そして、違う意味で終わりました‼
それではどうぞ!!
4月4日
17:00
「さぁ、困ったぞ……。」
エナからもらった武器を、軍官に見せてから1時間の訓練が終わり、後片付けをしてから変える頃には、陽がもう傾こうとしていた。
────剣が2振りある……。
なぜそうなったかというと、クリベール村での戦いで、俺は師匠から剣を既にもう手にしているからだ。
────俺二刀流は無理なんだよな〜
ため息を吐きながら、俺は円卓を動かし、少し開いた空間に扉が目の前になる様にに、二刀流を構えた。
そして
「《クリスタル・エレメント》!!」
俺は目の前に、鏡が現れた。これは晶素で作ったものだ。文字通り反射して自分が見える。
「似合わねーな」
苦笑いを浮べ、構えていると耐久力が切れて鏡が消えた。
────構造も何もかも考えてなかったからな~まぁ最低属性術だったし、仕方ないよな〜
そんなことを考えていたから、訓練から帰ってきたアローンとドラが帰ってくるのに気づかなかったのだろう。
ガチャ
「帰ったぞ」
「ただいまです〜」
「あ、お、、、えり、、、、、、。」
俺は構えたまま言ってしまい。
5秒間状況を理解出来ず、6秒後に理解してから、15秒で剣を納刀した。
「おかえり、二人とも!!」
俺は何事も無かったことのように、満面の笑みでそう反応したのに、ドラが
「ヒロさん何やってたんですか〜?」
と首かしげてきたので、アローンが
「しー。言っちゃダメだぞ、そういうお年なんだから、あそこはあいつの気持ちを尊重してあげよう、な?」
アローンが、片方の目を瞑り、自分のニヤついた唇に人差し指を当て、空いてる手はドラの頭の上に置いた
「あ、なるほどです〜」
「違うぞ、そういうんじゃないからな。」
「大丈夫だ、俺らはちゃんと理解してるからな。」
「はい〜、大丈夫ですよ〜」
「ドラまでのるな!!」
「……?」
「素でそれかよ…」
「じゃあ、何を飲めばよかったですか〜?」
「『もと』の『素』!!」
「あ……あ〜、あ?」
────絶対わかってない!!
「もーいいや、、、。」
「で、お前は何してたんだよ、まさか、『新しい力が芽生えてしまった!!』とか?」
「違うぞ、俺ら今日剣を買ったじゃん?でも、俺はもう剣を貰ってて、二刀流俺出来るかなとか思って剣構えてみただけだぞ!!」
「「へぇー」です〜。」
「なぁ〜、フェニクス、説明してくれよ〜」
『たく、しゃーねーなー…。』
フェニクスが、鳥の姿に変わった時、ジャキーン!!という音が鳴り、アローンが金の剣を構えていた。
「はぁぁぁああ!!」
剣が水色に光る。
────あれは、氷属性の突撃の五連撃技、たしか《ブレイク・フリーズ》
これは、クロスに4回の斬撃で相手をギンギンに凍らして、最後の突きでトドメを指す上位剣術だったはず……。こんな狭いところでやると、ドラが危ない!!!
俺は直感そう思い風素を作った。そして周りのものを動かし、ドラを後ろに軽くフワッと後ろに吹き飛ばした。アローンと吹き飛ばそうと考えたがそこで、風素は切れた。俺もようやくエナから貰った赤い剣を抜刀した。
────フェニクス、戻れ!!!!!
『わ、分かった!!』
「いきなり、どうした!!!!!」
俺三連撃までしか出来ない。
なので……
「《ファイア・ボール》」
俺は、三つの炎の玉を出した。
────ぎりぎり……。
ボウ!!という音を合図に、三つの赤い光が流星のように流れた。
それをアローンが1玉斬っただけで氷が羽を伸ばした。その羽に、他の玉があたり虚しく終わった。
「流石です〜」
────関心してんじゃねーよ!!
俺の剣が赤に染まった。
《フレイム・トライアングル》
一撃目は、二人ともノックバックしたが、二撃目で俺が後ろに押された。
三撃目は俺がステップで躱した。
突きと俺の残した三撃目が互いにぶつかった。
キーン!!!!!
と激しい音が響き、部屋の窓は割れ、ヒロの後ろの家具は焦げ、アローンの後ろの家具は凍った。しかし、それも3秒ぐらいのことだった。
俺らは部屋の隅へ互いに吹き飛ばされた。
顔を上げると、アローンの金の剣が黒に変わっていた。
────闇属性!?
俺はそれを止めるために、《フレイム・ストライク》を構えた。
────これは、俺の一番の得意技、止められる筈がない!!
