお二人は用意されている部屋に移動してください」
「おや……結城は来ないのですか?」
「ええ、少しやりたいことがありますので。午後からはお二人とも予定もなくお休みですよね?
で、あれば張り詰めることもなく気を抜いていられるように色々と用意したいので」
「なるほど……わかりました。どのような物を用意するのか、楽しみにしていますね」
「ええ、楽しみにしていてください。
義昭もそれで良いですか?」
「はい、構いません。あ、でも……」
「これでしたら術の改良は終わりましたから暫くは消えませんよ。ですから安心してください」
言いながらヨシテル様と義昭様の周囲に蝶々を飛ばす。見た目としては良いのだが数を飛ばすと目障りになるかと思い、一頭で今までの五頭分の暖かさになるようにも改良している。そしてそれは俺が指定した人間の意志によって暖かさを変える事が出来る優れものだ。
元々涼しくなるための氷の華を作っていたのでそれを元に改良するだけ、ということもあって思っていたよりも早く、そして予定よりも使い勝手の良い忍術へと変わった。攻撃用と今回改良した忍術は別物なので見た目ではわからないということもあり、今度鈴蘭辺りに使ってみようかとも思う。
「あ、そうなのですか?わかりました。では有り難くこの蝶々を頂きますね」
「私も有り難く頂いておきます。さぁ、義昭。行きますよ」
「はい、姉上。兄上もまた後ほど」
「また後ほど。どうぞごゆっくりと」
言ってからヨシテル様と義昭様を見送り、事前に使うと部下や侍女たちに伝えておいた部屋へと移動する。
これからあれこれと準備するわけだが……うん、頑張ってダメ人間を作らないといけないな!
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畳返しをしたり木遁を使ったり土遁を使ったりあれやこれやと小道具を持ってきたり火遁を使ったりとヨシテル様たちが食事をしている間に準備を進めていたが、どうにか間に合ったようだ。
部下に聞いたが現在お二人は食後のお茶を飲みながら姉弟水入らずの会話を楽しんでいるという。だったらついでにあれとこれを用意しておいて……時間が余るからマフラーの続きでもやっておこう。
そんなことをしていると半刻ほどしてからヨシテル様と義昭様が部屋の中へと入ってきた。
「結城、準備は終わりましたか?」
「ええ、終わりましたよ。俺が準備していたのは此方、炬燵になります」
「炬燵、ですか……?」
「はい。用意を進めていたのはこれなんですよ。
まぁ、畳を外して、木遁で床下の木枠の形を変えて、土遁で形を変えて、火遁で暖かくしています。たぶんカシン様に見せたら忍術の無駄遣いとか言われるような使い方ですけど、俺がやりたかったので後悔はありません」
「兄上が用意した炬燵……暖かそうなのはわかりますが、上に乗っているのって、雪うさぎですよね?それは溶けないのですか?」
「氷遁を使っていますので溶けませんよ。折角雪が降っていることですし、それらしい物でも作ろうかな、と思いまして……」
まず雪うさぎを作り、氷遁で溶けないようにするだけだ。普通の雪うさぎとそれよりも小さい雪うさぎの二つを作って炬燵の上においている。ちょっとした理由があるのだが、それはわざわざ口にするようなことでもないので黙っておく。
「なるほど……兄上はやはり器用ですね」
「そうですね、随分と可愛らしい雪うさぎ。それに……ふふ、これは言わない方が花というものでしょうね」
ヨシテル様は気づいたようだが、俺が口にしないことで自らも黙っていることにしたらしい。義昭様は少しだけ首を傾げてから意味に気づいたようで頷いた後に外へと駆け出して行った。
「義昭?いきなりどうしたのでしょうか……」
「外に出たようですが……こう、なんと言いますか。駆け出していく姿を見てちょっと和んでしまいました」
「あぁ、わかりますよ。とてもよくわかります。本当は違うのでしょうが、雪にはしゃいで駈けて行く子供を見るような気持ちになりました。ああいう義昭の姿が見れるなんて思っていませんでした」
「同じく微塵も思っていませんでした。それにしても義昭はどうしたのでしょう?」
「さぁ……?義昭には義昭の考えがあるのだとは思いますが……」
