二年に進級してから数日経ったとある日の放課後
バシィー!
「ハッ!?」
「誰も助けてなんて一言も言ってません!」
俺は何故か一人の少女に頬をひっぱたかれた
ええっと・・なんでこうなったんだっけ?
今から十五分程ぐらい前
「ヘッへェ~!」
超能力社会で法が整備されたとはいえ未だに完全とはいえず超能力を使った事件が後を絶たない
「姉ちゃんよお~俺達と遊ばない?ほらほら~」
「嫌ですってば!離してよこの手を!」
帽子を深く被った少女に魔の手が遅いかかろうとしている
「ああ~ん?兄貴お願いしやっす!」
ガラ悪下っ端の呼び出しで大柄の男が出てきて
「おうよお!俺様の超能力の炎で言う事嫌でも聞かせてやるぜえ~!」
ボ!
「ヒッ!?・・」
「ハァー・・馬鹿がまた増えた・・あんまり能力使いたくなんかねえってのに・・ったく仕方ない!オイ!そこのアホ野郎共!その子の手を離せよ!」
俺はまずは仲裁に入る
「ああ~ん?なんだテメェ?俺達に喧嘩売ってんのかあ?!」
案の定睨み付けられる
「兄貴ぃこんな奴なんか兄貴の炎でやっつけちゃってくださいよ」
「おうよ!俺様達に逆らったことを後悔させてやるぜえ!おらあ!」
ボ!火粉が俺に向かってくるがこんなもの容易く回避できる
「ナニ!?」
「どうしたコレでおしまいか?」
俺は火粉野郎を挑発する
「クッ!?だが避けてばかりじゃあなあ!この俺様を怒らせたことも後悔させてやるう!」
「!」
野郎が最大出力で撃ってくる
ゴオ!
「あひゃっはああー!どうだまいったか!」
「あ!?・・兄貴・・」
「んどうしたってんだ一体?奴には直撃したんだぜ」
「いやそうじゃなくて後ろ・・」
「ん~?なんだとお!?」
「残念だったな!後ろはとらせてもらったぞ!」
「まさか!?・・俺様のあの一撃を喰らって立っているだとお!?」
「つくずく脳筋馬鹿だなお前等は・・お前には俺が受けたように見えたようだがアレは能力で作った俺の残像さ!」
「ナニィー!?」
「!あ・・兄貴コイツ・・噂の「デスコードハウリング」ですよ!」
「なん!?・・」
「そろそろ片付けさせてもらうよ!デスコードコネクトオン!ダークウィップ!」
俺は手を野郎の背中に当ててコード穴を転送しその中から紫色の鞭を取出攻撃する
バシュッ!シュル!
「ウオギャアッ!?・・」
縛りあげて彼等をNDA{超能力犯罪対策科}に引き渡した
「ふう・・危ない所だったな」
襲われてた少女に手を差し伸べようとして現在に至る
「お前怯えてたじゃねえかよ!」
「違うもん!あれくらい私一人でどうにかできたもん・・」
一つの疑問が浮かぶ 何故この子が自分一人で解決しようとしたのか
「ってことはお前も能力者なのか?」
無能力で向かおうとする者はそういない
「・・・」
少女は何も答えずに立ち去ろうとする
「オイ!せめて一言くらいちゃんと礼も言えねえのかよ?!」
頭にきた俺はちょっとキレて彼女の帽子をつかんで
「キャッ!?」
転ばせてしまった
「う~・・分かりました・・ありがとうございます・・」
「あ・・すまん!分かって・・ってえ!?・・」
帽子で隠れてて見えなかった少女の顔を見て俺は驚愕した
そう・・何故なら彼女の顔立、体格といいなにからなにまで死んだ真奈夏と似ていたからだ