奇跡と共に   作:祥雲

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夢の続きを見たいと誰もが願う。
それは叶いはしない絵空事。

夢を終わらせないでと誰もが祈る。
そこは叶いやしない理想郷。

どうして誰も考えない?

一体誰に請うてるの?



ep.1 ~Continuation of the fleeting dream~
幕開け


『ナザリック地下大墳墓』

 

ユグドラシルプレイヤーでは、知らない者がいない程の知名度を誇ったギルドの本拠地だ。

所属人数41名でありながら、最高時のギルドランクは9位。

まさに少数精鋭という言葉が相応しかった。

だが最大の特徴はギルドメンバー全員が異形種であるという点であっただろう。

見た目・実力・言動・行動……

どれを取ったとしても決して一切の妥協はなく、見る者に畏怖を、羨望を与えた。

されども栄光は過ぎ去るものである。

 

彼のギルドの名は『アインズ・ウール・ゴウン』

 

かつて栄華を極めた最強の一角は、12年に及ぶユグドラシルのサービス終了の時を静かに待っていた。

 

 

 

 

 

「またどこかでお会いしましょう」

 

そう言ってログアウトしていく、今日来てくれた最後のギルドメンバーの姿を、墳墓の主たる異形は見送った。

肉のない骨の身体に豪華なガウンを纏うその姿は、まるで魔王を彷彿させる。

 

「あ……」

 

思わず。

無意識であろう、僅かに伸びた骨の手は空を切った。

いっそ禍々しいとまで言えるだろうに、寂しそうで……今にも泣きだしそうな子供の様な姿。

 

言いたい事があった。

 

―今日はサービス終了日ですし、お疲れなのはわかりますが最後まで残っていかれませんか?

 

でもその言葉は口から出ずに消えていく。

 

「どこかでお会いしましょう……か」

 

「どこで……何時会うというのだろうね――」

 

かわりに漏れたのは小さな呟き。

それと同時に湧き上がるのは激しい怒りだった。

 

「ふざけるな! 此処は皆で造り上げた『ナザリック地下大墳墓』だろ!? なんで…皆そんな簡単に棄てることが出来る!?」

 

ナザリックの地下9階層。

黒い円卓を囲むように位置する41席に座す、今や唯一の異形が嘆きを上げる。

彼こそがアインズ・ウール・ゴウンが長。

死の支配者。モモンガであった。

 

両手を円卓に叩きつけ少しは落ち着いたのか、先ほどとは一転して弱弱しい声音で呟く。

 

「……解っている……皆……リアルを優先しただけだって。だけど……!」

 

去っていった皆にメールを送った。

もう一度、皆に会いたい。

ただそれだけの……ささやかな願い。

例え1分でも、一瞬だとしても良かった。

それだけなのに…

仮想のプログラムに過ぎないが故に涙を流せないモモンガは心で泣いた。

だからであろう。

 

「あら? 折角少ない寿命を削ってまで来たのに、つれないのね? 私の知っている骸骨はもっと気概があったと思ったのだけれど」

 

「え……?」

 

自身の正面。

ついさっきまで誰もいなかった空席が埋まった事に気付けなかったのは。

遅れて軽快なリズムと共にメッセージが表示される。

 

―ベルンエステルさんがログインしました

 

腰まで届く青い髪。

モモンガを正面から覗く、深い深いワインを思わせる紅い瞳。

少女の様な真っ白い華奢な身体を包むのは黒いゴシックドレス。

そのドレスのスカートからゆらゆらとリボンの結われたしっぽが揺れた。

 

「遅れちゃってごめんなさい。少し外出許可を取るのに手間取ってしまって。あの糞医者ども……末期患者なら末期患者らしく好きにさせろってのよ」

 

「ベルンさん!? 来てくれたんですか!? っていうか来て大丈夫なんですか!?」

 

ベルンエステル

 

アインズ・ウール・ゴウンにおいて、最も謎多きギルメンである。

リアルの職業は小説家。

しかし、その小説家としての名は100年以上前から存在しておりネットでよく話題に上がるほど世間に知られていた。

世襲制や幽霊なのでは等と、様々な憶測が飛び交うスレは余りに膨大で、専用の倉庫サーバーが作られるまでとなったという実話がある。

 

そんな著名人ともいえる中の人は容姿・性別・年齢は不詳。

オフ会にも姿を見せる事はなかったが、よくギルドの中心になっていた。

そんな彼?彼女?がユグドラシルというゲームにおいて作成したのが目の前に居るキャラクターである。

こちらも100年以上前のとある同人ゲームのキャラをオマージュしたそうだが。

作戦立案、後衛から前衛、魔法主体なのに近接OKという万能キチプレイヤーであった。

魔法を撃たせれば蹂躙し。

鎌を持たせれば虐殺し。

槍を持たせれば皆殺し。

アインズ・ウール・ゴウンの諸葛孔明こと、『ぷにっと萌え』をもってして、ベルンエステルの考えるエゲツナイ立案には脱帽したという過去がある。

 

