聖櫃に抱かれた子どもたち   作:佐伯寿和2

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孤島に眠る従者 その十八

遺跡までの道のりは実に単調なものだった。

障害になったものと言えば、沼やヘビくらいで、俺たちを「敵」と認識して襲ってくるようなものは一度も現れない。

遺跡も同様だ。中は相変わらず真っ暗だが、それだけ。あれだけ重苦しく威圧的だった暗闇が、(いや)らしい視線や死臭がキレイサッパリ無くなっている。

時折、前触れもなく現れるコウモリに驚かされるくらいで、遺跡の番人らしきものは一切襲って来なくなった。(かろ)うじて残っていた悪魔の像(ガーゴイル)からも、あの「視線」を感じることはなくなっている。

「こりゃもうただの石像だな。」

コチコチと叩いてもなんの変化もない。正真正銘(しょうしんしょうめい)ただの石像だ。

石像だけじゃない。まだ中身のある(ひつぎ)も、床に散乱した骨と(よろい)も。前回は気付けば魂を持ち、動き回っていたそれら全てが、擬態(ぎたい)などではなく本来の姿として「完全なる沈黙」に身を(ゆだ)ねていた。

どうやらあの双子の幽霊が、この遺跡の仕掛けの本体みたいなものだったらしい。

「死体くらいは後で埋葬(まいそう)するように頼んでおいた方が良いわよね。」

「そうだな。」

地下7階にも(およ)ぶ遺跡全体を魔法で統括(とうかつ)し、それをたった二体の幽霊に管理させていた。それも、リーザの言葉も考慮(こうりょ)するならそれはおそらく、あのロボットの『力』も利用している可能性がある。それこそが「機械的魔法」の正体ってわけだ。

もしもこの仮説が正しかったなら、10や20の魔法使いが集まったところで、こんな複雑なシステムを構築(こうちく)できやしない。

そして、あのロボットを造った連中は、ここまでの建造物を用意させる連中を「敵」にしていたんだ。

言葉こそ何かの(あや)なのかもしれないが、「勇者」なんて大仰(おおぎょう)な言葉を使ったロボットの、主人への敬意が少しだけ理解できるような気がした。

 

その「勇者」が俺の知ってる「犯罪者(アーク)」と関係するのかどうかは分からない。でも、ここまでして隠さなきゃならないロボットの『火力』。そしてそれを必要としている「勇者」は間違いなく、戦争を引き起こさんとする『思想』を持っている。

それは、俺が今までに見聞きしてきた「戦争」とは毛色が違う。それは、国境に縛られない戦争だ。それは、まさに「救世主(ゆうしゃ)」を必要とするような途方(とほう)もない戦争なんだ。

あの『閃光』を体感して、ロボットの材質をこの目で見て、そして改めて遺跡を目の前にして、俺はそんな空想に()りつかれ始めていた。

 

「この先だったな。」

昨日、獅子奮迅(ししふんじん)の思いで辿(たど)()いたのが嘘のように、俺たちはアッサリと双子が()(ふさ)がった場所までやって来ていた。

通路に立ち、奥の様子を(うかが)う。パンディットにも警戒の色はない。

「……何もなさそうだな。」

今さらながら、全くの無抵抗な遺跡の姿に拍子抜けを通り越して――――嵐の前の静けさのような――――不気味さを覚え始めていた。

「んでもって、これがアイツの言ってた心臓ってやつか。」

通路を進めばそこには確かに、「心臓」と呼ぶに相応(ふさわ)しい血の(かたまり)のような球体が例のごとく壁に(うま)まっている。

だが一見しただけでは、ただの赤に(にご)ったガラス玉にも見える。俺が今まで触れてきたような機械機械した基板や、それを形作る部品類はどこにも見当たらない。触れてみたところ、ルビーやガーネットといった貴石(きせき)(たぐい)でもなさそうだ。あの『火力』を維持(いじ)できるだけの『力』も感じない。

そうなると一体、これがどう活用されてあのロボットの動力源になるのかサッパリ見当もつかない。

 

