ダンベルを落として足の指先に当たったら足の爪が割れた・・・痛い。
渚達がトラブルに合っていた頃、殺せんせーは他の班の生徒達の立てた暗殺プランが有る中で京都の観光を楽しんでいた。その暗殺プランの為に防衛省に雇われた殺し屋の名前はレッドアイ。彼は狙撃専門の殺し屋で今まで彼が狙撃で暗殺した者の数は35人と実力は確かなモノだ。そんな彼の視点で物語を見てみよう。
俺は殺し屋レッドアイ。俺がどんな殺し屋か説明された感じがするので、説明はしねえ。俺は最速マッハ20というスピードで動く黄色いタコの様な超生物の暗殺を防衛省の烏間という男から引き受けた。烏間が超生物の暗殺を任せた教室の生徒達が俺が狙撃しやすい場所に超生物を誘導し、超生物が俺の狙撃ポイントに来たところをライフルで仕留める狙いだ。烏間は間違っても生徒を巻き添えにしない様に言ってたが、俺はそんな凡ミスを起こす様な事は絶対に無い。正直ナメられてる感じがするが、俺は十分に準備をした後に第一の狙撃ポイントに移動した。
第一の狙撃ポイントである保津峡に着くと、鉄橋の下の川の茂み近くに身体を潜めた。俺はソコで暗殺対象が乗った列車が走ってきて、列車が鉄橋を渡る時を待った。来た様だな!俺はライフルのスコープ越しに例の暗殺対象である超生物の姿を確認した。その超生物は今、京野菜の漬物を食べており、完全に油断しきった様子だ。鉄橋の上で列車が止まると列車のアナウンスが俺にも聞こえた。
「鉄橋の上で一時停止します。保津峡の絶景が一望できますので、どうぞゆっくりとご覧下さい。」
超生物は列車が止まると、奴の生徒である女子が川下りしてる船に注目する様に催促し、奴が船を見ようと窓から身を乗り出したところを狙い、俺はライフルの引き金を抜いた。砂嵐の中で2キロ離れた標的を仕留めた事も有るし、この条件なら尚更イージー過ぎるぐらいだ。さて、スコープ越しに覗いてみるか。確かに弾が奴の脳天を貫いた筈だと思ったのだが・・・
「漬物の葉野菜で止めただと!!?」
俺は予想出来ない方法で弾を止められたので、思わず大声を挙げてしまった。しっとりと柔らかい漬物の葉野菜でライフルの弾を止めるって・・・一体、どれ程の早業で止めたというんだ・・・さすがは百億円の賞金首だ。俺はとんだ化け物の暗殺を引き受けた様だな・・・だが、仕留めた時の達成感は今までの依頼より遥かに高いだろう。面白い、絶対に仕留めてやる!
次の狙撃ポイントは映画村だ。俺は映画村にある見張り台の上に身体を潜める。チャンバラショーに奴が夢中になっている間に狙撃で仕留める策だ。俳優達には派手に立ち回る様に頼んでいるらしく、チャンバラショーを行う俳優達が奴とその生徒の近くにまで来ると、奴とその生徒が後方に移動した。さてと、俺の狙撃の腕にこの距離、動きの少ない見物客一人を狙うなど簡単な話だ。間違っても誤射する様な事は無いと思い、俺はスコープを覗くが、暗殺対象の姿が見えない。一体、奴は何処に行ったんだ?チャンバラショーを行う俳優の様子が少し変に見えるので、チャンバラショーをよく見ると奴が俳優達に紛れて、チャンバラしていた・・・待って!?何でお前が着替えまでしてチャンバラショーに紛れて、悪役と殺陣を行っているんだ!?
「助太刀いたす。非力な民を襲う悪党共は切り伏せますぞ!」
台詞まで完璧だし、役者側にいたら動き回るのでさすがに狙いが付けられない。しかも、キャバローネの奴らもいつの間にか紛れていやがるし、しかも奴同様に主人公側・・・テメエら、どうせ紛れ込むならその暗殺対象の動きを止めれるかもしれねえ悪党役につけ!!烏間が奴は常識外れの動きをするとは言ってたが、常識外れ過ぎるぞ・・・ええい、次だ!!次の狙撃ポイントでレッドアイの名にかけて奴を殺してやる!!
