それは遠いカコを経て。
掛け替えのない夢がある。
それは遠いサキを見て。
大事に仕舞った夢がある。
仕舞う場所は、何処ですか?
この大陸には多くの冒険者が存在する。
中でもアダマンタイト級に類される存在は、たったの数チームのみだ。
彼らの名声と実力は市井の民、誰もが知っている。
しかし、その交友関係は意外と知られていない。
「……なっ!?」
「どうしたイビルアイ?」
例えば、そう。
アダマンタイト級冒険者チーム『蒼の薔薇』と、『黄金』と称される王女ラナーの親交等だ。
仮面で顔を隠した小柄な少女―イビルアイの呟きに、蒼の薔薇のリーダーであるラキュースが反応した。
良き友人であり、王女という立場でありながら、他の王族の誰よりも民を想う賢人の部屋を後にした帰り道。
正確には依頼に向かう道程の途中の道端で、イビルアイが突然立ち止まったのだ。
「……イビルアイの胸が減った?」
「ダイジョブ。元々減る程もなかった。安心して」
「……貴様ら……!!」
ラキュースの問に被せて、何から何まで同じにしか見えない姉妹が何時もの調子で軽口を叩く。
本人としても気にしている部分――永遠の乙女の象徴を弄られたイビルアイがギシリと纏う空気を固くした。
「ははは! マジかよイビルアイ!? とうとう凹んだのか? おめでとさん!! 遂にまな板卒業だな!!」
そして筋肉質な大女―ガガーランが腹を抱えて大笑いする。
「今夜は呑み」
「おめでとう」
「「未来ある私達に乾杯しよう」」
「よし。その喧嘩買ったぞ」
クルクルと手を取り合って踊り出した姉妹忍者に向かって、ユラリ、と。
幽鬼の如く魔力を迸らせたイビルアイが感情を感じさせない声音で一歩近づく。
その間に慌ててラキュースが割って入った。
「お、落ち着け!? ティアとティナも煽るな、踊るな!! ってガガーラン!! 何時まで笑ってる!?」
因みに現在。
彼女達が居るのは王城の城門からある程度離れた市場のど真ん中である。
既に幾つかの露店が点在しており、彼女達を見つめる多くの視線もあるが、既に王都の民には『イロモノ』認識され始めているので問題はないだろう。
「まったく。そもそも今夜は大捕り物の予定があるだろう? 流石に酒はマズイ」
この数分で一気に疲れた表情を見せるラキュースに対し、元凶である姉妹はキリリとしたドヤ顔でVサイン。
「大丈夫。問題ない」
「そう神は言っている」
「……相変わらず貴様らの頭は沸いているな」
その態度に、いくらか落ち着いた様子のイビルアイが嘆息した。
場の空気が柔らかく戻り始めたところで、一頻り笑い終えたガガーランが口を開く。
「それで、どうしたってんだ? 気になることでもあったのか?」
「在り得ないとは思うのだがな。……懐かしい顔を見た気がしたんだ」
イビルアイの表情は仮面によって見ることはかなわない。
だが聞こえてきた声の質は、普段強気な態度をとり続けるイビルアイには似合わない位、か細いものだった。
「懐かしいだぁ? お前さん自分の歳考えろよ?」
「ぐっ……言い返せない正論は嫌いだよ……! でも……そうだな。きっと私の見間違いだ」
普段からそうであるが、歯に衣着せないガガーランの言葉にイビルアイは胸を抑えた。
そして声だけは笑ってみせる。
しかし、忘れてはならなない。
この場には、全力でボケに走るシリアスブレイカーという忍者が居ることを。
「イビルアイ、遂にボケた」
「合法ロリババア(要介護) 流石に萌えない」
「コイツを見てくれ、どう思う?」
「腐ってやがる。遅すぎたんだ」
「……ははは。これだからお子様は困る。なにせ私は大人だからな! 華麗に聞き流してやろうじゃないか!!」
「おい大人。石畳に亀裂が出来てるぞ」
「ハァ……元気だな……お前達」
ラキュースが再び溜息を漏らした。
なれど、最初の溜息とは違い、苦笑交じりの溜息である。
よくよく周りを見てみれば、見物人達も微笑ましいモノに向ける眼差しをしていた。
彼女達の首に煌くアダマンタイトのプレートは、数多の冒険者達が目指す頂の証だ。
その実力は正しく英雄。
その実態は正しく英傑。
なれど今人々の目の前にいる彼女達は、一体どんな風に瞳へと写されているのだろうか?
