重甲ISビーファイター   作:赤バンブル

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サブタイトル詐欺注意!

耐えられない方は気をつけてください。


ブルービート対ブルー・ティアーズ

IS学園 アリーナ第一ピット

 

一週間後、タクヤ対セシリアの決闘ことクラス代表決定戦が始まろうとしている中、第一ピットではタクヤの他に千冬、真耶、マドカがいた。

 

「いよいよ試合ですね、お兄ちゃん。」

 

「ああ。」

 

「ところでミューゼル君はISスーツを着ないんですか?」

 

真耶は制服のままで来たタクヤを見ながら不思議そうに聞く。

 

「心配ありません。これはそういう仕様なので。」

 

「え?」

 

「山田先生、見てみればわかる。」

 

三人が見ている中タクヤはビーコマンダーを上に掲げる。

 

「重甲!!」

 

タクヤの体が青白く輝き装甲に覆われていく。その光景に真耶は口を開いて驚いていた。

 

「し、新型はあんな感じで装着されるんですか・・・・・しかも全身装甲で・・・」

 

「ミューゼル、準備はいいな?」

 

「はい。ブルービート、行きます!」

 

そう言うとブルービートはジャンプをしてアリーナへと飛んで行く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方アリーナではセシリアがピットから出てきたブルービートに驚いていた。無理もない、パーソナルカラーが同じなのだから。

 

「まあ!話には聞いて新型だとは聞いておりましたけど私のブルー・ティアーズと同じ色だとはどういうことですの!?」

 

「偶然じゃないのかな?」

 

ブルービートの何気ない突っ込みにセシリアは何も言えなくなりそうになった。

 

「・・・・ま、まあいいですわ。しかし、この決闘、既に私の勝利は確実なもの!今からなら素直に泣いて謝るというのでしたら、まあ許して差し上げないこともございませんことよ?」

 

「・・・・・・どうやら君には少し痛い目に遭ってわかってもらうしかないようだな・・・・はあ。」

 

ブルービートは残念そうに言う。そして、試合開始のブザーが響いた。両者は銃を構えようとするがそのときアリーナの天井を何かが突き破ってきた。

 

「な、なんだ!?」

 

「何事ですの!?」

 

「ハンマコング!!」

 

煙が晴れるとそこには両腕、頭部がハンマーの怪人がいた。

 

観客席にいた弾は思わず叫んだ。

 

「ジャマール!何故ここに!」

 

そう言った直後、客席の出入り口は強制的にロックが掛けられ、一組一同の目の前にシュヴァルツがジャマーたちを率いて現れた。

 

「アハハハハ!人間共よ!よお~く見ているがいい!これから始まるのはビーファイターとハンマコングの楽しいショーだ!」

 

「シュヴァルツ!」

 

「かかれ~!」

 

シュヴァルツに指示でジャマーたちは一斉に生徒たちに襲い掛かった。弾はすぐに応戦するが生徒たちを庇いながら相手をするのは厳しい。

 

「くそ!数が多すぎる!」

 

「ファ~ハッハッハ!まず一人血祭り・・・・・・あだぁ!?」

 

笑っていたシュヴァルツの頭を誰かが殴った。

 

「だ~れだ!俺の頭を叩いた奴は!」

 

「くたばれ!化け物!」

 

その正体は箒だった。箒は容赦なくシュヴァルツを殴るのを再開した。

 

「あっ、いった~~~!何すんの!」

 

シュヴァルツは手から電流を流して箒に攻撃する。

 

「うわあああ!」

 

「おい!大丈夫か!」

 

弾は箒を抱える。箒は気を失いながらわめいていた。

 

「私は・・・・一夏を・・・」

 

「全く、こんな時まで・・・・・」

 

「こうなればここにいる生徒全員を・・・・・あらぁぁぁ~!?」

 

そのとき、レッドルが入り口を壊して入ってきた。

 

「嘘!?」

 

「弾さん!」

 

「マドカちゃんか!よし俺も!」

 

弾もビーコマンダーを取り出す。

 

「重甲!」

 

弾も緑色の光に包まれ、ジースタッグへと変わる。

 

「まずはこいつ等を片付けてタクヤたち二人を助けに行かねえとな!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「君も急いでこの場から離れるんだセシリア!」

 

ブルービートは構えながらハンマコングと対峙する。

 

「何を急にあんな訳の分からない輩は私一人で十分ですわ!あなたこそ引っ込んでくださいまし!」

 

セシリアはそう言うとハンマコングに向かって接近し、スターライトmkⅢを発砲する。レーザーはハンマコングに命中するがダメージを受けている様子はない。

 

「思っていたよりも頑丈のようですわね?ではこれはどうです!」

 

彼女は腰に装着されているビット兵器『ブルー・ティアーズ』を起動させる。

 