第三の狙撃ポイントは八坂の五重塔の一番上の階だ。俺はそこで今度こそ奴を仕留めるチャンスを待つ。奴が清水寺を出た後に生徒から買ったあぶらとり紙を使う様に催促され、その使い心地を確認しようとしたところを俺は見逃さず、奴に目掛けてライフルの引き金を抜いた。ライフルの弾は確かに奴のこめかみに命中した。よっし、これで暗殺成功と思いきや、あぶらとり紙が奴の粘液を吸い取りまるで大きなガムの塊の様になっており、その塊でかライフルの弾が防がれていた・・・ってか、それは弾を取る紙じゃねえよ!!?俺は心の底でツッコミを入れた。奴はあぶらとり紙を全て剥がすと、何処かに去っていった。何なんだアイツは・・・スピードだけじゃなく防御も完璧で付け入る隙が無いじゃないか・・・俺は奴の狙撃を諦めようと思ったところで、烏間から電話が掛かってきたので電話に出た。
「烏間さんか・・・用件は何だ?」
「すまないが今日の暗殺はここで中止だ。どうやら次の渚君達の班にトラブルが有ったらしく、リボーンが向かっていたのだが、奴もそのトラブルの対処に向かうらしく、これ以上は暗殺の続行は出来そうに無いので、それを伝えたかったんだ。」
「そうか、了解。俺もちょうど辞めようとしてたところなんだ・・・」
俺は烏間からの電話を切ってから既に一時間は経ち、俺はこの地を去ろうとしていた。暗殺稼業を始めて8年のところで初めて暗殺に失敗し、プライドがズタズタだ。俺のスコープに暗殺対象の血が映らずにいた事は一度も無かった。それがレッドアイの名前の由来だってのにな・・・俺は左手の指をスコープ状にして目の前を覗き込むかの様にしながら思わず呟く。
「笑っちまうよな・・・今日の俺の何処に赤色が映ったんだか?」
そう呟いていると、ミニサイズの瓢箪の入れ物に入った七味唐辛子が何故か目に映ると、その七味唐辛子を俺に今日の暗殺対象が手渡した。
「どうぞ。私が買ったお土産の一つである七味です。」
「何だ、超生物。アンタか・・・ありがとよ・・・って、アンタァァッ!!?」
何で例の暗殺対象である超生物が今、俺の目の前にいるんだ・・・俺は思わず腰が抜けてしまい、地面に尻を着けてしまった。
「生徒達のトラブルも一応は解決しましたし、今日の観光で一緒でしたし、あなたに挨拶でもしようかと思いましてね。」
そう超生物が言うと俺は連れ出されるかの様に、超生物と一緒に湯豆腐専門店の中に入った。その店内の中で奴が湯豆腐を注目し、湯豆腐が来ると器に湯豆腐を入れて冷ます為に息を吹き掛けているが、俺は湯豆腐を食べる為だけにこの店に入ったとは思っていないので奴に問い質した。
「何もかもお見通しだった訳か。アンタみたいな怪物がいるとは国が厳重に口止めしてる訳だ・・・で俺を殺す気か?いいぜ、こんな商売で生きているんだからいつでも殺られる覚悟はしてる。」
俺は超生物に俺を殺すなら早くやれと伝えるが、超生物は未だに湯豆腐を冷まそうと必死に息を吹き掛け続けていた。
「早く食えよ!!俺が妙に格好つけたみたいな感じになっちまてるじゃねえか!!」
「殺すなどとんでもない。私は只、礼を言いに来ただけです。」
超生物は湯豆腐を食べながら、そう口にした。お礼を言いに来ただと?どういう事だ?
