吸魂鬼に転生してしまいました。   作:零崎妖識

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金曜ロードショー見た人、手をあげなさい。私もだから。

ハリーに「出て行け」と言った時のスネイプの心境、『やっちゃった……』ってなってそう。

サブタイトルやら本文にネタを入れる事有り。リーナはウィル爺のおかげで時々ネタをぶっ込みたくなる。


キングズ・クロス駅の九と四分の三番線〜ホグワーツ特急〜

私達はキングズ・クロス駅に居る。もちろん、ホグワーツ特急に乗るためだ。

 

「ねぇ、リーナ。九と四分の三番線ってどこに在るの?」

 

「九番線と十番線の間。多分、四本の柱の、九番線から数えて三本目。けど、合ってるかどうかはわからない」

 

ちっ、ウィル爺め、ちゃんと教えてよ。大体の場所じゃなく、ちゃんと、どこに在ってどう入るのか。……ん?あれは……。

 

「マグルで混み合ってるわね。当然だけど……」

 

マグル。非魔法族の事。それを知ってるって事は……。

 

「失礼、マダム。ホグワーツへ行くのですか?」

 

「あら、もしかして貴女も?私はモリー・ウィーズリー。貴女は?」

 

「私はリーナ・ディメント。そこに居る彼はハリー・ポッター。二人とも今年の新入生です」

 

「へぇ!うちのロンも今年、ホグワーツに入学するの!……もしかして、九と四分の三番線を探しているのかしら?」

 

「ええ。教えていただけますか?」

 

「いいわよ。と言っても、すぐそこなのだけれど。さ、パーシー、行って」

 

Ms.ウィーズリーが示した方を見ると、何人かの赤毛の少年と少女が居た。そして、パーシーと呼ばれた一番年上らしき少年がプラットホームの「9」と「10」の間へ進んで行く。柱にぶつかるかと思ったが、そのまま消えてしまった。

 

「フレッド、次はあなたよ」

 

「僕はフレッドじゃなくてジョージだよ」

 

「そうそう。僕がフレッドさ」

 

「ふざけてないで早く行きなさい。後がつかえてるでしょ」

 

「はいはい」

 

見分けがつかなくなる程似ている二人、一卵性の双子であろう二人のうち片方が、パーシーと同じ場所へ向かって歩いていく。……また消えた。もう一人も。

 

「そうね、次は貴女が……って、え?ごめんなさい、さっきスルーしちゃったけれど、ディメントって、それにポッターって……まさか……?」

 

「そのまさか。私はディメント家の者ですし、彼は正真正銘のハリー・ポッターですよ」

 

「まぁ!英雄と、魔法界のお目付役がホグワーツに!うちの子を、よろしくお願いします」

 

「畏まられても困るのですが」

 

そう言いつつ、柱の方を向く。

 

(ぶつかりませんよね?ご主人様)

 

「心配性だね、ヴェル」

 

ヴェルーーヴェールヌイと話しながら柱へ歩く。ぶつかる瞬間、そのまま何かを通り過ぎる感覚があった。前には、紅色の機関車と、「ホグワーツ行き特急11時発」の看板。そして後ろの改札口には、「9 3/4」と書かれたアーチ。あ、ハリーも来た。

 

「うわぁ、ここが九と四分の三番線?魔法って凄いね」

 

「目くらまし術の派生かな?」

 

人が多い。二人が座れる席を探さなきゃ。

 

「ばあちゃん。またヒキガエルがいなくなっちゃった」

 

「まあ、ネビルったら」

 

「リー、見せて。さあ」

 

「おう」

 

パカッ

 

「うわっ、なにそれ!」

 

……賑やかだなぁ……。

 

「リーナ、最後尾の方のコンパートメントが空いてるよ」

 

「うん、今行くよ」

 

ヘドウィグやヴェルを先に中に入れ、トランクを車両の中に入れる。……持ち上がらない。やばい、重い。軽量化呪文ってあったような気がするけど、掛けてなかったか……。

 

「手伝おうか?」

 

双子か。どっちだろう。

 

「うん。お願い」

 

「おい、フレッド!こっち来て手伝えよ」

 

ジョージだったか。

 

おお、流石は先輩。力持ちだね。

 

「ありがとう」

 

「なぁ、一つだけいいかい?もしかして二人って……」

 

「思ってる通り、お目付役と英雄だよ」

 

「リーナ、英雄は止めてくれ」

 

「マジかよ。ロニーは同学年だろ?大変そうだな」

 

「ああ。それに、お目付役が入るって事は、僕らの悪戯がしにくくなるな」

 

悪戯か。お父さんも、ジェームズ・ポッターやルーピンとつるんで悪戯してたって言ってたな。さしずめ、

 

「二代目悪戯仕掛け人ってとこかな?」

 

「おお!僕らが二代目という事を知っているとは!」

 

 

「もしかして、初代悪戯仕掛け人を知っているのかい?」

 

「ああ、もちろん」

 

「「よし、一緒に悪戯しようぜ!」」

 

「だが断る」

 

「「あっははは!冗談だよ」」

 

ネタを入れつつ誘いを断る。

 

「フレッド?ジョージ?どこにいるの?」

 

窓の外からウィーズリー夫人の声が聞こえてくる。

 

「ママ、今行くよ」

 

窓から飛び降りる双子(ツインズ)。危ないから止めましょう。

 

窓の外では、夫人が双子を叱りつつ、末息子ーーロンと呼ばれていた少年の鼻の頭を拭いていた。その後、既にホグワーツの制服に着替えていたパーシーが合流し、少し話していた。パーシーは監督生だとか。指定席か。面倒くさそう。

 

夫人がツインズに注意してるけど、なんか悪巧みしてるね。

 

「トイレを吹き飛ばすだって?僕たちそんなことしたことないよ」

 

「すっげえアイデアだぜ。ママ、ありがとさん」

 

「ばかなこと言わないで」

 

双子(フレッジョ)を要注意人物に認定。巻き込まれたくない。

 

笛の音が鳴る。

 

「泣くなよ、ジニー。ふくろう便をどっさり送ってあげるよ」

 

「ホグワーツのトイレの便座を添えてな」

 

「ジョージ!」

 

「冗談だよ、ママ」

 

汽車が走り出す。母親が子供達に手を振っている。ジニーと呼ばれていた末っ子も。カーブを曲がり、二人の姿が見えなくなるまで、ハリーは彼女達を見ていた。




という訳でお久しぶり。「賢者の石」を買ってきた妖識です。お待たせして申し訳ありません。

追記設定、箒編
リーナの箒《シャドウスネーク》は、黒に近い、と言うよりも、闇に近い色をした箒。ボロボロに見える。色は天然。隠密性が高い理由は、杖の様に、箒の柄に芯材を入れていて、それが隠密性に優れた素材だから。

ハリーの箒《ソニックホーク》は銀色。芯材として、ハリオアマツバメ(最も水平飛行で速く飛べる鳥。時速350km出したらしいが疑問視されている)と、ハヤブサ(急降下の時に最速。最高記録は時速387km出した)の風切羽。ファイアボルト並みに速い。

次回は某鼠の初登場。リーナはどうするのか、鼠の心境は?乞うご期待!
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