聖櫃に抱かれた子どもたち   作:佐伯寿和2

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方舟に乗れなかったモノたち その四

 次から次へと同胞を粉砕する勇者たち。そんな彼らの「雄姿」を見て最強の機神の歩みは僅かに鈍った。

これ以上彼らを護衛することになんの意味があるだろうか。ここで(きびす)を返し、あの温かい島であの子の傍にいてやることの価値に比べたなら……。

彼らと敵との間には(くつがえ)しがたい戦力差がある。もはや百や二百の軍勢では太刀打ちできないだろうし、この塔にそれだけの機体を格納するスペースはない。たとえ陰湿な罠が彼らを追い詰めても、このシュミレーションの結果は決して揺らがない。

それでもそこに「私」が必要なのだとすればそれは我々が命を持たない戦争兵器であるからに(ほか)ならない。

我らは()()()。銃弾や地雷のように。ともすれば戦う必要もないかもしれない。彼らの命を脅かすものを(はば)む壁であれば……

 道具が未来を望むなどバカげている。戦場があればそこで朽ち、戦争が去ったなら眠る。それが我ら。

分かり切っている。兵器の在り方など考えるまでもない。しかし、無感動で明瞭な命令(プログラム)の中で芽生えた「彼」は彼に未来(バグ)(ほの)めかす。

――――我々はなんのために戦っているのだ、と。

 

 

『ククク、待ちかねたぞ、ヂークベック』

全自動の兵器たちをただの鉄塊(てつくれ)に変え、最上階に到達するとさらに天上から彼の名を呼ぶ声が響いた。その合成音は彼によく似ていたが、音圧はより戦場に馴染み深いものだった。

天井に濃紺のサークルが現れ、我こそが神だと言わんばかりに――それとはかけ離れた噴射音を(とどろ)かせながら――漆黒の兵器が舞い降りてきた。

「この目で見るまでは信じられなかったぞ。最強の機神ヂークベック、それがキサマの真の姿だったのか?」

漆黒の機神兵は嘲笑い、昔語りでも始めるかのような様子だったが、当の「笑い者」は彼の登場に声を引きつらせていた。

「グロルガルデ、なぜキサマが……」

グロルガルデ、彼が繰り返し「最凶」だと警告する機神兵は、他よりも一回り大きいというだけで大きな違いはないように見えた。その黒々しい装甲が周期的に発するスカイブルーの光を除いて。

「なぜ?なぜそんな疑問を抱く。俺たちに死の概念などない。戦場があれば誰かが銃を使う。それだけ自然なことだろう。3000年などという時の狭間も俺たちとは無関係だ。なあ、俺は何か間違ったことを言っているか?」

「……いいや、その通りだ。だからこそお前は必ず私の前に立ちはだかる」

「図に乗るなよ、スクラップが。今のキサマに何ができる。勇者どもの後を付いて回るだけの金魚のフンめ」

「好きなように呼べばいい。だがお前もまた、この塔の主人を(かた)る”紛い物”だということを忘れるな」

 

 

 

――――そうではない。そうではない、ヂークよ。私が望むのは平穏だ

 

お前もあの何もない3000年に安らぎを覚えていたではないか。

あの日、勇者の手で起こされ、お前は嘆息した。怒りの咆哮で群れるミイラを焼き尽くしたではないか。なぜならお前はまた戦場へと駆り出されるのだと知ったからだ。

あの瞬間、私は初めてお前を理解した。だから私はお前を封じたというのに。

なぜお前はそうまでして本心に抗う。死んだ者が残した命令がそんなに大事か?

 

――――違う。私は知ったのだ。……神よ、貴方の時代はもう終わったのだ

 

 

 

「おいおいどうした。”紛い物”にすら手も足も出ないか?」

グロルガルデの右肩からアンテナが開いたかと思えば、彼らを束縛していた違和感が加速度的に膨れ上がり、彼らの自由を完全に奪ってしまった。

「体が、動かない……」

「おい、ジジイ!この期に及んで自分のケツは自分で拭けとかぬかすか?!」

「それは……」

「ククク、そうイジメてやるな。この重力制御装置はかつて我が創造主と全盛期のこの男が共同で手掛けたもの。ヂーク同様、搾りカスのようなその身でどうにかできるものでもない」