ヨシテル様と二人で首を傾げてどうしたものか、と考えていると少ししてから義昭様が戻って来た。その手には義昭様が作ったであろう雪うさぎがある。
「兄上!この子も一緒に置かせてもらえませんか?」
「構いませんが……一体どうして急にこんなことを?」
「二人よりも、三人一緒の方が私は嬉しいですから!兄上の用意した雪うさぎが姉上と私なら、この子が兄上です!」
そう難しいことではなかったために義昭様には勘付かれていたようだ。いや、義昭様にはというか、ヨシテル様も気づいているのだろうけれども。
それにしても、まさか俺を含めて三人一緒が良いと言ってもらえるなんて思わなかった。
少し胸に来るものがあるが、それを悟らせないように義昭様の作った雪うさぎを受け取ってから氷遁を使って溶けないようにする。そしてそれを先に置いてあった雪うさぎの隣へと置いて義昭様の手を取る。
「これで大丈夫です。ですが……雪うさぎを作るのに手が冷たくなってしまいましたね。まったく……ちゃんと温めないといけませんよ」
「あはは……意味がわかったので、これは作らないと。と思いまして……それに、こうして動くなら今しかないような気がしました。その……炬燵に入ると出られそうにないので……」
「あー……いえいえ、きっと出れますよ?」
「兄上が関わっている時点で……いえ、たまにはこういうのも悪くありませんね」
なんとなくではあるが、義昭様は俺がやろうとしていることを理解しているような気がする。まぁ、わざわざ炬燵なんてものを取り出す時点でわかってしまうのか。
ただ、ヨシテル様は気づいていないようではある。そして今は炬燵の上の雪うさぎを見て感心している。作り方としては簡単なのだから、ヨシテル様であれば普通に作れそうなものだが……まぁ、この寒い中をわざわざ雪を触るかどうか、となれば話は別なのだろう。
「悪くないと言うのであれば……早速ですが炬燵に入ってください。充分に暖かいので息抜きをするのには丁度良いと思いますよ」
「この部屋も充分に暖かいと思いますが……折角結城が準備してくれたわけですからね」
言いながらヨシテル様はいそいそと炬燵へと入った。確かに部屋は充分に暖かくなっているが炬燵に入った方が暖かいというのを知っているのだから当然か。とりあえず、ヨシテル様はこれで終わりだな。
そうしてヨシテル様に見えないところで計画通りだと頷く俺を見てから、義昭様も炬燵へと入った。多分義昭様は普通に炬燵から出られる人なので、上手い具合にやらないと。
「あぁ……炬燵、良いですよね……暖かくて、暖かくて、暖かくて……あ、お茶をお願いします。ほっと一息つけるような、少し熱めでお願いしますよ」
「姉上……いえ、わかっていたことではありますが……」
「良いんですよ、義昭。それにそれくらいなら既に準備出来ていますので」
お茶は当然のように用意してある。なのでヨシテル様の要望通りのお茶を出し、義昭様にはそれよりも熱いのではなく温かいお茶を出す。それから必要になるだろうということで饅頭を炬燵の上に出しておく。
「ヨシテル様、何か必要な物があれば言ってください。用意しますので。
あ、お茶や饅頭だけではなく煎餅や羊羹、炬燵と言えば蜜柑なども用意していますよ。炬燵に入っていて背中が少し寒いように感じるのであれば室温を上げましょうか」
「そうですね……では蜜柑をお願いします。先にお茶とお饅頭を頂きますが、そちらは後で」
「わかりました。あ、蜜柑の皮を剥くと指先が黄色くなってしまいますね。俺が剥きましょうか。筋はどうします?」
「おや、それは助かります。折角ですし取ってもらっても良いですか?」
「はい、お任せください。義昭も用意しましょうか?」
「兄上は凄く活き活きとしていますね……そうですね、こういう状態ですし、お願いします。私のも筋を取ってもらえますか?」
「ええ、わかりました」
ヨシテル様は思っていた以上にダメになるのが早いような気がする。まぁ、俺としてはそれでも問題ないし、義昭様もそれに乗ってくれているので此処からが大事だ。一気に必要になるであろう物を渡しておくよりも、必要だと言ったらすぐに差し出すくらいの方が良いだろう。
必要な物が最初からあるよりも、言えば用意される。という方がきっと人はダメになる。女性であればそれに母性込みだったりするのかもしれないが、俺には無理なのでこういう手段でダメにするしかない。