「おっと危ねえ。」

「心臓」を(くわ)えていた壁にナイフを突き立ててみると、乾燥した泥のようにボロボロと崩れ、思いの(ほか)簡単に大事な大事なお宝を手放した。

ここに来る途中にあのロボットの所にも寄ってみたが、その壁もまた、昨日見た時とは別物のように(もろ)くなっていた。脆くなった壁は、その重みに()えられずロボットを壁の外へと放り出していたのだ。

これもまた、あの双子が壁を強化していたんだろう。それにしても……、

「本当に、こんなんであれが動くのかねえ。」

放り出されたロボットを見つけた時、どうにか再起動できないか色々と試してみたが、ウンともスンとも言いやがらねえ。

それを、発電システムならまだしも、こんなガラス玉一つでどうにかできるものか怪しく思えた。

「大丈夫なんじゃないかしら。だって――――、」

「例の『声』が、聞こえんのか?」

「分かるの?」

「いいや、なんとなくだよ。」

ってことは、これが遺跡に仕掛けられた「機械的魔法」の片割れってことなのか?

「でも、今、全く機能してねえってことは、これはただの回路で、これ自体にエネルギーみたいなもんはねえんじゃねえか?」

「そこまでは私にも分からないわよ。」

「……そりゃそっか。」

「機械」って言葉にさえ馴染(なじ)みのないリーザに、「発電」だとか「内燃機関」だとかの話を根掘り葉掘り聞いたって分かる訳がない。

「エルク、それって少し意地悪じゃない?」

「そう聞こえたか?」

「そうとしか聞こえない。」

俺の肩を小突き、ふくれっ面をする彼女は可愛らしかった。

 

ガラス玉以外に目ぼしいものは見付けられず、俺たちはロボットの待つ場所へと戻ることにした。その途中で、兆候(ちょうこう)は見られた。

「……なんか、光ってねえか、これ?」

「ホントだ。」

松明(たいまつ)の明かりが邪魔をしているが、確かに光っている。赤いガラス玉の中の所々でチカチカ、チカチカと青白い放電が起こっていた。それはロボットに近付くにつれて激しさを増していく。

握っていても感電しない。まるでプラズマボールみたいだ。

「これ、爆発とかしねえよな。」

「そんな感じはしないと思うけれど。」

そして、ロボットの目の前にやってくるとそれは俺たちに何の説明もなく役目を()たし始めていた。

「……それで、これをどうすんだよ。」

「さあ。」

おそらく、どこかに「心臓」をはめ込むソケットみたいなものがあるんだろうけど。

「ここじゃあ、手元が暗すぎるし、とりあえず外に運び出すか。」

そうして俺がロボットに触れようとしたその時だった。

「動いた!?」

突然、そのボディの内側が(せわ)しなく光り始めたかと思うと、ギアが切り替えられる音、冷却剤が噴出(ふんしゅつ)されるような音が連続的に鳴りはじめた。

「……おい、お前、動けんのか?」

数歩退()がり、声を掛けてみると、ワンテンポ遅れて答えは返ってきた。

「……炎のミ…コ。我が(ほこ)を……引きヌ…きし方舟(アーク)の…セン…シ。ワレを黒きセ…ンジョウへと導か……ん。」

「お、おい。」

どうやらコイツは根っからの戦闘兵器らしい。俺の話なんて聞く耳持たず、勝手に「戦場」を求めて歩き始めた。……どうする?このまま村に連れて行くのは危険なんじゃないか?いったん、止めるか?……どうやって?

「おい、お前。ちょっと止まれ。ストップ、ストップ。」

動き始めた兵器は止まらない。所詮(しょせん)、コイツもただの機械ってことか。

「機械」に(うと)いリーザは俺たちの間に割って入ることもできず、オロオロと立ち尽くしている。パンディットも、ロボットの歩みを止めようと行く手を(さえぎ)るが、兵器の目に狼の姿は映っていないらしい。

……仕方ねえ。

中途半端な攻撃はかえって俺たちを「敵」と認識させてしまうかもしれない。コイツには悪いが、心臓部を焼くしかない。俺は片手を(かか)げ、狙いを(さだ)める。

 

「……?エルク、待って!」

それは、偶然だったんだろうか。今、まさに『炎』を呼び出そうと集中したその瞬間の事だった。

まるで、「命令」で動く機械の部分とは別の何かが、俺たちの言葉に(こた)えたようだった。

永い間、(とら)われていた身体が急な稼働(かどう)に耐えきれなかったのか。(にぶ)くとも威圧感のある歩みが突然止まり、大量の冷却剤を吹き出しながら前のめりに崩れ落ちた。

「……止まった、のか?」

「……ううん。『声』は聞こえるわ。」

手元にある「心臓」も放電を続けている。……単にショートしただけなのか?