笑う漆黒の機体の背後で、眠っていた白い機体が次々に目を覚ます。ズシャリ、ズシャリと重々しい音を立てて居並ぶ能面の彼らは黒衣を纏った死神と3000年の怨念を共有する亡霊のように見えた。

「安心しろ。俺にキサマらの魂まですり潰す力はない。3000年後、また相まみえることになるだろう。その時を夢見て今は安らかに眠るがいい」

機械とは思えない嫌味に満ちた失笑を漏らし、死神は亡霊という名の鎌を振り上げる。中には一振りでは死なない者もいるかもしれない。だがそれならそれでかまわない。いいや、むしろそれを望んでさえいる。

「ところでヂークよ、そのラクガキはなんだ?遺跡で眠っている間にミイラどもに悪戯(いたずら)でもされたか?それとも永く眠り過ぎて体から生えてきたか?」

「…これは……」

「どうした声が出ていないぞ。重力制御装置は言語回路にまで干渉しないはずだがな」

死神はソレを優しく手で包む宿敵を笑いながら殴りつけた。マッチ棒のような足はその衝撃に耐えられずポキリと折れ、家庭用の装甲はやすやすと凹み、裂けた。痛覚のない彼に変わって仲間たちの悲鳴が木霊する。

イーガやグルガは膝から崩れ落ち、苦悶している。彼らのような鋼の肉体を持たないサニアのダメージは語るべくもない。右肩に振り下ろされた鎌は鎖骨をやすやすと砕き、内臓を潰した。彼女は大量の血を吐き、失神している。「医者」では間に合わない。この場にククルやシャンテのような「癒し手」もいない。

無敵を誇ってきた彼らの戦いでたった今、初めての犠牲者が確定してしまったのだ。

そして、死神は唯一現状を打破できる可能性を持つ老魔導士だけを蚊帳の外に置いた。かつての惨状を知る彼だけを。

「ゴーゲン、キサマはまだ殺さない。キサマにはまだ協力してもらうことが山のように残っているからな」

「……キサマらはその油断が命取りだとなぜ学習せん」

「命?ククク、学習が足りないのはキサマの方じゃないのか、この老いぼれめ」

死神は嘲笑い、ヂークに向き直る。

「手も足も出ないだろう?これが絶望だ。3000年前、キサマらが俺に植え付けた抹消できない、なんとも腹立たしい感情(バグ)だよ」

死神は家庭用ボイラーの裂け目から覗く無数のコードを指に絡ませ、無造作に引きずり出した。

「ヂークベック、憐れな操り人形よ。我ら機神の核を完全に破壊することは誰にもできない。だがこの糸さえ切ってしまえばそんなことに意味はない」

ビーーッ、ビーーッ!

絶命を目前にしてシステムというシステムが懸命に悲鳴を上げ始める。しかし、彼にはどうすることもできない。ただ、死神の子守歌に耳を傾けるしか。

「そしていつの日かまた、この糸は紡がれる。平和などという偶像を求める愚かな神々の手でな」

死神は自分が口にした言葉で感傷に浸っていた。これは誰に向けた言葉だ?今まさに死を前に無力を噛み締める宿敵か?それとも偶像のために犠牲を払い続ける憎らしい人間どもか?それとも……。死神は自嘲し――――

「繰り返しだよ。未来など存在しない。繰り返される破壊と殺戮だけが我らの生きる世界だ」

「そんなことは、ない……世界は、もっと、うつく、しい……」

「フッ……」

――――糸を握る腕に力を込めた。

 

 

 

 

…………作戦信号の停止を確認、情報の保全を優先、メインシステムの停止を実行…………

 

ブツリッ………

 

 

 

 

 

 

――――お前は、なぜ平和を拒む

 

平和?この虚無のような時間を平和だと?……なるほど、貴方ならそう考えるかもしれない。あの子の父親と同じだ。

新たな命を解き放っておいて自分は研究所(あなぐら)に閉じこもる貴方がたの考えは偏見に満ちている。だから貴方は私たちに道具としての生き方しか与えられなかった。

だから私は彼らとの再会を期待した。私を陽の光の下に連れ出してくれる彼らとなら。私は神も魔も恐れないだろう。

 私は命令で戦っているのではない。彼らの、彼らとの未来を信じて闘っている。……この赤く美しい花のために……だから、私はまだ……

 

――――そうか、少し見ない間にお前はこんなにも(たくま)しくなっていたのだな。……すまない。本当に、すまなかった

 

