ガールズ&パンツァー つるかめ戦車隊   作:流水郎

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宴の時間

「Che bello! 何という出会いかしら!」

 

 千鶴の姿に感動を覚えたのは、亀子一人ではなかった。CV.33で指揮を執るエスプレッソも、目を輝かせていた。突如の乱入とは言え自分たちにここまで痛撃を食らわせ、さらに四両の包囲を相手にこうも華麗な戦いを繰り広げるとは。敵でありながら、この謎の少女に強く惹きつけられてしまう。

 

 ライバルが増えるのは楽しいことだ。サヴォイア女学園が戦車隊を結成したのは一種の恣意行動である。上流階級の息女が多いサヴォイア女学園では数年前に、生徒を狙ったストーカー行為などが多発し、対応に悩んでいた。生徒たちは自分たちの身を守るべく自警団を結成し、その団結力を見せつけるため戦車道へ参入したのだ。

 このエスプレッソも強襲戦車競技(タンカスロン)のどさくさ紛れに、ストーカーを機銃掃射で追い払った武勇伝を持つ。だがそんなことは楽しくてしているのではない。彼女に取って最も楽しいのは、同じく自己表現の場を戦車に求める、他校の少女たちとの触れ合いだった。

 

「敵将に敬意を表しましょう! トリコローリ包囲網を仕掛けます!」

《Si!》

 

 色白の顔に満面の笑みを浮かべ、エスプレッソは発煙筒のキャップを取り外した。振りかぶって投擲。戦車を走らせながら一本、二本、三本と放る。落下した筒から色つきの煙が吹き出し、赤、白、緑の煙幕が展開された。それはフラッグ車である自身を隠すためでも、撤退のためでもない。

 指揮下の豆戦車三両は縦横無尽に走り回る。二式軽戦車ケトは回避運動を続けるも、煙で視界を遮られては敵の射線を読みにくい。先ほどまでのような目まぐるしい動きはできなくなった。対するサヴォイア側はエスプレッソが常にケト車を監視し、仲間に指示を下す。

 

五号車(クイント)(ロッソ)を撃ちなさい」

 

 通常型のCV.33が隊長の命令に従い、赤い煙に機銃を打ち込む。派手な曳光弾の光が煙の中に飛び込み、裏にいたケト車が姿を現した。

 

三号車(テルツォ)!」

《Si!》

 

 立て続けに号令をかけるエスプレッソ。今度は対戦車ライフルが火を噴いた。ケト車は寸前に射線を見切り、急停止で回避する。だがそれこそ、サヴォイア側にとっては狙い目だった。

 

「包囲!」

 

 豆戦車三両が一斉に突撃した。ケト車が回避しようとするも、CV.33が急旋回で背後へ回っていた。操縦手は優秀だった。慣性を利用して車体を横滑りさせ、ケト車の真後ろでピタリと停止する。

 その隙にL3cc二両が肉薄した。彼女たちは敵車長の目を誤魔化すため、煙幕の中を通って接近していたのだ。

 

 三方向からの包囲、それも超至近距離。抜け出そうとしても反撃しても、どれか一両の攻撃を受けることになる。進退窮まったケト車を見て、エスプレッソは包囲の輪の外で微笑んだ。

 

「さて、いただきましょう」

 

 発砲を命じようとした、そのとき。

 二式軽戦車ケトの車長がこちらを見て、不敵な笑みを浮かべていることに気づいた。そして、エンジン音の唸りも。

 

「ッ! しまった……!」

 

 斜め後ろ、八時方向を振り向き絵、エスプレッソは舌打ちした。稜線を越えて窪地へ駆け下りてくる、三両の軽戦車の姿を見たのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦車前進(ロットタン・トゥロンパイ)!」

 

 ヴィッカース6t戦車の砲塔から、プリッキーヌーは高らかに号令をかけた。タンブン高校の戦車は残り三両、だが敵の数も四両になった。千鶴たちがここまで持ち込んでくれたのだ。

