「あ゛ぁ〜、森広いなぁ〜。」
頭をボリボリと掻き辺りを見渡す
「もうそろそろだと思うんだけどな〜。」
ガサッ
茂みの中から音がした
「ん?まぁいいか。」
しかし特に気にすることもなくさっさと紅魔館に向かう
その時
彼の背後から何かが飛び出してきた
彼の身長よりデカい巨大な獣のようなものが飛び出してきたのだ
「ん〜、いい天気だな〜。」
真っ赤な館の門の前に1人の少女がいた
彼女は「紅 美鈴」この館、紅魔館の門番だ
「こんな平和だと眠くもなりますよね〜。
ふわぁ〜…あ!?」
あくびをした直後彼女はとんでもないものを目にした
「色は〜匂へと〜、いつか〜散りぬるを〜…っと。」
彼女が目にしたのは身の丈2m近くある男が彼の倍近くある大きな妖怪の頭を鷲掴みにし、ズルズルと引きずりながら歩いている姿だった
それも歌いながら
「あ、着いた。」
男はそう呟くと片手で掴んでいた妖怪をポイッと森の奥に投げ捨てた
まるで紙屑を面倒くさがって後ろにポイ捨てした時のように
「だ、誰!?」
「あ、あんた紅 美鈴でしょ?」
「え?あ、はい、そうですけど。」
「あ〜よかった。やっと着いたぜ。」
「あの、貴方は?」
「俺は矢人 望、ここ幻想郷でいう外来人だ。
よろしく。」
「あ、はい。
ところでさっきのは…?」
「あぁ、あれか?
さっき俺の背後から飛びついてきたから裏拳を顔面に叩き込んで、土手っ腹にブローを打ち込んでやったんだ。
何か問題でも?」
「え?いや、その。
貴方人間…ですよね?」
「そうだけど?」
「よく、妖怪を倒せましたね…。
それもあの巨体のものを…。」
「そうか?
それより中に入らせてくれないか?」
「え、それはダメです。
不審者を通すわけにはいきませんから。」
「ふぅ〜ん。
じゃあお前を倒したりとかしたら通ってもいいか?」
「ふふふ、私をそこんじゃそこらの妖怪と一緒にしないでくださいね!!
行きますよ!!
たあっ!!」
彼女は猛スピードで飛びかかり彼の顎にアッパーをクリーンヒットさせる
が
ゴォォォォン…
まるで大鐘を叩いた様な音が響いた
「あ、あ…れ?」
「終わり?」
「え〜っと…。」
彼はアッパーをもろにくらったにもかかわらず微動だにしていない
「じゃ、1発は1発な。」
「え?ちょっとm
ボッ!!
彼の拳が彼女の顔面にめり込んだ
そして彼女は面白い様にくるくると回転しながら宙を舞い、紅魔館の窓に突っ込んでいった
「さて、条件も満たしたし、入るか。」
そう言うと彼は門に手をかける
ガチャガチャ
「なんだ、鍵かけてんのか。」
そう言うと彼は力を入れた
ギギギィィィィィ
門の格子がひん曲がった
ギンッ!!
「あ、やべぇ、千切れちまった。」
格子は曲がる力に耐えきれず、1本だけ破断した
「ま、いっか。
後で直してやろ。」
そう言うと彼はひん曲げた格子の隙間から中に入った
超☆馬鹿力