暗殺教室 ~バーニング・デイズ~   作:ロナード

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今回は修学旅行の話となります。と同時にオリジナルの展開を入れます。


標的14 修学旅行来る!

「渚、来週の修学旅行の班は決まった?」

 

本日の授業も終わり、僕は下校しようとしていると片岡さんから来週の修学旅行の班が決まったかどうかを聞かれ、まだ班を作っていなかったので急いで班を作る事にした。まず僕は茅野に杉野の二人に声を掛けると、二人も班が決まっていなかった様なので、二人は僕と同じ班に入ってくれた。その後、茅野は奥田さんを誘って奥田さんも班に加わると、僕はカルマ君を誘うとカルマ君も入ってくれた。

 

「おい、カルマ。間違っても修学旅行の途中で騒ぎになる事を起こすなよ・・・」

 

「大丈夫だよ杉野。目撃者がいたら買収するか、実力行使で黙らすからさ。」

 

「やっぱり、コイツを誘うのは止めておこうぜ渚・・・」

 

杉野はカルマ君に騒ぎになる事を起こすなと注意すると、カルマ君は目撃者は黙らせると答えるので杉野はカルマ君を班に入れるのは止めておこうと言うが、カルマ君とは一応は気心知れてる仲だし、さすがに問題は起こさない筈だ・・・6人班なので、後残ったのは女子一人なのだが、誰に声を掛けようかと思っていると、杉野は前から声を掛けていた女子生徒がいた。

 

「実は前から声を掛けていたんだ。クラスのマドンナである神崎さんにね!」

 

「よろしくね、渚君。カルマ君もね。」

 

神崎さんか。神崎さんは真面目でおとしやかな性格で美人な女子生徒でクラス皆から人気が有り、彼女と同じ班で嫌だと言う人はいないだろう。だけど何故、真面目でおとしやかで悪いところは無さそうか彼女がこのE組にいるのか理由が分からない。神崎さんがE組にいる理由は不明だが、とりあえず今は班の人数が揃ったので良しとしよう。そう思った時だった。

 

「なあ・・・余った俺は何処の班に入ればいいんだ・・・」

 

片岡さんに既に人数が揃った班が多く、自分が入る班が無いとソルテが告げたので、片岡さんは僕の方を見て声を発した。

 

「渚、あなたとソルテは仲が良いし、あなたの班に人数オーバーになるけど入れてあげたらどう?」

 

「そうだね。ソルテは僕の班に入れる事にするよ。皆もそれでいいよね?」

 

僕はソルテを自分の班に入れる事にし、カルマ君達にも確認を取ってからソルテを班に加えた。これでクラス全員の班は決まった様なので、各々の班は修学旅行をどう過ごすか考えていると、殺せんせーとリボーンが口を開いた。

 

「全く、三年生の生活が始まって直ぐに総決算の修学旅行とは、先生としては気乗りしませんね。」

 

「だな。三年生になって直ぐに修学旅行で京都に行くとか贅沢にも程が有るよな。」

 

とこの二人は言っているが、殺せんせーの後ろには色々と詰め込み過ぎてパンパンに膨れ上がった巨大なリュックが有り、リボーンはキャバローネファミリーのメンバーに自分の荷物である複数のアタッシュケースを持たせていた。

 

『アンタら二人が一番ウキウキしてるじゃねえか!?』

 

「バレましたか。先生は君達との旅行で思い出作り出来るので内心は楽しみなんです。」

 

「俺もだ。修学旅行中に俺がどんなちょっかいを出そうか考えていてな、それを実行するのが楽しみなんだ。」

 

殺せんせーはともかく、リボーンは僕らに修学旅行中にちょっかいを出すつもりの様だ。早くも、ろくな事が起きそうにない気がしてきたが、修学旅行で京都をどう見て回るか考えておかないとね。修学旅行と言っても、僕らE組は殺せんせーの暗殺計画を進めないといけないのだ。殺せんせーを上手く足止めして、防衛省が雇った殺し屋が仕留める作戦の様なので、死角になる部分が多いところに行く事も考えておかないとね。皆が修学旅行をどう過ごすか話し合っていると、ビッチ先生が教室に入ってきては僕らにこう言う。

 

「今更、旅行なんてどうでもいいわ。私は依頼でだけど世界を色々と見て回ってきたし、修学旅行なんて行く必要は無いわ。」

 

ビッチ先生がそう言った後に、ディーノ先生がビッチ先生に言いはなった。

 

「イリーナ先生は修学旅行はいかないのか?なら、エンツィオの面倒を見てくれないか。」

 

「ディーノ先生の頼みを聞くならさ、ビッチ先生。花壇の花に水を与えておいて。」

 

「後は教室の掃除でもして、教室を綺麗にしておけよ、ビッチ。」

 

ビッチ先生が修学旅行に参加しないなら、ディーノ先生はエンツィオの面倒を見る様に言い、岡野さんがそれに便乗するかの様に花壇の花に水を与えておく様に言った後にリボーンが教室を掃除して綺麗にする様に頼むと、ビッチ先生は声を発した。

 