その問の答えは、彼らの浮かべている温かい表情で伺い知れるだろう。
何処か憎めなくて。
何処か親しみやすくて。
それでも人々が羨望する枯れない華達。
『蒼の薔薇』とはそういうチームだ。
「……宜しかったのですか? お嬢様」
「はい。まだ、私が彼女と出会うには早いですから」
カーテン越しに外の景色を眺めるロノウェの問いかけに対し、柔らかい微笑を浮かべたベアトニーチェが答える。
朗らかに笑う彼女の表情には、かつて浮かべていた負の感情は一切見られない。
「すれ違った時はちょっとだけ驚きましたが……元気そうで良かったです」
会話を続けながらゆっくりと、備え付けのソファに腰を下ろした。
さり気無くベアトニーチェが溢した言葉に、ロノウェは小さく目を見開く。
いつも飄々とした執事の珍しい姿を見て、思わず深まってしまった笑みを隠す為に口元を抑えた。
そして正面に座る人物に視線を向ける。
「それに急がずとも直ぐに会えるでしょうし。ですよね? ベルンエステル卿」
「モノは言い様ね」
ベアトニーチェの碧い瞳に映るのは、人差し指でクルクルと髪を巻いて遊ぶベルンエステルの姿だ。
王城近くにある宿の1室。
一般人からすれば超が付く高級宿の類であるこの場所も、ベアトニーチェという魔女にすれば普通の安宿と変わりない。
「あ。ロノウェ、お茶をいただけますか? よければベルンエステル卿も如何です?」
「貰おうかしら。もしあったら梅昆布茶が飲みたいわ」
「ぷっくっく! 畏まりました。暫しお待ちを」
何が面白いのか、肩を震わせて執事が部屋を後にする。
残されたのは2人の魔女だ。
「……最後に確認しとくわよ。本当に良いの? 折角の穏やかな暮らしだったのに」
「……」
ベルンエステルの言葉に、ベアトニーチェは数瞬、瞼を閉じる。
その瞼が開かれる頃には、今まで以上に揺らぎのない強い光が灯っていた。
「はい」
晴れやかな表情で紡がれた言葉は、瞳に負けない位の力強さがある。
「私はもう十分過ぎる程の幸せを得ました。それに……『私』だけがいつまでも寝ている訳にもいかないでしょう」
フワリ。
ベアトニーチェの手に黄金の蝶が1羽とまる。
その蝶が溶ける様に消えれば、黒と金で彩られた煙管が姿を覗かせていた。
「そしてソレは……ベルンエステル卿? 貴女にも言えることですよ?」
煙管をクルリと回し、先端をビシッと突きつけて。
悪戯が成功した子供みたいな微笑みを向けながら。
本日3人目の、虚を突かれた表情を浮かべた、掛け替えのない友人を見つめる。
「……くす。これは1本とられたわね」
「どうですか? 偶には私もやるでしょう?」
「くすくす! そんなのとうの昔にわかっているわ。あんたみたいな頑張り屋さんには、ついついお節介を焼いちゃうのよ」
「ふふふ。光栄ですわ」
指先に小さな炎を灯して、煙管の先端に近づけた。
「それに、昔から言うではないですか? 『魔女は謎を解かされる側じゃない』って」
そんなベアトニーチェに同意するかの如く、ベルンエステルの笑みも深くなる。
「この謎を解くのは『彼』の仕事です。彼が答えに辿り着くその時まで……とびっきりの魔法で、誰にもわからない難問を生み出して」
「「煙に巻いて嘲笑う」」
同じタイミングで、同じ言葉を紡いだ。
そして何方ともなく笑いだす。
「でも、そうしたら……ミステリー好きの魔女様に相応しい喋り方があったんじゃない?」
「そうですねぇ。地獄の悪魔も平伏して絶句して、最悪のトリックを無限に使いこなす。そんな魔女を、そろそろ世界が思い出してもいい頃です」