「私を狙撃するのにうってつけのポイントを探して、あなたに伝える為に生徒達は普通の学校の生徒よりも京都について調べたでしょう。地理に地形、歴史の成り立ち、見所などをね。それはつまり、この街の魅力を知る機会が多かったという事です。人を知り地を知り空気を知る。私の暗殺という目標を通して得たモノは生徒達を立派に育てあげる事でしょう。だから私は暗殺されるのが楽しみなのです。」
「体も考えもイカれているぜ、アンタ。でも、不思議と立派に先生をしてるぜ。」
俺は超生物の話を聞いてコイツがどんな奴なのか少し解った気がする。きっとコイツは自分が暗殺される立場を利用して、生徒達に何か大事な事を伝えようとしてるんだなってな。超生物が器に湯豆腐を掬うと俺に手渡した。俺は湯豆腐を食べ、しばらく暗殺対象である筈の超生物と話し込んだ。
俺は湯豆腐専門店を出た後、超生物は生徒達のいる宿に向かっていた。俺はその後に烏間に電話をして、この任務を辞退する事を伝えた。今回の任務で俺は未だに暗殺者として未熟だと知った。どうやら俺は一つの色にこだわり過ぎていた様だ。しばらくは暗殺者としての商売は休む事にして、世界を見て回り、景色を見て色んな色を見る事にした。さてと、今日のスコープにはどんな景色が映るんだろうか、楽しみだ!この俺、殺し屋レッドアイの視点で描く物語はここまでだ。
グロとの戦いを終えた後、宿に戻った僕の班は今、宿に有るゲームコーナーの中にいた。ソコでは今、神崎さんがシューティングゲームをやっており、凄い理不尽な広範囲攻撃をしてくるボスと戦っているが、神崎さんはその攻撃をどう避けているのか解らないが、全て避けた後に攻撃してボスを撃破した。そのテクニックに杉野は驚いていた。
「神崎さん、おしとやかに微笑みながらサクッとシューティングゲームのボスを倒していましたけど・・・手付きが明らかにプロのゲーマーだ!」
「そう言われると恥ずかしいかな。」
神崎さんは杉野が褒め称えたので恥ずかしがってはいるが、そんなに悪くは無い感じの様子だ。
「それにしても、神崎さんがこんなにゲームが得意なんて意外だったよ。」
「杉野君は知らないんだったよね。黙っていたの。ゲームが得意でも私達の学校は進学校だから白い目で見られるだけかと思ってね。でも、私は周りの目を気にし過ぎただけだったのかも。服も趣味も肩書きも逃げたり流されたりしていたら、いつの間にか身につけていただけだから自信が無かったの。でも、渚君のお陰で気がついたの。大切なのは中身の自分が前を向いて頑張る事だってね。それに気付かせてくれた渚君には感謝しないとね、ありがとう渚君。」
「どういたしまして。僕としてはそんなに大きな事を言ったとは思えないんだけど、僕なんかの言葉で神崎さんの迷いが振り切れたのなら良かったよ。」
神崎さんの意外な一面も今では完全に神崎さん本人の個性の一つとなっているし、今日のトラブルも見方によっては良いモノだったって事だ。神崎さんが別のゲームをやろうとしたところで、ソルテが神崎さんに格闘ゲームでの対戦を申し込んできた。
「神崎、俺とソコの格闘ゲームで対戦しねえか?俺はアクションゲームは得意だし、格闘ゲームで負けるとは思っていないしな。」
「そうなの。じゃあ、やろうか。その対戦は受けて立つよ。」
神崎さんとソルテが有名な格闘ゲームTEKKENの対戦を開始すると、最初はソルテが押していたが・・・
「どうだ!これなら勝てるぜ!奈落払いで攻め続ければ・・・」
「ソルテ君の戦術はヒット&アウェイってところかな。じゃあ、はめ技使う事にするね。」
『えっ・・・』
