コンコン
提督「はい」
ガチャ
雪菜「さっきは…ごめんなさい」
提督「い、いえ、僕の方こそ突然怒ってしまってすいませんでした」
長門「あー用事を思い出した。失礼する」
雪菜の横を過ぎる時だった。
長門「がんばれよ」ボソッ
雪菜「!?」
パタン
提督「どうかしましたか?」
雪菜「い、いえ!なにも」
提督「そ、そうですか」
雪菜「あの、提督?でいいですか?」
提督「あ、はいどうぞ」
雪菜「好きな食べ物とかってありますか?」
提督「おにぎり…あとはお菓子ですね」
雪菜「どうしてまたおにぎりとお菓子なんていうまったくことなったものを?」
提督「んー…なぜたがわかりません。物心ついた頃には軍学校にいたし、でもその頃からもう好きでしたね」
雪菜「そう…ですか」やっぱり…おぼえてないんだ
提督「…なんだか初対面なのにほんとにどこかであったような感じがしますね」ニコッ
雪菜「ふふっ♪あ、じゃあ少し待っててください!」
提督「?はい」
そう言うと雪菜は走ってさっき作っておいたおにぎりを取りに行った。
バタンッ!
雪菜「お待たせしました!」
提督「あ、はい」
雪菜「どうぞ!食べてみてください!私の自信作です!」
提督「は、はあ。では」いきなりだなぁ
モグモグ
雪菜「どう…ですか?」
提督「…美味しい…けど、どこか懐かしいような…?」
その時提督の頬に熱いものが伝って落ちてくる。
雪菜「どうしたんですか!?」
提督「いや、わからないんですけど…涙が…あ、しょっぱくなった」クスッ
雪菜「不思議な方ですね♪口直しに甘いのはいかがですか?」ほんとかわらないんだから…
そう言うとポケットから袋に詰めたクッキーを出す。
提督「じゃあいただきます」ニコッ
サクッ
雪菜「どうですか?」
提督「んー!ピンポイントで僕の好みです!どうして僕の好みを?」
雪菜「まだ、思い出せませんか…率直に言えばあなたが小さい頃よく作ってあげたから…」
この喜ぶ顔も大好きだったのに…
提督「そう、ですか。ごめんなさい…おぼえてないです。」
雪菜「ううん。気にしないで!思い出してくれるまで私頑張るから!」
そう言うと執務室を後にした。
吹雪「あ!雪菜さん!どうでした!?」
雪菜「…」黙って首を振る
吹雪「そう、ですか」
雪菜「うっ…ううっ!」ボロボロ…
吹雪「寂しいですね…いまはいっぱい泣いてください」ギュ
雪菜「うぇぇぇんっ!元輝!寂しいよ!はやく…思いだして…グスっうぁぁぁんっ!ひっぐ!うぅ!」
吹雪「よしよし」ナデナデ
雪菜「わたし…どうしたら良いの?グスっ」
吹雪「なにか…もっと思い出は?」
雪菜「グスっ。あの子…夜怖がるからよく添い寝してあげた…雷の日とか」
吹雪「あ!そうだ!私にかんがえがあります!」
雪菜「グスっ、ふえ?」
吹雪「私に任せてください!」フンスッ!