 二両の九五式軽戦車に、榴弾の装填を命じた。狙いは千鶴を包囲する敵の豆戦車だ。ここで友を見捨てては功徳にならないし、それにまだ彼女の力は必要だとプリッキーヌーは考えていた。

 

撃て(イン)!」

 

 走りながらの発砲。肩当で砲を俯仰できる日本戦車故、走りながらでも『人力スタビライザー』である程度の照準ができる。37mm砲が吠え、包囲網の周囲に榴弾が爆ぜた。

 土埃が巻き上がる中、包囲の輪の乱れを千鶴は見逃さなかった。即座にL3ccに一発撃ち込み、全速で抜け出す。対戦車ライフルが後ろから放たれるも、辛うじて当たらなかった。

 

「目標、敵フラッグ車! 私たちで仕留めるのよ!」

「はい!」

 

 エスプレッソのCV.33は回避運動を始めるも、そこへ千鶴のケト車が吶喊した。衝突寸前の大胆な接近を繰り返し、撤退を妨害する。さらに残ったL3ccに向けても発砲、牽制していた。

 同時に千鶴はプリッキーヌーの方を向き、ウィンクを送る。お前がやれ、と言っているのだ。

 

「停止! 徹甲弾装填、目標敵フラッグ!」

 

 各車の操縦手がブレーキをかけ、砲手が徹甲弾を装填する。目標は千鶴ともつれ合う、敵フラッグ車だ。

 

「ナンプラー、ゲーン、撃って!」

 

 再び、九五式が撃った。その直前、千鶴は分かっていたかのように、自車をエスプレッソのCV.33から離した。

 二射線の躍進射撃、しかしエスプレッソは見切っていた。彼女が自車を急停止させたため、徹甲弾は空振る。遠方の地面に土煙が二つ上がるのみだ。

 

 だがそれで十分だった。プリッキーヌーの砲手は停止した敵に同軸機銃を撃ち、曳光弾を目安に素早く照準した。

 

撃て(イン)!」

 

 タイミングを逃さぬ号令と、間髪入れずに放たれた砲弾。砲口から発砲炎が広がり、ライフリングで回転のかかった徹甲弾が風を切る。エスプレッソは咄嗟に急発進を試みたが、一瞬だけ遅かった。

 小柄なCV.33の右側面に47mm弾が突き刺さる。鈍い衝撃音の直後、車体が横転した。履帯が空転するカラカラという音が響く。

 

 やがて、白旗の上がるのが見えた。

 

「やった……!」

「勝ったの!?」

「私たちが……!」

 

 乗員たちが顔を見合わせ、次いで歓喜の叫びをあげる。白檀の香る車内に喜びが満ちた。九五式の乗員たちも次々に降車し、プリッキーヌーに駆け寄ってきた。一様に笑顔を浮かべる学友たち、一人一人と握手をしながらプリッキーヌーもまた喜びを噛み締める。タンブン高校戦車隊は初勝利を飾ったのだ。

 

 だがふと、彼女は何かを思い出したように戦車から飛び降りた。駆け寄った先は今撃破したばかりの、サヴォイア女学園フラッグ車。サンドイエローに緑の迷彩が施されたCV.33は横転したまま、走行不能に陥っている。やがてそのハッチから、敵将エスプレッソが這い出してきた。

 プリッキーヌーは大急ぎで彼女の元へ向かう。

 

「大丈夫ですか!? 怪我は!?」

 

 今しがた倒した相手を助け起こし、プリッキーヌーは問いかける。それに対し、エスプレッソは穏やかな笑みを返した。

 

「平気ですわ。どうもありがとう」

 

 ホッと胸を撫で下ろすプリッキーヌー。非正規の野試合とはいえ、怪我人が出ることは誰も望んでいないのだ。

 立ち上がって服の誇りを払うと、エスプレッソは羽飾り(ピウーメ)付きのヘルメットを脱いだ。軽く頭を振ると、ウェーブのかかった髪がふわりと靡く。そのヘルメットを胸に当て、プリッキーヌーと向き合う。

 

「予想よりずっと良い動きでしたわね。見くびっていたことをお詫びいたします」

「い、いえ! そんな!」

 

