翌日雪菜は数日間こちらの鎮守府で軍医として働くことを条件に休みを取った。吹雪は鳳翔の元を訪れていた。
吹雪「というわけで!なんとかして記憶を戻して、お姉さんによろこんでもらいたいんです!」
鳳翔「なるほど。そういうことなら!ですが、私はなにを?」
吹雪「近々3日ほど続けて雷雨が来ると聞きました!そこでですね!いったん怖がる提督のところに鳳翔さんが添い寝に行ってください!」
鳳翔「それで過去の記憶を擽って最後にお姉さんにやらせることで記憶を戻すと…」
吹雪「はい!協力してくれますか?」
鳳翔「そんな大事な役目私に務まるでしょうか」
吹雪「お願いします!鳳翔しかだめなんです!」ジーッ!
鳳翔「…致し方ありませんね。そこまで頼られては断れません。この鳳翔、できる限りを尽くします!」
吹雪「ありがとうございます!」
そう言って一礼した後大急ぎで雪菜の元に向かった。
吹雪「というさくせんです!」
雪菜「なんだか申し訳ありません…そこまでご迷惑をおかけしてしまって」
吹雪「迷惑なんかじゃありません!私は、ただ人の悲しむ顔は見たくないんです」
雪菜「吹雪さん…ありがとうございます」ニコっ
そしてここに記憶奪還大作戦が開始された。
その日の夜予測通り雷雨が来た。
ビシャーンッ!
ピカッ!
提督「うわぁっ!」カタカタカタ
コンコンっ
鳳翔「失礼します。大丈夫ですか?」
提督「鳳翔さん…グスッ」
鳳翔「よしよし」ナデナデ
ビシャーンッ!
提督「わぁぁぁ!」カタカタカタ
鳳翔「あらあら。提督が雷が怖いだなんて可愛いですね♪」
提督「みんなには、秘密ですよ?」
鳳翔「はい♪今夜は添い寝しましょうか?」
提督「良いんですか?」
鳳翔「はい♪もちろん」ニコッ
そう言うと鳳翔は提督の横にすっと入り、提督の顔をニッコリと笑顔で見つめるようにした。
ビシャーンッ!
ドゴォォォンッ
提督「ひゃううぅ!」カタカタカタ
鳳翔「大丈夫。私がいます」ギュ
提督「はふっ。グスっ」あれ、こんなこと昔…
鳳翔「さぁ、この隙にゆっくりお眠りください」トンットンットンッ…
提督「ん…スゥースゥー」
鳳翔「ふふっ♪良かった」
ビシャーンッ
提督「ん、」ビクッ
鳳翔「こうしていれば」ムギュッ
鳳翔の胸に提督の顔うずめて聞こえにくくする。
提督「スゥー、スゥー」
ビシャーンッ
提督「スヤスヤ…」
鳳翔「もう大丈夫ですね…では私も。スゥー、スゥー」
ガチャッ
吹雪「眠ったみたいだね…」ボソ
雪菜「ほんとに、かわらないんだから」ボソ
吹雪「いよいよ明日ですよ」ボソ
雪菜「はい!任せてください!」ボソ
そして翌朝
鳳翔「提督、あさですよ」ツンツン
提督「ん…あ、鳳翔さん」
鳳翔「よくねむれましたか?」
提督「はい…ゆめを…見ていました」
鳳翔「夢…ですか?」
提督「誰かに…同じように寝かしつけて貰う夢です」
鳳翔「そうですか」クスッ