「何よ!!私に色々と押し付けて自分達だけ楽しむつもり?いいわよ、一緒に行ってやるわよ!」

 

ビッチ先生は本当に行きたいのか行きたくないのかはっきりしてほしい・・・とりあえずはビッチ先生も修学旅行に参加すると考えていいんだよね。ビッチ先生も来ると宣言した後、殺せんせーがクラスの生徒全員に何か分厚い物を手渡した。

 

「先生が皆さん全員分の修学旅行のしおりを作っておきました。」

 

『辞書だろ、コレ!!?ってか重たいわ!!』

 

殺せんせーから手渡されたのはあり得ない程の分厚さを持ったしおりだった。しおりなのに分厚過ぎる為にカバンに入りきらないという欠点が有る時点で最早、しおりとは言えない・・・書いてる内容は修学旅行でのマナー、京都の観光スポット、正しい京都の歩き方と色々と拘り過ぎだろと思う。しかも、飛び出す絵本みたいなページに紙を切り取って組み立てて作る金閣寺とか変な拘りも有るので、修学旅行のしおりに求めてはいない物を詰め込み過ぎだ・・・殺せんせーから渡された修学旅行のしおりをどう処分するか考えると同時に修学旅行のプランについてしばらく話し合った後に、各自下校したのだった。

 

 

 

 

それから時間が過ぎて修学旅行の当日となり、僕をふくめたE組の生徒は京都に向かう新幹線に乗る為に駅に来たのだが、本校舎の生徒や教員はグリーン席で僕らE組の生徒とその教員は普通席といういつも通りの差別待遇だ。

 

「私達だけ普通席って・・・こんなところまでにも、いつも通りの扱いなのね・・・」

 

中村さんがいつも通りのこの扱いに少し愚痴をこぼすと、D組の生徒二人とその担任である大野が中村さんのこぼした愚痴に答えるかの様に口出ししてきた。

 

「入学時に説明した筈だろ?学費の用途は成績優秀者に対して扱うとな。」

 

「そういう事。君らと違って、俺らは成績優秀者の本校舎の生徒だからグリーン席な訳。」

 

「そんで、成績底辺の君達E組は普通席。君らからは貧乏の香りがぷんぷんとするよ。」

 

この三人は事有る毎に僕らE組をからかいに来ているけど、暇なのか?大野はともかく、生徒二人に対してソルテは容赦なく報復の言葉を発した。

 

「お前ら二人が成績優秀者だと?何を言ってんだか、中間テストの順位結果で俺達E組の生徒で一番ビリの寺坂ですら144位なのに対してだ、お前らの名前は164位と165位に有ったぞ。ビリから数えた方が早い順位のクセによく自分達が成績優秀者だと言えたな。」

 

「うっ・・・だ、黙れ。中間テストの時は身体の調子が悪かったんだ。」

 

「そうだ。俺らは本気出せば、お前らE組に負けたりはしないんだからな!」

 

「ふーん。知ってるか、お前ら二人が今言った事は世間では負け犬の遠吠えって言うんだよ。」

 

『う、うるさい!?E組のクセにぶっ殺すぞ!!あぁ!!』

 

ソルテの言う事に腹を立てた二人はソルテに殴り掛かりそうな雰囲気だったので、僕が止めに入ろうと思うと、ディーノ先生が部下を多数連れてやって来たので、D組の二人と大野はディーノ先生の部下達の姿を見てか恐怖で硬直したのか動きが止まった。

 

「俺は日本に来た事は何度も有ったけどよ、京都は初めて行くからワクワクしてんだ。こんな気持ちは本当にお前ら位の年の時以来だぜ!」

 

ディーノ先生は初めて京都に行く事に意気揚々してるが、大野とD組の二人はディーノ先生の部下達にビビっており、修学旅行どころではないという顔になっているので、僕がディーノ先生に部下達を退く様に言う事にした。

 

「ディーノ先生。すみませんが、ソコの三人が恐がっているので部下達を下げた方がいいんじゃ・・・」

 

「ん?そうなのか?別に平気だと思うんだが、地元では地元の民達と俺達は互いに積極的に触れ合っているしな。」

 

それは本当に地元だからだよ!?まさか、本当に三人が自分の部下達の姿を見てビビっていないと思っているのか・・・いきなり、黒服の外人の姿が多数も見えたら普通の人は大抵恐がって逃げるとは思っていないのか・・・ディーノ先生は何の悪気も無く三人に話し掛けた。

 

「お前達二人は本校舎の生徒で、その後ろの人はお前ら二人の担任か?初めまして、俺は一週間ちょい前にE組の教師としてやって来たディーノって言うんだ。よろしくな三人供!」

 

『ひゃ、ひゃい。よろしくお願いします・・・』

 

「随分と身体が震えているみたいだがどうしたんだ?風邪か何かか?」

 

