天界からの仕事で、アクアと言う女神と佐藤和真と言う、少年を連れ戻して、飛行島に送り届ける仕事を終えた龍姫達は、鍛冶屋のバロンと、お世話係の女性、ヘレナに事情を説明し、佐藤和真とアクア一行を飛行島に置いて欲しいとお願いしたところ、二つ返事で良いと言うので、佐藤和真達の身柄をアイリス達に任せて、龍姫達は帰還したのであった。
「何だよ‼ あの二人は‼」
「人を勝手にこんな所に、連れてくるなんて‼」
「アンタ達は、ここで冒険者として、暮らすんだよ、自己紹介がまだったわね、アタシはキャトラ」
「わたしは、アイリスです」
「え、猫がしゃべった(゚Д゚)ノきぇぇぇしゃべった‼」
佐藤和真達はここにいない龍姫達に激怒していたのだが、その理由が隣に座っているアクアの所為だと言うことに気が付いてなったのであった。
如何にも絵本に出てきそうな魔導士の格好をしている少女と、金髪碧眼の女騎士の二人は、飛行島を見て回ると言って、出かけているので、どうやら、連れてこられたことには怒ってなかったと言うより、逆に楽しんでいたのであった。
「どうすんだよ‼」
「何が?」
「また、いま馬小屋はいや‼」
「アンタ達、どういう生活を送っていたの(´・ω・`)」
「どうせ、3000エリス取るんだろ‼」
「此処はゴールド通貨よ、それに、そんな値段、ぼったくりね」
「部屋は空いてる、好きに使え」
「え、いいんですか‼」
佐藤和真達はどうやら連れてこられる前の生活が飛行島と全く違う生活水準で送っていたので、最初の宿屋ではとんでもない法外な宿代を搾り取られていたらしく、飛行島の宿屋も同じだと思い込んでいたので、キャトラとヘレナにゴールド通貨で売買が行われていることと、飛行島ではそんな値段で宿代を取る気はないとバロンから言われて、先まで騒いでいたのが嘘のように、佐藤和真とアクアは笑顔で喜んでいたのであった。
「おまえさん、剣が使えるのか?」
「いや、全くです」
「(´・ω・`)」
「幸運以外が平均値以下ですし」
「ソウルボードは全く、使えてないし」
「ソウルボード?」
「ソウルボードは、わたし達が使っている物で、ルーンと呼ばれる特殊な石を嵌めることで、自信を強化できるんです」
バロンは佐藤和真が剣を持っていたことに気づいて、剣が使えるのかと質問したところ、全く出来ないと返答されてしまったのであった。
キャトラは佐藤和真とアクアが全くソウルボードを使いこなしていないことに気が付いたのであった。