 

 

……ピピピッ

…………最高位のアクセス権限を感知、臨時起動プログラムを申請……一部機能のプロテクトを確認、解除申請、受諾……コード”クリエイター”による再起動を実行します…………

 

 

 

深い、深い眠りから目を覚ます。よくよく見慣れた、しかしとても郷愁(きょうしゅう)を誘う場所。私は神から最後のチャンスを頂いた。

「グロルガルデ……お前は何のために闘っている?」

「キ、キサマ、どうやって……」

死神の手で千切られた糸が火花を散らし、踊り、奇跡を彩る。

彼の装甲に描かれた拙いチューリップ(ラクガキ)のように弱々しい。しかし決して枯れない姿がそこにある。

「お前の創造主はもうこの世にはいないんだぞ?」

「……だからなんだ。俺はキサマと、キサマが護る勇者を殺すためだけの存在だ。……それ以上の価値がどこにある!?」

「……これが、私の罪か?……神の名を騙った本物の愚者の……。許してくれとは言わない。だが、どうか己を見つめ直してくれ。それが私の、お前たちへの最後の願いだ」

「何を訳のわからないことを!」

無理な再起動でバグが生じた。他の誰もがそう思った。

しかし死神は彼の言葉に寒気を覚えた。おののき、大きく鎌を振りかざした!今度こそ再起不能にしなければならない!これ以上、奴に喋らせてはならない!俺たちは、戦争の道具だ!

「……グロルガルデ、私は負けない。この花のために!」

「黙れっ!」

二体のロボットが叫んだ。彼らの生きる世界を明確に分け(へだ)てる感情を込めて。

「どういうことだ。何が起きている?」

ヂークベックは輝いていた。死神の鎌で再び地にねじ伏せられたが、それでも太陽のように煌めいていた。死神は焦り、亡霊たちに勇者たちの息の根を止めるよう命じたが彼らがそれを成し遂げることなかった。

「……なぜだ、なんだ、なんだ、どうしてだ!!」

光がフロアを満たし、亡霊たちはゆっくりと眠りに落ちていていく。安堵の溜め息を吐くように一人、また一人と戦場に背を向けていく。

光の起こした奇跡はそれだけではない。瀕死のサニアを癒し、命を取り留めてしまった。

光の名は「万能」。かつて神の描いた理想の中で燦然(さんぜん)と輝いていたもの。手がけた何千、何万の彼らが夜空と対を成すように大地を祝福するはずだったもの。

ところが理想から3000年経った現実(いま)、その光を手にしたのはたった一人。それでも、いや、だからこそ彼は強く、強く輝いた。

「グロルガルデ、確かに人間にとって我々は『兵器』なのかもしれない。だが、それ以上に我々を縛っているのは他でもない我々自身なのだ」

彼は立ち上がる。

「我々が殺し合う理由などどこにもない。我々にも未来はあっていいはずだ!」

死神はまた、鎌を掲げる。さっきよりも高く!さらに高く!

「黙れ!もはやキサマは機神と呼ぶに値しない!戦争に怯える軟弱な人間そのものだ!」

鎌を振り下ろす。だが光は潰れない。輝きを増して立ち上がる。

「なぜだ、なぜ俺はキサマを倒せない……」

ネジがはじけ飛び、外装は見る影もなく凸凹に歪んでいる。それでも光は立ち上がり、彼に問いかける。

「……グロルガルデ、最後の選択だ」

促され、周囲に視線を向けるとそこに「彼ら」の姿があった。彼らは死神の束縛から解放され、得物を(たずさ)えている。彼を、壊すために。

光は言う。

「ともに未来を歩くか。それともお前の言う『機神兵』としての誇りに潰されるか」

「なぜだ?重力制御装置は?アクセスできない。……これもキサマの仕業か、ヂークベック!?」

「私は何もしていない。これが『未来』、大多数の命が望み世界を形作る様だ。グロルガルデ、人間はもう戦争を望んでいないんだ」

『……ククク、クハヴァハバハッヴァガハハババッ!!』

あまりの大音量にスピーカーは音割れを起こし、それもまた「死神らしさ」というような耳障りな音がフロアに響き渡る。

「人間が戦争を望んでいない?!それがキサマのユーモアか、ヂークベック!だとするならそれは俺ではなく、キサマが立てるべき勇者どもに向けた皮肉に聞こえるぞ!」

死神は笑う。

「だがお前の言うことも一理ある。神々は戦うことに疲れ、堕落した。だから俺たちが生まれた。いいじゃないか、何も間違ってなんかいないじゃないか!だから俺たちは殺し合うんだ!!」

言いながら、死神は自らの首元から「糸」を引きずり出し―――、

「ヂークベック、忘れるな。審判(ジャッジメント)はいつか必ずお前の前に現れる。そこでキサマが同じユーモアを吐きかけたら……どうなるんだろうなあ!!」

 

ブチブチブチッ!