「さぁ、踊りなさい!私とブルー・ティアーズが奏でるワルツで!」

 

ブルー・ティアーズはハンマコングを包囲して攻撃する。ハンマコングは避ける様子は全くなかった。

 

「おかしい・・・・避けないでいるなんて・・・」

 

「どうです!私に掛かればあんな怪物の一体や二体簡単に・・・・・」

 

ブルービートはそのとき気がついた。さっきまであった両腕のハンマーのうちの一つが消えている。彼が後ろをセシリアの方を見たときは既にハンマーが回転しながら背後に迫っていた。彼女は後ろから飛んでくるハンマーに気づいていない。

 

「セシリア!後ろだ!」

 

「え?」

 

セシリアは避けることなく腹部にハンマーが命中した。

 

「ぐっ・・・・・」

 

予想以上の威力にセシリアは壁際に吹き飛ばされた。

 

「釘アタック!」

 

ハンマコングの頭部から巨大な釘が発射され、セシリアは壁に拘束されてしまった。ちなみにティアーズはさっきのセシリアが壁に打ち付けられた際、一時的に機能を停止したためハンマコングに破壊されてしまった。

 

「し、しまった・・・・」

 

「ハンマブーメラン!」

 

ハンマコングは腕のハンマーの一つを先ほどのように飛ばし、セシリアの顔をいたぶり始める。

 

「待て!」

 

ブルービートが後ろからインプットマグナムを発射しようとするがハンマコングは床にハンマーを打ち付けて衝撃波でブルービートを吹き飛ばした。

 

「ハンマクラッシュ!」

 

「うわあああ!!」

 

ブルービートも壁際に吹き飛ばされる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャマール要塞

 

「今こそビーファイターの一人、ブルービートを確実に抹殺できるチャンス・・・・・」

 

ガオームはアリーナの戦闘を見ながら言う。近くにはジェラとギガロが待機していた。

 

「では」

 

「お前たちはシュヴァルツの回収に行くがよい。」

 

「「はは!」」

 

「ガオームゾーン、発動!」

 

ガオームの手の平の水晶が不気味な光を発する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アリーナ

 

アリーナでは生徒一同が驚きの光景を見ていた。アリーナの上空から巨大な腕が現れ、ブルービートとセシリアを怪人もろうとも連れ去って行ってしまったのだ。

 

「ブルービート!」

 

「お兄ちゃん!」

 

「えええ~!?ちょっとガオーム様!?」

 

シュヴァルツが困惑したときどこからともなくギガロとジェラが現れた。

 

「引き上げだシュヴァルツ。作戦は終了だ。」

 

「何!?それはどういうことだジェラ!」

 

「ガオーム様はまとめて倒すよりも一人を確実に始末する方法に変えた。一人だけならすぐにでも片付く。」

 

「ええ~!!そんな話聞いてないぞ・・・・っておわあ!?」

 

シュヴァルツが言いかけたとき、ジャマーを退けたジースタッグとレッドルがインプットマグナムで攻撃してきた。

 

「逃がさないぞ!」

 

「えええい!今日の所はここで引き上げだ!今度会ったときは残りの二人もまとめて始末してやるからなあ~!」

 

そう言うとシュヴァルツたちは消えるように撤退していった。

 

「お前たち無事か!」

 

そこへ遅れて千冬が真耶と一緒に駆けつけてきた。

 

「俺たちは大丈夫です。でも、タクヤとオルコットが・・・・」

 

「そうか・・・・」

 

「どうします織斑先生!?」

 

真耶は慌ただしく言う。千冬は頭を抱えながら考える。

 

「ひとまず山田先生はここに残っている生徒たちを教室に連れて行って待機させてください。」

 

「は、はい!分かりました。」

 

「五反田とミューゼルは気を失っている篠ノ之を保健室に連れて行った後、ここに戻ってきて様子を見るように。」

 

「「わかりました。」」

 

「・・・・・・・お兄ちゃん。」

 

マドカは心配そうに空っぽになったアリーナを見る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガオームゾーン

 

 

ガオームゾーンとは、ジャマール怪人たちのエネルギー変換率を高め、最高のパワーを引き出す異次元のバトルフィールドのことである。

 

 

ブルービートとセシリアはこのガオームゾーンの真っただ中に落とされた。ブルービートは彼女を庇いながら移動する。すると空間が突然光りだし、周りが海の砂浜に変化する。

 

「こ、これは・・・・」

 

「海ですわ!よく分かりませんけど外に放り出されたんですわ!」

 

セシリアは砂浜で歩いている人を見つけると場所を聞こうと接近する。

 

「セシリア!迂闊に動いちゃダメだ!」

 

「え?」

 

セシリアが聞こうとした瞬間歩いていた人は消えた。そして、彼女の近くに複数の覆面を被った男が現れ口から怪光線を発射した。

 

