season in the sun   作:Orfevre

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ハラショーの歌った【ガンダーロボ・エピソードzero】の主題歌作詞しました。
「Whose Justice?」
1.
僕たちも相手も
善悪ではなくて
正義という剣を
互いに振りかざす
本当の悪は
己が正しいと
信じて疑わないこと
なにゆえに戦うの
その答え求めて
火蓋がおとされたよ
終わりの見えない戦いの
2.
戦いが長引き
みんないつの間にか
勝利だけを求め
正義を見失う
本当の善は
相手が持つ正義
認めてわかりあえること
すぐそこに見えてきた
その答えのパズル
最後の1ピースを
その手につかんではめ込んだ
僕の手が握ってる
その答え示した
剣を振り落として
終わりをもたらせ戦いに


グラブを買おう

 週末、矢部明雄はそわそわしていた。中学時代から好意を寄せていた響と、偶然とはいえ買い物にいくことになったのだから。

「このチャンス、逃したら男が廃るでやんす!」

 矢部明雄は珍しく私服を着込んで家を出て、妙なフラグを立てながら待ち合わせの場所で響を待っている。

「ごめん、待った?」

 矢部が先に到着していたので、響は申し訳なさそうに彼に声をかける。だが、矢部はそんなことに意を介さず、スポーツショップへと二人は歩き出す。

 

「投手用のグラブはこういうのでやんす」

 スポーツショップに入ると、矢部が野球用品のエリアで色々とレクチャーする。ガンダーロボモデルのグラブとの違いなども説明された。

「詳しいね」

「ありがとうでやんす!」

 響にそう言われて矢部が話す。矢部によると、1年前の武石中には風薙という4種類の変化球を操るエースがいて、彼は恋々高校へと進学したらしい。彼も道具に疎く、こうしてレクチャーしたとか。

 

「ありがとうございました!」

 悩んだ末、黒いグラブを購入した矢部は店を出ると、響へそれを渡す。ちょうど昼食時になった二人はそのまま矢部いわくオススメのラーメン屋に向かう。

 

「美味しい……」

「ここは部活帰りによく言ってた穴場でやんすから、喜んでもらえて嬉しいでやんす」

 響には矢部が案内してくれた店のラーメンが口にあったようで、喜んでいる。矢部もまんざらではないようで、頬が緩んでいる。

 

 待ち合わせの公園に戻ると、矢部はガンダーロボモデルのグラブと使いこまれたグラブを取りだし、キャッチボールへと誘った。

 

--回転数が多いでやんすね、ボールのキレに繋がる大きな武器でやんす……--

 響から投じられるボールに関してそう感じながら、矢部も響へとボールを返す。矢部も伊達に実力者じゃない。胸元へしっかりと投げられており、コントロールに関しては響よりもいいものがあった。

 

「楽しかったよ。ありがとう」

 別れ際、響はそう言って矢部に手を振る。矢部にとってはそれがすごく嬉しかった。

 矢部にとって、今日の出来事はデートにも近い夢のような出来事であった。

 

--明日からの部活も、頑張るでやんす!--

 矢部明雄の気合いは最大限に高められていた。

 

 

「おい、どういうことなんだ戸井!1軍スタートを断るなんて」

 その頃、あかつき大付属の野球部の部室にて茶髪のハンサムな少年が短髪の少年を叱咤する。

「俺なんかダメなんだよ。猪狩。お前みたいな天才とは違う」

 短髪の少年、戸井は響に敗北したことをまだ引きずっていた。あかつき大付属に入学した頃にはすでにかつての爽やかな野球少年ではなく、闇に堕ちたような雰囲気をまとっていた。

「……ふん、キミには失望したよ」

 茶髪の少年、猪狩守は激しい怒りを抱えながら、部室を出ていった。

 

--アイツに絶望を与えたほどのプレイヤー、一体だれなんだ--

 守はスマートフォンを取り出して、どこかへ電話を掛け始めた。

 

 

--この子、すごい‼オレと互角かそれ以上の投手だ--

 

 恋々高校で野球部を作り、矢部や戸井たちに挑む。そんな野望を抱いて恋々高校へと入学した風薙豹(かざなぎひょう)は入学先で一人の投手に出会う。その名前は早川あおい、アンダースローから130km/hを越えるストレートやキレのあるシンカーを抜群のコントロールで投じてくる女性投手だ。

--彼女とオレのダブルエースなら、面白いところまで行けるかも--

 

 風薙はあおいの投球を見て自身の高校野球に確かな可能性を感じ取っていた。

 





まだダーク化してない味音痴の豹くんだし、料理下手なあおいちゃんとは相性がいいはず。

一方の猪狩は果たしてどこに電話を掛けたのか……?
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