悩んでいると、ロボットは音声だけを回復させ、なおも俺に(うった)え続けた。

「ホノ…オの御子(みこ)。ワ…レ……黒きセンジョ…ウを憎む…もの。我、ク……ロき戦場…をニク…ムも……の。ワ……レ……ク、ロ――――」

言い残すと、今度こそロボットは完全に沈黙した。「心臓」の放電も止んでいる。

「なんだか、助けて欲しいって言ってるみたいじゃなかった?」

確かに。それは()いを残した兵士の遺言のように聞こえた。

戦友へ、やりきれない未練を打ち明ける人間のようだった。

 

「どうする?」

今は機能を停止させているコイツだが、兵器である以上、危険が「ゼロ」だとは言い切れない。それでもコイツはまだ、命を燃やそうとしている。まだ、燃やせると信じている。

「……しょうがねえな。オッサンになんとかしてもらうか。」

仮に、コイツが村の誰かにその銃口(じゅうこう)を向けてしまうような兵器だった場合、俺は今度こそコイツを完璧に破壊する。ネジの一本も残さず。

「そん時は手伝ってくれよな。」

「分かったわ。」

狼はともかく、機械相手にリーザがどこまで立ち回れるのか分からないが、『声』が聞こえてる限り、何らかの効果は見込める気がした。……あくまでも『魔女』としてではなく、『語りかけられるもの』として。

「難しいけど、やれるだけのことはやってみるわ。」

「……そんでさ、さっそくで悪いんだけどよ。これ持つのも手伝ってくれねえ?コイツ、思ったより重くて。」

俺たちは見つめ合い、少し声を立てて笑った。

 

俺とリーザ、それに一番馬力のあるパンディットにも手伝ってもらったが、それでも500㎏はある鉄の塊を(かか)えて足場の悪い森を進もうなんていう俺の提案(ていあん)にはかなりの無茶があった。

特に泥濘(ぬかるみ)では俺もリーザも何度も足を(すべ)らせてしまった。それでも不思議と(あきら)めや苛立(いらだ)ちは(つの)らない。

「このロボットさん、どことなく可愛いと思わない?」

言われて初めて、そんな目で見てみる。損傷(そんしょう)が激しく、片目がなかったり、大小たくさんの(へこ)みがあったり、中のオイルが()れていたり。なんだか俺には(あらが)えない命令に疲れ果て、涙を流しているように見えた。

「……そうか?」

「私には、面白くて……すごく優しい人に見えるんだけどな。」

「……そうか?」

リーザが特殊なのか、女特有の反応なのか。その感覚が理解できない。

 

結局、村を出たのは朝なのに――――途中、休憩を(はさ)んだり、森の獣に襲われたりでさらに時間をとられて――――、森を抜ける頃には空はトップリと()れてしまっていた。

 

すると、森を抜けた途端(とたん)、狼は立ち止まり、顔を上げた。鼻を高く持ち上げ風を確かめると、主人に振り返り、警告の眼差(まなざ)しを送る。

受け取った主人の表情がみるみる硬くなっていくのが手に取って分かる。そして、その内容も大方(おおかた)の予想はついてた。

「エルク。私たち、追い付かれちゃったみたい。」

「……来ちまったか。」

来るならそろそろだという予感はあった。

だが今は女神像の後始末(あとしまつ)を優先させていると踏み、迎え撃つ準備を後回しにしていた。それに、向こうにはシャンテがいるんだ。追い立てなくても俺たちは自分たちの足で戻ってくると相手も分かっているはず。

なのに今さらこんな所にまで人を寄越(よこ)すとなると……、結局は俺の疑いは的中しちまったってことになるんだろうな。

「先に、パンディットに様子を見てきてもらう?」

犠牲が出ているかもしれないこんな状況にも(かか)わらず、冷静でいてくれている彼女は、今すぐにでも()けつけたい衝動(しょうどう)に駆られている俺にとって大きな支えになった。