ソルテが操作する三島○八が神崎さんの操作する風○仁がはめ技で、ソルテが操作する三○平八をダメージで地面に倒した後、起き上がるタイミングで攻撃を加えてはダウンさせ、永遠にソルテの操作する三島平○が倒れ続けたまま、ダメージが蓄積していき、ソルテの操作キャラの体力ゲージが0になったので、神崎さんの勝ちが決まった。というよりは、あのはめ技で身動き出来ず、負けるしか道が無かったので、神崎さんは最初は様子見ではなくて、単に手加減してただけだった様だ。ソルテは本当に負けない自信が有ったらしく、こんな負け方をした事に愕然してる。
「途中から何も出来ず、起き上がる事も出来ずに・・・はめ技で倒されただと・・・」
「ごめんなさい、ソルテ君。私、こう見えてこの格闘ゲームのオンラインランキングでは一位を取った事が有るの。」
神崎さんは本当に一年前にゲームをやり始めた人なのか・・・格闘ゲームでこんなはめ技を習得してるので、本当は前からゲームをやっているのではないかと疑ってしまう。
「神崎、今日からお前の名前は『有希子』から『有鬼子』に変えろ!ゲームの実力が鬼レベルだしよ!!」
「ソルテ君。偶然だと思うんだけど、その『有鬼子』って、私が前にオンラインゲームで遊んでいたら他のプレイヤーから付けられた名前と同じなんだけど・・・」
「そうか。じゃあ、今日からその名前で過ごせばいいんじゃないのか?」
「それは絶対に嫌!?今まで通りでお願い!」
「ソルテ・・・神崎さんを虐めるとはいい度胸だな?」
「待て、杉野。何でお前が怒っているんだよ!?」
「うるせえ!!お前は神崎さんに変なアダ名を付けようとしてるじゃねえか!!確かに神崎さんは今のを見る限り、ゲームでは確実に本気で相手を容赦なく潰すと思うけどさ、そこまで酷く言う必要はないだろ!!」
ソルテは負けたのが悔しいからなのか、神崎さんに酷いアダ名を付けようとすると、杉野がソルテに止める様に注意をするが、どう考えても杉野の方が一番酷い事を言ってる様に聞こえるんだけど・・・
「二人共、喧嘩しないで。私は別にその名前で呼ばれるのには一応、慣れているから。」
「なんだ、そうなのか。神崎さん本人が言うなら平気だよな。」
「だろ、神崎だって別にこの名前で呼ばれても気にはしねえんだって。」
「気にしてはいるんだけどね・・・もう、慣れたからいいけど・・・」
神崎さん、本当はそのアダ名が流通するのが嫌なんじゃ・・・ソルテと杉野の喧嘩が始まらずには済んだけど、神崎さんは少し複雑な気持ちだった。
ゲームコーナーを出た後、僕は杉野とソルテの三人と廊下を歩いていたところで岡島君と会ったので、四人で話ながら宿の中を歩いていた。
「聞いたか?本校舎の奴らは俺らが泊まるこのボロい宿と違って、ホテルだってよ。しかも個室という待遇の違いが明らかに解るオマケ付き・・・」
「止めろ、岡島。それ以上、言うな・・・男女毎に別れた大部屋である俺らが余計に惨めに思えてくるからさ・・・」
「杉野の言う通りだな。せめて大部屋じゃなく、四人分のベッドは有る様な宿泊施設にして欲しかったぜ。」
「まあまあ、賑やかでいいじゃん。」
僕が三人に大部屋であるのも悪くないと伝えた後、男湯の入り口前に来たのだが、ソコには不破さんと中村さんの二人の女子生徒の姿が有ったので、二人に何をしてるのか尋ねた。
「中村さん達、男湯の前で何をしてるの?」
「渚ちゃんか。それと岡島に杉野にソルテの三人か。決まってんでしょ、覗きよ覗き!」
「覗き!?おい、それは女子じゃなくて男子の仕事だろ!」
「勝手に覗きを男子の仕事みたいに言うんじゃねえよ。スケベ野郎が・・・」