「きゃああああああ!!」

 

「まずい!彼女のシールドエネルギーはガオームゾーンに突入したことでかなり消耗している!」

 

ブルービートが近づこうとしたがそこへハンマコングの腕が足を捕らえ、海へと引きずり込まれていく。セシリアは更に高層ビルが立ち並ぶ場所へと飛ばされる。

 

「一体全体どうなって・・・・・!!」

 

彼女が周りを見るとさっきの男たちが銃を発砲して来た。

 

「きゃあああ!どうして・・・・シールドバリアーを突き抜けるように体に痛みが・・・・」

 

二人はどこかの荒野へと飛ばされた。セシリアのブルー・ティアーズはエネルギーが切れになり解除された。

 

「ハンマクラッシュ!」

 

ハンマコングは突然現れ衝撃波を浴びせる。ブルービートはセシリアを庇って攻撃を受け止める。

 

「ぐっ!ぐうう・・・・・・」

 

「もういや!もう嫌です!こんなところ!」

 

セシリアはあまりの恐怖に泣き始めた。

 

「助けて!お母様!助けて!!」

 

「しっかりするんだ!」

 

「もうダメです!私達もうここで!」

 

「しっかりしろ!」

 

ブルービートに顔を叩かれ、セシリアはブルービートの顔を見る。

 

「まだ何か方法があるはずだ!何もしないで諦めるんじゃない!」

 

「・・・・・ミュ、ミューゼルさん・・・・・」

 

ブルービートはセシリアを落ち着かせるとハンマコングを見ながら対策を練る。

 

「ビートスキャン!」

 

ブルービートはハンマコングの弱点を探り始める。すると頭部の穴が弱点と分かった。

 

「奴はあそこから攻撃をして来た!あれを使えなくすれば勝てる!方法は・・・・あれだ!!」

 

そう言うとブルービートは歩いてくるハンマコングに向かって構えを取る。

 

「ビーファイター、ソニックフラップ!」

 

ブルービートは高速で両腕を回転させる。するとその超音波はハンマコングの機能を狂わせていく。

 

「グ、グギ、グギギギ!!」

 

「今だ!スティンガーウェポン!」

 

ブルービートは背中に手を伸ばし、スティンガーブレードを装着する。

 

「はああああ!!」

 

ブルービートは連続でハンマコングを斬りつける。

 

「イタタタ!痛い!」

 

「ビートルブレイク!」

 

ブルービートはエネルギーをスティンガーブレードに注ぎ、とどめの一撃を加える。

 

「グギャアアアアア!!」

 

そこへ念のため確認しに来たシュヴァルツが来た。

 

「あらぁ!?」

 

「シュヴァルツ様~~!!怖いよ~~!!」

 

ハンマコングはそう泣き叫ぶと同時に大爆発した。ブルービートはセシリアを爆発の余波から守るがシュヴァルツは巻き込まれて吹き飛ぶ。

 

「あ~~れ~~!!!」

 

シュヴァルツが消えると空間が崩壊し始め、ブルービートはセシリアを抱えながらアリーナに戻ってきていた。アリーナでは弾、マドカ、千冬と真耶が待っていた。

 

「ミューゼル君!オルコットさん!無事だったんですね!よかった~!!」

 

「お兄ちゃん!」

 

「タクヤ!よかった~!」

 

「みんな心配させてすまない。」

 

四人に囲まれるブルービートであったが一人顔を赤くしている者がいた。

 

「・・・・あの・・・・・もう降ろしてくれてもよろしいですわよ。」

 

「ん?・・・・あっ!そうだった!」

 

ブルービートはセシリアを降ろす。

 

「あ、ありがとうございました・・・・・」

 

「いや、別に気にしなくてもいいよ。巻き込んじゃったのもこっちの方だし。」

 

ブルービートは笑いながら言うがセシリアは顔を赤くしたままだった。

 

「・・・・・・・」

 

「オルコットさん、もしかしてお兄ちゃんに惚れました?」

 

「そ!そんなことはありませんわ!し、失礼します!」

 

そう言うとセシリアはその場から逃げ去ってしまった。

 

「なんだ、別に逃げなくてもいいのに・・・・」

 

弾はにやけながら言う。タクヤは重甲を解除すると千冬を見る。

 

「心配かけてゴメン。」

 

「気にするな、私がやったことの何十倍もマシなんだからな。」

 

千冬は笑いながら言う。

 

 

 

 

かくして、クラス代表決定戦はセシリアの辞退によってタクヤが代表となった。

 

その後、セシリアはと言うと詳しいことはわからないがマドカに何か相談事をしていたとかしていなかったとか。

 

 

 

 

 

 

 

 




はっきり言ってこの作品のヒロインは決まっていません。

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