「ええ。大丈夫よ。どうせホスピスみたいなもんだったしね。病院にいるか家にいるかの違いしかないわ。……私しか居ないの?」

 

「ええ。さっきまでヘロヘロさんも居ましたが、入れ違いでした」

 

「そう……残念ね」

 

そんな色々ぶっ飛んでいる中の人も、病魔には勝てなかった。

体調に違和感を覚え、診察に行った時は既に全身に悪性の腫瘍が転移していたのだ。

それでも本人はあっけからんと病気をギルメンに隠しながらユグドラシルをプレイしていたのだが。

いくらなんでも限界があったのだろう。

ヘロヘロが引退した少し後にプレイ中に盛大に吐血し病院に救急搬送される事態に発展。

そのまま今日まで入院と相成った。

以前、その旨を中の人の出版担当がメールで知らせてくれていた。

 

「またお会いできて本当に……本当にうれしいです! でもさっきの言葉通りならお身体は……」

 

モモンガは当時の衝撃を思い出しながら問う。

モモンガの記憶では、メールにも末期のステージ4であるという一文があった。

つまり中の人の身体はどう楽観視してもまともでは無い筈だからだ。

 

「まぁ世にいう死に体ってヤツ。自分としては問題ないと思うんだけど」

 

「いやいや!? あんた可笑しいよ!?」

 

「そう? 思考が出来て、手足が動いて、想いを喋れる。今をこうして生きている。ほら、何も変わらないわ。くすくすくす」

 

そう言いながら声とアイコンとで笑う姿も、一度として崩れる事のなかったRPも。

事実、モモンガの記憶の中と全く変わりない。

この立ち振る舞いを見て誰が目の前の人物を重病人だと思えるだろうか。

 

「……やっぱりベルンさんはベルンさんですね」

 

「くすくす。何を当たり前の事を言うのかしらこの骸骨は。ほら。この私が来たのだから湿気た声音を出さないでちょうだい。少なくとも物語の最後は悪役は悪役らしく堂々とするべきなのだから」

 

その言葉にモモンガ―鈴木悟は震えた。

言葉だけを聞けば冷たいともとれる。

しかしそこに込められた意味を。

発した声音の優しさを正しく汲み取ったから。

 

「……ありがとう。ベルンさん」

 

絞り出せたのはそんなありきたりな言葉。

でもそれで充分だ。

この場所を守った意味があったのだと。

かつての思い出は尊いのだと。

今この瞬間に独りではないのだとわかったから。

 

「シャキッとしなさいな。それともドイツ語で話さないと言葉が理解できないのかしら? それなら遠慮n「いえ! 元気一杯です!!」……くすくす」

 

モモンガは記憶の中での面接試験を彷彿させる見事な姿勢で答える。

 

「ははは……! いやぁ、やっぱりベルンさんには敵いませんね」

 

そこには先ほどまでの沈んだ様子はなく、すっかり陽気さを取り戻したモモンガがいた。

モモンガ自身、ベルンエステルとの再会は最早絶望的と考えていた分、その喜びは言うまでもないだろう。

どちらからともなく、アレは楽しかった、コレも楽しかったと思い出話に花が咲く。

2人が視界の隅に映る残り時間に気が付いたのは残り20分を切ってからだった。

 

「残り時間もそう多くないわね。童貞骸骨はこの後どうするの?」

 

「どどど童貞ちゃうわ!? こほん! 折角だし最後は玉座の間にでも行こうと思います。 コイツも一緒に」

 

モモンガが指差す先にあるのは、ギルドの核であり、ギルドと……アインズ・ウール・ゴウン全ての象徴。

『スタッフ・オブ・アインズ・ウール・ゴウン』である。

 

「ベルンさんはどうされます?」

 

「私? ……そうね。一緒に行こうかしら」

 

「いいんですか? 最後だし行きたい所とかは」

 

「最後だからよ。あの玉座の間には皆の旗がある。あそこほど相応しい場所もないでしょ」

 

確かにそうだと、モモンガは思った。

ギルメン皆で情熱と深夜テンションとをもって立案・設計・建造した玉座の間。

ワールドアイテムすら鎮座するあの場の天井を彩るのは、アインズ・ウール・ゴウン41人全員のエンブレムがあしらわれた旗達だ。

自分は無意識に選んでいたが、改めて指摘されれば尤もである。

 

