孤独色   作:名も無き呟き

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昨日私が先伸ばしにしてしまった、霊夢とリョウの出会いについて書いていきます。アリスが全然出てないとか他のキャラが出てないとか思うでしょうがすみません。他のキャラについては少しずつですが登場させていきたいと思います。アリスについては今回の話には恐らく出すと思います。長い前書きになってしまいましたが、本編を特とご覧ください。


霊夢とリョウの出会い

えー、今回は俺と霊夢について話していこうと思う。「前回もじゃないか!」と思ったそこの君!これは作者からの依頼なんだ。作者曰く「本当はリョウとかアリス書きたいんだけど、その先がまだあんまり思い付いてないからリョウと霊夢について語らせます。」とのことなんだ。ほんと、しょーもない奴だけどこれからも読んで読んでやってくれよな!それでは本編スタート!

 

「いってぇ…。」

何が起きたんだ?全く、いきなり地面の感覚がなくなったと思いきや気がついたら神社の敷地内に落ちるとは。

ここは―どこなんだ?

「ここは幻想郷よ♪」

「うわっ!?」

いきなり声がしたのでびっくりしたが、声の主を探すため辺りを見回すと、空中に口のようなものが開いており、そこから「八雲紫」と名乗った女性が俺を見ていた。

「貴女は…紫さんですか?」

「そうよ♪そして、幻想郷へようこそ♪」

成る程、ここが幻想郷なのか。俺の故郷のように沢山の自然があった。しかし、この神社は?

「紫さん、あの、この神社は…」

「この神社はね、博麗神社っていうの。代々受け継がれている「博麗の巫女」がすんでいる神社なのよ。」

どういうことだ?ますます謎は深まる。

「その…「博麗の巫女」は一体どのような目的でいるんですか?」

「大方異変解決だけど、本当の目的としてはこの幻想郷を守ってくれている「博麗大結界」の管理ね。」

博麗大結界?異変解決?ちくしょう、ますます混乱してきたぞ。

「そうね、混乱することはしょうがないけど、詳しいことは私に聞くより霊夢に聞いた方が早いわ。」

「霊夢って誰ですか?」

「霊夢はね、13代目の博麗の巫女よ。」

そうなのか。それではきっと紫さんくらいの大人―

「そうそう、いい忘れてたけど霊夢は貴方とほぼ同い年よ♪」

「ええっ!?」

虚を付かれてこんな声を出す俺とは裏腹に紫さんはなんだか楽しそうだった。

「じゃあねー♪また機会があったら会いましょう♪」

楽しげに言って紫さんはあの謎の空間の中に消えた。

「さて、これからどうするか…」

とりあえず、神社の中に入って霊夢…とか言う巫女さんに会いに行くか、それとも自力で色々な場所に行くか。

後者は自由と言えば自由だが危険も付きまとうからな。恐らく前者を選んだ方が安全だろう。だとしてもどうやって呼ぶ…というか話しかけたらいいのだろうか。そんなことをあれこれ悩んでいる内に…

「あんた、何神社の前であーでもないこーでもないって悩んでるの?」

「うわっ!?」

今度は後ろからいきなり声がかかり、驚いてしまった。急いで後ろを振り向くと、俺と同じか1、2歳下の少女が俺のことを不審そうに見つめながら立っていた。俺が想像していた巫女さんとは全く違っていた。頭の上には大きなリボン。前髪の方には筒?みたいなもので束ねている髪があり、その他は真っ直ぐな黒髪を結ばずに垂らしていた。巫女服はなぜか腋が空いており、真っ白な肩が丸見えだった。そして、傍らにはお払い棒ならぬ箒を持っていた。全体として華奢な体つきで顔も整っており、まさに美少女、と言った感じだった。

