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第0話ー剣の誕生ー
九鬼極東本部・・・この世界を動かしていると言っても過言ではないほどの力を持った九鬼財閥がここを拠点の一つとして活動している。
「ヒュームよ」
立派なひげを蓄えた老人が、金髪の屈強そうな老執事に声をかける
「なんだ鉄心」
「この子を九鬼引き取ってくれんかの」
鉄心という人物はその腕に抱いた赤子を差し出した。
「なんだいきなり。それにこの子は・・・!」
「うむ今朝川神院の前に捨てられていた子じゃが・・・わしでは手に負えんくてのう」
「・・・いいだろう、帝様に掛けあってみよう。」
数年後
九鬼極東本部
「よし、朝の鍛錬終了!」
日課の鍛錬を終えて汗を流しに屋内に戻ろうとした時
「剣よ、お前は来年から川神学園に編入であったな。」
一緒に鍛錬をしていた九鬼家長女、九鬼揚羽が話かけてきた
「ああ、そうだ。本当なら今年から1年生として入学なんだけど、色々とやることがあってさ。」
「そうか・・・お前と鍛錬できるのも今日で最後か・・・」
「そうだな・・・これから世界各地を回らなきゃならないからな」
俺、大神剣(おおがみつるぎ)は生まれて間もない頃捨てられ、九鬼に引き取られたそうだ。その後揚羽、英雄、紋とともに生活してきた。特に揚羽は武を極めんとするものとして共に武を学んできた。
「世界中の武を学ぶ・・・か」
「ああ、揚羽も一緒にこれればいいのにな」
「それはならん。われは九鬼の仕事で多忙になる。それに私ではお前の実力には到底及ばん。」
俺は揚羽には一度も負けたことがない。だがそれでも揚羽の実力は相当なものだ。
「長女だもんな。そりゃそうか。」
「ああ、だからお前一人でいってくるがよい。そして必ずもどってこい!」
「おう!」
こうして剣は一年間世界中で武を学ぶ旅に出た。