「仮面ライダーゴーストif   作:gazerxxx

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この作品は仮面ライダーゴーストの23話を一部改変した小説であり、ドラマ・バトルパートに手を加えてます。個人的に疑問に思った部分を変更した作劇であるため、どちらかと言えばタグにある通りアンチ視点です。
初投稿で至らない部分もあるかと思われますが、どうぞお楽しみください。


仮面ライダーゴーストif第23話後編

眼魔ウルティマ・ファイヤー「標的を、排除」

タケル「どうしたんだ、あいつ」

合成音声のような声とともに、機械的な動きでゴーストに火球をぶつけてくるウルティマ・ファイヤー。さっきまでの光弾は振り払えたゴーストも、この攻撃は腕で受け止める。

 

タケル「うわっ、さっきより強くなってる!」

腕で受け止めてなおその勢いに後ずさるゴースト。ウルティマ・ファイヤーは火球でゴーストを後退させながら着実に距離を詰めてくる。

 

眼魔世界でもアデルが困惑していた。

アデル「モノリスが勝手に…ただの祈りの間ではないのか?」

しかしそれもウルティマ・ファイヤーの戦いを見て満足げな笑いに変わる。

アデル「15個のアイコンにも匹敵する…あれがモノリスの力!これは何としても父上から利用法を聞き出し、われらの理想に役立てねば」

 

ウルティマ・ファイヤーに眼前まで接近を許すゴースト。ゴーストの腕をウルティマ・ファイヤーが掴むと、ゴーストの腕が燃え上がった!

タケル「うわあああっ!腕が!熱いっ!放せ!放せ!」

絶叫しながらもがき、なんとか振りほどくも地面に転げ落ちるタケル。

 

タケル「はあ、はあ、このままじゃ…」

ユルセン「何やってんだよー、英雄の力を使えよー!」

タケル「ユルセン!」

ユルセン「英雄の心をつないだ今のお前なら、英雄のゴーストを呼び出すこともできるんだぞー」

タケル「よし、やってみるよ!」

ユルセンの指示で、アイコンドライバーGを操作するゴースト。すると武蔵ゴースト、フーディ二ゴースト、三蔵ゴーストが現れる。

 

武蔵ゴースト「反撃の狼煙は上がったぞタケル殿」

フーディー二ゴースト「窮地からの脱出をお目にかけよう」

三蔵ゴースト「極楽に行くのはまだ早うございますよ」

タケル「みんな…いくよ!」

ウルティマ・ファイヤー「新たに標的を3体確認。殲滅する」

ウルティマ・ファイヤーが何発も火球を打ち込んでくる。しかし三蔵ゴーストがタケルをかばい、フーディー二ゴーストがタケルを抱えて空へ飛び、武蔵ゴーストが残った火球を切り払う。そしてゴーストが上空から飛び降りて、キックをお見舞いする。初めて攻撃がクリーンヒットしてよろめくウルティマ・ファイヤー。

 

降り立ったゴーストはパーカーゴーストともにオメガフォーメーションを繰り出す。フーディー二ゴーストの鎖がウルティマ・ファイヤーを拘束し、ゴーストは三蔵ゴーストの筋斗雲に乗って空へ飛ぶ。そしてゴーストは急降下してウルティマへと接近し、ウルティマの背後に回った武蔵ゴーストの剣と挟み撃ちにして、勢いを乗せたサングラスラッシャーで切りつけた。

ゴーストが離れると同時に爆発するウルティマ・ファイヤー。

 

タケル「やったか!?」

手応えを感じていたタケル。だが、爆炎の中からウルティマ・ファイヤーは這う這うの体で出てきた。そして近くにあったマコトの眼魔アイコンの残骸を拾い上げる。

 

ウルティマ・ファイヤー「新たなエネルギーを補充する」

ウルティマ・ファイヤーがその手を握り締めると、その炎の装飾がスペクターのような青に変色する。

アラン「まさか、スペクターが使っていたアイコンを吸収した…貴様よくも!」

ウルティマ・ブルーファイア「エネルギー充填完了。標的との戦闘を再開する」

タケル「また強くなったっていうのか…!」

 

だがその時、ウルティマ・ブルーファイアの全身が青い炎に包まれた。

ウルティマ・ブルーファイア「体内にバグ発生、解析不能、プログラム変更、バグと標的を同時に排除する」

ウルティマ・ブルーファイアはさらに燃え上がる。まるで自ら火の手を強めているかのように。

 

