吉村くんは揺るがない   作:橘田 露草

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こくっはろー!(^◇^)
くーさんこと露草です。

いきなりのお気に入りありがとうございます!!(天地逆転土下座
頑張って更新していきたいです!(*^^*)

さて早速ですがみなさんはどんな告白が好きなのか、もし好きなシチュがあれば教えてください!
もしかしたら参考にするかもしれませんし、「うわっww」とか馬鹿にするかもしれません。
すいません、嘘です。もんげー参考にさせていただかせてくださいまする!!!

では、「くんゆる」第2話スタートです!(≧ω≦)



姫小町さんは、止まらない。

「じゃあ、今日はここまでー。ちゃんと復習しとけよー。」

 

2時間目の授業が終わり休み時間に入ったところで、僕はトイレに行くため席を立ちあがった。

さっきの休み時間は柘榴ちゃんが来て行けなかったのだ。

ちなみにさっきの授業は普通に遅刻したらしく、なぜか僕に文句を言われた。

ちょっとイラッとしたのでまた遅刻させてやった、ちょっとすっきり。

 

「ふぅ……」

「いやはや、木森ちゃんにも参ったもんだね~」

「ホントにね。悪い子じゃないんだけど」

「まあ、吉村も何だかんだ楽しんでるみたいだしね~」

「まあね。……ところで」

 

僕はそこで首だけ後ろの彼女に向ける。

 

姫小町(ひめこまち)さんは何をしているのかな?」

「んー、連れション?」

「僕の常識が正しいなら男子トイレに女の子は入れないはずだけど」

 

ここは男子トイレ。

そして後ろにいるのは姫小町恋愛(ひめこまち こひめ)さん、名前で分かる通り女の子だ。

ちなみに、「れんあい」ではなく「こひめ」と読む。

 

「僕の世界では男と女の子は連れションしないんだけど」

「かたいこと言わない言わない!ほうほう……吉村のはなかなかの大きさ……」

「やめなさいっ」

「痛ぁ!?」

 

出すものも出したのでアレをしまう。

呆れた目でセクハラ少女を見ると、彼女は僕にチョップされた頭を押さえうずくまっていた。

どうでもいいが、頭ではなくツインテールを抑えているのはツッコミ待ちだろうか。

当然僕はツッコまない。

 

「ちょ、ちょっと吉村!?かわゆい女の子をトイレに放置ってどういうこと!?」

「むしろそのセリフがどういうことだよ。」

 

今日び色んな本を読んできたが、「連れションした女の子をトイレに放置」というシチュには出会ってない。

そしておそらく今後もないだろう。

 

「ま、待ってよ吉村!?」

「……何?授業始まるよ」

 

というか、トイレに女の子と2人っきりってどういう状況ですか。

ほら今トイレに入ろうとした子が姫小町さんびっくりして行っちゃったじゃん。

 

「あのさ……」

 

もじもじと手を組んだり、離したりする姫小町さん。

そして意を決したように顔を上げた。

 

「あたし吉村のこと好」

「ごめんなさい」

「早い!?というか待ってってば!?」

 

え、もう済んだでしょ?

だが、彼女は僕の手をつかんで離さない。

 

「女の子の告白に即答ってどうかと思うよ!?」

「男子トイレで告白するほうがどうかと思うよ?」

 

僕間違ってないよね?

というか、人生初だよトイレでの告白って。

 

「待っててばー!」

「ああ、もう……」

 

手を離してくれないため諦めて彼女の方に向く。

というか、相変わらず美少女だな。

 

「我ながらトイレで告白ってどうかと思う!」

 

気づいてくれたなら何よりだ。

これで解放してくれるかと思いきや、彼女は意外なことを口にした。

 

「だから今から屋上行こっ!」

「は?いや、今から授業だし」

「いいから行くよ!」

「だれか~!本気で助けて~!」

 

結局誰も助けてくれず、だからと言って無理やり振り払うこともできず僕は屋上に引っ張られることになった。

授業開始の鐘がむなしく鳴り響く。

 

「はぁ……相変わらず姫小町さんは強引だよね……」

 