本当にこの人は気付いてないのか!!?こういうところを見る限りでは有る意味、ディーノ先生は質が悪いかもしれない・・・ディーノ先生は三人が震えている理由が解らないが、部下達に何か合図を送っていた。ディーノ先生の部下達はディーノ先生からの合図を読み取ると、部下達の中から体長2メートルは有る体格の人が三名出て三人に近付き、熱でも有るのかと思ったのか三人の額に手を当てたのだが大野達三人は恐怖が限界に達したのか気絶してしまった・・・

 

「あれ?三人の額に手を当てて熱が有るかどうか確認させただけなのに、どうして三人供気絶したんだ?やっぱり、何か悪い病気なのか?」

 

本当に気付いていないのか、この人は・・・とりあえず、これ以上は事態が悪化しそうなので僕はディーノ先生に後は僕が何とかしておくと告げ、カルマ君にソルテの二人と一緒に三人をD組の生徒達のいる席にまで運んだ。カルマ君とソルテの二人は嫌々運んでいたけど・・・三人を運んだ後、E組の皆の元に戻るとビッチ先生がやっと駅に来たのだが、ハリウッドセレブの様な豪華な格好をしていたので烏間先生とリボーンに怒られる事となった。

 

「イリーナ、何だその格好は?どう考えても引率の教師のする格好では無いが・・・」

 

「烏間の言う通りだぞ、ビッチ。そんな派手な格好じゃなくて、カジュアルな服及び黒か紺のスーツにしろ。」

 

「女を駆使する暗殺者としては当然の格好でしょ。狙っている標的に旅行に誘われた時とかにダサい格好で幻滅されて逃げられたら堪らないでしょ。そんな事も解らないなんて頭固いわね、二人供。私は只、ガキ共に大人の色気というモノを教えてやろうかと・・・」

 

『お前の理屈は知らん!いいから、さっさと黙ってその派手な服を脱いで少しはましな格好に着替えろ!』

 

烏間先生とリボーンの二人の威圧感漂う睨みに耐えられず、ビッチ先生は二人の意見を聞いて派手な服をスーツケースに入れ、ジャージに着替えた後に新幹線の中の適当な席に座り泣きじゃくっていた。

 

「イリーナ先生の場合は、金持ちばっかり殺してきたから庶民感覚がずれているんだろうな。」

 

ディーノ先生はそう言ってるが、言ってるあなたも庶民感覚がずれているとE組の皆から思われている事は知らないだろう。ついでにディーノ先生の部下はロマーリオさんと体格が良い大男の二人が同伴している。僕は自分の班の人達と一緒に適当な座席に座ろうとした時に、窓に目を向いたのだが、窓には新幹線の外側から殺せんせーが張り付いていたので、そんなシュールな出来事なので思わずリボーンに聞いてたのだが・・・

 

「ねえ、リボーン。何で窓に張り付いているの殺せんせーは・・・」

 

「知らん。俺に聞くな、渚。本人に聞いて確かめろ。その方が窓に張り付いた理由が解るだろ。」

 

と言われてしまったので、僕は移動中の新幹線の空気抵抗で音が聞こえるか定かではないが、殺せんせーにスマホで電話を掛けて窓に張り付いている理由を尋ねた。

 

「殺せんせー、どうして窓に張り付いているの・・・」

 

「いやぁ、駅中スイーツを迷いながら買っていたら乗り遅れてしまいまして・・・次の駅まではこの状態で一緒に来ます。それまでは保護色で周りの景色と同化していますので、外から見ると新幹線の窓に先生の荷物と服が張り付いている様に見えるだけで済みます。」

 

それはそれで不自然だし、第三者から見れば有る意味新手の怪奇現象だよ・・・電話を切った後、本当に次の駅まで窓に張り付いていた。駅に着いた後、直ぐに殺せんせーは新幹線の中に入っては適当な座席に座っては、さすがに新幹線に張り付き続けるのは体力が持っていかれるのか疲れた様子だった。

 

「さすがに疲れました。私は国家機密なので目立たない様にしてるのですが、目立たずに旅をするのは大変ですねぇ。とくに荷物が重くて大変ですよ。」

 

『じゃあ、そんな馬鹿げた量の荷物を持ってくるなよ!?荷物以前にただでさえ目立つんだから、殺せんせーは・・・』

 

ほとんどの生徒が殺せんせーに荷物が多すぎる以前に元から目立つと指摘する。確かに国家機密である筈の殺せんせーがここまで目立つとヤバいし、変装も雑で近くで見られたら一瞬で人間じゃないとバレるので、菅谷君は殺せんせー用に作った付け鼻を殺せんせーに投げ渡し、殺せんせーに付ける様に合図し、殺せんせーは菅谷君の作った付け鼻の付け心地に思わず喜んだ。

 

「凄いフィット感です!菅谷君、この様な素敵なアイテムを先生の為に作ってくれて感謝します!」

 

「殺せんせーの顔や曲面に合う様に削ったんだよ。俺はそういうの作るの得意だし、付け鼻以外にも必要か変装道具が有ったら作ってやってもいいぜ。」

 

凄いな菅谷君は・・・菅谷君の作った付け鼻で殺せんせーは焼け石に水程だけど、自然な感じになったので少しはバレにくくはなったのかな?

