犯人逮捕の後提督は鎮守府に戻った。
提督「っててて…」
ガチャ
大淀「あ、提督、どうなさいました?医務室に来られるなんて」
提督「これの手当てをと」
傷を見せる
大淀「なにがあったんですか!?」
提督「実はですね」
電の一件を話す。
大淀「それは災難でしたね。ひとまず傷口を見ないと…周りの血を拭き取って、とりあえず消毒しますね」
消毒液が傷口を刺激する。
提督「いたっ!ううっ!」
大淀「がまんです」
提督「やっぱり縫わなきゃだめですか?」
大淀「そう、ですね。5針くらいですかね」
提督「ま、麻酔お願いしますね」
そして無事縫うだけで済んだ。
それから数日後抜糸した。
頬には綺麗な三日月のように細い傷跡が残った。
提督「やっぱり残るかぁ…」
コンコン
電「失礼するのです。あの司令官さん、傷は大丈夫なのですか?」
提督「はい、大丈夫ですよ」ニコッ
そっと傷口を隠す。
電「あの、ありがとうございました。助けていただいて」
提督「お礼なんていいですよ。電さんこそ大丈夫ですか?」胸のところを叩く。
電「はい!皆さんのおかげなのです!」
提督「よかったです」ニコッ
電「あの、司令官さんはどうしてあの時避けなかったんですか?私達ならあんな傷跡簡単に消えるのに、司令官さんが受けたら…残ってしまいます」
提督「たとえそうであっても僕は皆さんが傷つく姿は見たくないんです。僕の体や命で皆さんを守れるならそれで十分です」ニコッ
電「それは!電達も同じなのです!司令官さんが傷つくのは見たくないのです!でも、守ってくれたことは本当にありがとうございました!絶対なにかお返しするのです!」
提督「ならこれからも元気で笑顔でいてください、それで十分です」ニコッ
電「はいなのです!」
そう言うと電は執務室を後にした。
その後金剛を呼んだ。
金剛「へいテートク!用事ってナンデスカ?」
提督「…あなたは、金剛さんはこんな顔の僕でもまだ、恋人と思ってくれますか?」
隠す手を避け、傷を見せる。
金剛「…っ!?」
金剛は目を丸くし固まっていた。
提督「先日の事件の時電さんを、庇って…」
金剛「グスッ」ギュッ
突然金剛が抱きついてくる。
提督「金剛さん?」
金剛「バカですネテートク、このくらいで私はテートクのことを嫌いになったりしないデース!むしろその方がカッコイイデス!」
提督「金剛さんならそう言ってくれると思いました」ニコッ
金剛「but!2度とそんな無茶はしてはだめデース!約束ダヨ?」
提督「はい!約束します!」
しかし提督の頬の傷についてはかなり衝撃が走った。
後日談だが各地の鎮守府にショタ提督の顔に傷!?
という見出しで新聞が出て以降各地の艦娘から心配の声が上がった。