とはいえ、彼女とは去年からの付き合いだ。

授業をサボらされたことも1度や2度ではない。

前に学校自体サボらされて大阪に日帰り旅行に連れてかれたことに比べれば大したことない。

 

「吉村もこっち来なよ~!」

 

いつの間に移動したのか、彼女は貯水槽のところから手を振っていた。

あそこのはしごには鎖と鍵がかかっていたはずだけど、どうやら勝手に鍵を盗んだらしい。

逆らうのもめんどくさいので僕も彼女の後を追う。

 

「ん~!風が気持ちいい」

 

僕が上ると、彼女はゴロゴロと転がっていた。

どこから持ってきたのか、夢の国のメスネズミが描かれたビニールシートを引いている。

 

「……パンツ見えてるよ」

「吉村なら気にしないよ~。もっと見て感想聞かせて~」

 

にやにやと笑いながらバッとスカートをめくる彼女。

小さなリボンのついたピンクと白のしましまだけでなく、彼女の小さなおへそまで見えている。

 

「……似合ってるね」

「結婚したくなる?」

「残念だけど、僕はパンツで恋人を選ばないから」

「ちくしょ~」

 

風に吹かれながらしばし2人とも黙る。

少し眠くなってきたが、次の6時間目にはちゃんと出席しなきゃならない。

と、不意に彼女がガバっと立ち上がった。

 

「じゃあ、結婚はまだいいから呼び方変えようよ!」

「呼び方?」

「そう!いつまでも名字で呼び合っていたらつまんないじゃん!」

「いいけどなんて?」

「んー、ダーリンとかは?」

「却下」

 

教室でダーリンなんて呼ばれたら完全に結婚ルート一直線だ。

ただでさえクラスいちの美少女に惚れられてるのだ。

これ以上余計な事したら、ただでさえ少ない男子の友達がゼロになる。

 

「じゃあ、トラ!寅次郎のトラは?」

「それなら別に……」

 

僕はあんまりあだ名をつけられるタイプじゃなかったので結構嬉しかったりする。

友達の彼女と少しだけ親しくなった気がする。

 

「じゃあ、トラはあたしのこと何て呼ぶ?」

「普通に恋愛ちゃんじゃだめなの?」

「それじゃつ・ま・ん・ない!」

 

わがままなお姫様に仕方なく少しだけ考える。

 

「じゃあ、こいちゃんとか?」

「むーちょっと安直だけど……。ま、いっか」

 

そう言って彼女はニカッと笑った。

そして手を差し出す。

 

「これからもよろしくね、トラ!」

 

軽くため息をつき彼女の手を握る。

 

「よろしく、こいちゃん」

 

その時だった。

グイっと手を引かれた。

そして。

 

「んっ」

「!!!?」

 

唇に柔らかい感触が当たる。

というか、感触とかいう前にゼロメートルのところに彼女の顔があった。

いきなりのことに僕も面食らう。

 

「ぷはっ!」

 

長々と2分ほどキスし、彼女は顔を離した。

少し照れた顔で彼女は笑った。

 

「えへへ、ふぁーすときすだよっ♪」

 

にこにこと幸せそうに笑うこいちゃん。

そして、ビシッと指を僕に指す。

 

「あたしの恋はまだまだ止まらないのだっ!!」

 

そう宣言した。

その目はとても真剣だった。

そんな彼女を見て僕ははっきりと言った。

 

「僕……ファーストキスじゃないんだけど」

「え……ええええええええええええええ!?」

 

彼女の叫び声と同時に鐘が鳴った。

あ、授業行かないと。

 

 




という感じで、2番目のヒロインは変態系全力少女でした(笑)

女の子からあだ名って呼ばれるのいいですよね~。
僕は本名的にあだ名が定番の1つになりがちなんですよね。
それはそれで嬉しかったりしますけど(笑)
ちなみに僕はあだ名で呼ばれ、あだ名で呼び合う関係が好きだったりします!
興味ない?ですよね!

そろそろ、「ゆるっと」そして「くんゆる」のキャラプロを作ろうかなぁと思っています。
その時はまたお知らせしますね~。

では、また次回!(*^^*)
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