「ソルテ、岡島がスケベ野郎なのは本当の事だけど、少し言い過ぎよ。それよりも、あれを見ても私達が覗きをするのを止めるかな?」
中村さんが指差した先には、殺せんせーが着ている服がハンガーに掛かっており、殺せんせーが入浴中だというのが解る。
「言いたい事が解ったでしょ。今なら、殺せんせーの服の中身が解るわ。」
そういう事か。確かに殺せんせーの服の中は気になるけど、大丈夫かな。覗きなんてして、殺せんせーに後で叱られないか心配だ。
「ちゃおっス。中村、そんなに殺せんせーの服の中身がどうなっているのか知りたいのか?」
いつの間にか、リボーンが僕らの後ろにいた様で中村さんが殺せんせーの服の中身を見る為に覗きを行おうとしているのは解った様だが止める気は無い様だ。
「リボーンも見たいでしょ。殺せんせーの服の中身。」
「いや、俺は見た事が有るから別にいい。」
「見た事が有るの!?じゃあ、少しだけ服の中身がどうなっているのか教えていただけませんかな?」
「今から確かめれば解る事を何で俺がいちいち教えてやらないとならねえんだ、不破?まあ、俺も覗くか。」
『絶対に殺せんせーの服の中身を見た事無いだろ、リボーン!?』
「バレたか。本当は見た事ねえんだ。テヘッ!」
『可愛い子ぶるな!?何で見た事有るって嘘をついたんだ・・・』
リボーンは殺せんせーの服の中身を結局は自分も知らない様なので、リボーンも殺せんせーの服の中身を確認する為にこの覗きに参加する様だ。
「首から下は職種だけなのか、胴体が有るのかは確認しておいて損は無い筈よ。」
「中村の言う通りだな。この覗きで殺せんせーの暗殺に役立つ情報を掴めるかもな。」
「この世にこんな色気が無くて、楽しめそうにない覗きが存在するとは・・・」
岡島君は殺せんせーの裸を覗くのに色気が無いとかで乗り気では無い様だが、結局は岡島君もこの覗きに参加した。ドアを開けて風呂の中を覗くと、浴槽で泡風呂に入った殺せんせーが見えた。
「女子かよ!?殺せんせー、ここは入浴剤禁止って貼り紙が貼ってあったぞ。」
「にゅや?皆さん、お揃いでどうしました?先生の裸でも覗きに来たのですか?まず、ソルテ君の質問に答えますが、これは入浴剤じゃなくて先生の粘液が泡立っているのです。良い泡立ちですので、ミクロの汚れも浮かせて落とすのです。」
「相変わらず便利な身体だな。だが、出口は俺と渚達が塞いでいるからな。」
「リボーンの言う通り、出口は私達が塞いでいる以上は浴槽から出る時は必ず私達の前を通らないといけない。殺せなくても、裸ぐらいは見せてもらうわよ!」
「残念ですが先生の裸は安くないので、そう簡単に見せる訳にはいきませんねぇ。」
殺せんせーが浴槽から立つと、風呂のお湯が煮こごりの様になっており、殺せんせーの首の下から脚までの部分を隠しており、殺せんせーの裸は見る事は出来ず、しかも風呂の窓を開けて外に逃げられたので、結局は殺せんせーの正体は全然解らなかった。
「中村・・・この覗き空し過ぎるぞ・・・」
岡島君の言う通り、只空しいだけの覗きであった・・・
殺せんせーの裸は見れずに終わった覗きの後、僕は男子が集まる大部屋に入って、男子が女子の名前が記入された用紙に気になる女子の名前に正の字で投票をするという男子のプライベートでのイベントに参加し、僕は投票をし終えたところだ。ついでに僕が気になる女子については秘密だ。投票がある程度済むと、神崎さんが一番人気だというのが解った。
「やっぱり、神崎さんが一位の様だな。まあ、嫌いな奴はおろか苦手だと言う奴もいないと思うしな。」
「前原、残念だがいるぞ。俺がそうだ。嫌いじゃないが苦手な方だ。」
