「はい、あなたは転生する事になりました」
……目を開けると真っ白な空間で、目の前の変人が変な事を言ってきた。
「変人とは酷い。いくら変な言動をしてたって変人は……いや、私は変人を自称してた時もあったなそう言えば」
何か言ってる変人は置いといて、状況を確認する。真っ白な空間に、自分と変人の二人だけ。何故自分は此処に居る?……わからない。自分は何をしていた?……思い出せない。なら、自分は誰だ?……思い出せない。
「あ、ごめんね?記憶にプロテクトがかかってたみたいだね。……はい、これで良し」
……良し、思い出せた。自分は酒を呑んで眠ってた筈だ。なんと言ったか……スピリタスだっけか?確かそんな名前の酒をラッパして……スピリタス?え、ちょっ、まさか……
「そのまさか。あなたは世界最強の蒸留酒をあろうことかラッパ呑みして、急性アルコール中毒で死にました。正直言って馬鹿だろ」
スピリタス一気って、自分でも馬鹿だと思うわー。え、て事は此処って死後の世界とか?
「惜しい!此処は私が作った空間ですよ。ただ、面白そうな人間の魂を呼び寄せて、暇潰しと共に第二の生を与えてるだけの空間です」
暇潰しってお前のだろ。……お前は何なんだ?あと、
「ふふふ。私は神です!……何て事は言いません。ただ、理から外れてるだけの人外です。あと、あなたに自身に関する記憶は消去し、ついでに肉体も消去させて貰いました。安心して下さい。転生先での肉体はちゃんと用意してあります」
……もうやだよこの人。いや、人じゃ無いんだっけ。それで、何処に転生すんの?
「あなたには、【ハリー・ポッター】の世界に転生して貰います」
ハリポタかぁ。死亡フラグ多めそうだなぁ。
「ただし、
ちょっと待てぇぇぇ!せめて人間に転生させろよ!
「大丈夫です。転生特典として、幾つか能力をあげましょう。まず、原作知識。ただし、あなたが知ってる事だけです。覚えてない部分は諦めて下さい」
うん。それは神様転生の常識。で、他のは?
「人間への変身。あとは、杖を使わずに魔法の使用も出来ます。どちらの姿でも、ね。杖は私が作った物を。あとは……」
これなら安心か?いや、吸魂鬼と言う種族なんだ。これでも足りないな。
「幸せな記憶を吸い取ると言う特性をオンオフ可能に、とか」
今ので十分になった気がする。
「ついでに、東方Projectの、心を読む程度の能力も。もちろんオンオフ可能です」
過剰だった。
「人間時の姿は銀髪ロングの美少女です。あと、ホグワーツに入学する事になりますからね?」
え?まさか原作かいny「では行ってらっしゃい♪」うわぁぁぁぁぁ!?
「良し、転生完了。楽しませて下さいね?」
☆
うう……痛たた……。……此処は……監獄?
〔あ、目が覚めた?〕
うわっ、急に頭の中に!?
〔こいつ生まれたばっかだから脅かすなよ〕
〔悪い悪い〕
〔私が説明して来る〕
え?何これ、もしかしてテレパシーか何か?周りに吸魂鬼沢山いるし、一人(?)こっちに向かって来たし。
〔状況は整理出来てる?あ、テレパシーは使いたいと思えは使えるし、自由にオフに出来るからね?〕
あ、本当にテレパシーだったんだ。えーと、
〔こんな感じですか?〕
〔そんな感じ。……さて、ようこそ、アズカバンへ。私達吸魂鬼は君と言う仲間を歓迎しよう〕
……ところで、今は原作の何年前だ?
何で一作も完結して無いのに新しく三作目を投稿してるんだこの馬鹿は。
とりあえず、生暖かい目で見守って貰えると嬉しいです。