軽く酷いところがあるので、無理な人は……頑張ってください……。
あと、アルスロットスタートです。
それではどうぞ!!
俺は目を閉じ、精神を統一させた。
「フーッ」
小さく吐息を吐く。
軽く心拍数が上がる。
7秒ほどそうしてから目を開けた。
それを確認してから、軍官が始め!!と叫んだ。
────《静炎》……。
俺は、自分で考えた属性力を放った。
どういう技かというと、青い炎の応用技で完全燃焼させて、ほぼ見えない火焰を作る。
軽く、ボウッ!!と音が鳴るだけで、それ以外は目を凝らさないと見えないような火焰だ。
俺は俺の前に、《静炎》を放った。
そして構えた。抜刀術《二殴首斬》を。
メイス使いは勢いよく、こちらへ走ってきた。
《静炎》に当たるまで、5歩、4歩、3歩、2歩、1歩、0!!
になった瞬間、ボウッ!!という音とともに、軍官は暴れ始めた。
他の奴らからは見えないが、あいつは今軽い火だるま状態になっているはずだ。
「フンッ!!」
────やりやがったよ……。
軍官は、気合で《静炎》を消滅させた。
────今だ。
《静炎》を振り切った今あいつは無防備だ。俺は刀の柄頭をそいつの顎に当て、その後右フックで横顔をぶん殴る。そして最後に首を斬るイメージで、右肩を思いっきり斬りつけた。
刃が無いので、斬る事は出来なかったが、メイス使いに相当なダメージを与えた。
それから、鞘で右の鎖骨を叩き、腹に刀を突き刺した。刺さる事は無いが、それでも軽く肉は切り裂いた。
相手が怯んで腹を抑える。そこへ左膝を思いっきり、右足で蹴った。
普段曲がらない方向に、足が曲がり倒れる軍官に対して、俺は《フレイム・ストライク》を放った。
青白い火焰が刀のまわりに渦のように出てくる。
狙いは左肩。
一瞬にして、左肩に小さな穴が空いた。
穴の周りは、黒く焦げ、皮膚は爛れていた。
「あ……ああ…………あ」
相手の軍官が叫ぶ。
立つことの出来ない足で、地面に踏ん張ったが、バランスが取れず倒れ込んだ。
「ハァハァハァ」
呼吸が早くなっている。
左肩を押さえようと、右腕を持っていこうとするも、右肩を負傷しているので、支えることが出来ずにそのまま倒れ込んでいた。
ちょうど着いた、医療班の1人が唖然として、メイス使いを見ていた。
────やりすぎたかな?
俺はそんなことを思いながら、そこからソラのいる所へ移動した。
みんなが俺を歩くと前を開ける。
そのまま、ソラの方を見ると、顔を真っ青にして俺を見ていた。
「あ、アルさん。怪我してないよね……?それより、相手の人大丈夫なのかな?」
「大丈夫だろ……。」
正直、相手の事を思ったり、心配するのがめんどくさかった。
しかも、なんだか、相手に対してそれは悪いことをしている感じもしたからだ。
────あいつは、この国を命懸けで守ると心に誓ったはずの奴らだ。そんなやつに同情したら、もっと可哀想な感じがした。
だから、俺は同情をしなかった。
それから、2週間後
俺達は、グランで住んでいた宿に2週間もの間泊まっていた。
ここは格安なだけに、音をよく通す。
なので、よく隣に泊まっている老人のクシャミなどがよく聞こえて来る。
────この宿に飽きてきたな
そんな時俺たち宛に、『グラン兵入隊許可書』の手紙が来た。
ソラと、すっかり傷の治ったヒロは声を大にして喜んでいた。
「「万歳!!!!!」」
そんなことを3、4回言っていると、隣の部屋から
「うるせぇんだよクソガキが!!!!!」
という老人の声が聞こえた。
「そっちも、毎日クシャミうるっせェんだよ!!!!!」
ヒロが言い返す。
そういい、殴りかかりに行こうとするのを、ソラが羽交い締めをしながら、まぁまぁ。言っている。実に相手ららしい……。
興奮状態のあヒロを止めるのは、疲れるし面倒臭い。
そう思いながら、俺には自分宛の封筒がもう1通あったのに気づいた。
────《竜騎士の称号》
そこにはこう書いてあった。
──────────────────────
《竜騎士の称号》
アルスロット殿
この度、貴殿は我がグラン帝国の軍官コーザを打ち破り、その実力を見させてもらった。
会議により、貴殿を《特殊竜精鋭騎士団》の資格を与える。
3月29日までに、皇帝室にこの書類を届けること。
なお、もし来なかった場合は裏切り者とし、処刑されるので、必ず来るように。
3月25日
皇帝 レーゼ・グラン
皇帝 カザフィス・セントラル
──────────────────────
そう書いてあった。
聞き覚えのない称号だった。
しかし、それ以上に……
────今日って確か26日あと、三日しかない……。ははぁ『処刑』はないだろう。
しかも、グラン兵にはそんな職業なかった感じするけどな。
そこへ、呑気なフェニクスが俺の心に話しかけてきた。
『お、来るとは予想していたけど、まさか本当に来るとはな』
フェニクスが、何か知っているようだったので、これなんだ?と純粋に疑問だったので聞いていた。
『あぁ、それは、グラン兵の特殊竜精鋭騎士団。通称《竜騎士》だ。位はだいたい軍官と同じくらいらしいぜ。なぜそのような名前かというと、この部隊は竜に乗って移動するからだ。別名《選ばれし者》や《ライダー》などとも言われていたかな?ちなみに、この初代竜騎士団団長は《カンダル》だからな。』
────何!?
あの人、そんなに有名な人なのか……。
俺は渋々それを承諾した。
※※※
ヒロ視点
4月2日
入隊式
────アル兄が《竜騎士》になれるなら、俺もなりたかったな〜
などと、思いながら俺は、《士》の称号を得た。
これから、2年間べ、勉強して……。
まぁ、色々頑張って、俺は絶対に《軍帥》になってやる。
そう、心に誓いながら俺は入隊式を受けた。そして、15分後、夢の中で入隊式を見ていた……。
後半書きながら
「これもう、テイマー・アルスロットにしちゃおうかな〜」などと、軽く真面目に思ってしまいました。
竜騎士とか……選ばれし者とか………主人公じゃん!!
と思ってくれたら、幸いですと思いたいです。
ま、まぁこれからもアルスロットは書くつもりなのでよろしくです!!