「ですね。では行きましょうか」

 

「ええ」

 

2人は円卓を後にし、玉座の間へと足を進める。

道中目にした執事やメイドのNPCを次々と引き連れ、歩く。

 

 

リア充『たっち・みー』が制作した老執事セバス・チャン。

彼の名前をどうするかでギルド内で派閥が出来た。

 

リアルボクっ娘『やまいこ』が制作した戦闘メイド・プレアデスの長女ユリ・アルファ。

デュラハンである彼女の首の着脱を巡って、『ペロロンチーノ』とやまいこの全面戦争が起きた。

 

ブレードハッピー『弐式炎雷』が制作した戦闘メイド・プレアデスの三女ナーベラル・ガンマ。

彼女の性格設定を巡り、弐式炎雷、ペロロンチーノ、設定魔である『タブラ・スマラグディナ』による三つ巴の抗争が起きた。

 

 

目に映る何気にない装飾1つにも皆で拘り、喧嘩もしたものだと、色んな思い出が駆け巡る。

 

暫くして、玉座の間に到着した2人。

とあるギルメンによって密かにギミックが組み込まれたと、実しやかに囁かれる重厚感溢れる扉を開ける。

眼前に広がる光景には、何度見ても見事という言葉しか浮かばない。

 

「跪け」

 

玉座へと昇る階段に差し掛かると、後ろに引き連れたNPCに向かってモモンガが命令した。

命を受けたNPC達はスッと乱れない動きで左右に割れる。

その様子を見て、ベルンエステルはパチパチと手を鳴らした。

 

「流石ね。貫禄ある手際だわ」

 

「ちょっ! ベルンさん恥ずかしいですって! でもありがとうございます」

 

モモンガも照れのある声音で答える。

階段を登りきると、跪く一体のNPCがいた。

純白のドレスに漆黒の髪。

穏やかな微笑を讃える女性は、ナザリック地下大墳墓・守護者統括アルベドである。

 

「あれは…タブラさんの作った守護者統括のアルベドでしたか」

 

「ああ。居たわね。確かタブラさんの作った三姉妹の次女だったかしら?」

 

「その筈です。でもタブラさんが作ったとなると……」

 

「相当設定凝ってる筈だわ。下手をしなくても上限一杯に書き込んでるわよ。きっと」

 

ベルンエステルの声は何処となく苦笑が混じっていた。

それに内心同意しながらも、モモンガはギルド長権限によってアルベドの設定文を開く。

文字。

文字。

文字

文字。

 そこに書かれた文章の膨大さは、どれだけタブラが愛を込めて作り上げたかを窺い知るには十分であろう。

 

「ホントに長っ!?」

 

コンソールの端に表示された文字数は、ベルンエステルが予想した通り上限一杯だった。

そのまま流し読む様にスクロールを下げていく。

モモンガのなぞるコンソールの終点。

そこには―

 

『ちなみにビッチである』

 

「え」

 

「あら」

 

奇しくも同時にモモンガとベルンエステルはアルベドを見た。

清楚系の美人にしか見えない。

だがビッチである。

 

「くすくす。タブラさんらしいわね」

 

「ギャップ萌えでしたっけタブラさん。でもこれは流石に……」

 

モモンガは呟きながらアルベドを凝視する。

黒髪に万人が見惚れる微笑を携えた色白美人だ。

どう見ても清楚そうな感じしかしない。

だがビッチである。

 

「……ベルンさん。これ変えてもいいですかね? 流石に守護者統括がビッチというのは」

 

「私は別に構わないわよ。使える時に使うのがお金と権力ってもんだし」

 

いや。その考えもどうなのかとモモンガは思う。

決して口には出さないが。

ギルド長権限でスタッフを軽くコンソールに当て、設定の変更を開く。

 

「……最後ですしね。う~ん。ベ、ベルンさん後ろ向いてて貰えますか?」

 

「? ……えぇ」

 

言われた通り後ろを向くベルンエステル。

了承の声が何処か喜色を含んでいた事にモモンガは気付かなかった。

時間にして数秒後にモモンガから『もう良いですよ』と声がかかる。

 

「わ、笑わないで下さいよ?」

 

最後の一文は『ちなみにビッチである』から『モモンガを愛している』に変わっていた。

 

「あぁ。やっぱりモモンガさんってアルベドみたいな女の子が好みだったのね」

 

「うぅ……最後の最後にこんな恥ずかしい事があるだなんて」

 

ニヤニヤとアイコンを表示させるベルンエステルの横で、両手で顔を覆うモモンガ。

現実であれば顔を真っ赤にしていたに違いない。

 