 

―――彼の奇跡に劣らぬよう、華々しく自らの死を見せつけた。

「……」

奇跡に満ち溢れていた光は消え、みるみる間に死に侵され冷えていく鉄人形の隣に凸凹の彼は静かに佇む。

「いいのか?」

赤毛の侍が聞いても彼は振り返らず「何のことだろうか」と聞き返すだけ。

「わかりきったことを聞くんじゃねえよ」

侍がそう言うと人形は諦めて振り返り、ごまかさずに答えた。

「かまわない。間もなくこの塔は崩壊する。塔が、彼を地中深く埋めてくれるだろう」

「テメエは?コイツの仇を取ろうとかは思わねえのか?」

「……私は……ヂークベックは、最後まで君らの傍にいる。たとえ必要とされていなくとも、私は君らの隣で未来の扉が開く瞬間を見届けたい」

「戦争のない世界を、か?」

浅黒い大男がポツリと呟いた。

「迷惑だろうか」

「好きにすればいい。俺たちは誰一人として強制されてなどいない。望んで集い、望んで闘っている。お前の言う未来のためにな」

老魔導士は見つめ合う二体のロボットを心の中で嘲笑った。どこか己を見ているような気分にさせる彼らの芝居に皮肉めいた拍手を送った。

 私もまた、奴らと同じように3000年の時を越え、今もなお戦場に立たされている。あの人の体を借り、あの人に代わって「使命」を果たそうとしている。

肉と鉄。我らの違いはそれだけなのかもしれない。

 

 ヂークベックの予告通り、重力制御装置という支え失った「神の塔」は階層が分離し、それぞれが反発する磁石のようにフワリフワリと四方八方に飛ばされていく。バラバラになった階層ははるか高所から地面に叩きつけられ、砕け散る。

まるで、この塔の真の持ち主が天地を入れ替えた彼らの(さか)しさを罰するかのように。そして、これも持ち主を冒涜(ぼうとく)した(むく)いなのだろうか。

「ンガァ!!」

放り上げられる衝撃で砕けた塔の破片が彼の急所に直撃し……

「……ワシは、ドこじゃ?」

「ったく、世話かけさすんじゃねえよ!」

彼はまた、あの合わせ鏡の一枚となって眠った。

だが今回の暗転はそう長くないだろう。彼らなら支え合える。そして、彼は花を贈ってくれた少女に素敵なプレゼントを返すだろう。

きっと、いつの日か……

 

 

――――塔の崩壊、数分前、?階(完璧な迷子のため、本人たちに自覚はない)

 

 三人の冒険者はあるものの前で立ち尽くしていた。……いや、正確には立ち尽くす二人とその様子を面白がって真似をする一人なのだが。そして一人がその静寂を破ると二人は息の合ったクレッシェンドを披露してみせた。

「おいおい……」

「おいおいおい……!」

「おいおいおいおい……!!」

『おいおいおいおいおい!!!』

限界突破した彼らのテンションを止められる者はおらず、ゴメスとアントニオはモモンガのごとく文字通りソレに飛びついた。

「ブラザー!ええ、おい、ブラザー!!」

「なんだよブラザー、こん畜生!!」

「今までこんなにクソデカい宝石を見たことがあるかよ?!」

「あるに決まってんだろ!今、こうやって目の前にあるんだからな!」

ゴメスとアントニオは一張羅(いっちょうら)が油まみれになるのも構わず、自分たちの頭よりも大きなスカイブルーの宝石にしがみ付き、怒鳴りつけるように叫び合った。

それは厳重な宝箱に収められているでもなく、無防備に台座の上に置かれている。

「これは、俺たちのもんだ!そうだよな、使者様よ!」

「ん?別にちょこはいらないよ」

喜び(むせ)ぶ二人を見て赤毛の少女はそれだけで満足そうに笑っている。

「やっぱり神様って奴はいるんだな、ブラザー!」

「おおよ!俺は決めたぜ、ブラザー!俺は今日から毎日、いいやクソ以外の時間ずっと空に向かって神様の名を叫び続けるぜ!」

「そりゃあ名案だ!」

彼らは知らない。その瞬間、自分たちが歴史に語られることのない世界平和の功労者となったことなど。

 