 予想外の賛辞に、プリッキーヌーは慌てて首を横に振った。

 

「援軍がなかったらきっと、全滅してました! 私たちはまだ……貴女方には及びません」

「ええ」

 

 エスプレッソは頷いた。プリッキーヌーも、他のタンブンの隊員たちも、技術自体はそれなりのレベルに達している。だが戦術面ではまだまだ荒削りで、学ぶべきことが多いだろう。今回はそれを痛感した試合だった。中学校時代は千鶴の指揮で戦えばよかったが、今は自分が隊長、一国一城の主なのだ。

 拳を握り締める彼女を見て、エスプレッソは次の問いかけた。

 

「それで、貴女方タンブン高校はこれから……どうなさいますか?」

「もっと練習して、もっと強くなります!」

 

 毅然とした、淀みない答えだった。まっすぐにエスプレッソの目を見て、次いで後ろに駆けつけてきた仲間たちを顧みる。

 

「そうだよね、みんな!」

「もちろんです!」

「隊長についていきます!」

「次はもっと頑張ります! 絶対に!」

 

 力強く答える隊員たち。今回の試合は彼女たち全員に火をつけたようだ。エスプレッソは満足げな笑みを浮かべる。彼女たちは排除すべき対象ではないと認めたのだ。自分たちの土俵を汚すような者たちではない、と。

 

「サヴォイア女学園を代表して、新たな好敵手を歓迎し……」

「納得いきませんわーッ!」

 

 不意に聞こえた大声が、場の空気をがらりと変えた。見るとケト車から降りた千鶴に、サヴォイア女学園の生徒が一人、抗議の叫びを上げていた。千鶴の火炎瓶で撃破されたカプチーノだ。おさげに結った茶髪と新品だったヘルメットには煤が付着している。涙目で千鶴を睨みつけ、掴みかからんばかりの勢いだ。

 エスプレッソは軽く会釈して踵を返し、彼女の方へ向かった。

 

「宣戦布告も無しにやってきた上、あんな卑劣な手を! いくら野試合でも……!」

「カプチーノ、お止しなさい」

 

 千鶴を指差して抗議する後輩を、エスプレッソはやんわりと制止した。伸ばした指に手を添え、下ろさせる。

 

「タンカスロンでは乱入など日常茶飯事ですわ。火炎瓶は少々下品とは思いますが、非難する筋はありません」

「でも、エスプレッソ様!」

「下がりなさい、カプチーノ」

 

 僅かに語気が強められ、カプチーノは言葉を詰まらせた。俯く彼女を、他の隊員が手を引いて連れて行く。

 それを見送った上で、エスプレッソは千鶴に向き直った。千鶴は先ほどまでポケットに手を入れ、戦車の装甲に寄りかかっていたが、すっと姿勢を正す。

 

「……車体を偽装しての伏撃、生身での肉薄攻撃。一弾流の方とお見受けしましたが、如何?」

 

 その推察に、千鶴は歯を見せて笑った。

 

「うちの流派を知ってるのか。あたしは決号工業高校の、一ノ瀬千鶴だ」

「一ノ瀬、なるほど。宗家の方でしたか」

 

 エスプレッソは戦車道流派について、かなりの知識があるようだ。一弾流はマイナーな、それも邪道と見なされる流派である。それを戦法から見抜いたのだからマニアの領域と言えるだろう。

 手袋を脱ぐと、エスプレッソはその白い手を千鶴へ差し出した。頰はアルコールでも入ったかのように、少し紅潮している。千鶴は素直に彼女の手を取り、しっかりと握手を交わした。

 

「貴女方の戦いぶりは野蛮で、しかし芸術的。バレリーナのように美しかったですわ」

「そっちこそ、洒落た戦い方だったぜ。嫌味じゃなくて、本当にさ」

「ふふ、ありがとう」

 

