穂むらの弟子になった。   作:とらなかく

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お久しぶりです。今回はにこ回となっております!

それでは本編をどうぞ!


部長降臨!

 この果てしなく長い神田明神の階段を昇って、俺と穂乃果はμ’sの朝練場所に向かっている。さぁて、今日の一番乗りは誰だ~?

 

「おはよう!ことりちゃん!」

「おはよう、穂乃果ちゃん♪それに徹くんも♪」

「おはよーっす。今日の一番乗りはことりだったか、早いな~」

 

 俺はそこら辺に荷物をおいて、適当にストレッチをしてるとことりの様子が少しおかしいことに気が付いた。なんか、周りの目が気になってる感じだ。

 すると---------突然ことりが後ろを振り向いた。

 

「穂乃果ちゃん、徹くん。今そこに誰かいなかった?」

 

 そう言ってことりが指をさした所には靴のつま先が見えている。まさか!不審者か!?穂乃果が先走って見に行ってしまったため、ことりと一緒に見に行く事にした---------

 

「穂乃果ちゃん!大丈夫?」

「おーい!穂乃果しっかりしろー」

 

 見に行った先で俺らが見たのは仰向けに倒れている穂乃果だった。そして俺らの前には6月だというのにコートを着ているヤバい人が立っている。

 この人が絶対さっきの不審者で、ついでに穂乃果にデコピンをした張本人だろう。

 

「あんたたち、とっとと解散しなさい!!」

 

 その捨て台詞を言い残して不審者は神社から去っていった・・・

 

「「今の・・・誰??」」

 

 俺とことりは不審者の正体に首をかしげた。本当に誰だったんだ・・・?

 

 

 ~*~

 

 

 その後、朝練は無事に(?)終わり、放課後の練習に移ろうとしていた。

 

「それでは、メンバーを新たに加えた新生スクールアイドルμ’sの練習を始めます!」

「いつまで言ってんだよ、もう2週間も前じゃねぇか」

「だって、嬉しんだもん!」

 

 そうだ、いつの話とか関係ない。メンバーが増えた、それだけでも嬉しいことだよな。

 

「なので、恒例の・・・1!」

「2!」

「3!」

「4!」

「5!」

「6!」

 

 あ、俺はμ’sのマネージャーであってステージには出ないから言わないよ?

 

「くぅぅぅ~!6人だよ!6人!いつかこの6人が神シックスとか仏シックスって言われるようになるのかな~?」

「仏だと死んでるような・・・」

「毎日同じことで感動できるなんて羨ましいにゃ~」

 

 まだ、凛たちは放課後の練習と朝練だけだから良いほうだ。酷いときは穂むらで暇になるとほとんど言ってきた時もあった。最近はあまり言わないから治まってきてるみたいだけどな。

 

「私、賑やかなの大好きでしょ?それにメンバーが多いとダンスや歌を失敗しても大丈夫!」

「穂乃果・・・?」

「や、やだなぁ海未ちゃん。冗談だよ~」

「そうだよ。ちゃんとやらないと今朝言われたみたいに怒られちゃうよ?」

「『解散しなさい!!』って言われたんでしたっけ?」

「でも、それだけ有名になったってことだよね!」

「それもそうだな」

 

 確かに凛の言う通り、μ’sが知られてきたからこそ今回みたいなことになったとも考えられる。そう考えると今後『解散しなさい!!』って言われることも多くなるのかもしれないな・・・

 

「それより練習。どんどん時間が無くなるわよ」

「お!真姫ちゃんやる気満々~!」

「べ、別に私は早く練習終わらせて帰りたいだけ!」

「またまた~お昼休み見たよ~この間のステップの練習してるとこ!」

「へぇ~真姫が自主練するなんてな~」

「そ、それはこの前のステップがかっこ悪いから私なりに変えようとして・・・」

「そうですか・・・あのステップ私が考えたのですが・・・」

 

 ヤバいよ!今の海未、アイドルがしたらやばい顔してるよ!怖えええええ!!