アデル「エネルギーが強すぎる…まさか自爆する気か?あのままではジャベルが!」

ウルティマ・ブルーファイアの暴走に、さすがのアデルも動揺を隠せない。

 

タケル「なんだあいつ、自分から焼け死ぬつもりか?」

仙人「あやつは自爆するつもりじゃよ」

タケル「おっちゃんいたの!?っていうか自爆ってどういうこと?」

仙人「モノリスがプログラムでジャベルを操り、さらにマコトの眼魔アイコンをエネルギーとみなして補充した。それがいかんかった。体内でジャベルとマコトの残滓が喧嘩しておる」

仙人「モノリスはそれをバグと判断して自爆で処分するつもりじゃ。巻き込まれる前に逃げるのも手と言えるなあ」

タケル「俺は逃げない。マコト兄ちゃんがわずかでもそこにいるってわかったなら。それにジャベルもそんな死に方はさせられない」

仙人「あれと戦うつもりなら腹をくくれ。今のお前の全力でなければ止められんぞ」

仙人との会話を終えて、改めて向き直るゴースト。

 

タケル「もうこれ以上、命を弄ばせない」

ゴーストはオメガドライブを繰り出す。ウルティマ・ブルーファイアはゴーストのキックを受け止め、炎でゴーストを焼こうとする。

ウルティマ・ブルーファイア「標的を確保。自爆する」

タケル「俺たちの命の炎が、お前に負けるもんか。命、燃やすぜ!」

ゴーストのキックがウルティマ・ブルーファイアを押し切る。一気に上空まで蹴り飛ばされるウルティマ・ブルーファイア。

ウルティマ・ブルーファイア「プログラム失敗、理解不能」

上空で大爆発を起こすウルティマ・ブルーファイア。そしてジャベルが上空から落ちてくる。

 

ジャベル「ぐはっ!一体なんだったんだ」

上空から落ちた衝撃で意識を取り戻したようだ。とはいえ、満身創痍でもう動く様子はない。

すかさず現れるモノリス。エネルギーでジャベルを包み込み、収容してしまった。

タケル「おい待て、お前はなんでこんなこと!」

ゴーストが叫ぶも、モノリスからの返事は火球だった。ゴーストがガードをとっているうちに、モノリスは消えていった。

 

祈りの間にいたアデルの目の前で、帰還したモノリスがジャベルを吐き出した。ジャベルは疲労と屈辱でもはや口もきけない。

アデル「モノリス、これほどの存在だったとは。これは15個のアイコンに対抗するためなのか、それとも祈りを軽んじた警告なのか…」

 

グレイトフル魂の変身が解けると、三蔵アイコンとグリムアイコンは、アランの元に戻っていった。それを受け取ると、身を翻して去ろうとするアラン。

タケル「待ってくれアラン!俺と一緒に戦う気はないか?お前の本当の気持ちがわかった気がするんだ」

アラン「貴様はすぐに知った風な口をきくな天空寺タケル。私はまだ父上の理想を信じている…しかしお前たちの言うことも一理あると思ったに過ぎない」

アラン「私は父上の理想に裏があるのか、父上の理想に背いて救われるのかを確かめなくてはならない。この二つのアイコンもそのつもりで私についてきた」

アラン「ただ、真実を知る前に貴様に死なれても困る。15のアイコンを集める奇跡、また厳しい戦いになれば協力してやらんでもない」

タケル「ありがとうアラン、お前も生きろよー!」

大手を振ってアランを見送るタケル。

 

カノン「アラン様、お兄ちゃん…」

アランを見送って寂しそうにうずくまるカノン。アランとマコト、カノンが再び会えるかどうかはまだわからない。

タケル「ごめんカノンちゃん、俺がいながら」

カノン「タケルさんのせいじゃないんです。タケルさんがアラン様の盾になろうとした時、お兄ちゃんがタケルさんを突き飛ばすのが見えたから…タケルさんがいてもお兄ちゃんはそうしたから」

タケル「マコト兄ちゃんの体は今度こそ取り返してみせる。そのための力をマコト兄ちゃんは残してくれたんだ」

新たな決意をマコトにかけて誓うタケルだった。

 




後編終了。次はなぜこんな展開に変えたかの解説になります。
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