「・・」
あれからどれくらいの時間が経ったのだろう・・
恐らくもう三日は経っている・・遊恩達は心配して探してくれているだろうか?
でもここから脱出したくても不可能なのだ
「くそっ!コレさえ外れれば!・・」
カタン!
不味い!少女が戻ってくる!俺は何事もなかったかのように振舞う
「・・」
少女はやはり無言のままだ
タン
少女は何かを置いた
見ると明らかにほとんどがノコギリなどの凶器ばかりあと飯
「・・」
嫌な予感しかしない
「・・」
少女はふと何かをしにいくのかその場から離れた
「・・そうだ!・・これなら!・・今だ!」
俺は少女が離れたのを確認すると奇跡的に空いてる足で小型ノコギリを挟んでそれで鎖を切り落とそうと試みる
「届けえー!」
届いた そして素早く鎖を切り落とした
さてこれからどうする?
この地下の何処かにいるであろう先輩達を探した方がいいな・・
辺りを探す
大分奥へ進んでいくと扉があった
「ここか!」
扉を開ける
すると
「!?」
異常な光景がそこにはあったのだ
「なんだこれは!?・・」
先輩達を発見したはいいが様子がおかしかった
確認する
「よかった・・生きてる!・・だけどこれは・・」
生きてはいる・・だがまるで何かが欠けたような顔だった
触れてみると
ブウン!
奇妙な映像が流れ込んできた
「これはまさか・・」
ガタン!
「!しまった!?」
少女がいつの間にか戻ってきていた
「ヒッ!?・・・」
少女が怯えると同時に無数の鎖が彼女の周りを囲んでいた
その頃
「いなりやの奴一体どこに消えたんだ?・・まさか例の事件に巻き込まれたんじゃ・・」
遊恩から十七夜がいなくなったと聞いた良田は例の事件について調べてみたが微塵も手掛かりは掴めなかった
「くそ!・・」
「・・・君も私を裏切るの?!・・」
少女がそう叫ぶと同時に俺に向かって鎖が放たれる
「不味い!?・・」
鎖が俺の胸に刺さる
「ガハッ!?・・」
一度は死を覚悟したが
「!?」
俺のデスコードハウリングの紋様が増え光った
「これは!・・コードの新しい能力が開花した!?・・君はこんな事をやっちゃ駄目だ!コード検索!ココロコネクト!」
「あう!?・・」
俺は少女に触れて彼女の心の傷を視る
「これは!・・やはり!」
先輩達は彼女の能力によって心を抜かれたのだ
だけど何故こんな事を?
彼女の記憶を巻き戻す
「「なんで私のこと捨てるの!?」」
「「ああ?遊びだよ遊び お前なんかを愛したことは一度もねえ」」
「「酷イ!」」
「「う・・うぐわあああああー!?・・」」
「「・・私のこと裏切れないようにしなくちゃ・・」」
先輩はどうやら女遊び癖が悪かったようだ
後の二人は寂しさを埋める為に連れてこられたようだ
「これは・・なんともいえないな・・九割方先輩が悪いじゃないか・・」
俺は呆れ果てる
能力を解除し現実世界に戻ると
「・・ひっく・・ひっく・・」
少女は泣いていた
俺は彼女に何か出来る事があるだろうか?
「・・」
俺は少女にそっと手を差し伸べる
「心の傷・・俺に癒せるかどうか不確かだけどこれだけは言える!俺はお前の友達になり裏切らないって!」
「!・・ホント?・・」
少女は失くしてしまっていた笑顔を取り戻す
「ああ本当だ、俺は昼神十七夜 お前は?」
「・・深森心愛・・」
「さ俺と一緒に帰ろう!」
俺は深森の手を取り帰路についた
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