テイマー・ヒロ!!   作:ナルガウス

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すご────くお久しぶりでございます。

最近、友達が小説家になろうに小説を投稿すると言ったので、「こりゃ俺もやるしかねぇ!!」と思い、小説家になろう。に投稿したところ。

────テイマー・ヒロとちょっと話が違うぞ……と思い、1から話を考え直していたらこんな遅くなってしまいましたw

ちなみに、小説家になろう。の題名はテイマー・ヒロではなく、『決して語られぬ緋色の鳥』です。暇なら読んでみてください。

それではどうぞ!!


防衛戦 Ⅰ

 

 

 

 

 

 

 

 

5月15日

5:30

セントラル・グラン準中央区地下街貧民区

 

まだ仕事が始まっていないのに俺は貧民区を訪れているのは、貧民区の少年。ルークの育成だ。

 

彼の環境は自分たちで何かを学ぶ力がない。しかし、上級軍将のクワル様が手を差し伸べてくれた。彼らに剣と知恵を教える為に。しかし、これは『貧民区の者達に反乱を促す』として、禁じられている。つまり、上級軍将を筆頭に犯罪に手を染めているということだ。

 

────全く以て笑えない

 

クワル様は仕事があるためにあまりここに来れないが、俺たちはその限りでは無い。アローンは勉強。ドラは属性術。そして、ヒロこと俺は剣術を教えているわけなのだが、想像の十割り増しで剣術に違いがありすぎた。俺やアローン達の剣術はいわゆる『美』を求める剣術であった。しかし、ここの人達は『殺』つまり、自分を生きのくための、人を殺すためだけの剣術だ。なので剣筋は鋭く、こちらに向ける眼は氷のように冷たく冷えきっている。

 

そして、今俺と剣を交えているのがその人達の少年の一人のだ。

 

名前はルーク。汚れた雪様な白髪と、闘志を具現化したような赤い瞳が目印だ。歳は10歳で剣を握る歳ではない気がするが、俺らと違いこいつらは将来が掛かっている。もしも5年後の『グラン兵採用試験』に落ちたら、仕事は皆無になり、また昔の盗賊もどきに逆戻りだ。

 

 

────そんなことはさせないしさせたくない。だってこいつはある意味俺の初めての弟子なのだから……

 

そんな事を考えていると、ルークからの〈フレイム・ストライク〉に気づかずに堂々と、腹にそれをくらった。刃が無い剣とはいえ、痛いものは痛い。涙を気合いで逆流させようとしていると、ルークがため息を吐きながら喋ってくる。

 

「あのさ〜、せんぱい。真剣にやってくんない?いつもならそんなボーとしてないでしょ?」

 

6歳下の少年にすごい言われ用だ。てか、『先輩』って言えるなら、敬語も使えよ!!

 

「それは悪かったな……」

 

ちなみに、ルーク以外にもいっぱいいたが、みんな訓練に耐えられずに辞めてしまった。

 

軽くため息をついていると、背中の方から声がした。

 

「ヒロ、もう帰るぞ」

 

アローンが俺を呼びに来たらしい。懐中時計を開くともう7時半を回っていた。早くしないとここにいることがバレてしまう。

 

「じゃ、じゃあな!!また明日!!」

 

ルークを見ると、明らか不安そうな目でこちらを見ている。

 

俺らは背中に罪悪感を背負いながらそこから去っていった。

 

 

俺らはいつも通り見回りやら何やらをして、一日の仕事を終わしたら、先輩達の作戦会議に呼ばれた。

 

同日

22:15

セントラル・グラン準中央区地下街グラン兵宿営地

 

「お前達貧民区のこと知ってるか?」

 

ギクッ!!

 

────まさかバレた!?

 

会議が始まった冒頭にいきなりこう質問され、俺達は肝が冷えきってしまった。どう返そうか迷っていたら隣で金髪の少年が口を開いた。

 

「はい。知ってます」

 

アローンが真顔でそう答える。

 

「まぁ、はい……」

 

俺も今頃言い訳するのもかっこ悪いので渋々返した。

 

「私それ、聞いたことあるよーな、無いよーな……」

 

────あるよね?今朝行ったよね!?