指が離された煙管の先から甘い草の香りが漂った。
「それなら『あんた』は」
黄金の吸い口には、真紅の淡い口付けを。
「やっぱり『私』は」
胸に懐かしい熱を燻ぶらせ。
その身が放つは、ぞおッと! 全身の毛が逆立つ気さえする、圧倒的に威圧的かつ、……邪悪な貫禄。
「「『妾』でなくっちゃ!!!」」
この場に居るのは間違いなく魔女達だ。
ゲラゲラ、ゲテゲテ。
真の意味で魔女が嗤う。
「お待たせ致しました。お嬢様にはストレート。ベルンエステル卿にはご要望通り、梅昆布茶でございます」
その嗤い声の合唱を聞きながら、同じく微笑む悪魔もまた増えて。
「……うむ! やはり、ロノウェの紅茶は美味いな!」
「ん……悪くないわ」
「ぷっくっく! 感謝の極み、でございます」
カーテン越しに、美しい夕陽が差し込んだ。
「さて、ベルンエステル卿? 久方ぶりに一局、如何かな?」
ベアトニーチェが煙管を振れば、テーブルの上に、白黒一対のチェス盤が現れる。
「くす。構わないわ。タイムリミットは日の出まで」
お互いにカップを一口。
「白が妾」
「黒が私」
「ぷっくっくっく。では私は邪魔にならない様に、脇に居りましょう」
ペロリと唇を舐めたのは……一体どちらか?
「妾にハンデは必要?」
「私のハンデは不要?」
駒の不揃いな盤面に、魔女の指が差し伸びて。
両者の視線が交差する。
「「上等」」
一夜限りのゲーム盤が開かれた。
「ぐっ!?」
夜の闇に紛れる様に、小柄な体躯が弾き飛ばされる。
「イビルアイ!?」
ガガーランの叫びを瓦礫が砕ける音が搔き消す。
建物の壁を幾つかぶち抜いて、漸く止まったイビルアイが弱弱しい声を絞り出した。
「に、げろ!! 早く!!!」
今まで聞いたことのない、仲間の慟哭。
それはアダマンタイトの名を冠する冒険者とは思えない位、『恐怖』という感情に溢れている。
「おや? それほど力を入れたつもりはなかったのですが……ふむ。次はもう少し抑えましょうかね」
その悲痛な声すら、目の前の『敵』には心地よい子守歌程度にしか感じられないのだろう。
南の国で流通しているスーツという衣装に身を包み、腰からは鋼の様な尻尾を揺らす仮面の男。
月明りを反射するまでに磨き上げられた革靴が、カツカツと石畳を鳴らした。
「……」
近づく男の進路を塞いだのは、短剣を逆手に構えたティアだ。
「おい! 馬鹿、何してやがる!?」
崩れた瓦礫の残骸からイビルアイを抱き起していたガガーランが、再び声を荒げた。
「私が時間を稼ぐ」
「ほぅ? 貴女如きが私を前にして時間を稼げると? 見れば随分手酷くウチのメイドに痛めつけられておいでのご様子ですが?」
男の言う通り、ティアの体の彼方此方から血が流れだしている。
眼前に居るイビルアイの親戚みたいな風体の男が助けた、蟲のメイドとの戦闘があった為だ。
それはガガーランも同様。
なれど、戦闘に支障がある傷ではない。
しかし、その戦闘という前提は、目の前に居る魔神の如き相手を想定はしていなかった。
「知ってる。私じゃ、数合打ち合えればもった方。でも……それで充分」
ティアはあえて相手を挑発する為に、嘲笑を浮かべた。
彼女の意図に気が付いたであろう、イビルアイとガガーランが歯ぎしりをする。
ジャリっと、口の中でナニカが砕けた。
「……それは何故ですか? 一瞬でも時間があれば私を倒せると?」
そしてティアの目論見通りに、男の意識がティアの背後から逸らされる。
「ぷふっ……試してみたら?」
が、『その程度の策略』で眼前の悪魔からは逃げられる筈もない。
