穂むらの弟子になった。   作:とらなかく

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前回の続きからです。
新学期前の話は今回で終わりです。

それでは本編をどうぞ!


10年前のことなんて全く覚えてない

・・・一体どうなってんだ???

 なぜ、この子は俺の名前を知ってるんだ?頭の中が混乱している。

 そうだ!ここは深呼吸をしよう。すぅ~はぁ~。うん!全然わかんねぇよ!?

 

 

「徹君って、もしかしてこの人のこと?お姉ちゃんなんで知ってんの!?」

「なんでって言われても・・・昔、遊んだことがあるだけだし」

 

 

 へ~赤みがかった茶髪の子はオレンジ色の髪の子の妹なんだ~

 

 

 

 

 ・・・って、昔遊んだことがあるだって!?ということは父さんが言ってた俺と遊んだことがある子供っていうのがこのオレンジ色の髪の子なのか?

 

 

「ちょっと穂乃果!徹君固まってるけど、なんかまずい事言ったんじゃないの!?」

「ええ!?まずい事って何?えっと・・・徹君大丈夫?」

 

 

 なんだ、この生き物。首をかしげながら聞いてくる姿がめちゃくちゃ可愛いんだが、というか・・・天使だろ!

 

 

「お姉ちゃん・・・その人お姉ちゃんの事覚えてないんじゃない?」

「でも、私が覚えているんだから覚えてるよ!」

 

 

 妹ちゃん、勘が鋭いね!そうだよ覚えてませんよ!そして、その自信はどこからくるんですか天使さん???

 

 

「じゃあ、お姉ちゃんに聞くけど最後にこの人と遊んだのってどのくらい前?」

「えっと・・・10年前ぐらいかな・・・?」

「そんなに前のこと覚えてるわけないじゃん!!」

「でも私は覚えてたし・・・」

「はぁ・・・そうだとしてもこの人が覚えてるとは限らないでしょ・・・」

 

 

 今、10年前って言ったよな。てことは俺が6歳ぐらいの時に穂むらに来たのか、6歳の時の記憶・・・駄目だ、なんも思い出せないや。

 

 

「ねぇ、徹君!私のこと覚えてる?」

「すいません・・・覚えてないです・・・」

「えっ」

「ほーら、言ったじゃん覚えてないって」

「そう・・・だよね・・・覚えてるわけ・・・ないもんね・・・」

 

 

 うわああ、ごめんなさいいいい!天使さんが涙目になってるううう・・・ここは何かフォローしないと・・・・・・こういう時っt「ほら、穂乃果元気出しなさい!!明日のおやつはケーキにしてあげるから」美穂さん、そのフォローじゃさすがに・・・

「やった!ケーーキだ!」って、立ち直り早い!

 

 

「えーと・・・話が逸れたので本題に戻すわ、それじゃ徹君軽く自己紹介して」

「あ、はい。わかりました」

「えっと、御影 徹って言います。今日から東京にやってきました。これからよろしくお願いします」

「じゃあ、つぎ私ね!」

「高坂 穂乃果です!穂乃果って呼んでね♪」

「高坂 雪穂です。よろしくお願いします徹さん」

「・・・・・・・・」

「あ!えっと、この人は私の旦那です。徹君にはぜひ"師匠"って呼んでほしいそうよ。それじゃあ最後に改めて、高坂 美穂です。わからない事はなんでも聞いてね」

 

 

 自己紹介も終わり、夜も遅くなってきたので、父さんから頼まれていたのも渡して、今日のところは帰ることになった。

 

 

 ~*~

 

 

「ここが、俺の通う学校か・・・」

 

 

 俺は今、新しく通うことになった。この"音ノ木坂学院"の正門に立って校舎を眺めている。

 え?なんで俺がここにいるかって?それはだな、始業式の前日に理事長に会うことになってるからだよ。さすがに転校生って言っても俺はこの学校唯一の男子生徒だからな。こうして挨拶に向かわないとなにかとまずいだろ?

 

 

「えっと、理事長室っと・・・ここか」

 

 

 それじゃあ、早速ノックをして挨拶しますか!

 俺は扉に手をかけ2回ノックをするーーーーーーーー

 

「はい、どうぞ」

「失礼します。明日からこの学校に通わせていただくテスト生の御影 徹です」

「あなたが、テスト生の御影君ね。立ちながら話すのもなんだから、そこの椅子に座って」

 

 

 そう言われて俺は椅子に座ろうとする。ん?待て、この人どっかで見たことあるような・・・

 でも理事長なんだから、学校のホームページに写真が載ってただけじゃ・・・いや、違うな。つい最近どっかで会ったはずだ。この灰色の髪、気品があるオーラ、そして何より・・・そのよくわかんない髪型!わかった!東京駅で俺を助けてくれた人だ!

 

 

「あの・・・もしかして昨日、東京駅で俺を助けてくれた人ですか?」

「昨日・・・?あ~、あなたあの時の迷ってた子ね」

「はい、そうです。ほんと、あの時はありがとうございました!」

「いえ、当然のことをしたまでよ」

「あら、話が逸れたわ、本題に入るわね」

 

 

 それから俺と理事長は少しばかり事務連絡をした。内容としては、まず明日の全校集会で自己紹介すること、それと男子テスト生として生徒会に入らせられること。重要なことと言ったらこの2つぐらいか。

 

 

 ~*~

 

 

「どうだ?そっちの様子は?」

「まあ、今んとこなんもないよ」

「そうか。俺は明日に備えてもう寝るよ。明日からの学校生活存分に楽しんで来い!」

「うん。ありがとう父さん。おやすみ」

 

 

 明日からの学校生活楽しむぞおおお!

 俺は高揚した気持ちと一緒に眠りについた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 






前書きでも言いましたが、新学期前の話は今回で終わりとなります。

そして、少しお知らせを・・・もうすぐ・・・テストです(絶望)
いやだあああ!小説書いていたいいいい!でも再試にはなりたくないいいい!
というわけで、テスト明けまでに1話分も投稿できるか微妙です(泣)

それではまた!
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