 

「心配いらないにゃ、海未先輩!真姫ちゃんは恥ずかしがってるだけだから~」

「「「「「「あ・・・」」」」」」

 

 屋上に着いた俺らの目の前に広がっていたのは大雨だった。さすがにこの悪天候で練習して怪我でもしたら大変だな・・・

 よし、今日の練習は休みだな。さすがに天気には勝ち目ないっすわー

 

「今日は悪天候だから練習は中止な。各自、家で筋トレとか柔軟をやっておくこと!いいな?」

「「「「「「はい!」」」」」」

 

 

 ~*~

 

 

「失礼します」

「あれ?御影くん、μ’sの練習はどうしたん?」

「今日は雨が降ってるから屋上が使えなかったんですよ」

「あっちゃ~それは残念やったなぁ。って今日の仕事は無いのになんで生徒会室に来たん?」

「部員が7人になったので、アイドル部の申請書を提出しに来たんです」

「その申請書は受け入れられないわ」

「あ!絵里ちおかえり~」

「受け入れられないってどういうことですか?」

「すでにこの学校には『アイドル研究部』というアイドルに関する部があるの。同じような部活は2つもいらないわ」

「じゃあ、アイドル研究部と話をして1つの部活にするのは許可してくれますか?」

「・・・ええ、それは許可できます」

「それじゃあ、失礼します」

 

 相変わらずお堅い生徒会長だな、まあ副会長がゆる~い人だからバランスが取れていて良いのかもしれない。

 とりあえず穂乃果にさっきの事を伝えないとな---------

 

 

 ~穂乃果side~

 

 

「なんで雨止まないの!せっかく練習したかったのに、天気も空気読んでよ!」

「穂乃果、ストレスを食べ物にぶつけると大変なことになりますよ」

 

 ん?ここのお店のポテトってこんなに少なかったっけ?

 

「穂乃果ちゃ~ん、明日も雨止まないんだって~」

「え~!!狭くても良いからせめて屋内でやれたらな~」

「部室とかないんですか?」

「部室をもらえるのは部活として認められないといけません」

「あれ?穂乃果ちゃん。私たちっていま5人以上いるよね?」

「え?私でしょ、海未ちゃんにことりちゃん、真姫ちゃんに凛ちゃんに花陽ちゃん。それに徹君・・・あー!7人だ!」

「それで7人なら部活動申請できるじゃない。まだしてないの?」

「いや~忘れてて・・・」

「忘れてたんかーーい!!」

 

 え?今の誰?なんか変な格好してるし・・・

 

「はぁーー5人以上揃って安心した~ってあれ?」

 

 あれ?私のハンバーガーが隣の席から伸びてきた手につかまれてる・・・?もしかして、さっきポテトが少ないって感じたのは・・・

 

「ちょっと!」

「なによ!解散しなさいって言ったでしょ!」

「そんなことより食べたポテト買って返してよ!」

「あんたたち、歌もダンスも全然駄目!プロ意識が足りないわ!」

「え?」

「いい!?あんたたちがやっている事はアイドルへの恥、冒涜よ!とっととやめることね」

 

 そう言ってさっきの人は逃げて行ってしまった・・・

 

「アイドルへの恥、冒涜か・・・」

「確かに私達はスクールアイドルとしてまだまだ未熟です。有名なスクールアイドルに比べたら先程のような事を言われても仕方がありません・・・」

 

 ん?ケータイが鳴ってる。徹君から電話だ、いったい何だろう?

 

 

 ~穂乃果sideout~

 

 

 ~徹side~

 

 

 発信音が切れると穂乃果の声が聞こえてきた。

 

『もしもし徹君?急にどうしたの?』

「いや、さっき生徒会室に行って部活動申請書を出しに行ったんだよ」

『徹君、よく覚えてたね!私たち誰も覚えてなかったのに』

「誰も覚えてないって・・・まあいいや、結果から言うと部活として認めてもらえなかった」

『ええ!?5人以上いるのになんで!?』

「なんか、アイドル研究部っていうのがあって同じような部活は2つもいらないって絢瀬先輩が言ってたんだ」

『じゃあ、私たち部室もらえないの!?』

「いや、アイドル研究部と合併して1つの部活になるのは構わないってさ」

『それじゃあ、早速明日アイドル研究部に行こうよ!』

「俺も賛成だ。みんなに伝えといてくれ」

 

 

 ~*~

 

 

「あなたがアイドル研究部の部長!?」

 

