この素晴らしい世界にアンチ・スカルガール兵を!   作:真庭猟犬

2 / 5
大体タイトル通り。

受付嬢はオリキャラです。


アンチ・スカルガール兵に冒険者の職業を!

「うん、異世界だ。まごうことなき異世界だ」

 

 

あの場所から移転した先は石造りの街だった。ニューメリディアンのように車やバイクが走っておらず、変わりに馬車が馬に引かれている。

 

 

「さーて、まずは情報収集だな。この世界は未知にありふれてるし、今までの常識が通用しないこともあり得るだろうし」

 

 

まあ、原作のと対して変わんないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

「一応こんなものでいいか」

 

 

約1時間内でこの街にいる住民たちから聞いた情報を手元にあるメモ帳に書き、それを纏めて箇条書きで別のページに記した。この世界の常識は原作と同じだ。ただ、違うのは茶髪のメイド服に近い格好の女性がウィズに並んで有名な人物だということだ。茶髪+メイド服のワードである人物が浮かんだが、そいつは死んだ上に容姿と年齢が合わない。多分違う人物だろう。

とりあえず、まず確保しておくべきは冒険者登録料と、寝床だ。食事は最悪モンスターを悪食すればいいだろう。あとで、能力を使って身体を強化しておくかな。毒とか病気とかへの耐性強化は大事だ。とんでもなくマズイ料理で危うく死に掛けたから二度とそういうのは経験したくない。

 

 

 

 

 

 

 

「あらよっと。これはここでこれはあっちだったな」

 

「おーい、兄ちゃん。注文していいかー?」

 

「オッケーですよー」

 

 

現在、金稼ぎのために飲食店でバイトをしていた。ユーワンさんが経営しているレストランでバイトをこなしていたのと、コピー+練習で培った曲芸の動作を合わせた配膳でバイトをこなす以上に客寄せをしていた。店長(別の世界からきた地球人)は他の調理スタッフと共に料理を作り、客も客で料理に舌鼓を打ちつつ、俺の配膳に拍手をしていた。元々アクセルの街だけでなく王都からも客がくる有名店なので、来客自体は多かったが、俺が一日働いただけで客が増えたらしい。そのお陰か登録料だけでなく今日の夕飯と明日の朝食代が確保できた。

 

 

「いやぁ。今日はありがとう。お客さんもいつも以上に満足できたよ」

 

「働かせてもらうだけでも御の字ですよ。しかし、転生ではなくいつの間にか異世界へトリップしていたって珍しいですね。大抵は死んだ若者ばかりなのに」

 

「君も十分若者だよね?」

 

「本来なら22だったんですがね」

 

「それでも若いよ。あ、これは今日の日当だよ。いつもよりお客さんと注文が多かったから幾らかボーナスを加えているからね」

 

「あざっす」

 

 

日当を貰い移動する。日当が入った袋の中身は12000エリス入っており、登録料を除いても夕飯と風呂、朝食の料金に支払いにも贅沢しなければ十分な余裕がある。今日は冒険者登録して夕飯の後馬小屋…の屋根で寝よう。姿とか変えれるし、寝る時はモフモフした動物をベースにしたもので寝るか。

 

 

 

 

 

 

 

「すいません。冒険者登録をしたいのですが…」

 

 

ギルドに着き、冒険者登録をするために受付に向かう。相手の受付は緑の髪でおさげに眼鏡と一部の人間なら幾らかテンションが上がりそうな女性だ。

 

 

「冒険者登録ですね。登録手数料として一人一千エリスの支払いとなりますが、よろしいでしょうか?」

 

「はい。これでいいですか?」

 

 

袋から金貨二枚を取り出して渡す。この世界では銅貨が10エリス、銀貨が100エリス、金貨が500エリスとなってる。一万円札と1円玉に5円玉はあたる貨幣は見たことはない。

 

 

「では、冒険者になりたいと仰るのですから冒険者についてはある程度理解していると思いますが、簡単な説明をさせていただきます。まず、冒険者とは街の外に生息するモンスター……。人に害を与えるモノの討伐を請け負う人の事です。討伐以外にも人捜しやダンジョンの捜索などの依頼を受けることができるので、モンスターと戦うことができる何でも屋と思ってください。冒険者は各職業というものがあり、それぞれ得意とするものが違います」

 

 

その後、冒険者カードとレベルの説明を聞き、渡された書類に自分の身長、体重、年齢、身体的特徴を書いていく。書いた後、カードを水晶がはめ込まれた機械の下に置き、水晶に手をかざす。水晶が光りだすと機械が動き、カードにステータスが刻まれていく。機械が止まると受付のお姉さんがカードを取り出した。

 

 

「はい、ありがとうございます。サクラミヤ センカさんですね。ええと、幸運と知力を除いて過去最高の数値です。知力も魔法使いタイプの上級職の適正値を超えています。これならほとんどの上級職に初めからなることができますよ」

 

「一風変わった上級職ってありますか?」

 

「それなら、エンチャーターやアルケミストですね。エンチャーターは道具や武器等無機物、無生物に魔力を込めることができる職業です。アルケミストは物質の構成や形を変えて別の物に作り変える技術とそれに伴う理論体系を扱う学問による技術を使う技術です。どちらもあまり見かけない職業ですが…」

 

 

アルケミストって自分の手書きキャラが牛のあの人の作品が元じゃないのか? w○○iで見た覚えがあるし。

 

 

「それじゃあ、エンチャーターで」

 

「ではエンチャーターで登録いたします。冒険者ギルドへようこそ、サクラミヤ センカさん。スタッフ一同、今後の活動を期待しています」

 

 

受付のお姉さんが柔らかい笑みを浮かべる。歳が殆ど近いのもあるだろうが、その笑みに思わず魅了されそうだった。




エンチャーターとアルケミストはオリ職業ですが、後者は茜渦が言ったとおりのものです。後者の出番は全くないですけど。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。