「今度は人の顔をじっとみつめてどうしたっていうのよ。私の顔に何かついてるわけ?」

「あ、いや、そういうわけじゃないんだ。ただ、なんとなく…」

「なんとなく?」

「かわいいなって思ったからさ」

硬直!といった感じで箒を落とし、呆然とした表情でこちらを見つめてくる。あれー?また俺変なこと言ったかなー?ありのままの事実を述べただけなのだが。

「いきなり変なこと言わないでちょうだい。」

うっすらと顔を赤らめていう。うん、やっぱりかわいいと思うんだけど。

「そういうところが、かわい…」

「それはもういいから!って名前名乗って無かったわね。私は博麗霊夢。この神社の巫女よ。」

「え、あ、うん。えっと、俺はリョウ・スピアーズだ。ついさっき幻想郷?についた。」

唐突に話を戻されたので一瞬戸惑ったが自己紹介をされたので、俺もし返す。

「リョウ…?あぁ、紫が言ってた外来人ね。」

「へぇ、紫さんとは知り合いなのか。」

「知り合いっちゃあ知り合いだけど、なんとも言えないわね。」

「へぇー。」

なんか、わりと砕けた人だなーとは思う。

「んで?がいら…ゴホン。リョウは何の用?」

「うーん、なんていうか、ここがどんなところで霊夢が何をしているのかが知りたい。」

「どんなところなのかってのは納得できるけど、どうして私のことを知りたいの?」

「なんとなくだな。ここには知り合いが一人もいないからさ、少しでも知り合いを作っておきたいんだ。」

「ふーん、まあいいわ。そういうことなら立ち話も何だから神社に上がれば?お茶くらいなら出すわよ。」

「いいのか?」

「ええ、とりあえずあんたは悪人じゃなさそうだしね。」

「なら、遠慮なく。」

神社の中に入ると、そこは意外にも広かった。ちゃぶ台と時計、それにタンスと座布団がある、いたってシンプルな部屋ではあったが。廊下があるため、まだ奥に続いてはいるようだが、この部屋と同じような和室だろう。

唐突に―

「はい。」

「あ、ありがとう。」

目の前にお茶がおかれたので物思いを中断することをよぎなくされた。

「ふぅ。で、えーとここがどんなところなのかだったわよね?ここは幻想郷よ。忘れられた者達が来る所。」

「忘れられた者達?存在がってことか?」

「そう。そして、ここには人間だけでなく妖怪や神もいるわ。ある意味楽園とも言えるのかもね。」

「神や妖怪、そして人間達の楽園…」

「うーん、まあそういうことになるわね。ここからが一番大切よ。この幻想郷に住む妖怪と神…それと一部の外来人は特別な能力を持っているわ。」

「特別な…能力?」

「ええ。ここにきてから目覚めるものもあるし、元々もっている場合もあるわ。多分貴方も能力持ちでしょ。ここに来る前から自覚している、能力。」

「なんでわかったんだ?」

「勘よ、勘。こう見えて私の勘はよく当たるのよ。」

さらっと言う霊夢。「女の勘」ってやつか?

「なら、隠しててもしょうがないな。俺の能力は「感情を操る程度の能力」だ。」

「へぇー。もしかして私の感情も操ったりした?さっきまでは結構イライラしてたのだけど。」

「したよ?イライラしていてちょっと怖かったからな。」

「道理で急に怒りが収まったのね。全く、この私に対して能力を使うなんていい度胸じゃない。」

皮肉を言いつつもようやく笑顔を見せてくれる霊夢。恐らく、やっと警戒心を解いてくれたのだろう。

「んで、霊夢の能力はなんなんだ?」

「私は主に「空を飛ぶ程度の能力」。」

「空?空なら別に能力使わなくても飛べるんじゃないか?」

「あのね、あんたが空を飛べるのは能力を持ってるからなの。それに、主にって言ったでしょ。他にもあるわよ?そう簡単には明かせないけどね。」

「そういわれると気になるものなんだけどな」

「そりゃ、そうでしょうね。」

そういっても明かしてくれる気はないようだ。仕方ない、いつか本人の口から言わせるか。

「そうそう、もうひとつあったわ。あんた、スペカって知ってる?」

「知ってるよ。師匠から教えてもらった。」

「そうなのね。じゃあ、ルールとかもわかる?」

「もちろん!」

「意外と知ってるじゃない。実際にスペカは持ってる?」

「いや、持ってないんだ、実は。」

そうである。ショウさんから実物を見せてもらいルールなどは聞いたのだが、自分のものは持っておらず、ずっとほしいと思っていた物でもある。

「なら、これをあげるわ。」

そう言って霊夢が取り出したのは5枚の札。

「ここに自分で技を考えて作るといいわ。」

「おっ、サンキュー。」

よっしゃぁぁぁ!ついに念願のスペカゲット!って喜んでる場合じゃない。霊夢の話はしっかり聞いておかないとな。

「次は、私についてか。えーと私がすることは異変解決と博麗大結界の管理よ。」

「あー、そこまでなら紫さんから聞いた。」

「それなら話が早いわ。さっきここには妖怪や神がすんでるって言ったわよね。そいつらがたまーに幻想郷を揺るがすような異変を起こすわけ。その妖怪や神達を退治って言うか倒してその異変を無くすのが私の役目。」

