時系列は艦隊編成発表の翌日にさかのぼる。
1人の艦娘が呼ばれていた。
コンコンっ
提督「どうぞ」
吹雪「失礼します!お呼びでしょうか」
提督「はい。あなたは他の艦娘よりも実戦経験も少ない。まぁ、前の提督があれですからね」
吹雪「うっ。すいません…」
提督「まぁまぁ、それで長門さんと第3水雷戦隊の皆さんや他の皆さんにあなたの訓練を頼みました」
吹雪「!?そんな!みなさんに申し訳ないです!」
鳳翔「ふふっ。みんなあなたに期待しているんです。だから申し訳ないと思うのならそれに応えるように頑張ってください」ニコッ
提督「そういうことです。できますか?」
吹雪「はい!私!頑張ります!」
ビシッと敬礼をして外に出ると早速待っていた。
長門「用意は良いか?」
吹雪「はい!」
長門「よし!着替えたらすぐにトレーニングルームにこい、筋トレだ!」
吹雪「はい!よろしくお願いします!」
トレーニングルーム
長門「まずは基本的な筋力を身につけてもらう」
そう言うと50キロのダンベルを持ってきて、吹雪を寝かせる。
長門「これを50回持ち上げろ、支えててやるから」
吹雪「うっ…おもい…!」
長門「その程度で根をあげるな!ほら!しっかりもちあげろ!」
吹雪「はい!うぅん!」
長門「その調子だ!いいぞ!」
数十分後…
吹雪「はぁ…はぁ…」
長門「つぎはここに寝て足でこいつを押して筋力をつける!」
吹雪「は、はい…!うっ…1!に…い!」
長門「たった40キロだ!耐えろ!」
吹雪「はい!」
さらに数十分後…
吹雪「う〜…」
長門「よくやった。しばらく休むといい。10分後外に行け。そこで川内達が待っている」
10分後…
川内「きたね!さっそくはじめよっか!実戦経験はどのくらい?」
吹雪「えと二回程度です」
川内「ふうん。ちょっとあのコースをまわってくれる?」
吹雪「はい!」
ザバーっ!シューーッ!
川内「おぉ!足回りは十分だね!すごいよ!」
吹雪「えへへ…前の鎮守府でこれだけは毎日鍛えていたので」
川内「じゃあここは必要なさそうだから毎朝ランニングとバランスボールして体幹のトレーニングは怠らないように!」
吹雪「はい!」
川内「じゃあつぎ射撃行ってみよう!」
吹雪「はい!」
川内「あちゃー…」
吹雪「うぅ…射撃は苦手でして…」
トットットッ。
川内「この足音は…提督!?!?」
提督「どうも。どうですか?」
川内「はい!足回りや駆動には一切の問題はありません!がしかし射撃に問題ありです」
提督「そうですか…わかりました!僕が射撃の指導をしましょう」
そう言うと提督は靴などを履いているのに腰に浸かるギリギリまで水に入り吹雪を呼ぶ。
提督「すいません少しおぶってもらっても?」
吹雪「あ、はい!っしょっと。かるいですね」
提督「でしょ。もう少し肩に寄ってっと。これで腕動かせますね?」
吹雪「はい!」
提督「まずは足を軽く肩幅に、そして腕をまっすぐ、よく狙ってください。その艤装はあなたと一心同体、あなたが当たるときっちり信じてあげてください」
吹雪「自分を信じる…っ!」パァン!
吹雪から放たれた砲弾は的の数ミリの所をかすっていた
吹雪「すいません…わたし…」
提督「ははっ…あははははは!」
吹雪「司令官?」
提督「僕は陸にもどります、もう一度同じように打ってみてください?絶対にあたります!」
吹雪「は、はい!…っ!」パァン!
ドゴオォン!
川内「やった!」
吹雪「な、なんで!」
提督「やはりですか」
吹雪「?」
提督「僕があなたに乗ることでわずかに重心が狂う。それであの精度、ならば僕が降りれば当たると思ったんです」
吹雪「司令官!」スタタタっ!
海からいっきに跳ね上がり提督に走り寄ってくると思いきや
ギューーッ!
提督「む、むぐ!」
吹雪「ありがとうございます!ほんとに…!わたしみんなの足を引っ張らないか…不安で…グスッ」
提督「吹雪さん…よしよし。あなたなら大丈夫です。ほら!感覚を忘れないうちにしっかり体に叩き込んでください!」
吹雪「あ…グスッ!はい!」
そう言うと1人で無我夢中に射撃の訓練に打ち込んでいた。
川内「さすがですね、提督」
提督「当然のことです、2日間今日のトレーニングを繰り返したのち部隊での演習を開始してください、以上です!」
一同「はっ!」