神の不注意によりチートな2ndライフ始めました。   作:じじぃ♀

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よくよく考えたらルフィいじめに発展する理由がなかったため、そのまま仲良くなる路線に変更…したつもりです。

話し方違いましたらすみませんm(_ _)m

家の事情で漫画が買えないのでネットや他の筆者さんの作品を駆使して頑張ってます。

第8話です!どうぞ


第8話 弟

「ロジャーの話、聞くか?」

 

エースはこくりと頷いた。

 

この時俺の心の中は、「エース可愛いなー」の一色だったのは誰にも言うまい。

 

「それじゃ、始めに言っとくけど、これはじいちゃんから聞いた話だからな。俺なんかよりずっとよく知ってるよ。もっと詳しく聞きたいなら後でじいちゃんに聞いてみろ」

 

エースはまたこくりと頷いた。

 

可愛i…ゲフンゲフン。

 

エースの隣に腰掛け、話を始める。

 

「これはまだ、ロジャーが海賊王になる前の話だ━━━━」

 

 

 

━━━━━━

 

 

話し終え、ふとエースを見ればエースは唖然としていた。

 

当たり前か。自分の中のイメージを全て覆されたと言っても過言ではないはずの情報を今、一気に聞かされたんだから。

 

「…どうだ?少しは楽になったか?」

 

エースは微妙な顔をしながらも頷く。それを見て俺は微笑んだ。

 

「よし。じゃあこれからは胸張れるな、エース」

 

「……おう。でも他人に話したくねぇのは変わらねぇ。サボには秘密にしねぇけど、アイツは口軽そうだから嫌だ」

 

エースは少し笑ってそう言った。心なしかいつもより笑顔が明るい。

 

「ああ、そうだな。でももしアイツの口が軽くなかったら、いつか話してやれよ?」

 

俺も笑ってそう返す。

 

「おう!」

 

うん可愛i……ゲフンゲフン。自重しよう。

 

「それじゃ、早く帰ろうぜ。サボ待たせてる」

 

エースを立たせると、エースは「あっ」と何かを思い出したように動作を止めた。

 

「待たせてたの忘れてた…」

 

「俺もさっきまで忘れてた」

 

明るい洞窟に俺たちの笑い声が響き、休んでいた小鳥たちが驚いて飛びあがる。

 

「ほらサボのためにも早く帰ろう。それに晩飯の準備が出来てないから、そろそろやっとかないとダダンにどやされるぞ」

 

 

━━━━━━━━━

 

 

 

「たっだいまー」

 

エースと二人で談笑しながら山を歩き、家に帰って出迎えてくれたのはもちろんサボだ。

 

「おかえり、どこ行ってたんだ?」

 

「俺の秘密の花園」

 

「は?」

 

わけがわからないという風のサボにひらひらと手を振り、エースに目配せした。エースはやはりまだ抵抗があるのか、少し迷っているようだ。

 

「ほら、話して来い。俺は晩飯のスペシャルメニュー準備しとくから」

 

トンッと軽くエースの背中を押し、サボと共に行かせる。エースは微笑んだ。

 

また少し置いてけぼりだったサボにはもう何も言うまい。

 

「さーてと。今日はステーキにでもするか」

 

パンッと両手を打ち合わせた。

 

 

 

━━━━━━━

 

 

2人が帰ってきたのはそれから1時間ほど後だ。

 

談笑する彼らの間がなんだか縮まった気がして少し嬉しくなる。

 

「おいエース、サボ!そこのルフィも、手伝えよ。晩飯だ!」

 

すでにダダンたちは晩飯(普通のやつ)を済ませた後なので、まだ食べていないのは俺たち4人だけだ。何故ルフィが食べていないのかは簡単なことで、山賊が嫌い、ただそれだけだ。

 

ルフィすげぇな…晩飯待てたんだ……。

 

「メシ!?」

 

そして反応速度が凄い。びよーんと伸びてそのままどっかに飛んでった。

 