 

ドラの方を見ると本当にわからないらしく、首をかしげている。

 

「はぁ……」

 

上級軍兵の人が溜息をつき、空気がどっと重くなった。呼吸しづらいぐらいの緊張が俺らをおそう。

 

「お前達あそこのヤツらと面識あるか?」

 

どうやら、ルーク達のことはバレてないらしい。しかし、そこで油断はできない。俺は腹に力を入れて次の言葉を待った。

 

「明日あそこの取り壊しが決まった。お前達も……」

 

「どうしてですか!!」

 

アローンが言われた瞬間に殴りかかるような勢い上級軍兵の言葉を遮った。

 

『最近()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()なんだ。もしものための退路に作るらしい。でも、貴族の人たちが『貧民区の奴らを視界に入れるだけで汚れる』とか言い出してな」

 

ギシシシ……

 

奥歯と奥歯が擦れ合い、それを言った上級軍兵を絞め殺すために1歩前に出ようとした時、アローンが俺の行く手を腕で塞ぐ。

 

「あそこには僕達の友達もいます。あそこにいる人たちはみんな処分されるんですか?」

 

「大丈夫……命までは取らん。だ、だが……」

 

だが、何だろう……何故か嫌な予感がヒシヒシと迫って来る。

 

「奴らにあそこ以外に住める場所はない。つまり、ここが取り壊されたら奴らは住む場所を失う」

 

「ふ、ふざけん」

 

「ふざけないで下さい!!あなた達はあの子達の命をなんだと思っているんですか!!」

 

俺以外もアローン、みんな予想だにしなかった人物が叫んだ。

 

────ドラ

 

いつも俺とアローンに流されてばっかりだった彼女が、張り裂けんばかりの声で叫び、部屋を飛び出した。

 

周りの軍兵達が口をポカンを開き、唖然としていた。

 

俺らもドラに続いて部屋を抜け出す。1人の軍兵が俺の肩を掴んだが振りほどき、吹き飛ばして、会議室を出た。

 

俺達は研修生用の部屋に入り、話し合った。

 

「あれは絶対おかしいだろ!!」

 

俺は二人に向かって叫んだ。

 

「まぁ、落ち着けよヒロ。あれはおかしいけど、だったら、どうするんだよ」

 

「戦う」

 

俺は迷うこと無く、そう答えた。あそこの人達を見殺しにはできないし、したくない。

 

「戦うって言っても簡単な話じゃないぞ、向こうだって、貧民区の人達が反抗してくることを見込んで武装してくるはずだ。上級とはいえ軍士の俺らには荷が重過ぎるぞ」

 

────そんなのは分かってる。でも……

 

「戦いましょう。アローン、ヒロ。あそこの人達を見殺しにする事なんて、私たちに出来る筈がないですよ」

 

ドラがニコッと笑ってそう答える。でも、瞳の奥には、恐怖と葛藤の色で染まっている。

 

「そうだな。アローン、俺達がここに決まった理由は覚えてるか?」

 

アローンが首を傾けながら答える。

 

「あ、あぁ。たしか、去年色々悪さしすぎたせいとかなんとかって……」

 

小声で、特にヒロのせいで……。と聞こえたのは多分空耳ではないだろう。

 

「俺らが、たかがここに移動されただけで、悪さをやめるような雑魚じゃない事を、軍官の人達に見せてやろーぜ?」

 

フッ。とアローンが鼻で笑う。この癖は俺が知っているアローンの癖の一つで、楽しくて仕方ない時の仕草だ。

 

────決まりだな

 

俺らは深夜に宿営地を抜け出し、ルークの所へ行った。全ての事情を話すと一瞬氷のように顔を青ざめたが、直ぐにいつも通りに戻る。

 

「ヒロ先輩、俺も一緒に闘うよ」

 

予想はしていたがやっぱりか……

 

「お前は危ないから隠れてろ、まだ剣術だって完璧じゃないのに」

 

すると、ルークがその言葉を待っていたかのように、ニンマリと笑う。

 

「今朝俺に吹き飛ばされた人がよく言うよ」

 

ルークがケラケラ笑い、涙まで流してる

 

────絞め殺してやろうか……!!