「なるほどな。じゃあ、博麗大結界の管理ってのは?」

「この幻想郷は外の世界からは見えないように博麗大結界で守っているのよ。でも、時々あるほころびから人間や妖怪が入ってきてしまうことがあるの。それがないように、そしてあったとしてももとの世界に戻せるようにすると言うわけよ」

「はー。」

俺は思わず感心してしまった。俺とほぼ変わらない年なのにそんな重要な役目についているとは思わなかったからである。

「以上。こんな感じね。他に質問とかはあるかしら?」

「うーん、どうでもいいかもしれないけど、俺ってどこにすんだらいいかなって。」

「それは、自分でみつけてとしかいいようがないわね…。なんなら、家が見つかるまでここに住む?」

「え、いいのか?」

「ええ。住むと言っても掃除とかは手伝ってもらうけどね。」

「それくらいならお安いご用だよ。」

「そう。なら、しばらくの間よろしくね。」

「ああ。」

その日から俺と霊夢の同居生活が始まった。掃除や洗濯などは俺が受け持ってやっていた。家については霊夢から聞いた人里に行って探していた。数週間後には家が見つかり、俺はそこに引っ越したが、霊夢とは離れることになってしまった。しばらくは挨拶などでドタバタしてたせいで気付かなかったが、落ち着いたところでなんとなく霊夢がいないと言う環境を寂しく感じてしまった。この時に自分があの同居生活で霊夢のことをどれだけ想っていたのかを知ってしまい、いてもたってもいられなくなった俺は、霊夢に告白しようと久しぶりに博麗神社に訪れていた。

「久しぶりだな…博麗神社。」

懐かしいというのも変だが、ここんとこ1ヶ月くらいはきてなかった。

「霊夢ー?いるかー?」

神社の中に呼び掛けてみる。この時間帯はいつもいるはずなので、すぐに出てきた。

「誰?…ってリョウか。随分と久しぶりね。」

どことなく霊夢の態度が冷たい気がする。しょうがないだろう。全然会っていなかったのだから。

「久しぶりだな。ところで、今日は話があるんだけど…。」

「話?」

明らかに怪訝そうな霊夢を横目に深呼吸をする。よし、ダメ元だ。ふられたらふられたで諦めよう。

「あのさ、霊夢…。俺、霊夢のこと好きだ。」

「へっ!?」

驚いた霊夢を無視して俺は言葉を続ける。

「引っ越したあと、俺一人になって思ったんだ。「もっと一緒にいたい」ってな。だから、俺なんかでよければ付き合ってほしい!」

一世一代をかけた告白だ。霊夢は相変わらずなにも言わない。思わずつぶってしまった目を開いて霊夢を見ると―顔を真っ赤にして泣いていた。

「えっ!?ちょ、なんでないてんの!?」

慌てる俺に対して霊夢は

「バカぁ!私なんかもっと前から好きだったんだからね!?あんたが出ていった日からずーっと!」

顔をグシャグシャにしながら俺を見つめてそう言った。ってことは―

「でも、嬉しい…。ようやく好きっていってくれた。あんたが全然いってくれないから、もう他に彼女とかできちゃったんじゃないかって思ってた…。改めて言わせてもらうわ、私もあんたが好き。ううん、大好きよ!」

そう言った瞬間、霊夢は俺に抱きついてきた。慌ててそれを受け止める俺。そして、次の瞬間、俺と霊夢の唇は重なっていた―




今回はかなり長くなってしまいすみません。
若干R指定っぽい要素を入れてみました。まあ、付き合ってる二人にしてはわりと普通の要素かなっと思います。またしばらく間が空いてしまうと思います。それでもよければ見てください!
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