「でも。もし、アルベドが動けさえしていれば自然とそうなっていたとも思うわ。貴方はもっと自分に自信を持ちなさい?」

 

「ベ、ベルンさん!! いえ! ベルン姉さん!!」

 

「くす。こんな骸骨の弟はいらないわね」

 

互いにアイコンの押収の嵐。

モモンガは気恥ずかしさ反面、嬉しさ反面といった所か。

だが、時間の流れは非情で。

視界の隅に表示されるタイムリミットは残り1分を切っていた。

 

「さてと。……いよいよ最後の時が近いわね」

 

「……はい」

 

玉座を前に、モモンガとベルンエステルは自然と向かい合った。

もっと話したい事があった。

もっとやりたい事もあった。

再び共に冒険をしたかった。

そんな思いの込めた手と手が固く交わる。

 

「……きっと私が会えるのはこれが本当の最後。今までありがとう我らが盟主。…いつの世かまた会いましょう」

 

「っ!……えぇ! 必ず! 必ずお会いします!!」

 

「くすっ。まるで告白ね?」

 

「えっ!? いやその」

 

「くすくす。冗談よ。そこに居る貴方のお嫁さんに睨まれちゃうわ」

 

「嫁って……はは。最後までブレませんね」

 

「これが私だもの。仕方がないわ。それじゃぁねモモンガさん。お疲れ様。偶にはゆっくり休みなさいな」

 

「……はい。でも明日4時起きなんで、今度有給考えます」

 

そうこうしている内に残りは数秒。

次の言葉が最後であろう事は明白。

故にモモンガは力の限りで叫んだ。

    

「お疲れ様でしたベルンさん! きっとまたお会いしてみせますから!!」

 

「くす。楽しみにしているわ」

 

―そうして、ユグドラシル12年に及ぶサービスは終了

 

 

 

「っっ……―――――あぁ!! ベルンエステル様!! ナザリックの僕を代表しましてこのアルベド!! ご帰還を伏してお喜び申し上げます!!」

 

「「!?」」

 

 

 

―した筈だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ

 

 

 

設定紹介

 

キャラクターネーム    ベルンエステル

 

種族

ケットシ―          Level‗15

                   

 

職業

コック            Level‗10

ヴァルキュリア/ランス     Level‗10

ヴァルキュリア/サイズ     Level‗10

オールド・ウィッチ      Level‗15

ミラクル・ウィッチ      Level‗15

       

                   ほか

 

 

 

 

 

 

ギルド アインズ・ウール・ゴウンのメンバーの1人。

 

100年以上前に存在したとある同人ゲームのキャラクターに惚れ込んだ中の人が愛とマネーと愛をもって作り上げた。

本来の姿はしっぽに青いリボンを付けた黒猫。

普段は可愛らしい少女の姿をしているがそれは課金による外装である。

そこに更に種族スキルと職業スキルによる変化も加えており、3重で姿を形作っている無駄な(無駄しかない)徹底ぶり。

その為、常時スキルが発動しているがMP自動回復効果のある装備や他スキルのおかげで問題はない。

 

アインズ・ウール・ゴウンにおいて、『ドS』の名をギルメン全員から贈呈された過去がある。

 

リアルの性別は不明。

ユグドラシルにおいては、元ネタに忠実なRPをしていた。

ただし唯一、ギルメンの名前には敬称をつけるという常識は持っていた模様。

しかし、どちらの性別ともとれる発言や言動をしていた為、ギルメンも好きなように考えていた。

ペロロンチーノとぶくぶく茶釜の姉弟は『両性じゃね?』と思っていたのは余談である。

過去に中の人は男性と女性となら女性が好きと証言している。

それを受けてペロロンチーノが悲しみの咆哮を上げ、姉のぶくぶく茶釜が何故か力強いガッツポーズを何度もしていた、というのも全くの余談なのだ。

 

尚、声に関しては自前でボイスデータを用意したらしいが入手経路は謎。

つまり田村姫は強い(どちらも)

 




第1話『幕開け』

如何でしたでしょうか。
二次創作でも少々珍しい組み合わせかと存じます。
『私からの落とし物』が本文内にいくつか散りばめてございますので、勘の良い閲覧者様は気付かれましたらニヤリとして頂きたく。
更新頻度はリアルとの折り合いで変動するかと。
出来うる限りの速度で執筆いたしますので、何卒ご容赦の程、お願い申し上げます。
短いですが、この作品を、僅かでも楽しんで読んで頂ける方が居て下されば幸いです。

この作品へのご意見・ご感想・ご要望を是非お寄せ下さい。
では次話にて。

                                    祥雲


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