「どうしてだ?神崎さんって聖女みたいな人じゃないか?」
「三村は知らねえから、そう言えるんだ。神崎はゲームが得意なんだよ。」
「ああ。それはさっき杉野から聞いたけど、別にゲームが得意なぐらい構わないじゃないか。」
「甘いな、磯貝。あの女はゲームが得意というのは他の奴がゲーム得意だと言うのとは次元が違う・・・神崎はゲームの腕が神、いや邪神レベルだ。格闘ゲームで対戦すれば、はめ技に嵌めては相手に何もさせないで一方的に勝ち、パズルゲームでは俺が必死に7連鎖まで起こして神崎にお邪魔ピースを大量に送れたから勝利を確信したら、お邪魔ピースは直ぐに消された上に15連鎖という反撃を受けては俺の画面がお邪魔ピースで染まり負けた。太鼓ゲームでは俺が難しいレベルでミスったのに対してだ、神崎は鬼レベルで俺と同じ楽曲をセレクトしてはフルコンボを出しやがった。しかも、全てタイミングバッチリでだ。ゲームで手加減はしない神崎のゲームの腕を邪神レベルと言わずに何と言えばいいんだ?」
「ええと、本当にこっぴどく負けたんだな・・・とりあえずは神崎さんにゲームの対戦は申し込む事だけは避けとくか。」
本当にそうした方がいいと思う。僕も先程、神崎さんと遊○王カードで対戦したら、完全なロックをされて何も出来ずに負けたしね・・・尚、カルマ君とはモン○ンで協力プレイをしてアカム○ルムの討伐をしていたから、カルマ君は頼もしい味方だったとは言っていた。
「それでソルテは誰に入れたんだ。神崎さんじゃないのは確かだけど・・・」
「原だ。」
「言うのかよ!?でも、何でだ?」
「ああ。原は体型がふっくらしてるのに俊敏に動くからな。それでどうやったら、あの体型で動けるのかが不思議で気になるんだが。」
「そういう意味の気になるじゃないっての・・・それにだ、今のが原に聞こえたら半殺しされるぞ。間違えても、原の目の前で言うんじゃねえぞ・・・」
ソルテが原さんが気になる理由を聞いた吉田君は今の話が原さんに聞こえたら、ソルテが半殺しにされるから間違えても原さん本人の前で言わない様に気を付ける様に注意した。その後、飲み物を買いに行っていたカルマ君が帰ってくると、カルマ君に気になる女子がいるかどうか前原君が尋ねると、カルマ君は奥田さんだと答えた。理由は奥田さんなら怪しげな薬を作れそうだから、自分のイタズラの幅が広がるからだという理由なので、誰もがくっ付けさせたくない二人だと思った。カルマ君に気になる女子の事を聞いた後、ディーノ先生が部屋に入ってきた。
「おっ、何か面白そうな事をしてるじゃないか。」
「ディーノ先生!?まあ、ディーノ先生ならばらしそうに無いし、いいか。実は俺らは男子が気になる女子の投票をやっていたんですよ。」
「そうか。いや、若いっていいな、うん。」
ディーノ先生も若い方だと思うんだけど・・・とりあえず、ディーノ先生にも気になる女子を聞いてみた。
「俺が気になる女子ねぇ。教師として来ている以上は女子が気になるとかはダメだと思うんだが・・・」
「まあまあ、そう固い事を言わないで、こういうのははっきりとした方がいいと思いますよ、ディーノ先生。これはプライベートでの投票だし、絶対に俺らは他の教師には言わねえし、女子にも言わないので平気っすよ。」
「そうか。じゃあ、言うぜ。俺の気になる女子は・・・教えないぜ!」
『ここまで焦らしておいて、それは無いだろ!?』
「ははっ、すまねえな。こういうのは大概にしとくのも有りかと思うぜ。そもそも既に二人には知られているしな・・・」
『えっ!?』