 手が離れると、エスプレッソは再びヘルメットを被る。隊員たちに撤収準備を呼びかけ、ちらりとカプチーノの方を見た。彼女のL6軽戦車は炎上したもののすでに消火されており、当人はその前に屈んで地面に「の」の字を描いていた。彼女の操縦手が肩を叩いて慰めている。

 苦笑した上で再び、千鶴へと向き直った。

 

「私はサヴォイア女学園のエスプレッソ。流派はパスクッチ流。また必ず、お会いしましょう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ……戦車女子にとって、一番の心の交流は戦うことなのかもしれない。この日、新たなライバルの出現を喜んでいたのはエスプレッソだけではなかった。

 戦闘区域で観戦していたギャラリーの中に、オリーブ色のカーゴトラックが停まっていた。ZIS-5の名を持つこのトラックは直線的で無骨なデザインだが、簡素な構造故に壊れにくく、信頼性が非常に高い。その荷台に乗っているのは車の無骨さと不釣り合いな、可憐な民族衣装姿の少女たちだった。

 

 その中からリーダー格らしき少女が立ち上がり、仲間たちを見下ろした。つい先ほどまで観戦していた彼女たちは皆冷や汗をかき、互いに顔を見合わせていた。無理もないだろう。試合中に戦車がグライダーで乱入したり、火炎瓶が火柱を上げたりと、正規の戦車道とは懸け離れた戦いだったのである。戦車道の経験がある者ほど、動揺して当然だ。

 

 例外は二人いた。一人は前髪を伸ばした、暗い雰囲気の少女だ。ただ無表情で、草原で撤収準備をする選手たちを見守っている。前髪の隙間から見える目は澄んでおり、怖じた様子はない。

 もう一人はその隣にいる、青いサラファンを着た色白の小柄な少女。つり目がちな目で手鏡を見て、長い金髪に櫛を入れている。周りの空気など気にも留めていないようだ。膝の上にビデオカメラを乗せており先ほどまでの試合を録画していたらしい。

 リーダーは一同を見渡し、口を開いた。

 

「予想以上に良いものを見られたな、一年生諸君」

 

 全員の視線が彼女に集中する。青いサラファンの女子も手鏡を置き、リーダーに目を向ける。それでもヘアゴムを取り出し、手探りで髪をサイドテールに結った。

 

「これが強襲戦車競技、タンカスロンだ。第三勢力の乱入、裏切り、助太刀……何でもアリの野蛮なゲームだ」

 

 彼女はきっぱりと言い切った。ショートヘアの利発的な風貌に、黒のサラファンがよく似合っている。凛々しく冷たい雰囲気の美貌だが、ゆったりとした口調には慈しみが感じられた。

 

「諸君らの中には格式と伝統を重んずる、ブルジョア的戦車道を望む者もいるかもしれない。だがこれを経験しているかいないかでは、試合における発想力に大きな差が出てくる」

 

 一旦言葉を切り、リーダーは少し考えるような素振りをした。そしてうっすらと笑みを浮かべ、フィールドを見た。撃破された二式軽戦車を、無事なもう一両が牽引していくのが見える。セーラー服姿の車長が、それぞれの砲塔から顔を出していた。

 それをすっと指差し、再び口を開く。

 

「彼女たちと一戦、交えよう」

 

 その途端、荷台がざわめき出した。仲間と小声で話し合う者、何かを言いたそうな視線を送る者。そんな中で全く動揺を見せないのはやはり、先ほどの二人だけだ。

 

「安心しろ、同士たち。私がちゃんと教えてやるさ」

 

 後輩たちの様子を見て、リーダーは優しい口調で語りかけた。

 

「アガニョーク学院高校の、“戦車戦”を」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ……試合終了から三時間後。

 一ノ瀬千鶴率いる決号戦車隊は、タンブン高校の学園艦に招待された。艦体はチャクリ・ナルエベト艦のデザインを踏襲した設計で、艦首にスキージャンプ式の傾斜がついている。都市部にはエキゾチックな建物や寺院が並び、異国情緒溢れる風景を作っていた。

 

 そんな中にある集会所に、両校の戦車隊員が集まった。

 

「さあさあ、どんどん食べてね!」

 

