パチュリーっていいですよね。
例大祭もパチュリーグッズしか買いませんでした。
リメイクしました。やっぱり誘拐するのか自由にするのか消すのか決めないとダメですよね。
ここは日本にあるという不思議で素敵な場所───
─────幻想郷。
そのなかでも、特に異様な、赤い、紅い湖畔に佇む城。
ここは吸血鬼のお嬢様が家主の、見た目と同じように中身も真っ赤なお城。
その中の、大きな図書館の中である。
そこには、美しい紫色の髪のをまとめ、髪の色と同様に紫色のパジャマのようなゆったりとした服を着た少女が、家主の吸血鬼と共にいた。
家主の吸血鬼の名は、レミリア・スカーレット。純血の吸血鬼で、運命を覗き、操ることができる。見た目はこども、頭脳は…時々こどもな合法ロリだ。うー☆。
紫色の少女の名は、パチュリー・ノーレッジ。種族:魔法使いという珍しい存在で、家主の親友だ。妖怪の一種ではあるが、からだが弱く、喘息をもっている。むきゅー。
二人は図書館に置いてある椅子に腰掛け、楽しそうに───言い争っている。
「パチェ。貴女には外の世界に行ってもらいたいの。」
「なんでよ。私のためにならないわ。却下」
「私は外に出れないし、フランは危ないし、咲夜が行ったら大変だし、美鈴はあてにならないし、そもそも魔法使いの貴女が適任なのよ。」
「魔法使いなら魔理沙やアリスもいるじゃない。何でわざわざトラウマ抉る必要あるのかしら。」
「魔理沙は今は異変の解決に向かってるし、アリスも魔理沙にくっついてってるのよ。」
「そもそも、外なんかに何しに行くのよ。」
「よくぞ聞いてくれたわ。なんでも、外の世界には学園都市というのがあるらしくてね。そこには、能力を使う子供がいるそうなのよ。」
「へぇ。それは面白い話ね。で、それがなんで私が外に行く理由になるのかしら?」
「まぁ話は最後まできいてよ。でね、そこには何と、幻想を殺すという素敵で無敵で最悪な能力の、『幻想殺し』を持っている男の子がいるそうなのよ。そこで貴女には、その男の子を消してもらいたいの。」
「暗殺ね。そんなもの、咲夜が時を止めて行けばいいじゃない。」
「それができないのよ。さっきも言ったけど、幻想を殺してしまうからね。能力が通じないの。」
「じゃあ貴女が力ずくで殺ってきなさいよ。」
「それもダメね。たぶん、私は存在自体が幻想と認識されて、触れられただけで消えちゃうわ。他の妖怪も大抵そうだと思う。」
「それなら私でもダメじゃない。」
「いや、貴女はもとは人間だからきっと大丈夫だわ。妖怪になりかけてる咲夜は消えなかったし。」
「いやあの…私一応元から魔法使いだけど…」
「私みたいな、見た目でわかるのより全然人間に近いじゃない?だから平気よ。」
「すっごい雑に感じるんだけど……八雲紫にでも任せなさいよ。」
「スキマでも私と結局同じことよ。妖怪や神は存在そのものが幻想と認識されてお陀仏どころか消滅だわ。」
「つまりそれって私でも消えるってことじゃない?」
「そこは手をうってあるわ。それがこの指輪。」
そういってレミリアはポケットから指輪を取り出した。
「この指輪は人間化の魔法がかかっていてね。私みたいな純粋な妖怪はダメだけど、貴女みたいな曖昧な者…まぁうん。そんな感じのをを人間と同等まで落とすことができる優れものだわ。」
「その魔法も結局消されちゃうんじゃないかしら?」
「それは平気よ。人間化は貴女の魂に直接作用するものだから触れれないし、指輪自体も術式を内部に彫り込んでるから触れることもできないようにしてある。」
「それは用意周到すぎて引くレベルね。でも、所詮外の世界の男の子程度なんだから、別にここまでしなくても殺りようはあるんじゃない?」
「無理ね。」
「なぜ?」
「その子は『アレイスター』の計画に組み込まれてるからよ。」
『アレイスター』という言葉を聞いて、パチュリーは言葉に詰まる。
「……彼が関わっていると…それなら、下手に消すのは得策とは言えないわね。」
「ええ。下手をすればその幻想を殺す子よりも厄介なことになりかねないもの。できれば敵対はしたくないわ。」
「でも、その『幻想殺し』は消しておきたいのでしょう?どうするの?」
「事故に見せかけて殺すのよ。そのために貴女が必要って訳よ。」
「……どういうこと?さっぱりわからないわ。」
「ちょっと察しはついてきたんじゃない?実はその子の運命……というよりその子の回りの運命を覗いたんだけど、彼は今後かなり事件に巻き込まれるわ。それも魔術関連の。」
「つまり?」
「貴女にはどこかの教会の魔術師になってもらって、魔術側からその子と接点をつくってもらいたいの。それも、一緒に事件に巻き込まれてさりげなく『幻想殺し』を殺せるレベルの接点をね。」
「それってかなり時間かかるんじゃないかしら?」
「ええ。少なく見積もって一年程度よ。まぁ退屈はしない一年になるとは思うけどね?」
「そういう話をしているんじゃないのよねぇ……それで?私はどこに入ることになるのかしら。」
「『イギリス清教』の、『必要悪の教会』よ?」
「……正気?私にそんなショック死してほしい?てか殺されない?」
「平気よたぶん。単に、運命によればそこが一番接触が早くて良好な関係なだけよ。」
「そんな……本当にわざわざ過去を抉られにいく感じじゃない……まぁもう覚えてる人はいないのでしょうけど。」
「ならいいでしょう?」
「よくはないけど。記録には残ってるでしょうし……まぁ、今の魔術の発展具合も知りたいしそこはいいわ。」
「『そこは』?どこがご不満なのかしら?」
「いやいや、とてもいい計画だと思うわよ?長期的で安全性もあって何より幻想郷の平和が守れる。素晴らしいわ。ただ、ひとつだけ問題があるとすれば私が行くことだけね。」
「それは仕方がないわ。貴女が最適なんだもの。妖怪と神はダメ。妖精は論外。人間たちは異変解決。咲夜はメイド。そして何より、貴女は
「…………言い返せないのが癪ね。仕方ない、もうやけくそよ。私の魔法名にかけてやってやるわよ。」
その一言を聞いてレミリアは目を輝かせる。
「貴女ならなんやかんやで承諾してくれると信じていたわ!もともと拒否権はなかったし!」
「え?」
「今日行かせるって『必要悪の教会』のリーダーに伝えてあったのよ。いやぁ、脅しになる前に行くって言ってくれて助かったわ。」
「え?ちょっと待って?今からいくの?」
「もちろんよ。あぁ、荷物の心配はしなくていいわ。何か必要になったらポケットに必要なものを書いた紙でも入れておけば届けるから。今すぐいってもらって構わないわ。」
「冷たくない!?ていうか準備くらいさせてくれてもいいじゃない「いいからいってこい!」うわなにをするやめろぉぉぉおお!」
抵抗むなしく、パチュリーの視界は黒一色に包まれ、その場には悲鳴だけが響き渡った。
──そして、視界に明かりが戻ってくると、そこはうっすらと記憶の残るイギリスと思われる地であった。
「…………はぁ。不幸だわ……」
そう呟いて、朧気な記憶と意識を総動員して目的の地へとトボトボと向かっていった。
この作品は筆者の思い付き100%でできてます。
まぁ期待しないでください。
それじゃあ、また今度とかっ!