提督「ですから!危険だと言っているんです!は!?艦娘は道具じゃないって何回っ!いわせるんだ!もう話になりませんね!じゃ!」ガチんっ!
吹雪「あ、あのぉ」
提督「あ、吹雪さん。どうかしま、うっ!」
腹部に強烈な激痛が走る。
吹雪「司令官!」
提督「う、うぅ…」
吹雪「よしよし…痛くない痛くない」ナデナデ
提督「はぁ、はぁ、ふぅ…もう大丈夫です」
吹雪「良かったです!それで今のお相手は?」
提督「大本営の上層部からですよ。艦娘は道具なんだから主力を守る肉壁をつくって突っ込めば危険海域に到達できると言ってきやがった」
吹雪「私達は道具ですよ?こんな体ですし…」
パチーンッ!
勢いよく吹雪の頬をぶつ。
提督「この!愚か者!誰が道具だ!?あ!?同じ赤い血が流れてんなら十分人間じゃねぇか!」
吹雪「で、でも!」
提督「でもじゃねぇよ。そうやっていま悲しいだろ?道具が感情を持つのか?持たねえだろ?俺は艦娘のことはみんな一人一人の人間だと思ってる。だから大事なんだ。俺にとっては家族も同然なんだ。だからそんな悲しいこと言うなよ?」
吹雪「でも、私は前の提督に私達は道具でしかないと…」
ソッと吹雪のぶった方の頬に手を伸ばす。
吹雪「いたっ…!」
提督「すまん…急にぶってしまって。痛かったな…」
そっと頬をさすって謝罪した。
そして深く深呼吸して
提督「吹雪さん、そこまであなたが道具だと言うなら今日から僕の家族に、なってくれませんか?」
吹雪「家族…」
提督「そう、今日からあなたは僕の家族です!家族とは人と人の繋がりによって形成される。それはあなたが1人の人間だと人間の僕が言えば十分な証明になる」
吹雪「すいませんでしたっ!勝手な発言をして!」
提督「わかっていただけたなら結構ですよ」ナデナデ
吹雪「あ…えへへっくすぐったいです」
その後吹雪と家族とはとかそんな会話を楽しんだ。
それから吹雪は満足気に執務室を後にした。
数時間後
コンコンっ
長門「失礼する」
提督「ん?あぁ長門さん」
長門「またえらく怒ったみたいだな」クスッ
提督「な、なんでそれを!」
長門「さっき吹雪達が集まってそんな話をしていた。司令官に怒られちゃったっとな」
提督「あちゃ…」
長門「私たちのことを家族と言ったそうだな」
提督「え?はい」
長門「ありがとう」
提督「なんですか?急に」
長門「なに、思ったことを言っただけだ」
提督「は、はい。にしても本当に鬱になりそうですよ」
長門「ははっ!どうしてまた?」
提督「みんな自分のことを道具と思ってるなんて悲しいじゃないですか」
長門「仕方ないさ。世間の目があるからな」
提督「はぁ。やれやれですよ」
長門「でも、提督の心遣い皆にもきっと届いているはずだ」
提督「だと良いんですが」
その後長門とも雑談を交わし変わらぬ執務をこなして1日が過ぎていった。