 

「渚。旅行になると皆の意外な一面も見れるし、面白いよね。」

 

「そうだね茅野。これからの旅の出来事次第で皆の知らない一面を見れるかもね。」

 

僕は茅野の言う様にこれからの出来事次第で皆の意外な一面を見れるかもしれないと思うと楽しくなってくる。しばらくして、僕の班のメンバーの女子三人が飲み物を買いに行った。数分後の飲み物を買い終わった女子三人が戻って来たのを確認した後、京都に着くまではトランプで班のメンバー達と遊んだりして時間を潰した。

 

 

 

京都に着いた後、しばらくバスで移動し、バスを降りてある程度は京都の街を下見し終えた後に旅館に入った。旅館に入って直ぐ、リボーンは鼻提灯を膨らませまがら眠りに着いた。烏間先生にビッチ先生にディーノ先生とその部下達は先に風呂に入っており、そんな中で皆は荷物の整理をし出したので、僕も忘れ物が無いかどうかも確認しながら荷物の整理をしていると、神崎さんが困っている様子だったので話を聞いてみる事にした。

 

「神崎さん、少し慌ているみたいだけど、どうしたの?」

 

「あっ、渚君。実は私、今回の修学旅行の日程や予定を記入したメモ帳を確かにカバンに入れた筈なのに見つからないの・・・」

 

どうやら、神崎さんはカバンに入れた筈のメモ帳が無いので戸惑ってる様だ。

 

「もしかしたら、入れたと思ったら、実は入れていなかっただけじゃないのか?そんなミスぐらい誰にだって有るだろうし、気にするなって!」

 

ソルテは神崎さんにそう言うが、僕は神崎さん程の真面目な人が入れ忘れなんてするとは思えない。

 

「入れ忘れたんじゃないとしたら、何かの拍子で何処かに落としたんじゃないのか?日程や予定を書いたメモは俺も持っているし、それを後でコンビニとかのコピー機でコピーして渡してやるよ。」

 

「本当に落としちゃったのかな?探しても見つからないし、そうなのかも・・・ごめんなさい、ソルテ君。後で君のメモをコピーした紙を貰う事にするね。」

 

ソルテは入れ忘れたのではないとしたら、神崎さんが何処かにメモ帳を落としたのではないかと言うと、後で自分のメモした内容をコピーして神崎さんに渡すと約束し、神崎さんはソルテに悪いと思いながらも後でコピーした紙を渡してくれる様に頼んだ。ソルテはコピー機を探しに行く為に、殺せんせーに外出の許可を取ろうと思い、殺せんせーに声を掛けた。

 

「おい、殺せんせー。俺は神崎の分の日程メモをコピーしに近くのコンビニに行きたいんだが、旅館の外に出て構わないか?」

 

「ウプッ・・・別に構いませんよ・・・ただし、もう夜ですしなるべく早く済ませてくださいね・・・」

 

どうも、殺せんせーは新幹線とバスで乗り物酔いしているのかグロッキーな状態だが、ソルテへの返事はちゃんと返した。

 

「じゃあ、行くけどよ、その前に殺せんせー。あんたは本当に大丈夫なのか?相当グロッキーになって辛そうにしているし、寝室で寝て休んだらどうなんだ?」

 

「ご心配無く、先生は今から東京に一旦戻りますので。枕を忘れてしまいまして・・・どうも枕が変わると先生は寝付けないのです。」

 

殺せんせー、あんなにバカげた量の荷物を持ってきたのに忘れ物が有るのかよ・・・グロッキーな状態の殺せんせーは隙だらけに見えるが、そうでもなくいつも通りにこっそりと暗殺を仕掛けても簡単に避けられていたので、実は案外元気なのかもしれない。

 

「それにしても、神崎さんは真面目ですから、独自に日程を纏めたメモ帳を用意していたのは感心です。ソルテ君も日程を纏めたメモをした様ですが、ソルテ君の場合は几帳面という感じでしょう。よく考えれば、ソルテ君がわざわざメモをコピーせずとも、先生手作りのしおりを持っていれば安心ですし、先生の手作りしおりで十分じゃないのですか?」

 

「その其処らの辞書より分厚いしおりを持って歩きたくないから、日程をわざわざ纏めたメモを用意したんだよ俺は!!」

 

殺せんせーは自分が作ったしおりを持っていけば済むと言ったが、ソルテはそのしおりを持って歩きたくないから日程を纏めたメモを用意したと殺せんせーに告げた後に、コピーしにコンビニに向かったのだった。

 

 

 

 

修学旅行二日目、神崎さんはソルテから渡されたメモのコピーに自分の経てていた日程を付け加えた様で、僕の班は神崎さんとソルテの経てた日程を参考に京都の街を観光していた。今は僕が勧めた1867年に坂本龍馬が暗殺された舞台である近江屋の跡地に来ており、その先に織田信長が暗殺された本能寺も有ると僕は班のメンバーに伝えた。それにこの地の付近では歴史上名が知れた人物達が暗殺されているので、この京都の街は暗殺の聖地と言っても過言ではない。歴史上で暗殺された人物達は誰もが殺される事で当時の世界に影響を与える者ばかりだ。それを踏まえて考えると、地球を破壊する予定の殺せんせーは典型的な暗殺対象だと言える。

