仮面ライダーディケイド~ランド大陸の世界~ 作:gazerxxx
ディケイド一行は登場せず、ランド大陸のクリーチャーたち、そしてレッドゾーンのその後が描かれます。
地上で戦っていたドギラゴンたちと、海で戦っていた水の革命軍が、合流する。
革命龍程式シリンダ「遅れてすまなかった、ドキンダムXを倒したんだな。全員無事か?」
ドギラゴン「俺たち革命軍は無事だ。士たちは、また旅に出てしまってな。だが、レッドゾーンが…」
シリンダ「そうか、彼が犠牲に…」
ドギラゴンの悲しげな様子に、水の革命軍たちも察する。
ドギラゴン「ドキンダムXを撃退できたのは、あいつが道連れにして遠くに消えたおかげなんだ」
シリンダ「その気持ちは分かる。ランド大陸生まれでもない者が、私たちの故郷を守るために、一緒に戦ってくれたんだ…グレンモルトとアイラのように」
シリンダたち水の革命軍が目を向けた先にいたグレンモルトとアイラ。
彼らも、レッドゾーンの犠牲を聞いて、辛そうに顔をそむけている。
グレンモルト「レッドゾーンが禁断を道連れに…それじゃあ、なおさら言わないといけないな」
ドギラゴン「そうだ、海底研究所で何かあったのか?お前たちもボロボロじゃないか」
アイラ「私たちも見たのよ。海の底で、もう一つの禁断を」
水の革命軍たちが調査に向かって見つけた事実。
禁断の存在とは1体だけではなく、復活を狙って暗躍するイニシャルズもいる、ということだった。
革命軍たちは、完全に脅威が去ったわけではない、と知ってしまう。
シリンダ「レッドゾーンがこれを聞いたら、何というだろうね…」
ドギラゴン「レッドゾーンなら…また戦う敵が増えた、って喜んで向かっていきそうだな、あいつはそんな奴だったよ、ははっ」
どんな強敵にも挑戦的だったレッドゾーンを思い出して、フッと笑ってしまうドギラゴン。
寂しさの中で少し漏れた笑いは、革命軍たちに希望をもたらす。
ドギラゴン「よ~し、俺たちも、もっと強くなろう。あいつが帰ってくるまでに」
グレンモルト「修行か、いいな!」
アイラ「私も付き合うよ、グレン!」
九極革命デュエゼウス「侵略者の力を研究して、スピーディーに戦うってのはどうでチュー?」
革命軍は、侵略者との戦いを研究して新たな力を得るだろう。
世界を変えてしまうほどの、革命の力を。
レッドゾーンMax「これでくたばりやがれ!レッドゾーンラッシュ!」
ドキンダムX「GYAAAA!」
超神速の拳が無数に叩き込まれ、腹の風穴を広げられたドキンダムは断末魔を上げる。
最後の一撃を加えたレッドゾーンが素早く離れると、ドキンダムは大爆発を起こして、巨体は今度こそ宇宙の藻屑になる。
宇宙の彼方で、レッドゾーンはようやくドキンダムXにとどめを刺していた。
レッドゾーンMax「終わったな。これで」
しかし、ドキンダムXの爆発に呼応して、宇宙の彼方から動き出した超巨大な存在があった。
先ほど倒したはずのドキンダムXが無数に寄り集まって繭の形になった、まるでドキンダムXの母星ともいえる存在。
レッドゾーンは、その中に、ドキンダムXよりも強大な気配を感じ取った。
レッドゾーンMax「何だありゃ…ドキンダムXの親玉か?」
ドキンダムの繭に、何かが封じられた禁断の星は、まだ遥か先にある、ランド大陸のある星をめがけて、彗星のようなスピードで移動し始めた。
レッドゾーンMax「あいつ、ランド大陸に降りる気か?ドキンダムXを撃退した星に…」
ドキンダムX以上の脅威が、再びランド大陸に迫ってる。
それを見たレッドゾーンの腹は決まっていた。
レッドゾーンMax「面白れぇ、俺も加勢してやる。今度は完勝してやるぜ、ドキンダムX!」
レッドゾーンは次元を超える超神速で、禁断の星を追い抜き、一足先にランド大陸への帰途に就く。
その姿は、宇宙を駆ける赤い彗星だ。
気の遠くなる旅路だが、彼は帰りつき、革命軍と合流するだろう。
いずれ来る恐怖の大王を止めるために。
レッドゾーン生存確定おめ!!
赤い彗星になるワンシーンは、もちろんアニメの使い手・バサラの異名から。
エピローグとして追加したこの話、当初の予定にはありませんでした。
なので、前回で話が終わる予定であり、レッドゾーンはドキンダムXと戦って生死不明だったわけですが(オイ)
前回のビターエンドから、希望が持てる終わり方になってます。
なぜこう変わったかというと執筆中に、革命編の続編、革命ファイナルが追加された影響ですね。
革命編と革命ファイナル編の2部構成でドキンダムX、及び禁断の星・ドルマゲドンXと決着がつきますが…。
原作の背景ストーリーは以下の通り。
・革命ファイナル編では、ドギラゴンたちが、新たなレジスタンス組織を結成して、ドキンダムXとイニシャルズに反撃して、ドキンダムXを倒す。
・一方のレッドゾーンは禁断の使徒・ブラックアウトとして覚醒。ドキンダムXの親玉・ドルマゲドンXの封印を解いてしまう。
・ドルマゲドンXに圧倒されるドギラゴンは、奇跡の大逆転を起こしてドルマゲドンXを倒す。世界は守られたが、その余波でドギラゴン含めたドラゴン種族は絶滅!生き残った種族が長い年月をかけて、まったく新しい世界を立て直す。
・新章デュエル・マスターズへ続く。
並べてみると、世界観がリセットされる強烈なENDだったりします。
メタ的に言えば、新章で新種族を推すための、世界観リセット。
そりゃディケイドも通りすがるわ。
革命編の段階では、ドキンダムXを倒せばバッドエンド回避できそうでしたが、革命ファイナルでは、さらなる黒幕が登場。レッドゾーンもまた禁断に利用されることになります。
ドキンダムXですら強いのに、インフレやべえ。
第9話までは、ディケイド一行参戦によって、ドキンダムXとVV-8が倒されて、革命編から分岐した物語。
その後革命ファイナルの物語からも、分岐する可能性につないだのが、このエピローグ。
こちらの世界にドキンダムXはもういないものの、革命軍にも強化イベントは発生します。
グレンモルトたちの警告によって、ドギラゴンたちは別の禁断の存在に備えて、侵略モードを研究した革命チェンジの力を開発。
さらにレジスタンス組織となる5つの団を結成し、ドギラゴンがその団長に。
そして、こちらの世界線では、強化フォームを手に入れたレッドゾーンも味方にいます。
ランド大陸にドルマゲドンXが舞い降りた時、再び戻って革命軍と共闘するのでしょう。
こちらの世界線では、ドラゴン種族も絶滅せずに、ドルマゲドンXを倒せるのかも…。
この世界も破壊されてしまったぞ、おのれディケイドー!!!(誉め言葉)
ドギラゴンたちが生き残り、レッドゾーンが味方化する世界線があってもいいじゃない。
時間を空けまくりながらも、ようやく完結させました。
本当に、本当に読了ありがとうございました。