 プリッキーヌーが満面の笑みで告げる。木製のテーブルに並ぶのはグリーンカレー、青いパパイヤのサラダ、もち米のマンゴー添えといった料理だ。一際色鮮やかなのはトムヤムクンで、赤々としたスープにエビやハーブが煮込まれ、湯気を立てている。

 急遽援軍に駆けつけてくれた千鶴らに、タンブン高校の面々は心から感謝の意を示した。初陣の勝利は士気の向上に繋がり、より一層研鑽を重ねるという決意を隊員たちに抱かせた。プリッキーヌーが宴会の席を設けた上、校長がわざわざ礼を言いに顔を出したほどである。決号戦車隊の六名、ついでに戦車輸送に関わった男子たちは遠慮なく宴会の席に着き、タイ料理に舌鼓を打った。

 

「おー、やっぱり辛いね!」

「でも辛味だけじゃないわね。複雑な味よ、これ」

「……うわ、緑茶が甘いです」

「……うん、甘いね」

 

 それぞれが思い思いに食事を取り、歓談した。そんな中、亀子は自分も食べてはいたが、何所からか調達したタッパーに料理を詰め込んでいた。殊勝なことに、自動車部員たちのため持って帰るつもりなのだ。

 ふと、千鶴の方を見る。彼女はプリッキーヌーの隣に座り、パッタイと呼ばれる米粉の焼きそばを啜りながら、思い出話に花を咲かせていた。タンブンの隊員たちも彼女らの周りにより、あれこれと戦車道の話をせがんでいる。

 

 よくモテるもんだ、と亀子は感心した。だが自分も一ノ瀬千鶴という女に魅せられつつあるのだと、自覚していた。今日の試合を通じて、彼女たちが何故あんなに楽しそうに戦車に乗るのか、そして喜び勇んで撃ち合えるのか、分かった気がする。そして、共感もできた。

 本人の前でそれを言うのは嫌だが、きっとこれからも自分は格納庫へ足を運び、戦車に乗るのだろう。そして千鶴がまた戦いに行くのなら、着いて行くことだろう。今まで自分になかった『居場所』が、いつの間にか出来上がりつつあったのだ。それが千鶴のよく分からない縁起担ぎが発端だと思うと、かなり癪にさわる。それでも人間相手の喧嘩より、戦車で撃ち合う方が楽しいのは確かだった。

 

 宴会は盛り上がり、ウーソンが常に持ち歩いている双節棍(ヌンチャク)を取り出した。広い場所へ出てそれを振り、回転させて演武を始める。高速で回る棍を自在に操り、時に鎖を鳴らしながら攻防の技を披露すると、大きな拍手が沸き起こった。

 もう少し、このバカたちに付き合ってみよう。そんなことを考えながら、亀子はトムヤムクンの汁を飲み干した。

 

 

 

 

 





「こんな格言を知ってる? 『評論家の言うことに耳を傾ける必要はない。芸術家の銅像はあれど、評論家の銅像が建ったことなどあるのか?』」



お読みいただきありがとうございます。
決号の初陣でした。
タンカスロンらしい面白さを出せていれば、と思います。
続きもありますが、この辺で一旦本編に集中しようと思います。
「番外編」の方も書くつもりです。

しかし本編の「鉄脚少女の戦車道」、気づけばお気に入り件数が700を超えていました。
いや、もっと多い作品は沢山ありますが、まさか半分くらいは私の珍兵器趣味を満たすために書いたような話が、ここまで受け入れられるとは思いませんでした。
本当に応援、ありがとうございます。
連載も長く続いて、思えばいろいろなことがありましたねぇ。
イラストを描いてくださる方が現れて驚いたり。
劇場版と整合性を取らせられるか心配していたら、案外するっと組み込めたり。
低評価がついて「何が悪かったのかな」と悩んでいたら、よく見ると全作品に同時に低評価がついていて「ああ、ただのヒガミか」と安心したり。
仕事がまた繁忙期に入るので、更新は相変わらず不定期ですが、今後も読んでいただけると幸いです。
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