「……いいや、このまま隠れて近付こう。」

それでも村の連中は関係ないんだ。あんまり時間は取れねえ。

 

ロボットを森の中に隠し、村に入るが、それらしい気配は感じられない。気配どころか、それらしい痕跡(こんせき)なんて何処(どこ)にも見当たらない。村人たちも、それぞれの家で(おだ)やかな一日の終わりを迎える準備をしていた。

()()()()()()、一直線に「本命」へと向かったらしい。人質は少ないに越したことはない。俺は安堵(あんど)する。

一方で、この手際(てぎわ)の良過ぎる「潜入」に、俺は不安を覚えていた。

 

「どの辺に、何人くらいいるか、分かるか?」

狼は粗方(あらかた)探知(たんち)を終え、来たる戦闘の中に身を(とう)じているのか。その表情は「化け物」そのものだった。

「4、5人いるみたい。みんな、博士の家に集まってるらしいわ。」

見張りを立ててないのか。好都合だが、俺がここにいるってことを知っている上での連中の行動だとしたら、トラップがあると思っておいた方がいいな。

狼を先頭に立たせ、リーザに足元への注意を(うなが)しながら俺たちはオッサンの家へと急行する。

 

しかし俺たちは、呆気(あっけ)ないほど簡単にオッサンの家の中にはいることができた。まるで俺たちのことを意識していない。

完全に、俺たちのことをおちょくっている。

これも奴らの術中(じゅっちゅう)なのだと分かっていながら、初心(うぶ)な自尊心を傷付けられ、俺は苛立ってしまった。

 

一階に姿はない。そのまま階段を滑り下りる。……いない。(あらそ)った形跡(けいせき)もない。どうやらオッサンは抵抗していないらしい。それは、相手の素性(すじょう)を知っているからだ。

色々な疑問が決定的な答えを背負って(つな)がっていく。良くない方、良くない方へと。

 

パンディットが奥の研究室へと先行する。扉は閉まっているが、確かに数人の気配がそこにあった。

最悪だ。地下の、しかも出口のない部屋にいたんじゃ戦闘を()けての救出はかなり難しい。俺たちの装備も体力も万全(ばんぜん)じゃない。

扉は重く、少しでも動かせば音が鳴っちまう。奇襲(きしゅう)を掛けようにも、中の様子が(うかが)えないんじゃ作戦も立てられないし、タイミングも(はか)れない。

「博士、南の島でのバカンスは楽しめましたかな?」

聞き覚えのある声が扉の向こうから聞こえてくる。

「いいえ、十分満足できたでしょう?こちらとしては、そろそろ現場復帰して頂きたいのですよ。恥ずかしながら、貴方(あなた)が不在ですといまいち成果に安定性を()いてしまいますので。」

「……おじいちゃん。」

重々しい低音の(かげ)から、子どものすすり泣く声が聞こえてくる。

「安心してください。お孫さんと一緒に過ごせるだけの便宜(べんぎ)(はか)らせてもらいま――――」

「リアに近付くな!!」

ドンッ

 

鉛色(なまりいろ)のドーベルマンが()え、オッサンの怒鳴(どな)(ごえ)()()した。

そして俺は、我慢できず重い扉に体当たりをかまして連中の前に(おど)()てしまっていた。

 

「……やあ、炎使い。そして、リーザ。そろそろ来る頃合いだと思っていたよ。」

そこには、あの晩、飛行船の上で俺たちを追い込んだあの連中がいた。夜陰(やいん)を着込んだような黒のスーツ。黒のソフト(ぼう)は男たちの素顔を丁寧(ていねい)に隠している。

同じだ――――。

あの晩と――――。

悪い夢ってのは往々(おうおう)にして鮮明に憶えているものだ。俺は改めて実感させられた。

「お前たちも博士と一緒に来るかい?」

重々しい声の持ち主は、何の前置きもなく俺たちにドーベルマンを投げて寄越すと、挑発的な提案を持ち掛けてきた。




「今回のモンスター一覧」
コウモリ=ゲーム中のヴァンパイアバットのことです。
骨=ゲーム中のスケルトンのことです。
棺=ゲーム中のマミーが入ってた棺桶のことです。
悪魔の石像=ゲーム中のガーゴイルのことです。
双子の幽霊=ゲーム中の死に神のことです。
鉛色のドーベルマン=拳銃のことです(一応、一応ね(笑))

