穂むらの弟子になった。   作:とらなかく

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今回はアニメ回となっております!なんかアニメ回だとシリアスなんだよなぁ。

それでは本編をどうぞ!


名前を呼び合った日

 今日はついにμ’sのファーストライブの日だ。この日のために1か月間μ’sは欠かさず練習をしてきた。練習に付き合ってた俺だから言えるが、素人が見ても彼女たちは格段に成長しているだろう。その練習の集大成のライブに早く駆けつけてやりたいところなんだが---------

 

 

「みなさん、こんにちは。生徒会長の絢瀬です」

「副会長の東條です」

「テスト生の御影です」

 

 

 そう。今日は新入生歓迎会もあるんだよ・・・新入生歓迎会が終わってから30分後に講堂でライブをすることになっているから俺がμ’sにエールを送るのもそこまで時間がないってことだ。

 

 

「生徒会からは、今後の学校行事のことについてお話させてもらいます」

 

 

 絢瀬先輩がそう言うと、東條先輩がパソコンを操作してプロジェクターから写真が映し出された。・・・俺の仕事無くね?それじゃあ講堂に・・・行っちゃ駄目ですよねー

 

 

 はぁ・・・おとなしく絢瀬先輩の話でも聞こうかな。

 

 

 ~*~

 

 

 よし!新入生歓迎会終わった!さっさと講堂に向かっちまおう!

 

 

「お疲れ様でした~!」

「え、ええ。お疲れさま」

「穂乃果ちゃんたちによろしくな~」

 

 

 講堂に着いた俺は穂乃果の友達のヒフミトリオと呼ばれる3人から楽屋に穂乃果たちがいると言われ楽屋に来ている。さすがにもう着替え終わってるよな?・・・一応ノックしとこう。

 

 

「徹だ。入ってもいいか?」

「徹君!もちろん入っていいよ!」

「失礼しま~す」

 

 

 楽屋に入ると3人は衣装に着替えて、右から南、穂乃果、園田という順番で並んでいた。いつも練習してる時のミーティングと同じ並び方だ。『もう準備は出来てるよ、いつでもどうぞ!』と3人からそういわれてる気がした。それじゃあ始めるか!

 

 

「今までの練習を信じておもいっきり自分達が楽しめるステージにして来い!そうしないとお客さんも楽しめないからな!もちろん笑顔も忘れずにな。お前たちならきっと出来るはずだから・・・とにかく頑張れ!」

「「「はい!」」」

「もう時間だな・・・観客席でしっかり見てやるからな!」

 

 

 残り10分になって俺とμ’sは楽屋を出て、それぞれが別の場所に向かった。μ’sはステージに、俺は観客席に向かった---------

 

 

 観客席に戻ってきた俺は強烈なものを見てしまった---------観客が1人も入っていない。

 

 

「嘘だろ・・・?ここまで来たのにそれはないだろ・・・・・・」

 

 

 ショックだった。というより怖かった。誰も見てくれなかったことが穂乃果たちの心を傷つけることになるかもしれないから。

 

 

 そして俺の考えを裏切らない形でブザーが鳴ってしまった。幕が開く---------

 

 

 ~穂乃果side~

 

 

「こんな時どうすればいいんだっけ?」

 

 

 ことりちゃんが聞いてくる。それもそうだ、私達は緊張して5分間もステージの上で沈黙のまま待っているんだから。

 

 

「そうだ!番号を言えばいいんだよ!」

「番号ですか?」

「うん!私が1番で、ことりちゃんが2番、海未ちゃんが3番ね!」

「いいね!やろっか♪」

「1!」

「2!」

「3!」

「・・・これで終わりですか?」

「だってこの先が思いつかないんだもん!」

「穂乃果ちゃんらしいね♪」

 

 

 3人で話してると不思議と緊張が解けてきた!あ、ブザーが鳴った!幕が開く---------

 

 

 ~穂乃果sideout~

 

 

 ブザーが鳴って幕が開いてしまった。幕の先にいたのは笑顔のμ’sだったが、状況を確認した瞬間に少し泣きそうな顔になってしまった。そんな顔にさせたくない!でもどうやってフォローをすればいいんだろうか?『わからない』そんな自分の無力さに腹が立つ。でも、その時だった---------

 

 

『バァン!』と講堂のドアが強く開いた。どうやらライブを見に来てくれたらしい。μ’sが驚きと喜びにあふれる表情をする。

 

 

「さあ見せてくれ!お前らのステージを!本気で頑張った姿を!」

「・・・やろう!」

「「うん!(ええ!)」」

 

 

 始まりの予感を感じるこの曲は---------『START:DASH!!』

 

 

 ~*~

 

 

 曲が終わると無意識に拍手をしていた。練習の時と比べてさらに磨きがかかっているような気がした、あくまで素人意見だけど・・・。拍手をしていると絢瀬先輩が座席とステージの間まで来た。なんだ・・・?

 

 

「続けるつもり?」

「はい!」

 

 

 絢瀬先輩の質問に穂乃果が元気よく答える。

 

 

「どうして?結果は明らかじゃない」

「やりたいからです!!こんな気持ち今までになくてよくわかんないんですけど、私たちの今の気持ちを届けたいって思いました!だから・・・だから私達いつかここを満員にして見せます!」

「俺からもお願いします、先輩」

「・・・わかったわ、頑張りなさい」

 

 

 そう言って絢瀬先輩は講堂を出ていった。・・・あ、まだお客さん残ってる。

 

 

「穂乃果!挨拶しろ!」

「ふぇ?ああ、うん!

「今日はμ’sのファーストライブを見に来てくれてありがとうございました!」

「「「ありがとうございました!」」」

 

 

 ~*~

 

 

 ライブが終わって俺たちは今後の方針について話し合いながら帰っている。とりあえず今のところは新メンバーの募集と普段の練習を重点的にやり、ライブなどはまだ先にやったほうがいいという結論に至った。

 

 

「あ!徹君はまだμ’sのマネージャーしてくれる?」

「お前らが続けるんだったら俺も、もちろん続けるぞ」

 

 

 今日のライブで気が付いたことがある。俺はμ’sのマネージャーでもあり、μ’sのファンにもなった。ファンとして彼女たちの成長を一番見れる特等席はマネージャーなのかもしれない。だからこそ、俺はこの席から移動はしない。

 

 

「ねぇ、御影くん?」

「どうした?南?」

「もう、1ヶ月も一緒にいるんだし穂乃果ちゃんだけじゃなくて私も、海未ちゃんも名前で呼んでほしいな?」

「確かに名字呼びは堅苦しいしな、じゃあ、改めてよろしく!穂乃果!ことり!海未!」

「これからもよろしくお願いしますね、徹」

「ちゃ~んと練習を見に来てくださいね?徹くん♪」

「穂むらでもμ’sでもよろしくね!徹君!」

 

 

 ~『名前を呼び合った日』~

 

 

 

 




ファーストライブ終了です!もう少しアニメ回は続けていきます。
それと、更新頻度が落ちる可能性があるので、先に謝っておきます。すいません!
感想、お気に入り、高評価、何でも待ってます!執筆のやる気が急上昇します!

Twitter始めました、執筆状況などつぶやきます。
https://twitter.com/toranakaku

それではまた!
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