「ではまず、その儚い希望を潰しましょう。<次元封鎖>」
男の呟きが闇に溶けた途端、場の空気が一変した。
見える景色は変わらない。
だが確かにナニカが変わっていた。
まるで、透明な入れ物に世界が仕切られたかの様な……
「これでこの場における、転移系の魔法行使は不可能になりました」
「「「!」」」
あっさりと。
散歩の途中の会話みたいに、絶望が告げられた。
これにより、ティアの想定していたイビルアイの撤退手段が潰えたことになる。
「さぁ。次は? まだ手札はきり終えていないでしょう?」
「……ぁ……」
男はゆっくり、ゆっくりと。
一歩一歩時間をかけて近づく。
迫る男の姿を正面から見せつけられるティアの体が、一瞬停まった。
そして、その光景に、イビルアイの遠い昔の記憶が呼び起こされる。
――迫る絶望――
――今や御伽噺に語られる仲間と駆けた、魔神との闘い――
――信じていた人類の裏切り――
――大切だった友人――
――燃え盛る炎――
――響く絶叫――
それらが脳裏を掠めた瞬間、イビルアイは飛び出していた。
「ぐぅっ! あ゛ぁぁああ゛あ゛あ゛!!!」
足裏で魔力を局所的に爆発させ、一気に距離を詰める!
「「!?」」
既に背後へと消えた景色の中に、驚愕する仲間の顔が見えた。
「<魔法最強化・結晶散弾>!!!」
発動するのは、イビルアイお気に入りの魔法。
拳大の水晶の散弾は男に迫る。
しかし、男は避けるどころか、立ち止まって見せたのだ!
散弾が男に命中――する前に、幻の様に掻き消えた。
元来、魔法というモノは格上には効果を持たない場合が多い。
それほどまでに、男と自分達とでは実力に開きがあるのだ。
「……ふむ。なるほど、なるほど」
何度目になろうかという衝撃に固まるイビルアイ達の耳に、楽し気な声が聞こえた。
その響きは、好きなことへの発見を喜ぶ学者を連想させる。
「では私からも1つお返しを。確かこの場合に相応しい言葉は……目には目を、歯には歯を……でしたか?」
『<極炎の壁>』
演奏会を指揮するコンダクターの身振りで、優雅に男は手を振った。
同時にイビルアイの背後から、信じられない位の熱波が吹き付ける。
「!? ティア! ガガーラン!!」
慌てて振り返れば、月まで届くのではないかと錯覚するには十分な黒炎の火柱が立ち上っていた。
イビルアイの人間以上に良い視力が嫌でも『ソレ』を見つけてしまう。
劫火の中。
糸の切れたマリオネットを思わせる、よく知った人影が2つ舞っているのを。
2つの人影……ティアとガガーランの体がボールみたいに大地へと叩き付けられた。
「……ぁ」
同時に黒炎が姿を消す。
なれど、ピクリとも動かない仲間の姿だけが変わらない。
「おっと。ギリギリのラインで止めようと思っていたのですがね。あの程度で死んでしまうとは……お悔み申し上げますよ」
心から残念そうに。
王城の舞踏会でも見たことない優雅な動作で、男が頭を下げた。
その光景が何処かフィルター越しの様に感じられる。
景色から色が抜けて。
同時に呼び覚まされるのは、かつての記憶の続き。
――燃え盛る炎――
――笑う観客――
――泣き叫んで、手を伸ばす自分――
――自分を止めてくれた優しい女性――
――最期まで不敵に笑った彼女の――
「っ!!! 私はっ!!! 私はぁあああああ!!!」
カッ! とイビルアイの瞳に力が戻った。
イビルアイは走る。
イビルアイは駆ける。
魔法を使って滑空しながら速度を上げていく。
「くく。まだ立ち向かいますか。その意気やよし。ですが……実に愚かで滑稽です。<悪魔の諸相・豪魔の巨腕>」
