神の不注意によりチートな2ndライフ始めました。   作:じじぃ♀

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テスト終わって一息。


前回の予告もどきとは違い、アレンによるエースの説得です。

ルフィいじめは次回になりそうです。


いつも通りにgdgdな第7話です。






第7話 兄弟

「ほらエース、新人くんと仲良くしてやれよ。それとも仲良くできねぇ理由があるってのか?」

 

少し挑発するようにエースに問い掛ける。

 

お察しの通りエースの父親のことですね、はい。

 

言えるわけがないよね!だって海賊王だもんね!!?なんで友達なれないのー?って聞いて海賊王の息子だからだよーってすぐ言っちゃったら隠してた意味も疎遠にする意味もないもんね!!

 

「……」

 

案の定黙り込むエースと、え、と明らかにびっくりした様子のサボ。

 

沈黙は肯定と見なす。これは常識だろう。

 

「あるのか……。サボ、ちょっと外しててくれるか?」

 

兄弟として話がしたいんだ、と小さく付け加え、サボには少し退場してもらう。

 

「……エース、今までずっと隠し事してたのか?」

 

囁くように聞いた。エースは目も合わせてくれない。ただ斜め下の一点を見つめていた。

 

「…沈黙は肯定と取るぞ?」

 

それでも尚全力で沈黙を決め込むエースに深いため息を吐いて、その手を取った。エースはそれ振り払おうともがく。

 

「は、離せよ!」

 

「いいから来いよ、いいとこ知ってるんだ。そっちのほうが静かで落ち付ける」

 

そのまま引っ張り、歩き出すとエースは諦めたように従順になった。俺の後ろをとぼとぼとついて来る。

 

「…ったく。兄貴にすら言えないって一体どんなことなんだ?言っとくけど、黙秘はなしな。隠してもバラしても、俺は何にも変わんないから」

 

手の中で、エースの手がぴくりと動いた。

 

やっぱ引け目でも感じてるんだろう。周りの対応がひどすぎるんだもんな、こうなるのも仕方がない。

 

 

 

 

━━━━━━

 

「…着いたぞ、エース」

 

エースを連れてきたのは、コルボ山の洞窟だ。しかしそこは洞窟というような洞窟ではなく、花が咲き、緑が生い茂り、澄んだ水を湛えた湖がある。

 

天井に開いた穴から自然光が差し込み、地下庭園を作り上げていた。

 

俺もここを見つけたときには興奮した。この国にもこんな綺麗なところがあるのか、と。

 

そしてここには猛獣たちは決して入ってこない。小鳥やリスといった比較的弱い立場の動物はここで暮らしているが、何故か強い動物たちは入ってこないのだ。

 

「…なんだよ、ここ……」

 

エースはぐるぐると忙しく首を回してここの全体像を掴もうとしていた。残念ながらここはかなり広い。だから一挙に把握してしまうというのは無理だろう。

 

「俺の秘密だよ」

 

笑って言った。

 

「あんまり綺麗だからずっと隠してたんだ。これで俺からの秘密は話した。等価交換だ、エース」

 

またもエースの手を引いて、近くの岩に座らせた。これはサイズも形も座るのにぴったりだから俺がいつも座ってるイスだ。

 

「は?等価……?」

 

「等価交換。等しい価値のもの同士を交換しようってわけ。俺の秘密をバラしたんだから、お前の秘密も教えてくれよって話だよ」

 

エースにとって最大の秘密であるそれを聞くには、俺の秘密はあまりに軽いかも知れないが俺の最大の秘密を明かすわけにもいかないので、今のところこれが俺の明かせる最大の秘密だ。

 

エースは明らかに迷っているようだ。視線が定まらない。もう、一押し。

 

「…エース。俺はお前の秘密が何であっても、気にしないから」

 

俺の言葉に、エースが顔を上げた。縋るような目だ。

 

「…本当に、何があっても気にしないか?」

 

「当たり前だ。兄弟だろ?」

 

エースは僅かに目を見開き、そして何かを決意したような光が映る。

 

「…わかった。全部話す━━━━」

 

 

 

 

 

━━━━━━

 

 

エースの口から語られる話はどれも非道いものばかりだった。

 

自らの実父が海賊王ゴール・D・ロジャーであるということ、街に出た時に酒屋で起こした暴行事件のこと。

 

全ては、ロジャーを知らない第三者からの意見が原因だった。

 

「…んなこと俺もサボも気にしないよ、エース。お前はロジャーじゃない。エースはエースなんだから、お前の父親が過去に何してようが関係ないだろ?」

 

微笑んでエースの頭に手を伸ばした。いつもなら恥ずかしいと言って拒否するが今はエースは俯いて、それを受け入れる。

 

「それに、俺が思うにロジャーはそんな人間じゃないと思うけどな」

 

「…は?」

 

そんな人間、というのは世に言う『鬼』かどうか、ということだが、俺は小さい頃にガープからロジャーについて色々聞いている。それから見ても、覚えているだけの原作知識を合わせても、ロジャーは世間からの認識とはかけ離れた人間だ。

 

「俺、じいちゃんから昔色々聞いたんだよ。ロジャーとじいちゃんはライバルだったからね。色んな話持ってたよ」

 

今度は俺が話す番だ。エースの顔を上げさせて、微笑んだ。

 

「ロジャーの話、聞くか?」

 

エースはこくりと頷いた。

 

 

 

 





ふぅ。前回と同じく変な切れ方。

そして今回もはっきりは予告しませんが、前書きで書いたようにルフィいじめになる予定です。
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