神の不注意によりチートな2ndライフ始めました。   作:じじぃ♀

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まずはサブタイについて。

ただ思い浮かばなかっただけです。深い意味はありません。

ではでは。いつも通りgdgdでテキトーな第10話です。





第10話 サボの魂

ざわめく森を走りぬけ、まずは一番近いサボの方へ向かう。見聞色を発動させ、サボの気配を探した。

 

「いた…」

 

猛獣たちのデカい気配が途切れたところにサボの気配ともっと小さなルフィの気配も感じた。

 

家の前、ちょうど森が開け明るいそこにサボの青の上着とシルクハットが見えたとき彼の隣にルフィの麦わら帽子も見えた。

 

「サボ!ルフィ!よかった!見つかったのか!」

 

「アレン!」

 

更に急いで走り寄ればサボとルフィは揃って安心したような顔をした。ルフィに関しては顔中の穴という穴から色々と液体が流れ出していた。すごい顔だ。

 

「あ゛れん゛~!!おで、もう…」

 

泣きじゃくるルフィの頭を抱き寄せて、ぽんぽんと軽く手をのせる。

 

「ごめんなルフィ…俺が悪かった。大丈夫だからもう泣くなって」

 

慰めるようにそっと頭を撫でる。だがルフィは泣き止む気配もなくしゃくり上げ、文字通りその腕を伸ばして俺に巻きつけてきた。

 

「サボも、ありがとう」

 

顔を上げ、少し離れて事を見守っていた彼に手を伸ばす。サボははにかんだ笑顔で頭を掻いた。

 

可愛いなこんにゃr…ゲフンゲフン。

 

「ほら、来いよサボ」

 

ルフィの頭越しにサボに両手を広げれば、戸惑いつつも寄ってきてくれる。

 

手の届く距離に来たとき彼の腕を引き寄せ、ルフィと一緒に力いっぱい抱きしめた。

 

「ごめんな、2人とも」

 

俺よりも背の低い2人の小さな体を抱きしめて、囁くように言った。

 

「行こう、エースも心配してる」

 

━━━━━━━

 

 

 

ようやく泣き止んだルフィの手を取り、エースに任せた渓谷とグレイターミナルの方へ向かう。途中クマが襲ってきたので返り討ちついでに仕留めて、今晩のメニューにクマ肉を加えることをルフィに約束した。

 

ちなみにそのクマはトラ(ちゃんと意思疎通で話を付けました。決して暴力はしていません…タブン。)の護衛をつけて森に放置している。持ち歩けないし。引きずって行くこともできるけどそんなのダルいし。

 

 

 

「なぁルフィ、俺がトラと話してる間に何かあったのか?」

 

俺と繫いだ右手とは別に左手でサボの手を取り、るんるんと嬉しそうに足取りも軽く歩くルフィを不思議に思い、そう聞いた。

 

「サボがな!色々教えてくれたんだ!」

 

尚もルフィは満面の笑みで言う。

 

ルフィの麦わら帽越しにサボを見れば、困ったように笑って頭を掻いていた。ルフィがわざわざ俺に言うとは思っていなかったらしい。

 

「へぇー、何を教えてもらったんだ?」

 

「えっとな!アレンはおれのいとこ!んで、エースはいとこじゃないけどアレンの弟!サボは親友!アレンはたまに怖い!」

 

おい。怖いって何だ怖いって。

 

にっこりと至極穏やかな笑みを浮かべ、サボを見た…がサボは顔を引き攣らせ音速で顔を反らされた。

 

泣くぞいじけるぞ、おい。やだよそんなことされたら!おこだよ!俺おこだよ!(古い)

 

てかなんでその話題になったんだよ謎過ぎるだろ。

 

「ふーん。俺ってたまに怖かったのかぁ。気をつけるよ、今度から」

 

俺の声に期待してこっちを見たサボにまた同じ穏やかな笑みを浮かべてみたところ、また顔を反らされたことは誰にも言うまい。流石に寂しい。

 

「ま、どうにもならないだろうけどね。今まで無自覚だったわけだし、たぶんこれからも無自覚でしょ。それよりさ、2人とも。この先200mほど先の茂みの向こうにエースいるよ」

 

「見えるのかアレン!!」

 

「見えてないよ、説明はあとでね。ほら、行っておいでよ。ルフィのこと一番心配してたの、結局はエースなんだからさ」

 