ディーノ先生が気になる女子については聞けずにいたが、どうやらこの投票の事を最初から覗いていた者がいた様だ。まず、その一人は宿のふすま越しから投票結果を覗き見してメモを取っていた殺せんせー。二人目が忍者のコスプレをしたリボーンだ。しかも、いつの間にか僕の側から離れていたネークを使い、天井裏に急いで移動し、逃げ出していった。殺せんせーも覗き見していたのがバレたと解ると直ぐに逃げ出していったので、前原君は叫んだ。
「メモって逃げたぞ!!追え!!一人は天井裏に逃げたが、天井裏は既に開かない様に固定されてやがるし、あのタコから殺すぞ!」
前原君の言葉と供に男子のほぼ全員が殺せんせーの後を追い掛けていく。
「にゅや!!?ちょ、ちょっと。何で私を追い掛ける人の方が多いんですか!?リボーンは追い掛けなくていいのですか?」
『アイツの場合は追い掛けたくても、追えない様に天井裏を既に固定してやがったんだ!?しかも、渚のペットである蛇のネークを従えてな!』
「ああ、それは餌を貰ったからでしょうね。後、先生のスピードは君達のプライベートの情報を知る為に有るのですよ。」
ネークは普段は食べれない様な餌で買収されたんだろう。それでリボーンの言う事を聞いているのかもしれないな。とりあえず、ネークの餌は三日間は抜きにしとこう。それが男子達を裏切った事への罰だ。ネークへの処罰はそれでいいとして、今は逃げる殺せんせーの後を追い掛けて暗殺に掛かる事にしよう。
ヤバい、見失った。殺せんせーは一体何処に隠れたんだ?まあ、その内にひょっこりと姿を見せるだろうし、その時に暗殺を仕掛けよう。そう思っていると、男子達が殺せんせーを見付けた様で襲い掛かる様に指示する声が響くと同時に、女子達とビッチ先生も殺せんせーに襲い掛かっている様で、殺せんせーは挟み撃ちされたらしい。
「あっ、渚。男子達、妙に殺気立ってるね。何が有ったの?」
「それはこちらも聞きたいよ、茅野。どうしたの、この騒ぎ・・・」
「女子の大部屋でビッチ先生の過去にオトしてきた男の話を聞こうとしていたら、殺せんせーとリボーンがさりげなく混ざって話を聞こうとしていたの。二人はプライベートでの話をしようとはしない癖に人の色恋については聞こうとするのがお門違いだとビッチ先生に指摘されたら、殺せんせーは逃げたの。」
「リボーンは逃げなかったの?」
「むしろ、笑顔で答えていたよ。俺は愛人が十人以上はいるって・・・」
「赤ん坊の癖に愛人が十人って・・・リボーンって本当に何者なんだろうね・・・」
「本当にそうだね・・・殺せんせーもだけど、リボーンも色々と謎が多いよね・・・」
リボーンは愛人が十人以上いるのか。本当かどうか解らないけど、実は前原君の様にチャラいのではないかと思えてきた。
「ちゃおっス。渚、ネークは返すぞ。」
リボーンは相変わらずだが、いつの間にか僕と茅野の後ろにいた。まだ忍者のコスプレをしているが、そんな状態の中でネークを僕に返した。
「ああ。ネークは返させてもらうね。ネーク、裏切った罰として三日間は飯は抜きだから。」
ネークは僕を裏切った事に後悔はしていた様で、三日間飯は抜きと聞くと、それだけはご勘弁をという言葉を伝えるかの様に身体をくねらせるので、三日間飯抜きから二日間飯抜きに変更してあげる事にしよう。
「まあ、そうネークに怒るな。俺が牛蛙を与えて買収したとは言えど無理に頼んだ事だから許してやれ。」
「そうだね。一応、反省はしてる様だし、ネークの餌抜きは無しにするよ。それよりも、男子の大部屋での事は黙っていてよリボーン。」
「言う訳無いだろ。言ったところで俺に何の得が有ると言うんだ?それよりも、明日で修学旅行は終わりだ。どうだった?修学旅行は楽しかったか?」