 

すると、アローンが俺の肩に手を置き震えていた。そちらを向くと、何とアローンとドラも笑いを堪えて、赤面していた。

 

「お前ら……」

 

アローンには空手チョップを食らわし、ドラは顔の両端にあるお下げ髪を軽く引っ張った。

 

作戦を話し合っているうちに日が登ったようだ。まぁ、ここからでは太陽が見えないけど。俺らは指定の位置について、彼らを待つ。

 

 

 

時刻は午前10時。

 

地下空洞の地下街と貧民区を隔てる壁が壊され、15の軍兵と10の上級軍兵。そして、一人の軍将が侵入する。

 

俺らはそれを入り口近くの家の屋根で身を伏せながら眺めていた。

 

全員が貧民区に入ったら、俺は最近覚えた防御謙攻撃の属性術の炎の獄壁(フレイム・ウォール)を放ち、隣でアローンとドラが俺とは違う属性術を放った。

 

「「炎よ、燃えろ。(エンハンス・フレイム)」」

 

フレイム・ウォールの大きさが一瞬にして倍以上になった。

 

さっき取り壊されたはずの壁が今度は天井まで届く火柱となって真っ赤な壁を作った。後ろにいた3人の兵士は爆風で吹き飛び、他の5人は腰を抜かしていた。俺らは火柱に土色の水晶を投げ込む。

 

────属性の石(エレクロック)

 

フレイム・ウォールが一瞬にして土の壁に変わる。

 

俺とドラは屋根から降りて入り組んだスラムを走り抜ける。

 

俺は彼らの延長線上に立つ。距離は約百メートル。

 

息をいっぱいに吸い込み、叫ぶ。

 

「俺はセントラル・グランの軍士。ヒロだ!!!!!ここを取り壊したかったら、俺らを倒してから取り壊せ!!!!!」

 

物陰に隠れていた、ドラが耳を塞ぎながら小声で、うるさいですよ。と口を挟んでくる。

 

奥にいる軍兵たちの目に仲間をやられた怒り。挑発された怒り。それら全ての怒りの矛先が全て俺に集まる。

 

雄叫びが耳に届く。軍兵達は怒りに任せて俺の方へ走ってくる。

 

────さぁ、来い……!!

 

残り七十メートル……六十メートル…………

 

「今だ!!!!!」

 

そいつらが五十メートルを超えたあたりで、ドラに叫ぶ。

 

「フラッシュ・アウト!!」

 

いきなり飛び出してきたドラに8割近くが目を向けた。光点が杖から飛び出し、そして、破裂。

 

太陽のような眩しい光を放ち彼らの視界を奪い、恐怖を与えた。俺は両手に炎の玉を作りそれを人形に変える。

 

火炎分身(フレドール)

 

人形の炎が軍兵達の群れへと走って行く。視界を奪われた軍兵達はなす術なく人形たちに殴られ、蹴られ、投げられてゆく。

 

そして、群れの後方あたりでも問題が起こる。屋根に残っていたアローンと、向かいの屋根にいたルークが彼らを攻撃し始め、集団に混乱が生じる。俺とドラも集団に向かう。

 

────殺気!!

 

本能が俺にそう警告した瞬間。刃が俺の首を跳ねようと襲いかかる。それを横に飛んで交わす。見ると、昨日俺が吹き飛ばした軍兵だった。

 

俺は抜刀をして構える。軍兵はまだ目がチカチカするようで目が半開きだ。でもその目が

 

────めちゃくちゃ怒ってるんですけど!!

 

でも、視界が完全じゃない奴だったら勝機はある。

 

俺は全力で横に走り、いきなりの行動で一瞬遅れたが軍兵が俺に向かって、『フレイム・ストライク』を放ってくる。それをスライディングで躱し石を投げる。その石がフレイム・ストライクの炎に触れた瞬間、さっきと同じ純白の光が放たれる。軍兵はその光を目に入れてしまい、またしても視界を奪われる。

 

────今だ!!

 

俺はフレイム・ストライクを放ちそいつを吹き飛ばした。

 

「さぁ!!次だ!!」






どうでしたか?

一応小説家になろう。で修行を積んだつもりなんですけどw

やっぱり話が急に飛んでしまうんで、次回こそもっと上手くなりたいです。ちなみに次回は、軍将と戦うと思います。

今年中に本編入れると思っていたのに……

皆さん良いお年を!!
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