以前からダメになるくらい甘やかしたいとか思っていたし、里で何故かダメ人間製造機とか言われていたのでやろうと思えばきっと出来る。
「必要な物があれば何でも言ってください。すぐに用意しますので」
「それは助かりますねー……はぁ、炬燵は暖かくて、お茶は美味しい。お饅頭もしつこすぎない甘さでとても美味しいですし、蜜柑は皮を剥かなくても良い。素敵です……」
「姉上がそれで良いなら構いませんが……兄上、これで良いのですか?」
「ええ、良いんですよ。まだ足りませんけどね」
「えっと……加減も必要ですよ?」
「普段加減してますから、たまには」
そう、普段からダメにしてみたいと思っていたのを我慢していたのだからこういう時くらいはやらなければ。まぁ、他人をあまり頼らなかったヨシテル様の場合はその反動があるので俺が想定している以上にダメになってしまうかもしれないが、そこは気にしないものとしておこう。
それに今のヨシテル様は普段のポンコツ化を越えるほどにだらけて緩み切っている。いつもは見れない姿を見れるというのは悪くない気分だ。それと、凛として綺麗な人が俺がいないと何も出来ない状態になるというのはとても楽しい。我ながら歪んでいるような気もするが、それはそれとして。
「饅頭も食べ終わりましたね。はい、蜜柑の皮を剥いて筋も取りましたよ。
此方は義昭のです。蜜柑はまだありますし、必要であれば言ってくださいね」
「ありがとうございます。炬燵に入って蜜柑を食べる。あぁ、これぞ冬ですよ……今夜は温かい鍋なんて良いかもしれませんね……」
「なるほど。それでしたらそのようにしましょうか。義昭もそれで良いですか?」
「あの、大きな鍋に沢山作って皆で食べる。というのでも良いでしょうか?
鍋をするなら皆で話をしながら食べる、それが一番美味しい食べ方だという話を聞いて、一度で良いのでやってみたいなぁ、と思いまして……」
「そういうの大歓迎ですよ。義昭はそうしてあれがしたい、これがしたいというのがあるのなら遠慮なく言ってください。可能な限り叶えてみせますから」
最近の義昭様はこうしてあれがしたい。ということをたまに言ってくれるようになっているのが嬉しい。まだまだ全然足りないのだが。いっそのこと町中の子供くらい我儘を言ってくれても良いのに、と思ってしまうのも仕方ないだろう。
それにしても鍋か。里に居た頃は師匠や竜胆たちと一緒に囲んだのを思い出す。うん、楽しかった思い出だ。
「そう言ってもらえるのは嬉しいですけど、普段から頑張っている姉上や結城、それにミツヒデにあまりあれこれとお願いするのは気が引けますから……」
「そういう遠慮はいりませんよ。ほら、ヨシテル様を見てください。もはや遠慮の欠片もありませんよ」
完全にだらけてしまったヨシテル様は渡した蜜柑を食べ終わり、一応炬燵の上に置いた饅頭も食べきっていた。そして炬燵の上に顎を乗せるようにして俺を見ながら一言。
「結城ー、蜜柑ください蜜柑。それとお饅頭の追加と、少ししょっぱい物が欲しいのでお煎餅もお願いしますね。あ、それからお茶のおかわりもお願いします」
義昭様が我儘などは控えないといけない。と言っている横でこれである。流石ヨシテル様。
まぁ、そうなるようにしているのは俺なので何も言えない。今回は俺が悪い。
「義昭もあれくらい……というのは言いすぎですが、我儘を言ったり頼ってくださいね?」
「あはは……流石に今の姉上ほどは言えませんが……わかりました。なら、今日の鍋は最後にうどんを入れましょう。今日はそんな気分ですから」
「わかりました。とびっきり美味しい鍋を作りますから楽しみにしていてください」
「はい、楽しみにしておきます」
こうして義昭様と話している間にヨシテル様の要望通りに蜜柑の皮を剥き、饅頭と煎餅を取り出してからお茶を淹れている。実は予定よりもダメになるのが早いのだが、気にしないで良いか。
どうせ寒い日が続く限りは執務や鍛錬が終われば炬燵に入ってから出て来なくなる。なんてことになるのだから早かろうが遅かろうが関係はないのだから。
まぁ、そんなことこんなで今夜はどんな鍋を作ろうかと考えつつ、ヨシテル様をダメにする作業へと戻るのであった。作業に戻るまでもなくダメになっているけれども。
原作のヨシテル様を見ていると雷の気持ちがわかる。
もーっと私に頼って良いのよ?
ダメにしてぇ……