怒られないかな大丈夫かなあ
「で、とりあえず蹴飛ばしたけどよかった?」
「いいんだよ」
秋人が軽口を叩く。
「それにしても驚いたよ。地面は揺れるし炎が見えるしで」
そう、秋人が衝波“天”を使い続けたのは相手にダメージを与えるのが目的ではなく、大地を揺らすことが目的だった。
「も〜う、せっかく楽しんでたんだから邪魔しないでよね」
要が蹴飛ばした方から声が聞こえた。
「そっかー、あの技を使い続けたのはそれが理由だったんだ。援軍を呼ぶためにね〜。君たちの性格を読み切れなかったよ」
相手は秋人と甲の性格を考え自分たちだけで何とかするものだと決めつけていた。
「ま、色々あるんだよ。さて、これで三対一だ」
「いや、二対一だよ」
え、という前に要が秋人の首元に手刀を落とす。
「無茶し過ぎ。腹に穴が空いてるし左手にも空いてるから秋人はお休み」
秋人はその場で崩れ落ちる。
「さて風にぃ、秋人のことよろしく」
「わかった」
気絶している秋人を黒髪に黒い瞳の少年——
「さて、
場の雰囲気が変わる。しかし
「
相手の姿がぶれ、消える。気づいた時には甲の後ろにいた。
「なっ!」
甲は何とか反応し攻撃をするが受け止められる。
「さっきまで楽しんでたのにさあ、いきなりやって来てなに様のつもりだ!」
そのまま甲を要の方に蹴り飛ばす。要は甲を受け止める。
「すまないな、要」
「お気になさらず。それにしても強いですね」
要相手を見据える。
「強い?はは、当然だよ。だって私は、って今はどうでもいいか。さて続き続き」
相手は手のひらをこちらに向ける。そしてその手から霧散し、身体も霧散する。
「えっ?」
「惚けてる暇あるの?」
相手は要の後ろに回り込み、殴りかかるが
「甘く見られると困ります、ね!」」
要はそれを受け止めるとそのまま黄金の光を相手に向かって放つ。要にはいつの間にか狐耳と尻尾が生えていた。
「そっちもね」
相手が指を鳴らすと相手が先ほどまでいた所に甲がいた。
「ッ!危ない!」
要はそれを何とか曲げて甲に当たるのを防ぐ。
「それが甘いんだよねえ」
「しまっ!」
要の脇腹に蹴りが入る。
「くっ!」
「要!」
飛ばされる要を今度は甲が受け止める。
「ありがとう、甲」
「気にすんなって」
「それが甘いって言ってるのわからないかなあ?」
相手の手のひらに光が溜まっていた。そして
「終わりだよ」
それを放つ。
「くっ!」
「イデオンソード!」
要は金色の光で甲は燃える剣で応戦しようとするが
「無駄無駄ァ!冥土の土産に教えてあげるよ!私の名前は偽神デミウルゴス!その名の通り神なのさ!安倍要なら知ってるだろう!神と張り合えるのは神だけだって!」
「それなら!」
要は十二神将の力を借りようとするが
「もういっちょ無駄ァ!私は全てを作った!全ての力を持っている!貴女はあくまで神将たちがいる異界と繋げるための中間地点!空間系の能力なら相殺して無効化できるのさ!」
デミウルゴスの光線が二人の力を押しきった。
「なっめんなあああ!」
デミウルゴスの光線が二人の力を押し切った瞬間、先ほど風明に連れられていった秋人が刀で光線に立ち向かっていった。
「秋人!?風明に連れて行ってもらったんじゃ」
「知ってるだろ!俺は戦闘狂だ、こんな状況で寝てられるかよ!」
秋人が刀を光線に向けて振り下ろす。
「駄目!それは」
「無駄だよ!あんたじゃあそれを止められない!」
秋人は二人の声など聞いていなかった。秋人が思っていたのはただ一つ、
(斬り裂け、斬り裂け、斬り裂け、斬り裂けぇぇ!」
一瞬、秋人の目が紫色になった。すると、
「うぉらあ!」
秋人がデミウルゴスの光線を斬り裂いた!
「「「なっ!」」」
その場にいた全員が驚く。
「悪りぃ、後任せるわ」
秋人はその場に倒れこむ。
その瞬間、要がデミウルゴスの後ろに回り込んだ。
「しまっ——!」
デミウルゴスはそれを防ごうとしたが
「バーニング・フィスト!」
甲によって動きが遮られる。
「今だ要ぇ!」
「ハァァッ!」
要が金色の光を纏った蹴りでデミウルゴスの顔面を捉えた!
「がふっ」
デミウルゴスはその場で崩れ落ちた。
甲と要の二人は肩で息をしている。
「ふふっやるねえ。まさかやられるとはね。けどね」
デミウルゴスが何かに攫われる
「詰めが甘いねえ!」
攫っていったのは白いヘドロのようなものだった。
「それじゃあまた会おうねえ!楽しかったよ!」
そのままデミウルゴスは白いヘドロのようなものとともに去っていった。
そしてその白いヘドロのようなものが来たであろう方向から黒い髪で一瞬女子に見間違えそうな少年——
「昴!?どうしてここに!?」
甲が昴に尋ねる。帰ってきたのは予想外の答えだった。
「レティシアが…あいつらに攫われた…!」
昴の最愛の人であるレティシアが攫われたという最悪の答えを…。
キャラがブレてないかなあ。
すごく、怖いです。