 

 

 

しばらくして、神崎さんの勧めた祇園の奥に足を踏み入れた。祇園の奥は人気が全く無いので、何故こんなに人気が無いのか気になっていると、神崎さんは説明した。

 

「祇園の店は一見さんお断りの店が多いから、目的も無くフラッと足を踏み入れる人はいないし、見通しが良い必要も無いから暗殺する場所にピッタリかなと思ったから私は勧めたの。」

 

成る程、そういう事か。一見さんお断りの店が多い以上は本当に余程の事が無い限りは人は集まらないだろうし、殺せんせーの暗殺を行う場所としてはピッタリかもしれない。さすがは神崎さんだ。下調べが完璧で本当に頼りになる。

 

「よっし!ここに決行しようぜ!」

 

杉野は神崎さんの勧めた祇園の奥の道を暗殺決行の場にする事に決めたらしく、僕を含めた他のメンバーも杉野の意見に賛成したのでここで殺せんせーの暗殺をする場所として決行しようと決めた時だった。気付けば、僕らの周りを高校生と思われる不良の集団が囲んでいた。

 

「本当にうってつけだな。何でわざわざこんな拉致りやすい場所を歩いているのかな?」

 

拉致だって!?まさか、僕らの後を追い回していたのか・・・いや、違う。後を付けられているなら、こんな目立つ風貌の不良に気付かない筈が無い。これは予め僕らがここに来る事を知っていて先回りしていたとしか思えない。そうか、神崎さんのメモ張は落としたんじゃなくて奪われていたのか、この不良の集団の誰かに・・・がらの悪い不良が一人近付いて来たので、カルマ君は少し挑発するかの様な態度を取る。

 

「お兄さん達、誰?一体、こんな人の気無い場所に何の用が有るの?見るからに観光目的では無い様に見えるんだけど?」

 

「男に用はねえよ。女を置いて家に帰ってな!」

 

不良は挑発するカルマ君に対して挑発し返すかの様に、女子を狙った拉致が目的だと告げたが、カルマ君の手によって顎を思い切り殴られた上に顔面をアイアンクローで潰された後に電柱に後頭部を叩き付けられた。

 

「ねっ、渚君に杉野。目撃者がいないなら、喧嘩しても問題は無いっしょ。」

 

カルマ君は高校生の不良一人を簡単に倒し、余裕の表情を浮かべながらそう言っていたが・・・

 

「カルマ君、後ろ!?」

 

「えっ・・・」

 

僕はカルマ君の後ろに有った電柱から人の気配を感じたので、カルマ君に後ろに注意を向ける様に催促したが伝えるのが遅く、カルマ君はヴァールの様な物で頭部を思い切り殴られ気絶してしまった。カルマ君を気絶させたのは、この不良達のリーダー格の様で他の不良達に指示を出した。

 

「本当に隠れる場所が多いなここは。おい、何をちんたらしている?早く女を拐え!男は黙らせておけ!」

 

「ちょっ、何・・・ムグッ!?」

 

「おい、お前ら一体何を・・・」

 

不良達が神崎さんや茅野を連れ去ろうとしたので杉野が止めに入ろうとしたが、不良達は容赦無く杉野に暴力を振るい気絶させた。女子はもう一人奥田さんがいたのだが、どうやら少し早めに危機を察したのか何処かに隠れている様だ。

 

「おい、さっさと残った男二人も気絶させな!」

 

不良のリーダー格の男は不良達にそう指示を出したので、僕とソルテは立ち向かう事にした。

 

「渚、コイツらが先に仕掛けてきたんだし、少しぐらい怪我させても自主防衛で済むよな?」

 

「うーん、どうだろう?やり過ぎなければいいのかな?」

 

僕はあまり喧嘩はしたくないのだが、相手が先に仕掛けてきた以上は仕方ない。僕は道端に転がっていた太めの丈夫な木の枝を拾い、並盛でのラフェイルとの戦いやスクアーロとの特訓で得た戦術を応用した動きで向かってくる不良達の脇腹に目掛けて一撃を与えた。

 

『グウェッ・・・』

 

僕が脇腹に一撃を与えた不良達は気絶し、その場に倒れた。少し弱めにしたし、骨に影響は与えていない筈だ。神崎さんや不良達は僕がここまでやるとは思っていなかったのか呆然としており、不良のリーダー格の男とソルテは今の僕の動きに驚いていた。

 

「何なんだ、この小僧は・・・見た目はナヨナヨした女みたいな顔の癖に喧嘩し慣れていやがる・・・いや、喧嘩じゃなくて本当に修羅場を掻い潜ったかの様だ・・・」

 

「渚、その動きは一体?お前、今まで実力を隠していたのか?」

 

「そういう訳じゃないよ。只、少し事情が有るだけだよ。」

 

