穂むらの弟子になった。   作:とらなかく

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投稿遅れて申し訳ないです!今回はまきりんぱな回です!

それでは本編をどうぞ!


挑戦する勇気

 あのファーストライブから2日後、今日は穂むらでμ’sが話し合いをすることになっている。海未は来ているからことりが来れば始められる状況だけどもう少し掛かりそうだな・・・と思っていると扉が開いたが、入ってきたのはことりではなかった。

 

 

「「いらっしゃいませ~!」」

「あれ?花陽ちゃんだ!」

「花陽?あ!ライブに来てくれた子か!」

「は、はじめまして・・・」

「せっかくだから上がって行って!お菓子もご馳走するから!」

「お邪魔します・・・」

 

 

 小泉は穂むらの裏口から上がることになった。けど、穂乃果は店番があるため俺が穂乃果の部屋に案内することになった。

 

 

「俺の名前は・・・って知ってるかな?」

「はい。御影先輩よろしくお願いします」

「おう!よろしくな小泉!」

 

 

 自己紹介を終えて穂乃果の部屋の扉を開けると、そこにいたのは---------

 

 

「ら~ん♪らら~ん♪らん♪らららら~ん~~~♪ありがと~!!」

「・・・・・・・・」

 

 

 俺は音速で扉を閉めて、もう一度部屋の確認をする。うん、間違いない。扉に飾ってあるネームプレートには『穂乃果の部屋だよっ!!』と書いてあったから部屋は合っている。よし!穂乃果の部屋だな!入るか!

 

 

「見ました・・・?」

 

 

 入ろうとした瞬間、海未が部屋から出てきた。

 

 

「えっと、海未がノリノリで『START:DASH!!』の1番の最後の方を鼻歌交じりで歌いながら、アイドルみたいなポーズの練習をしていた所は全然見てなかったぞ!」

「完全に見てるじゃないですかあああああああ/////」

 

 

 俺は海未に強烈な一撃をもらうと、視界が真っ暗になっていった。り、理不尽・・・・・・・・

 

 

 ~*~

 

 

 俺が目を覚ますと穂乃果の部屋にいた。起き上がって周りを見渡すと穂乃果、海未、小泉、ことりが来ていて4人で話しながらお茶を飲んでいた。

 

 

「徹君おはよう!」

「お、おはよう」

「すいません・・・恥ずかしさのあまり手加減するのを忘れてしまいました・・・」

「ま、まあノックをしなかった俺も悪いわけだしお互い様だよ」

「それでことりちゃん。あの動画は?」

「ちょっと待っててね~あ!あったよ!」

 

 

 ことりがパソコンの画面上に表示させたのは、μ’sのファーストライブの動画だった。片手で数えられるぐらいしかないが、感想も書かれている。

 

 

「誰が撮ってくれたんでしょうね?」

「この角度で撮ってんなら後ろの右端だから俺が撮ったものじゃないしな・・・」

「え?徹くん?それってどういう事~?」

「だからさ、映されてる方向を考えると後ろの右端で撮影してるってことだよ」

「違うよ~知りたいのはその後に言ったことだよ~」

「ん?俺が撮影したことか?それはもちろん今後の練習に使うためだろ?」

「理由もだけど、ことりはコッソリ撮ったことを聞きたいんです~」

「だってカメラで撮る事言ったら、海未とかすげぇカメラ意識して失敗したかもしれなかっただろ?」

「否定はできません・・・」

「そっか・・・徹くん、私たちのためにありがとう♪」

 

 

 まあ、今後の練習で使うかもしれないけど、思い出のためにも撮っといたんだけどな。おっと、小泉が話に入れてないな。先輩として話を振らなければ---------

 

 

「ごめんね~花陽ちゃん!そこじゃ見えずらいよね?」

 

 

 穂乃果が聞いても、小泉は3人のライブ映像に目が離せなくて自分の世界に入ってる。この子のアイドルに対する情熱は本物だ。3人と顔が合った、どうやら考えてることは同じみたいだ。

 

 

「なあ!小泉!」

「は、はい!なんですか?」

「スクールアイドルやってみたらどうだ?」

「でも私・・・むいてないですから」

「私だって人見知りですからスクールアイドルにむいているとは到底思えません」

「わたしもたまにダンスを忘れちゃうときがあるんだ~」

「私はすごい、おっちょこちょいだよ!」

「俺も素人のくせにマネージャーだからな!」

 

 

 3人に便乗して言ってみる。こういうのは言う人が多ければ多いほど、効果を発揮するんだよな。俺のは効果があるか微妙だけど・・・

 

 

「でも・・・」

「プロのアイドルならこいつらはすぐに失格だ。けどスクールアイドルなら挑戦する勇気と自分の目標さえあれば出来るんだ!」

「それがスクールアイドルの魅力だと思います」

「だから、やりたい気持ちがあるんだったらやったほうが良いんだよ!」

「まあ、練習はそこそこきついけどな!」

「ちょっと徹君?」

「あ・・・ごめん」

「ゆっくり考えてから答えを聞かせて?」

「俺らはいつでも待ってるからな!」

 

 

 ~*~

 

 

「それじゃあ、勧誘するか!」

 

 

 勧誘といっても適当に勧誘するわけではなく、すでに勧誘したい奴は決まっている。だから俺は教室じゃなくて音楽室に来ていた---------そう、俺が勧誘したいのはμ’sの曲を作ってくれた1年生の西木野真姫だ。

 

 

 音楽室に入るとピアノの音とそれに合わせて歌う声も聞こえる。1ヶ月前、穂乃果に学校案内をしてもらった時も聞いたが相変わらずきれいな歌声だな。やっぱりμ’sに入ってもらいたい。その思いがまた大きくなっていく。

 

 

「ほんっときれいな歌声だな」

「貴方誰よ!?」

「あれ?俺のこと知ってないのか?」

「ああ・・・テスト生の御影先輩ね。よろしく・・・お願いします」

「おう!よろしくな西木野!」

「なんで知ってるのよ?」

「穂乃果から聞いたんだ、μ’sの曲を作ってくれた子だって」

 

 

 こいつ敬語が苦手だな。あまり先輩と話す機会がなかったのか?