「確かに楽しかったけど、修学旅行ってさ、学校の終わりが近付いた感じがするんだ。殺せんせーの暗殺を目指す生活は始まったばかりだし、地球が来年まで有るか解らないけどさ、このE組の生徒としての生活は絶対に終わるんだよね。来年の3月で・・・」
「そうだな。その時にお前らとはお別れになる訳だが、それまでどうしたいんだ?」
「僕は皆の事をもっと知りたいと思うし、殺せんせーの暗殺を成功して、悔いの無い様に、やり残した事が無い様に暮らしたいなって思っているんだ。」
「私も渚の意見に賛成かな。とりあえず、もう一度だけでいいから、修学旅行はまた行きたいよね。」
「そうか。もし、お前らが無事に殺せんせーの暗殺を終えた後、もし行きたいって言うなら、イタリアの街を案内してやるぞ。ボンゴレファミリーが金銭含めて責任持ってイタリアを案内してやるぞ。」
僕は茅野とリボーンと話をし、しばらく経つと殺せんせーの男女集団での暗殺は失敗で終わり、殺せんせーが再び姿を眩ましたので、殺せんせーの暗殺は諦めた後、全員が大部屋に戻ると皆は疲れた様で一斉に眠りについた。
修学旅行最後の日では京都の街を皆で一望した。その後に修学旅行は終わり、新幹線で東京に帰った後、各自に自分の家に帰っていたのだった。
修学旅行が終わった後、烏間は防衛省の代表として世界中の各国の首相と連絡をしていた。
「修学旅行でも奴の暗殺に進展は無かったのか。大丈夫かMr.カラスマ。」
「すみません、全て私が至らぬ故、なお一層尽力致します。」
「そうか。同志数ヵ国で科学技術を結集して研究を重ねた結果、生まれた特殊な暗殺者が二人いる。その暗殺者二人をあの教室に送る事を日本の防衛省から許可を貰った。二人共、科学力で人智を越えた能力を持っている。教室に帰れば驚くだろうMr.カラスマ。一人はまだ調整に時間が掛かるが、もう一人は既に修学旅行をしてる間に実働準備を終えている。」
烏間は各国の首相と会話を終えた後、新たに送られてきた暗殺者の姿を確認しに向かった。烏間はその暗殺者の姿を見て驚いたという。何故なら、彼女は人ならざるモノだったからだ・・・
今回は最初はレッドアイの視点での物語ですが、一応は原作とは少し違うところを出しているかと思いますが如何でしょうか。
神崎とゲームで対戦したソルテでしたが、見事にボロ負けでした・・・その後に神崎の強さに準じたアダ名を付けようとした結果、杉野と一触即発しそうでしたが、神崎本人が止めに入った事で一応は喧嘩せずに済みましたが、神崎はやっぱりソルテの付けたアダ名が嫌な様です。
殺せんせーの裸を見ようとした覗きは失敗しました。原作通りと。
気になる女子の投票では、ソルテが神崎にゲームで対戦しボロ負けした事を引きずっており、神崎は苦手だと言ってましたが、実際はそんなに苦手という訳では無く、ゲームで対戦を申し込むのだけは止めとくと考えているだけです。つまり、ゲームで対戦したくない相手という事です。
その後、ソルテが気になる女子は原だと言うと、理由はあの体型で身軽に動いているからだという、気になる女子の意味が違うモノでした・・・
リボーンと殺せんせーに投票結果を見られましたが、リボーンはネークを使い天井裏の出っ張りにネークが噛み付いたところをネークが縮む事で急な速さで上に上がり逃げた後に、天井裏が開かない様に固定しました。殺せんせーは原作通りに男女に追い掛けられ、挟み撃ちされましたが、全ての攻撃を避けた後に省きましたが原作通りに烏間先生と話していました。
次回は自律思考固定砲台こと律の登場となります。