僕は何とか誤魔化すと、この場の者達は我に帰ったのか再び不良達が動き出し、今度はソルテに襲い掛かるが、ソルテは運動神経も抜群で有り、不良達の攻撃を避けていく。烏間先生が言うには、ソルテはどうも、記憶が無くなる前にマーシャルアーツという格闘技を習得していたのではないかと推測している。マーシャルアーツは空手やテコンドーと言った複数の格闘技を混合させた特殊な格闘技であり、その動きを用いて不良の懐に潜ると、不良の股間を思い切り蹴りあげたので、股間を蹴られた不良は悶絶し、股間を手で抑えながらもがいており、ソルテはこう言い放つ。

 

「ソコは簡単には鍛えられないからな。ダメージデカいだろ?」

 

「このガキ・・・健全な男性にこの仕打ちは酷いっしょ・・・」

 

股間を蹴られた不良がソルテにこの仕打ちは無いだろと言うが、人を拉致しようとしたお前が言うなという感じなので同情はしない。

 

「よくも、ソイツのキン○マを・・・容赦無く潰してくれたな!!」

 

「いや、潰してはいないんだが・・・よく考えれば潰した方がいいのか?女子を拉致しようとした時点で性犯罪を行うつもりだってのが解りきった事だしな。性犯罪出来ない様にテメエら全員のキン○マを完全に潰すか。」

 

「ソルテ、それはさすがにやり過ぎだから止めてあげて・・・」

 

ソルテが不良達のアソコをマジで潰す気になっていたので、僕は止めに入り、ソルテは渋々とアソコを潰すのだけは止める事にしてくれた様だが、相変わらず男の弱点ばっかりを狙った蹴りで不良達を次々と悶絶させていくので、不良達はソルテに股間を蹴られない様に手で抑えながらガードの体勢を取っているので、僕は思わず相手の股間を迷わずに蹴るソルテにドン引きした。不良達のリーダー格はソルテの急所蹴りに怯えているそんな不良達に大声で指示を出した。

 

「テメエら、キン○マ蹴られるぐらいどうした!!確かに痛いが、股間を蹴られて気絶する事は滅多に無い!蹴られる覚悟で突っ込んで、お前らの持つ鉄パイプや釘バットで頭をぶん殴って気絶させりゃ、俺らの勝ちよ!!」

 

不良達はリーダー格の男の言葉を聞き、やられる事を覚悟で武器を持って僕とソルテに襲い掛かってきたが、僕は不良達の手にする武器に向けて木の枝を思い切り強く叩き付けて、大きな衝撃を不良達の腕に与えて腕を麻痺させた。

 

「何だよ、これは・・・腕が動かねぇ!?ガキ、何をしやがったんだ・・・」

 

「簡単だよ。ちょっと前に特別な講師から習った護身術を使っただけだよ。」

 

「これの何処が護身術だってんだよ・・・このガキ、化け物じゃねえか・・・」

 

護身術って言うのは確かに嘘だ。不良達に使ったのはスクアーロの使っていた技である鮫衝撃だ。これで不良達の鉄パイプと言った武器に木の枝を叩き付けて、大きな衝撃波を起こす事で不良達の腕を麻痺させた訳だ。ソルテはアソコを狙わずとも、軽やかな動きで不良達の攻撃を避けては翻弄していき、不良達の懐に潜りこんだ瞬間に不良達の喉元を拳で付き、呼吸を乱させる事で気絶させていた。不良は少しずつ気絶していき、後に残ったのはリーダー格の男だけだが、リーダー格の男は少しは焦ってはいるものの慌ててはおらず、まだ奥の手が有るのか余裕の笑みを薄らと浮かべていた。

 

「チッ!まさか、ガキ二人に俺のツレ達が全滅されるとはな。まあ、まだまだ残ったツレはいるんだけどな!残りのツレ達はもうじきやって来るぜ!さあ、今なら特別に見逃してやるから帰んな!」

 

「アホか、お前。その残ったツレが来たとしてもまたもや全滅されるってのは解る事だろ!お前がいくらツレを呼んでも、俺と渚が打ち負かす!お前も俺と渚には勝てないと解ってはいるんじゃないのか?」

 

「うるせえ!俺らをおバカ共が集まるバカ高校と見下しやがって・・・許さねえぞ、このガキ共!」

 

リーダー格はヴァールの様な物を投げ捨てると、隠し持っていたナイフを取り出して、僕とソルテをナイフで刺そうとしてきたが、僕は少々難易度が高いがナイフに目掛けて木の枝をぶつけ鮫衝撃でリーダー格の腕を麻痺させた。

 

「バカな、マジで殺しに掛かったのに、ビビるどころか簡単に対処しやがった・・・お前、一体何者だ?本当に只の中坊なのか・・・」

 

「僕は前に本気で僕を殺そうとした者と手合わせした事が有るから、あなたの半端な殺意程度じゃビビらないだけで、それ以外の部分は只の何処にでもいる中学生だよ。」

 

「殺されそうな目に合うのが普通って・・・そんな中学生いてたまるか・・・」

 

僕はリーダー格の質問に笑顔で答えると、リーダー格は徐々に恐怖の包まれているのか顔が強張った様子になっている。

 

