問題児達と残虐な逃亡者が異世界から来るそうですよ?《更新停止》 作:鴉紋to零
阿喪です!
気分転換に書いてみました!
それでは!どうぞ!
久しぶりに夢を見た
断片的に繋がれたものだったが、一応、夢と呼んでも構わないだろう
あれは………………初めて友達が出来た日
それは………………初めて喧嘩した日
これは………………ああ………
十五歳までは良かったな、人としての道が歩めてた
肌をジリジリと太陽が焼いて行く
………ああ。もう起きろというのか、お前なんかに甘さはいらないと、兵器として常に居続けろというのか
傷の痛みの代わりに心の痛みを背負いながら、疲弊仕切った四肢と心に力を込めて、もう一度、立ち上がる
人権なんてないくそったれな
何千人もの足音がした
敵はすぐそこだ。どうせ、何時ものように殺らなければ家族もろとも殺られるのだろう
今となっては人殺しの自分の命なんざ惜しくも何ともないし、俺を被験者にすることで莫大な金を得られると狂乱していた奴を守ろうなんざ、これっぽっちも思わないが
どうにも、関係のないものが死ぬのは俺は嫌いだ
血で濡れた服を絞り、愛用のナイフとデザートイーグルを構える
愛用と語りつつもナイフもデザートイーグルも新品同様の輝きを放っている
何時になったらこんな一方的な虐殺は無意味だと気付くのだろうか
そんなことが頭を過るが、相手はそんなことを考えることもないんだろうと一人解釈して戦うことに思考を切り替えた
アドレナリンが異常に分泌されて、人を殺す術ばかりが思考を埋める
人を殺すことにもう何の違和感も感じなくなってきた俺は、もう、人には戻れないのだろう
恐怖と憂いはもう数年前に消えて、今では感情もなくなってきた
この戦いが終われば、次こそは………
そんな時だった
目の前をコンマ単位で何かが遮った
手紙、か?こんな戦場の真ん中に何故………
戦場に手紙というあり得ない組み合わせに少し少年こころを踊らせるところはまだ、子供であると言えた
ナイフをホルスターにしまい、敵を見ながら内容を読む
少し、隅に血がついたが読むのに支障を来すほどではないので触れないでおこう
そこにはこう記されていた
『悩み多し異才を持つ少年少女に告げる。
その
「は?なんだこりゃ?」
接敵まで数十メートル、こんなタイミングで下らないドッキリだな
俺はその手紙を捨てて
自らの体も捨てた紙のように落ちた
「わっ」
「きゃ!」
唐突な浮遊感と女子二人の悲鳴が聞こえた
眼下には湖が見える、それに故郷の地にあったような森林も見えた
いや、そんなことよりも大切なことがあった
「何処だ。ここは」
それが、リュカ・フォン・キルリがこの地を見て初めて思った感想だった