異世界で悪魔退治するのは間違っているだろうか 作:しゅーぞー
少しずつ書いていて、あまりにも更新しないのは皆様に申し訳ないなと思って投稿させていただきます
いつもの話と比べると大変物足りない内容ではあると思いますが現在夏休みに突入したので執筆時間が十分に取れると思いますのでこれからもどうぞよろしくお願いいたします
オッタルとの一戦から一週間、ネロの名は瞬く間にオラリオ全域へと広がっていた
それもそのはず、名も知らない一般人が都市最強と呼び声高いオッタルと互角以上の戦いを繰り広げて見せたのだから
その上その"一般人"が冒険者を知らないときた
噂にならないほうがむしろ異常だろう
冒険者というのはなったその瞬間から様々な恩恵が得られる
肉体的なものはもちろん、知能もそうだ
親として仰ぐ神によっても得られる恩恵は変わってくるだろう
それゆえ冒険者というのは一般人とは一線を画す存在なのだ
常識的に考えて、一般人が冒険者に勝てるはずがない
そう、常識的には
しかしながら彼には常識など通用しない
なぜなら彼の存在自体が常識ハズレだから
神に憎まれし存在、
その血をその身に宿しているのだから
しかしそんな彼は今、濃い疲労の色をその端正な顔にありありと浮かべていた
「Ah...だりぃ...」
机にみっともなくグデーと突伏して貧乏ゆすりをしている青年が気だるげにそう言う
顔だけでなく声まで疲労に包まれており、聞いている方まで疲れが襲ってきそうな声だった
その疲労の原因は、奇しくも彼が立てた"偉業"によるものだっだ
前述の通り、彼がオッタルに一太刀浴びせたという大事件は瞬く間に広がった
人々の注目は一気にネロの集まっただろう
しかし、ネロに注目したのはもちろん人間たちだけではなかった
そう、神々だ
文字どおり死ぬほど暇を持て余している彼らは面白いニュースがあれば我先にとそれに飛びつき、貪り、骨までしゃぶる
そんな彼らの目に止まってしまったのだ
それからのネロの日常は地獄だった
毎日のようにファミリア加入の勧誘が押し寄せ、朝から晩まで譲れ譲らぬの大騒ぎ
何度ブルーローズの引き金に手が伸びたのかネロですらわからないほどだ
どちらかといえば短気な彼がなぜそこまでされてキレなかったのかというとその理由は
「んぅ...むにゃむにゃ...ねろくぅーん、えへへ」
人様が寝不足による頭痛とイライラに悩まされている間贅沢にも惰眠を貪っているこの少女の功績であった
ネロが銃を抜くたびにヘスティアがネロを諌めていたのだ
今騒ぎを起こして仕舞えば、さらに大きな事件になってしまうよ?いいのかい?
と
そう言われて仕舞えばネロにはどうすることもできない
銃をコートの中にしまうことを余儀無くされてしまうのだ
銃も撃てない、寝ることもできない
今、ネロのイライラは頂点に達しようとしていた
先ほどから続く貧乏ゆすりも次第に激しくなってきており、今やテーブルがグラグラするほどにまでなっていた
そんな時足音が聞こえた
現在ネロは教会の下の居住スペースにおり、聞こえてくる足音は上の教会からだった
タッタッタッと小走りで近づいてくる足音
勧誘の
まさか他のファミリアを出し抜こうと朝早くきたのか...?
その可能性は十分に考えられた
むしろ今までどうして早朝からこなかったのが不思議なほどだ
しかしもしそうだったら余りにもウザすぎる
こうなったら一発お見舞いしてやろう
と、ネロは近くに置いてあった本を手に取った
入り口にジッと視線を注いでいると顔がひょこっと飛び出してきた
橙の髪色をした糸目の女神だ
狡猾そうな顔立ちをしていて、しかしその容姿は十分すぎるほどに整っていた
だがそんなことは今のネロには隣家の晩飯事情程にどうでも良いことだった
今己がなすべきことはストレスの発散のみ
そう意を決して手に持った本を思いっきり投げつけた
悪魔の膂力によって中々のスピードで飛んでいったそれは
「よー!ロリ女神ぃ!会いにきたったで...ぶぎゃっ!?」
本はバコーンと痛快な音を立てて見事訪問者の眉間に命中した
ガッツポーズせずにはいられないネロ
倒れる少女にガッツポーズをする青年、ねむりこける幼女神
おそらくは、オラリオ
ネロはこれより、また新たな事件に巻き込まれることになる
いかがでしたでしょうか?正直ネロとヘスティア以外の会話を書くのは苦手ですね...
もし会話におかしなところがあったらどんどん教えていただけると助かります