椎名提督と艦娘   作:大石蔵良 ショタ 提督

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第26話 第2の犠牲者

あれから加賀も成長し、物の見事に元に戻った。がしかし性格は少し丸くなっていた。そんなやっと元にもどった日常にふと提督はふけっていた。

 

提督「ねぇ、吹雪さん」

 

横で書類整理をしてくれている吹雪に声をかける。

 

吹雪「は、はい」

 

提督「あれから随分と時間が経ちましたね」

 

吹雪「?」

 

提督「あなたがあの鎮守府から来てからですよ」

 

吹雪「あー…たしかに懐かしいですねクスッ」

 

提督「もう、あんなことなければ良いのですが」

 

吹雪「まったくですよ…」

 

しけし提督の願いは叶わなかった。

 

電「キャーーー!」

突然電の悲鳴が響く。

 

提督「今のは!」

大急ぎで声の方に向かう。

 

電「離してください!」

 

男「可愛い子だねぇ、いいからもう少しおとなしくしててくれよ」

 

提督「なにをしているんですか!」

 

男「あ?なんだガキ」

 

吹雪「あ、あなたこそ誰ですか!」

 

男「おりゃただのおっさんだよ。この子が可愛いもんでよ、わりいけどもらってくぜ」

ヌルリと電の顔を舐める。

 

電「ヒッ!?イヤァァァ!」

 

提督「待て!」

 

しかし男は制止を無視しそのまま逃走した。

 

吹雪「そんな電ちゃん…」

 

提督「っ!くそっ!くそっ!くそっ!くそっ!僕のせいだ!くそっ!」

何度も壁に頭を打ち付ける。

ポタポタと頭から血が流れる。

 

吹雪「司令官落ち着いてください!血が!」

必死で提督を抑えるも止まらない。

 

長門「ん?…っ!?な!?おい!よせ!」

 

長門に抑えられようやく落ち着く。

 

提督「す、すいません…吹雪さん、直ちに大淀さんに連絡を、」

 

吹雪「はい!」

 

長門「大丈夫か?」

 

提督「いてて…」ポタポタ

 

長門「ほら、これで止血しろ」

タオルを渡され抑えつける。

 

提督「いっ…!」

 

その頃電は

 

男「ひひっこれから可愛がってやるよ」

 

電「ヒッ!?こないで…」

 

鎮守府では

大淀「提督!位置が割れました!」

 

提督「どこですか!」

 

大淀「第3工区 第5番倉庫です!」

 

提督「いきます!」

机の中から拳銃を引き抜き走り出す。

 

長門「おい!1人ではきけんだ!」

長門の言葉を無視し急ぐ。

 

男「ひひっじゃあまずは可愛い裸を見物といくか!」びりっ!

 

電「あ…そんな…」司令官…助けて…!

 

提督「はぁっ!はぁっ!はぁっ!」電さん!今行きます!

 

男「へぇ、可愛いからだだなぁ」電の胸に触れようとした瞬間

 

バタンッ!

 

提督「動くな!」

チャッ!

 

男「っ!?なんでここが!」

 

提督「だまれ!そのまま壁に手をつけ!」

 

男「くそっ!」

渋々といった形で壁に男は手をつく。

 

急いで電のところに向かい上着を着せる。

 

提督「もう大丈夫です」ギュッ

 

電「司令官さん!信じてたのです!」ギュッ

 

一旦電から離れ男を捉えに向かう。

 

提督「そのまま外に出ろ」

 

男「調子に乗るんじゃねえぞ!がきっ!」

 

突然ポケットからナイフだし斬りかかる。

 

提督「なっ!?」今よければ電にあたる!くそっ!やむをえん!

 

ザシュッ!

ブシャっ…

ポタッポタッ

 

提督「っ!くっ…!」

 

男「あーあ…きれちった…」

 

見事にナイフにより左耳から頬まで切れた。

がしかし、歯を食いしばりこらえて銃を構える。

 

パァンッ!

 

男「っ!?ぐぁぁぁ!あしがぁぁぁ!」

 

男の太腿を撃ち抜いた。

 

その後憲兵隊が到着男は御用となった。

 

電は無事救出され無傷だった。

 

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