アローンも構える。
どう見ても、初めて見る構えだ、全く分からない。
────フェニクス分かるか?
『ヒロ、目を閉じろ。』
予想外の返事が来たので、とぼけた声を出してしまった
「へ?」
「フラッシュ・アウト〜」
廊下の外から、ドラの声がした。
するとか弱い光が俺らの間に飛んできた。
そこで、フラッシュつまり、純白の光が太陽のように光、俺らの視界を奪ってしまった。
途中で止められた属性剣技が暴走したのか、右手が暴れ回っている。
「やぁぁぁぁああ!!」
「《静炎》」
────どこかで聞いた2人の声……。
三十秒ぐらいしてから、俺らは目が見えるようになった。
ドラがアローンの方に歩み寄っていた。
すると、俺の頭に二つの拳骨が二連続落ちた。結構凄い威力の…。
「何するんだよ、ソラ、アル兄!!」
「何してるんだよはこっちだよ!!」
「お前やっぱり馬鹿だな……。」
「お前らうるせぇーよ…。」
「アローンさん、大丈夫ですか〜?」
今にも泣きそうな声が、部屋中に響いた。
「イテテテ……。」
アローンが、目を覚ましたので、俺は剣を構えようとしたが、アル兄がそれを軽く蹴り抜刀した。
「お前に任せると厄介になりそうだから俺がやる。」
「あぁ」
────この状況では、わがままは言えないな……。
すると、アローンが剣を手から離し、手を挙げた。
「降参だ。流石にアルスロット相手には無理だよ」
そう笑ったのでアルスロットも剣を納刀した。
それから5分ぐらいたってから、軍官と寮官が部屋に入って来た。
ソラとアローンはベランダにササッと隠れてしまった。
────やっぱり、俺と一緒にいたからこういうのは慣れてるなぁ〜
俺とアローンは、寮官室に呼ばれ1時間みっちり説教を受けた。
4月4日
23:00
この時間は就寝時間だが、俺はどうも寝付けずにいた。
─────気になるな~、何であいつ剣を抜いたんだろう……。
「アローン、起きてるか?」
「あ、ああ、、、。」
「少し、話さないか?」
「いいよ、、、。」
俺は、三段ベッドから降りてベランダに向かった。
「ほら。」
アローンが、ガラスのコップに水を入れてきた。
「晶素で作ってるから、壊れやすいぞ」
「りょーかい」
俺らは無言で水を飲んで、同じタイミングでハァーとため息をした。
「それで、だ、アローンどうしてあんなことしたんだ?」
無言の時間が流れた。
パリーン、と晶素が割れる音がする。アローンのガラスが耐久力が切れたのか、風と共に砕けて消えていった。
「ハァー。何でなんだろうな、、、。」
「もしも、俺が嫌なんなら俺はこの部屋を出るぞ?これは俺らのためじゃなくて、ドラのためだ、毎回あいつにこんな苦労をさせたくないんだよ、、、。」
「あぁ。分かってる。わかってはいるんだよ、、、。でも、本当に何も分からない、どうしてお前がテイマーって分かったのか、、、どうして、お前がエレメンターを出そうとしたときに、怒りが出てきたのもなのも分からない。でも、なぜか、体がお前を受け付けなかったんだよ。ヒロ、、、。」
「そっか、、、。俺、やっぱりこの部屋から出るよ。」
ガラスのコップを眺めながら、そのあとを続けた。
「お前のためじゃないぞ、でも、本当はもっと俺ら3人で馬鹿やりたかった、それだけのことだ。」
すると、アローンがイヤイヤをする子どものように、頭を横にブンブン振った。
「ち、違う!!、違うんだよ!!!!!俺はお前が憎いんじゃない、お前の体の中が憎いんだ!!」
アローンは、ベランダの手すりに手を乗せ、泣き崩れた。
パリーン、と、ついに俺のコップの耐久力が切れたようだった。
「これはいったい何の騒ぎですか~?」
ドラが、泣き崩れるアローンを見ると、アローン君と言って歩み寄った。
「ドラ、すまない、ここは俺とアローンにしてもらっていいか?」
─────ドラには悪いけど、ここは俺とアローン二人だけで、、、
「い、いや、ドラにもいてもらおう、、、。この部屋は3人で『123』号室なんだからな、、、。」
「それもそうだな」
「そーですよ~何の話かは知りませんけど~。」
俺らはクスクス笑いながら、気分を取り戻した。
「よし、分かった」
俺は夜空の星を眺めながら話続けた。
どうだったでしょうか?
もしかしたら、いきなりアローンが抜刀したので驚いたかもです
あと、僕いつもようと小説用に変えてみたんですが、いや~慣れませんw
これからも、よろしくです