「「はっ!?」」

 

サボとエースが目玉が飛び出んばかりに目を見開いた。

 

「えっ!?なっ…アイツ伸びたぞ!?」

 

「それはそうだろうね、ゴムだもん。ほら2人とも。食べないと冷めちゃうよ?」

 

驚くサボに冷静に返してステーキの皿を差し出した。まだ熱々だ。

 

「なんで知って……ってステーキ!?」

 

「今日アイツが来たときすげぇ伸びてたからね。たぶんゴム。そんで今日は記念すべき日だからな!エースが秘密を話してくれたことだし、ちょっと贅沢してもいいかなーって」

 

サボとエースはあんぐりと口を開けたまま、あぐあぐと何か言いかけたが音は出なかった。それは何でもない。ステーキのあまりのデカさに驚いているのだ。

 

「ちょっ…それ……デカすぎだろ!?」

 

「んーそうだね、純粋に重量だけなら俺1人位はあるかな」

 

今見えてるだけでもそれが4つである。ちなみに俺の後ろには調理中のそのサイズの肉塊がまだたくさんある。

 

それに気付いたらしいサボはまたあんぐりと口を開けた。

 

口乾かないのか…?

 

「メシメシメシメシメーシー!!」

 

ルフィが帰ってきた。どっかに飛んでったわりには傷ひとつない。便利な体だな…。

 

「はいルフィストップ。待て」

 

ルフィの目の前に手のひらを出して静止させる。

 

「まずは自己紹介だ。俺たちはお前のこと何にも知らないんだから、お前を信用するための情報がほしい。それができたらお前は食べてもいい。あ、エースとサボはもう食ってていいぞ」

 

ルフィはそれまで肩を落としつつもそれを聞いていたが、最後に付け足した言葉に抗議し始める。

 

「なんでおれはダメでアイツらは食べれるんだ!?メシ!!」

 

「俺が2人を信用しているからだ。ほらさっさと自己紹介しろよ。飯が冷めるぞ」

 

飯を引き合いに出せばルフィは何とも従順だった。快活に話し始める。

 

「おれはモンキー・D・ルフィ!ゴムゴムの実を食べたゴム人間だ!!海賊王におれはなる!!!」

 

海賊王、というワードにステーキにかぶりついていたエースの眉がぴくりと動くがそれ以上何かをすることもなく、またステーキにかぶりついた。

 

「ほら、言ったじゃんコイツゴムだって」

 

「いや、そこじゃねぇだろ」

 

サボにツッコまれた。

 

「まー、どうでもいいさ海賊王なんて。それよりお前、山賊嫌いなんだって?」

 

自己紹介を終わらせ期待の眼差しを向けてくるルフィにステーキの皿を差し出しながら聞く。ルフィは飯を目の前にしながらも珍しく顔を歪めた。

 

「山賊は嫌いだ。嫌なやつばっかだし」

 

ルフィでもそういう顔することあるのか…。

 

「そうでもないと思うぜ?現にここの山賊は良い奴ばっかだぜ。それに俺たちも長い目で見れば山賊だしな。というか、むしろここは海賊のほうが外道だな」

 

「げどー?なんだそれ」

 

「純粋なお前は知らなくていいよ」

 

いやほんと、ルフィは純粋だから最強(笑)なんだと思うよ俺は。

 

「??」

 

「ほらルフィ。さっさと食えよ、それじゃ腹いっぱいにならねぇだろ?」

 

まだ首を傾げるルフィにステーキがまだあることを仄めかす。

 

「もしかしてまだあるのか!?」

 

「まだあんのかアレン!!」

 

しかしそれに食いついたのはルフィだけではなくエースもだ。サボは呆れ顔で肩を竦める。

 

「アレンの後ろに生肉が山のように積んであったぜ」

 

サボの声に目をキラキラさせる食魔人が約2名。全く、まだ仲良くなってないのに似すぎだお前ら。

 

「はへんおはあり!!」

 