※内燃機関
ガスの燃焼や生まれた熱エネルギーの活用などが全て一つの機関(回路)の中で行われるもの。車などに使われるディーゼルエンジンやロケットエンジンなどがそれです。
逆に、熱エネルギーの生成などを外部から取り入れるような機関を「外燃機関」と言います。ボイラーで石炭を燃やし、そこで生まれた熱エネルギーを推進力にしている蒸気機関車が代表的な例です。

※ヂークベックの「心臓」
エルク君の色の表現の補足をします。
ルビーやガーネットというよりも、赤サンゴ(血赤サンゴ)と呼ばれる宝石みたいな感じです。真珠の赤い版みたいな。

※プラズマボール
高圧の電極と希ガス(ネオン、アルゴンなどなど)を入れたガラス球。これに電流を流すと、ガラス球内部の希ガスを利用して放電します。
昔(今もあるのかどうか分かりませんが)、科学博物館などでよく見かけた触ると触った部分に紫色の電気が追いかけてきたアレです。

このプラズマボール、全然ビリビリしないから感電していないのかと思いきや、実は微弱な電流が皮膚を伝っているらしいのです。……ですがホントに微弱で危険性はないんだとか。
……ところがどっこい。完全に安全かというとそうでもありません(笑)
アルミ箔で覆った状態で金属などの半導体を近付けると放電します。これ、火傷します!スマホなどのタッチパネル機器をそばに置くと、誤作動を起こしたりもします。
この他にも火傷や火災の危険もありますんで、購入する際はキチンと取説を読んで下さいm(__)m

※ソケット
部品を装着するために設けられた、くぼんだ形状の部品。一例、電球のネジネジ部分を差し込むやつ。
IT関係では電子基板にチップ類を差し込む受け口のこと。

※アーク(Ark)
78話の後書きでArkには「聖櫃」や「方舟」の意味があると説明しました。……今さらながらになんで「聖櫃」じゃなくて「方舟」にしたんだろうと思いました。「お前、この話のタイトルもっぺん声出して読んでみろ」って気分になりました(笑)
まあ、でも、これはこれで味が出てるしな……シルバーノア(アークの船)とも掛かってるしな……と思い、このまま進めようかと思ってます(^▽^)/

※ヂークベックの重さ
公式設定、ヴィルマー博士に改造された状態での彼は身長123㎝、体重123㎏とあります(絶対テキトウだろこれ)。ですが、ゲーム中の改造前のグラフィックでは成人男性と同じかそれ以上の身長があるように見えます。
そうなると、単純に体重も改造後の倍辺りになるかと思うのですが、ネットでロボットの重量を見ていると工場の小型アームで約50㎏、中型で約100~200㎏、大型で1000㎏以上などと、大きさと重さは比例していないように思えました。
なのでもしかしたら250㎏辺りは戦闘用ロボットとしては軽いのかもしれません。
だから少なくとも軽自動車ぐらい(だいたい600㎏~900㎏)ぐらいはあってもいいんじゃないかと思いました。

ここで、エルクがヂークを運ぶ場面に移ります。私たちの世界の重量挙げ選手が持ち上げる重さは250㎏を越えています。ですがこの記録は(体重が)100㎏級以上の選手。エルクの体重は50㎏。
50㎏級となると140~170㎏辺り。そしてこれはその場で持ち上げる場合での記録。それをエルクは片道3時間以上かかりそうな足場の悪い道を一人で運ぼうとしていました。……スゲえ。
実際、魔法(ストライクパワーとかチャージとか)やらなんやらの力を借りればなんとかできることにしようと思っていましたが、それだと「ゲーム中でエルクが言っていたヂークの重さが実感できない」やら、「原作とは違う、この話でのリーザの性格」やらが釣り合わない気がしたので彼女たちにもお力を借りることにしました。
ゲームでは、リーザからエルクに丸投げされる印象的なシーンでしたが、今回はこんな感じに仕上げさせてもらいましたm(._.)mヨロシク

※夜陰(やいん)=夜の闇。

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