 

 

「それで?私になにか用ですか?」

「単刀直入に言うぞ、μ’sに入る気はないか?」

「それは私がスクールアイドルに入るってことですか?」

「そうなるな」

「・・・私、大学は医学部に入るって決まってるんです」

「なんでだ?」

「親が病院を経営していて、それで私が跡を継ぐことになってるんです」

「じゃあ、なんで跡を継ぐ奴が医学部とは関係ない音楽室でピアノを弾いてるんだ?」

「それは・・・」

 

 

 西木野が言葉に詰まってしまう。こいつは昔の俺と似ている。そう感じた。

 

 

「俺もな、和菓子屋の息子だから家を継ぐために、昔は友達と遊ばずにずっと和菓子の練習をしてたんだ。兄貴に負けないためにもな」

「してた・・・?過去形なのね」

「ああ、中学に入ったら親に和菓子作り以外の道も考えろって言われて、改めて考えたんだ、俺は何がしたいのかってな。そしたら和菓子作り以外にもやってみたい事が山ほどあったんだ」

「それで貴方はやったの?」

「やったさ、やりたい事全部な!」

「全部って貴方・・・」

「まあ、兄貴に負けて跡は継げなかったけど今はこれで良かったんじゃないかなって思い始めている」

 

 

 もし、俺が負けてなかったらμ’sのマネージャーという特等席には座れなかったわけだし。

 

 

「だからお前もやりたい事は我慢せずにやってみたらどうだ?そっちのほうが楽しいしな!」

「私のやりたい事・・・」

「じゃあ、屋上でμ’sが練習してるから俺はそっちに向かうな」

 

 

 俺は少しの期待と共に屋上へ向かった---------

 

 

 ~*~

 

 

「つまり、メンバーになるって事?」

 

 

 屋上には俺ら以外の来客---------小泉、西木野、あとオレンジ色のショートヘアーの子が来ており、小泉は2人に全体重を乗せるようにぐったりしている。なんか・・・お疲れ様・・・

 

 

「はい!かよちんは、ずっとずっと前からアイドルがやってみたいって思ってたんです!」

「そんな事はどうでもよくは・・・ないけど、この子は結構歌唱力があるんです!」

「わ、わたしはそのなんていうか・・・まだ・・・」

「いつまで迷ってるの!絶対やったほうがいいの!」

「それには賛成!やってみたい気持ちがあるならやってみたほうが良いわ!」

 

 

 なんか俺の言葉を無断転用された気が・・・?

 

 

「凛ちゃん・・・西木野さん・・・」

「大丈夫!凛が付いててあげるから!」

「私も少しは応援するから」

「・・・私・・・小泉・・・」

 

 

 あと1歩勇気が足りない小泉に、2人が後ろから背中を押す---------

 

 

「わたし!小泉花陽と言います!1年生で背も小さくて、声も小さくて人見知りで、得意なものも何もないです。でも・・・でも!アイドルへの思いは誰にも負けないつもりです!だから・・・μ’sのメンバーにしてください!」

 

 

 穂乃果が小泉に近づき、手を差し伸べる。

 

 

「こちらこそ・・・よろしく!」

「・・・っ!」

 

 

 そして2人の手が近づいて固い握手を交わす---------

 

 

「それで?お前ら2人はどうするんだ?」

「まだまだメンバーは」

「募集中だよ♪」

 

 

 穂乃果と同様に海未もことりも手を差し伸べる。そして屋上には6人が握手をした---------

 

 

 ~*~

 

 

「ふああ~~~あ。朝練って毎日こんなに早起きしないといけないの~?」

「このくらい当然よ」

「当然なの~?」

「そうだぞ。当然に決まってんだろ~」

「「あ!御影先輩おはようございます」」

「よう!2人ともちゃんと朝練に来てて良かったよ」

「まあ、このくらい当然よね」

「あ!か~よちん!」

 

 

 うお!花陽来るの早いな!関心関心~

 

 

「おはよう!」

「あれ!?メガネは!?」

「コンタクトにしてみたの・・・変かな?」

「全然可愛いよ!すっごく!」

「へぇ~いいじゃない」

「あ!西木野さん!」

「その・・・コンタクトにしたついでに名前で呼んでよ///」

 

 

 なんだ!?コンタクトにしたついでって!初めて聞いたぞ!

 

 

「じゃあ、俺も名前呼びで頼むわ。改めてよろしく、花陽!真姫!凛!」

「「「よろしくお願いします!徹先輩!」」」

 

 

 音ノ木坂学院スクールアイドル『μ’s』現在6人!(マネージャー入れて7人!)

 

 





あれ?これで10話目だと・・・?あっという間だったな・・・
というわけで、10話目でした~。次は20話目指して頑張ります!

それと、あと少しだけ投稿できない日々が続きます。すいません!

Twitter始めました、執筆状況などつぶやきます。
https://twitter.com/toranakaku


それではまた!
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