急いで残りの肉を口に詰め込みエースが皿を突き出す。

 

「肉は逃げねぇからちゃんと呑み込んでからにしろよエース」

 

こくこくと頷くエースの皿に焼きたてのステーキをのせる。ちなみに俺はまだキッチンに立ったままだ。コイツらは俺に晩飯を食わせる気はないのか。

 

「おれも!!」

 

「アレン、俺も」

 

ルフィも皿を出し、更にはサボまで皿を突き出した。

 

サボ、お前だけは俺の味方だと信じたかった。

 

「はいはい、ちょっと待てよ」

 

そう言って受け取った2人の皿にステーキを装って返した。2人の顔から笑顔が綻ぶ。

 

「「ありがと!」」

 

「どーも」

 

くるりとまた踵を返し、次の肉に取り掛かる。もう少しキッチンがデカければゆっくりできるんだがな、と思いながら3人用のデカい肉の横に普通サイズの肉を並べ火にかける。もちろん普通サイズが俺のだ。

 

俺もデカいの食べないのかって?

 

ヤだよ。ナイフもフォークもまともなのがないのにあんなの食ったら食べるのに時間掛かるし口の周り汚れるじゃん。

 

まぁ何故か俺の弟(?)たちは普通に食ってるんだけど。顎の力がすごいのかな、たぶん。

 

そんな感じで賑やかに晩餐は進み、山のように積んであった肉塊はすごいスピードで消費されていく。それはもう、次々に差し出される空の皿に若干の恐怖を感じるほどだ。

 

元気でよろしんだけどね、俺としては。それにこんな大量の肉、流石に冷蔵庫に入りきらない。だから消費してくれれば消費してくれるだけいいんだけど、怖いよね普通。

 

普通の10歳と7歳に見える子ども3人が、フードファイターも青い顔するくらいの量を猛スピードで食べてくんだもん。恐怖しか感じない。

 

 

 

━━━━━━━━

 

 

 

「もう食えねぇ…」

 

「俺も……」

 

「おれまだ食える!!」

 

腹をボールのように膨らませた2人が音を上げる中、ルフィだけは笑顔でそう告げた。途端に2人がルフィを振り返る。

 

あれ?原作ってルフィとエースの食う量そんなに変わんなくなかった?あ、俺がエースの栄養管理してるからか。

 

「まだ食えんのかお前!死ぬぞ!?」

 

「ゴムだから限界すごい上なんじゃない?」

 

驚くサボに俺の持論を持ち出した。

 

ゴムだって伸ばしすぎればはち切れるから、限界がないとは言えないしな。あ、このゴム千切れないんだっけか。

 

「あ、コイツゴムか…」

 

疲れたようにサボが床に横たわった。ちなみにエースはすでに夢の中だ。幸せだな、まじで。

 

「おいルフィ、もう肉ないからな。期待するなよ」

 

期待の眼差しを向けてくるルフィに釘を刺し、キッチンの片付けを進める。

 

全く、今日はいつも以上に疲れた。大量の肉を焼いたのもあるが、それ以上にキツかったのはあれだな、洞窟でロジャーの話を延々と続けたことだな。

 

「おいお前らー。さっさと風呂入って来いよ、肉臭ぇ……ってもう寝たのか」

 

ふと思い出し、振り返り様に声を掛けるがそこは死体累々…じゃなかった。満腹で気持ち良さ気に寝入る3人が仲良く並んでいた。平和なその様子に思わず笑みが溢れる。

 

「ったく……仕様がない弟たちだ」

 

 

 




またまた変な切れ方です。

アレンは呆れつつ着実にお兄ちゃんになってます。

このまま行ったらエースとサボのお兄ちゃん気質がどっか行くのでは…と心配されてる方(いるんでしょうかね)、大丈夫です。どうにかします←

次回は更に仲良くなってもらって夢でも語り合ってもらおうかなーと思ってます。

閲覧ありがとうございます
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