結婚してから一年が経とうとしていた頃。
椎名元輝13歳
鳳翔23歳
鳳翔にはある不安があった。
それは…
鳳翔「あ、あの提督!」
提督「なんでしょうか?」
鳳翔「その、夫婦なんですから、私はともかくそろそろ提督は敬語をやめてはいかがでしょうか?」
申し訳なさそうに鳳翔は言う。
提督「あ、そ、そうか!わかった。こ、これで良いか?」カァァっ!
鳳翔「はい!あと…新居の件なのですが…」
提督「クスッ!ちょうど良い時にいってくれたね」ニコッ
鳳翔「?」
提督「ちょっと遠いけど来て?」
鳳翔「は、はい」なんでしょうか…
そのまま2人で海の見える見晴らしの良いところに大きな古民家のような綺麗な木造建築の家があった。
鳳翔「こ、これは…」
提督「はい、これ」
そっと鍵を渡す。
鳳翔「こ、これは…。っ!?まさか!」
提督「ほんとはこの時に敬語やめるつもりだったんだけどね」ニコッ
鳳翔「あなたっ!」ギュ!
提督「お、おい!く、くるしいって!」
鳳翔「だって…!嬉しいんです…!グスッ。1年間、なにも無かったから…忘れちゃったのかとおもって…!うわぁぁん!」
提督「忘れるわけないだろ。い、愛しの妻からの頼みなんだからさ」
鳳翔「大好きです!入っても?」
提督「いいよ」ニコッ
鍵を開けて中に入ると木の奥ゆかしい良い匂いがした。
鳳翔「わぁぁ…これ新築なんですか?」
提督「うん!1からやってるとこうも時間がかかるとは」
鳳翔「私のために…!グスッ。見て回ってきて良いですか!」
提督「ゆっくり見てきて」ニコッ
普段はおとなしく、静かな鳳翔だが今は子供のように新しい2人の家をはしゃいで回っていた。
数十分後
鳳翔「ふぅ…」
提督「どうだった?」
鳳翔「凄いです!私の好みに出来てましたから!」
提督「良かった」ニコッ
鳳翔「でも、こんなのお金かムグッ」
提督「僕からのプレゼントなんだからそういうことは気にしない!」
鳳翔「はい!そういえばこの後お仕事は?」
提督「ないよ?だからここに来たんだからさ♪」
鳳翔「あなた…っ!じゃあ今晩は思いっきり張り切っちゃいますね!」
提督「おう!たのしみだ!」ニコッ
その日の夕食はいつも以上に美味しく感じた。
その日の夜中
提督「いやぁ、幸せだなぁ♪鳳翔のごはん独り占めしちゃった」
鳳翔「ね、ねえ元輝さん」モジモジ
突然名前で呼ばれてドキッとした。
提督「ん?」
鳳翔「そ、そろそろ子供が欲しいです…」カァァッ
提督「じゃ、じゃあ今から?」
鳳翔「はい…来てください♡」
提督「鳳翔…んっ」
鳳翔「元輝さん、んっ」
暑いキスを交わし
肌と肌がふれあい、2人の愛を育む時間が始まった。
そして…
提督「鳳翔!がんばれ!」
鳳翔「ん!んーーー!!ふっぐぅぅ!」
赤「おぎゃぁ!おぎゃあ!」
医師「おめでとうございます!元気な女の子ですよ!」
鳳翔「はぁ、はぁ、」
提督「よく頑張ったな!鳳翔!僕たちの子供だぞ!」
鳳翔「ええ、はぁ、はぁ、おいで?」
鳳翔は元気な女の子を産み
新たな家族が増えた。
こうして小さな少年提督の人生にまた一つ大きな節目ができた。
そして子供の名は椎名 薫と名付けられた。
本山大将から名前はもじっていた。
数日後
提督「僕も父親としてがんばらないとな!」
鳳翔「がんばってね〜パパぁ」
薫「ばぶ!きゃっきゃっ!♪」
完結