「ふざけんな・・・所詮はテメエの様なエリート揃いの学校にはおバカである俺らは何をしても勝てないと思い知らされるだけかよ・・・」

 

「僕は別にエリートじゃない。いや、僕だけじゃなくてソルテに倒れた二人、あなた達が拐おうとした神崎さんに茅野も決してエリートじゃないよ。僕らの通う学校は名門校だけど、僕らのクラスはソコの授業に付いていけずに落ちこぼれの烙印を押された生徒達を集めた、落ちこぼれの集まりと差別されるクラスなんだ。でも、僕らは色々な事に前を向いて取り組んでいるんだ。あなた達の様に他人を暗い影かかる道に引っ張っていく様な真似だけは絶対にしない。」

 

「何が言いたいんだよ・・・」

 

「僕が言いたいのは学校や肩書きは関係無いという事だ!光指す明るい道だろうが、光を遮る暗い影の道だろうが、後ろを振り替えずに前を向いて歩けばどんな環境だろうと、人はたくましく成長して育つんだ!」

 

僕の言葉を聞いたリーダー格は反論する言葉が出ないのか黙りこむ。僕の言葉はどうも神崎さんにも響いた様で、神崎さんの顔が少し明るくなった様に見えた。神崎さんは何かで悩んでいたけど、今の言葉で答えを見つけたのかな?

 

「クッソが!!アイツら来ないし、どうやら俺は完全に詰んだ様だな。ブタ箱に送るなり、好きにしな!」

 

「好きにしていいと言うなら、聞きますけど・・・神崎さんの日程を纏めたメモはあなたが持っていると思うんだけど違うかな?」

 

「チッ、返してやるよ!どうせ、もう必要無いしよ!」

 

やはり、神崎さんのメモ帳はリーダー格が持っていた様で、リーダー格は麻痺していない腕を動かして自分の制服のポケットからメモ帳を取り出すと、神崎さんに投げ渡した。

 

「やはり、あなたが持っていたんですね。神崎さんのメモから僕らがこの祇園の奥に来る事を事前に知っていたから、先回り出来た訳だ。」

 

「正解だよ、ソコの嬢ちゃんとは新幹線に乗っている時にすれ違ってな、その時にこっそりとメモ帳を抜き取ったのさ。最初からソコの嬢ちゃんには目を付けていたのさ。ソコの嬢ちゃんは去年の夏にある場所に有ったゲーセンで見掛けてな。その時の嬢ちゃんをこっそりと撮った写真がこれだ。」

 

リーダー格は神崎さんの事は最初から知っていたのか。それにしても、ゲーセン?神崎さんのイメージからは想像出来ないけど、リーダー格の見せた去年の夏に撮った神崎さんの写真を見ると、信じざるを得なかった。その写真に写っていたのは確かに神崎さんだが、今の神崎さんからは想像出来ない姿だった。綺麗な黒髪は髪を染めて全く違う色になっており、服装もラフで少々派手なアクセサリーを着けており、目付きも若干鋭かった。この写真を見て驚いたのは僕だけじゃなくて、ソルテに茅野も例外では無い。後、いつの間にか姿を見せた奥田さんもこの写真を見て驚きを隠せていなかった。

 

「これ、本当に神崎かよ・・・夏休み限定のデビューなのか?こういうのを黒歴史って言うんだろうな・・・」

 

「ソルテ君、それは絶対に口に出してはいけない言葉かと思います・・・」

 

「神崎さんにもこんな時期が有ったんだ・・・私もさすがに驚いたよ。」

 

皆が神崎さんの過去の姿を見て驚愕し、神崎さんは僕らに自分の事を語りだした。

 

「私の家は父親が厳しくて、良い学歴に良い肩書きばっかり求めていてね、少しでも気に食わない結果だと激怒するの。私はそんな父の呪縛から少しでも離れたくて、名門の制服も脱ぎたかったから、私は知ってる人がいない場所で格好を変えて遊んでいたの。その結果、成績が落ちて落ちこぼれの烙印を押された差別対象のE組に落ちて、肩書きはエンドのE組。E組になった時は本当に自分の居場所が解らずにいたけど、さっきの渚君の言葉で迷いが吹っ切れたの。」

 

「僕の言葉を聞いて?」

 

「うん。渚君の言葉を聞いて初めて気付いたの。どんな環境だろうと、前を向いて歩く事が大事だってね。それには肩書きや学校は関係無い。只、前を向いて歩く事できっと未来に良い結果が出ると信じればいい。それに気付いたら、自然と心に有った重い枷が外れて楽な気持ちになったの。」

 

そういう事か。これで神崎さんの迷いは無くなった様だし、後はこの不良達の処遇をどうするかだね。カルマ君と杉野も目が覚めたらしく、立ち上がって今の様子を見ると、少し困惑してるが状況を察知し、カルマ君はリーダー格に近付き、カルマ君は自分の荷物から拘束具を取り出すと、リーダー格の腕と足を拘束し、身動き出来ない状態にした。

 

「何か俺が不覚取って気絶してる間に渚君とソルテに美味しいところを持ってかれたみたいだけど、俺を気絶させたコイツの処遇は俺が決めるけどいいよね?」

 