魔力を込めた拳も、膨れ上がった男の巨大な腕に弾かれた。
同時に迫る肉の壁。
「<損傷移行>っ!」
回避は不可能と判断。
イビルアイは即座に防御魔法を行使しながら反転する。
「! 今のを防ぎますか」
「<魔法抵抗突破最強化・水晶の短剣>!!!」
巨大な水晶の短剣が射出された。
だが、最高威力まで高められたソレですら男には届かない。
イビルアイの魔法の中で、防御突破を込めた最硬の一撃までが、目の前の化け物には通用しないのだ。
「ちっ! まるで250年前の再現だな……! いや……むしろ続き……なのか?」
上気した息を整えながら、幾分か理性的になったイビルアイが言葉を漏らす。
「魔神をも凌ぐか……なるほど。悔しいが確かに貴様には魔神王とでも呼べるだけの力がある」
冷静に男との実力差を分析する。
奴は間違いなく自分より遥かに格上だ。
「だが……貴様より上を私は知っているぞ」
「……なんだと?」
ニヤリ、と。
イビルアイの口が笑みを作った。
男の雰囲気が初めて変化する。
ビリビリと、イビルアイの肌を裂かんばかりに、男の怒気がプレッシャーとなって襲い掛かってきたのだ。
「この私よりも上を知っている? 貴女が? この世界に這って生きる羽虫如きがだと?」
冷や汗が止まらない。
喉がカラカラに乾いていく。
すぐ目の前に死が迫ってくる。
それでもイビルアイは笑みを絶やさない。
「そうだ。彼女に……あの人達に比べれば、貴様なぞまだ可愛い小悪魔にしか感じんなぁ?」
男の纏う空気が収束していく。
1つのカタチに。
「……では、貴女の言う小悪魔の力。その魂に刻み込んで差し上げましょう」
それは殺意。
イビルアイの瞳に映る、明確な死のイメージ。
――……それがどうしたっ!
イビルアイは後天的な吸血鬼であり、伝説に謳われる『国堕し』だ。
そして250年前の御伽噺の生き証人。
死の山脈を超える覚悟なぞ、遥かな昔に決めている!!
「行くぞっ!!!」
――あぁ……願わくば……
――あの英雄達の背中に……
イビルアイが永い生涯の中に、唐突に現れた難行に挑もうとしたその刹那。
「「っ!?」」
ナニカがけたたましい音を立てながら、2人の間に落ちてきた。
土煙が辺りを包む。
「何者です!!!」
今日初めて耳にする、男の警戒した声。
同じ様にイビルアイも警戒を強め――
「ぁ」
――思考が停まる。
薄れていく土煙から現れたのは1人の戦士だ。
漆黒の鎧は月の煌きを反射させ、漂っていた絶望を払うかの如く、真紅のマントがたなびいた。
彼の者の両手に収まるは、2振りのグレートソード。
イビルアイの胸が今まで以上の熱を帯びる。
ドクン、ドクン、と。
もう動く筈のない『心の臓腑』が脈打った気がした。
そして何より。
「それで……」
釘付けになった視線の先で。
「……私の相手はどちらかな?」
漆黒の戦士の背中が、記憶の背中達と重なった。
第40話「憧れたカタチ」如何でしたか?
今話で少し物語を進めております。
やっとモモンガさんのイケメンタイムが。
+某無限の復活とかですね。
皆大好きデミウルゴスお兄さんの活躍も、また同様。
楽しんで頂けたなら、とても嬉しいです。
さて。
前話でご感想を下さいました
『yosiaki』様、『ながも~』様、『サプリメン』様
誠にありがとうございます。
ここまでお付き合いいただいている、読み手の皆さまにも、今一度の感謝を。
ご感想等、お気軽にお寄せいただければ幸いでございます。
それでは次話にて。
祥雲