大龍にマッサージ(?)施術されているダクネスを置いて、飛行島に移住してからの初めての仕事の魔物退治を受けている佐藤和真一行は、赤髪の少年達の足を引っ張るばかりだったのである。
魔物の群れに堅い骸殻に内部がスライム状の土偶が襲ってきたので、魔術は耐性を持っている骸殻を破壊しなければ、アイリス達、魔導師の魔術が効きにくいので、赤髪の少年と佐藤和真が剣を構えて攻撃すると思いきや、
「ちょっと‼」
「オレは逃げる‼」
「(=゚ω゚)ノ」
佐藤和真が戦略的撤退と評して、岩陰に隠れてしまったので、赤髪の少年一人で戦うことになってしまったのであった。
「び~~‼」
「‼」
「もう‼」
流石の赤髪の少年の剣術でも、目からビームにロケットパンチと言った土偶の猛攻を避けるのが精いっぱいで、佐藤和真一行は、岩陰から応援すると言う、なんともない雰囲気になっていたのであった。
だが、悪運が強いのは佐藤和真だけではなく、
「瞬迅槍‼ 大丈夫か?」
「‼」
「恋龍さん‼」
「って、誰だよ(;゚Д゚)‼」
「おまえらは、話は後だ‼ 片付ければいいんだな‼」
「お~い‼」
水色交じりの紺色の腰まである髪をポニーテールに結い、前髪には自他共に認めるアホ毛が伸びている、ゴーグルに紺色の背中に龍がプリントされているジャケットに、ジーパンのような紺色の長ズボンを履いた、男より乙子と評される、龍美達の幼馴染みの一人で超神次元ゲイムギョウ界のリーンボックス武偵所、所長兼茶熊学園在籍の鬼神龍神、神楽堂恋龍が、愛槍であり日本三名槍の一本「日本号」を軽々と振り回し、土偶をいとも簡単に貫いて見せたのだが、岩陰に隠れていた佐藤和真一行に気付いたが、後で渇を入れることにして、土偶を倒すことにしたのであった。
「旋風槍‼」
「我が、爆裂魔法の出番・・・」
「遅い‼ 紅蓮‼ 襲撃‼」
「ドカ~ン‼」
「ギャァァぁ(;゚Д゚)‼」
「一丁、上がり‼」
「巻き込まれてるんですが、放置ですか・・・」
佐藤和真より恵まれた体躯を持つ恋龍の槍裁きはまるで踊っているかのようで、赤髪の少年との連携もうまく行き、土偶の骸殻を破壊し、中から黄緑色のスライムが現れたので、めぐみんがお得意の爆裂魔法を放つつもりだったが、スライム状の本体には基本、火属性が有効だと知っていた恋龍が飛びあがって蹴りを叩き込んで爆風を熾して、魔物の群れを一掃してしまったのだが、佐藤和真一行が爆風に巻き込まれて気絶してしまったのであった。