「別にいいけど、それよりもカルマ君。その拘束具は何処で手に入れたの・・・」

 

「秘密だよ、渚君。俺独自のルートで手に入れてるからさ、教えられないんだよねぇ。渚君に杉野にソルテ、気絶してる奴らが目覚めて動いたら厄介だし、このガムテープで腕と足を巻き付けて動けない様にしといてよ。」

 

カルマ君は拘束具を独自のルートで手に入れたと言うと、僕と杉野にソルテの三人にガムテープを渡して、気絶してる不良達が目覚めた時に動けない様に巻き付ける様に言ったので、気絶してる不良達をガムテープで身動き出来ない様にした。カルマ君はその間にリーダー格の鼻にフックを入れて固定した後に、唐辛子を口の中に突っ込んでは猿ぐつわで口を塞いだ後に練りワサビと練りカラシをリーダー格の鼻に突っ込んで注入した。

 

「ふごわぁぁぁっ!!?」

 

「さあ、俺が受けた屈辱を何倍にもして返したけど、どうかな?あれ?こんなんじゃ、倍返しにもならない?じゃあ、お兄さんの目の回りにかゆみ止めを塗ってあげるよ。その状態じゃ、痒くなっても掻けないだろうし、俺ってば優しいと思わない?ねえ、お兄さん。」

 

『悪魔だ・・・マジもんの悪魔が目の前にいる・・・』

 

カルマ君がリーダー格にやった仕打ちを見て、僕らはカルマ君が悪魔にしか見えないと揃って口にした。カルマ君はその後もリーダー格の眉毛を毛抜きテープで抜いたり、目玉に強めの炭酸飲料をぶっかけたり等をしてリーダー格の男が気絶し満足した後に、この場を去った方が良いと言った。

 

「皆、ここを離れようか。さすがに警察に連絡しても、コイツらと一緒に俺らも捕まる可能性が高い。ここはコイツらをこの場に置いて、さっさとずらかった方がいい。」

 

「そうだね。もしかすると、この人達の仲間も来るかもしれない。さっき仲間は他にもいるとリーダー格の男が言ってたしね。」

 

僕らはこの祇園から離れた場所に移動しようとした時だった。

 

「いた、いた、本当にいた!ヴィスタファミリーの名に泥を塗ったという椚ヶ丘中学校のE組試食会場!」

 

僕らの後ろから独特のテンションと喋り方をした紫色の河童の様な髪型をした長髪の眼鏡をかけた男が姿を見せた。尚、ブサメンだ。杉野は男の独特のテンションと喋り方に戸惑っていた。

 

「何だ、このオッサンは・・・」

 

「誰がオッサンだ!!私は永遠の二十代の美男だ!」

 

『何処がだよ!!?鏡をよく見ろよ!』

 

この男はナルシストなのか、杉野にオッサン呼ばわりされた事に腹を立てた様で自分を永遠の二十代の美男だと言う。永遠の二十代って・・・それは男が言うセリフじゃないだろ!!?そう思ったが、それよりもこの男はヴィスタファミリーに泥を塗ったと言ってたので、ヴィスタファミリーの一員かもしれない。

 

 

もし、この男がヴィスタファミリーの一員だと言うなら、僕らに一体何の様なんだ・・・僕はこの時、まだ知らなかった。あの時にラフェイルを倒した時から、E組がヴィスタファミリーに目を付けられた事を・・・再び、ヴィスタファミリーの一員との戦いが始まる事となったのであった。




今回は修学旅行の話となりました。早速、この作品のオリジナルの展開でソルテが渚と同じ班に人数オーバーですが入る事になりました。

ディーノは自分の部下が第三者に恐がられている事に気付いてはいません。彼がそういうところに鈍いのは、リボーンの原作でも病院の話で証明済みです。

原作と違って、カルマと杉野が気絶した中でソルテと一緒に渚が不良達を撃破しました。渚は並盛でのラフェイルとの戦いにスクアーロとの特訓により、素の状態でも戦闘能力が高くなった上に、本当の修羅場を知ってるので不良達に恐れずに立ち向かっていました。

神崎さんの迷いを吹っ切る役目はこの作品では殺せんせーでは無く、渚になりました。渚は原作と比べればこの時点で十分にたくましくなりましたが、やっぱり母親の前では未だに強くはいられないです・・・

カルマが不良達のリーダー格にやった悪魔の如くの仕打ちは・・・カルマらしいと言えばいいのでしょうか・・・

最後に現れたのはヴィスタファミリーの一員で、ヴィスタファミリーの名前に泥を塗ったE組に報復を加えに来た訳ですが、この男の正体はリボーンの原作でも出てきたあの男です・・・六道骸に嵌められ負けた後に包帯ぐるぐる巻きになった上に喋る事も出来なくなった程の大怪我を負ったあの男です。ついでに、不良達の仲間の残りが来なかったのは、この男に情報を聞き出された後に気絶させられたからです。

次回はヴィスタファミリーの一員である謎の男(?)との戦いとなります。
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