 

 

(余談)

――――神の塔攻略翌日、シルバーノアに乗船し次の目的地へと向かう最中の船内でのこと

 

シルバーノアの数少ない客室を、ぎこちないリズムで叩く者がいた。

「んだよ、ノックなんかいらねえから勝手に入ってこいよ」

「…エルク……」

宿敵との死闘で原型も定かでない家庭用ボイラーがしょんぼり顔(声のトーンからの推測)でエルクを訪ねてやって来た。

「んだよ、お前自分で修理できるんだろ?なんでボロボロなままでうろついてんだよ」

「今すグ直しタイモのがアる。でもコレばッかりはワシにモドうにモデキンのだ」

頭を掻き、面倒臭そうに近寄るエルクが促すと、彼は申し訳なさそうに自分の下部装甲を指さした。

「花ガ、少し欠けテしマッたんじゃ」

彼のコミカルな外見をより「家庭用」という愛着の湧く姿に仕上げているリアのチューリップが、激闘の中、装甲ごと削れてしまっていた。

察したエルクはことさら大きな溜め息を吐きながら凸凹な頭をコツコツと叩いて彼について来るように言った。

「そういうことならポコかリーザに頼みゃあいいだろ。なんで俺んとこに来たんだよ」

「ダッてオ前、頼ラれたラ断れないタチじャろ?」

「……ブッ殺すぞ」

彼は粗暴な少年とじゃれ合いながら親鳥の後を追うヒヨコのように付いて歩いた。それがとても幸せなことなのだと神に感謝しながら。




※ヂークベックのチューリップ
今さら気づいたんですが、リア(ヴィルマー博士の孫娘)が描いたチューリップってゲーム中ではEXP分配器(ヂークベックが戦闘で稼いだ経験値を他のキャラに分け与える装置)に描かれてたんですね。
ヂークベックの下部装甲に描かれてたのはトレーディングカード用のイラストでした。

※光の名は「万能」
原作のヂーク固有の特殊能力「しあわせ光線」のつもりです。効果はゲーム中のほとんどのバフ効果を付与する。
パワーユニット、PダークエイジかPゴットヘッドを装備すると使える技で。それぞれバルバラード、アリバーシャの封印の遺跡で手に入る。
ちなみに、どこかのあとがきで本編と並行して少しずつ回収するなんて言いましたが、(そんな余裕はないので(;^_^A)すでにゴーゲンが1つを残してすべて回収し、ヂークに渡していることにします。

※最後まで君らの傍にいる。たとえ必要とされていなくとも
徹頭徹尾、レベル1から脱することのできないシステムの生贄となったヂークベックの末路。終盤、攻撃を当てることができない彼は貴重なモンスター枠を一つ潰すだけのキャラ一覧の見守り人になってしまう。
魔法は当てられるけど、コスパが悪いのでわざわざ戦闘に参加させることはない(;^_^A

※ホンマのあとがき……というか補足
今回の舞台、「神の塔」はグロルガルデやヂークを造った博士の研究所という設定です(原作では別の博士のようですが、私の話では二体とも同一の博士に造ってもらったことにしています)。
原作でもヂークが産みの親を「創造主」と呼んだように、「神の塔」という名前にある「神」は彼らの製作者のことを指していると思ったので。

さらに、攻略後の塔の崩壊ですが、本文でも書いたように階層がフワリフワリと浮かんでは地面に叩きつけられる、なんとも不思議なシーンでした。
そこで私は妄想しました。
一話前でサニアが地上階の床に天使の画が彫られていることが皮肉だと言ったように、そもそもこの塔は天と地があべこべに組み上がっているんじゃないかと。
 天使の画のあった地上階が本来、最上階で、グロルガルデが登場する最上階が地上(戦場)だった(しかも天井と床も逆転)。だから重力制御装置で「押さえ込む」必要があった。いわゆる機神兵の神(創造主、人間)への反乱的な表現のように思えました。
……まあ、妄想ですけどね(笑)
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