 いま、俺たちの前には昨日神社であった不審者、もといアイドル研究部の部長と偶然鉢合わせた。

 部長さんは動揺しながらも腕を振り回しながら扉の向こう、アイドル研究部の部室に入っていった。

 

「ちっ!裏から回るか」

 

 アイドル研究部の部室の裏側に向かい窓を覗くと、部長さんと目が合った。逃げられないことを察した部長さんは、穂乃果たちを部室に招き入れた。

 

「学校にこんな部屋があったとは・・・」

「すごいにゃ~」

 

 部室にはどこを見てもアイドルグッズで埋まっていた。いや~これはすごいな・・・特に花陽なんか目を輝かせているし。

 

「それで?なんか用なの?」

「アイドル研究部さん!」

「にこよ・・・」

「にこ先輩、実は私たちスクールアイドルをやっておりまして」

「知ってる。どうせ、部活にしたいなら話をして来いってなったんでしょ」

「おお、話が早い!」

 

 話が早いというか前々から言われてたんじゃ・・・

 

「とにかくお断りよ、あんたたちはキャラを作ってないわ!」

「キャラ・・・?」

「ほんっとになんも知らないのね。いいわ、見てなさい」

 

 にこ先輩は立ち上がり、俺らとは逆の方を向いた。

 

「にっこにっこに~!あなたのハートにニコニコニ~!笑顔届ける矢澤にこニコ~!ニコニーって覚えてラブニコ!」

 

 な、なんだこれ・・・μ’sのみんなも困惑しまくっている。これがアイドルのキャラっていうやつなのか?

 そして反応を求めているにこ先輩をみてみんなが一目でお世辞とわかるフォローをするが、にこ先輩は怒って俺らを部室から追い出した。

 

「やっぱり、追い出されたみたいやね」

「あ、東條先輩」

「あなた達には話しておいたほうが良いかな、にこっちの事を」

 

 そして東條先輩は語りだした---------

 

 

「にこ先輩なかなか難しそうだよな」

「確かにそうですね。私達の説得に耳を貸してくれるかどうか・・・」

「そうかな?にこ先輩はアイドルが好きで私たちにも興味があるんでしょ?それってほんの少し何かあれば上手くいく気がするんだけど・・・」

「アバウトだな・・・」

「だって・・・あ!思い付いた!後で皆に伝えるね、にこ先輩をμ’sに入れる作戦!」

 

 

 ~*~

 

 

 そして、翌日の放課後・・・作戦が開始される---------

 

「「「「「「「お疲れ様で~す!」」」」」」」

 

 俺たちはにこ先輩が部室に来る前に先回りして待機していた。

 

「お茶です!部長!」

「部長!?」

「今年の予算表になります、部長!」

「部長~ここにあったグッズ邪魔だったんで棚に移動させておきました~」

「こら!勝手に!」

「さ、参考に貸して、部長のおすすめの曲」

「なら、迷わずこれを・・・」

「あ~!だからそれは!」

「ところで次の曲の相談をしたいのですが部長!」

「次の曲はさらにアイドルを意識したほうが良いと思いまして」

「そんなことより、お茶を淹れてください部長~」

 

 俺もみんなに便乗して部長にパシリ、もとい頼みごとをする。

 

「こんなことで押し切れると思ってる?」

「押し切る?私たちは7人となったμ’sが歌う新曲を相談してるだけですよ?」

「7人・・・」

 

 何かを決意したにこ先輩の目が変わった。どうやら作戦は成功みたいだな。

 

「厳しいわよ?」

「分かってます!」

「だめよ、あんたたち全員なんもわかってない!アイドルは笑顔にさせる仕事なの!それをよ~く自覚しなさい!」

「「「「「「はい!」」」」」」

「それじゃあ、ここで練習よ!」

 

 そう言ってにこ先輩は例のポーズを構える。

 

「にっこにっこに~!」

 

 

 音ノ木坂学院アイドル研究部スクールアイドル『μ’s』現在7人!(マネージャー入れて8人!)

 




4000文字って凄く長いんですね。疲れました(バタッ

次回はアニメ回か、オリジナルかまだ未定です。

Twitter始めました、執筆状況などつぶやきます。
https://twitter.com/toranakaku

それではまた!
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