何故か興奮して目をキラキラさせるルフィの背中を押し、先に行くように勧める。ルフィはなんとも従順にそれに従い、またショートカットしようとして失敗した。

 

隣でそれを見ていたサボは、転けて地面と仲良ししているルフィを引っ張り起こしそそくさとエースの方に向かった。

 

あれ?俺なんか避けられてる?まじか\(^o^)/

 

「ま、いっか。おいエース!!ルフィとサボがそっちに行ったぞー」

 

ぼりぼりと頭を掻きエースに呼びかけた直後、2人が茂みに突っ込んだ。

 

「うおっ!?サボ!?…ルフィ!!」

 

どうやら俺の忠告は聞こえなかったらしい。エースが2人にお説教している声が聞こえる。

 

「急に突っ込んで来るんじゃねぇよ!びっくりすんだろ!!」

 

うん。仲良くなって良かった良かった。もし原作みたいにエースがルフィのこと突っ張ったらどうしようかと思ったけど流石はご都合sy……ゲフンゲフン。

 

俺のおかげだな!そーいうことにしておこう!深くは考えない!!

 

さて…どうすっか…。よし、俺も突っ込もう!

 

勢いを付けて茂みを飛び越し、その向こうで2人にお説教を垂れていたエースに飛びついた。もちろん、2人も一緒である。

 

「ぐえっ!」

 

「うわ、エース!?」

 

エースが情けない声を上げて俺を含めた3人の下敷きになった。それに気づいたらしいサボが慌てて飛び退くがルフィは目を回したまま、エースの上でのびていた。

 

「あ、エースごめん。ちょっと勢い付け過ぎた」

 

「ちょっとどころじゃねぇよ!!」

 

秒速で起き上がり、エースは怒る。そのおかげでエースの上にいたルフィはずり落ちて頭を打ったが…まぁゴムだし、大丈夫だろ。まだ目回してるみたいだけど。

 

それより流石だエース。そのツッコミスキルはやっぱりエースだ←

 

「まぁまぁ、そんなに怒るなって。それよりルフィのびちゃったし、さっさと帰ろう。晩飯だ」

 

今だ目を回しているルフィを抱き上げ、エースとサボに微笑みかけた。

 

 

 

━━━━━━━━

 

 

さて。家に帰って来たのだが。そこは修羅場だった。

 

先に山賊業から帰ってきていたダダンたちが、いつもなら絶対に1人はいるはずの家に誰もいなかったことを受けて大騒ぎしていた。

 

ほんと、あと少しで大捜査線を張るところだった。

 

そして現在正座中……

 

 

 

「「「「心配かけてスミマセンでした」」」」

 

ダダンたちが心配かけさせてんじゃねぇ、と説教垂れては俺たちが謝る。正座で20分が経過し足の痺れが最高潮に達しようとしていた。

 

すでにルフィはボロ泣きだ。エースは痛みによる涙目さえ許せないのか必死に唇を噛み締めて堪えている。サボは……うん。魂はすでにここにはない。なんか…仏みたいな顔してる。サボよ、一体どこでそれを体得した…?

 

はぁ…。ツッコミどころ満載のサボはもうほっとこう。なにより俺が聞きたいのはダダンだ(聞けるわけないけど)。

 

いつからそんなに過保護キャラになった?いや、過保護じゃないんだけど、なんで家にガキがいなかったくらいでこんな大騒ぎにまで発展してるんだよ。もうアレだよ?漫画とかでよく見るヒステリックな母親の影すら見えるよ。やだコワイ。

 

「さっさと寝な!!」

 

叫び気味にダダンの説教は幕を閉じ、流石の俺たちも黙ってそれに従うしかなかった。ルフィはブーブー文句を垂れていたが、エースはなんだか難しい顔をして黙りこんでいた。

 

あ、サボの魂は大丈夫、帰ってきた。説教が終わった瞬間に帰ってきたよ。すごいね、アレ。尊敬しちゃう。

 

夏用の薄い布団に潜り込んでろうそくの火が揺れるランプに手をかけ、あとから部屋に入ってきた3人が布団に収まるのを見届ける。

 

「それじゃ、消すよ。おやすみ」

 

そっとろうそくを吹き消せば残った煙が僅かにたなびいた。

 

 

 

 




結局前回の次回予告(?)で書いたところまで辿りつけないというテキトーさ。

次は絶対に夢について語り合ってもらいます。
そんでそれを踏まえてそろそろ新しく展開したい!(希望)

次回投稿も少し長引きそうです。
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