アズカバン地下研究所。そこには、一人の男がいた。前かがみになって震えている。泣いているのだろうか?
「……クックック」
いや、笑っている。
この吸魂鬼の名前はブラウン・ディメント。いや、今となっては違う名前だ。彼は少し前に改名している。今の名前は、ブライト・ディメント。吸魂鬼一のマッドサイエンティストであり、ディメント家一の問題児の一人でもある。ちなみに、他の問題児はジャックなどである。
彼の手元には陶器のような二つの何かがある。物体の底には文字が書かれていた。『SCP-131』と。
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さて、勘のいい、もしくはどこかで知っている読者諸君は気付いただろう。彼が改名した後の名前の元ネタを。
彼は一年前、アズカバンに導入されたネットで面白い研究対象を探している最中に、とある記事に出会った。『SCP Foundation』と言うサイトだ。彼は歓喜した。「こんなにも面白いものがあったなんて!マグルも侮れない!」と。そして、そのサイトで一番有名かもしれない、ブライトと言う博士を知り、その名前に変えたのだ。
彼はずっと、SCPを再現しようと研究してきた。そして、ようやくめどが立ったのだ。第一号が、この『
彼は他のSCPの再現もほぼ成功していた。動かせることができる、完成品は少ないし、人型オブジェクトは作っていないが。
しかし、彼はここで一つの失敗をしてしまう。クリスマスプレゼントとして、アイポッドをホグワーツにいる末っ子、リーナに送った後、慢心してしまい、うっかり、魔力を流してしまった。しかも、気付いていない。その結果、本家で言う所の収容違反が起きてしまったのだ。集団で。
「おい、そっちにクマが行ったぞ!」
「違う!こいつ金属じゃねえか!」
〔クマの名前何だっけ?〕
〔確か『SCP-1048』で、ビルダーベアだったはず〕
「番号覚えづらいしもうキチクマでよくね?」
「そうね。……痛いっ!ちょ、何よこれ?スーパーボール?」
「あー、それ、反射率二百%だから」
〔うっさい!お前も捕まえるの手伝えよ、ブライト〕
のそり……
「ん?何か動いた?」
〔気のせいじゃないか?オレは何も……あれ?こんな彫刻ってここにあったっけ?〕
「いや、ワタシの知る限りないわね」
「おいらも知らないが」
〔何にせよ邪魔じゃなければ平気だろう〕
「そうだな。……いってぇ!なんだ!……あ?彫刻?まさか、こいつもか!」
……とまあ、こんな感じに。なんとか脱走した分は回収したが、それでもアズカバンの監獄塔の地下には危険物が大量に存在する。曰く、不死身の何かがいるという噂もある。また、地下で大きなエリマキ?を持ったドラゴンっぽい何かを見たとの証言や、電気をまとった白いジャパニーズドラゴンみたいな何かが水の中を泳いでいたとの話もある。
何にせよ、リーナ・ディメントがホグワーツから戻ってきた時、また、ハリー・ポッターが遊びにきた時、アルバス・ダンブルドアがウィル・D・ウィスプに会いにきた時、ジャック・D・スケリントンがアズカバンに帰ってきた時などは、驚くことはあっても、退屈することはないだろう。心が休まるかどうかは別として。
登場SCP
SCP-131 アイポッド リーナにクリスマスプレゼントとして送られる。
SCP-1048 ビルダーベア 吸魂鬼数名で角に追い込んで捕獲。
SCP-018 スーパーボール 脳筋思考で筋肉モリモリマッチョマンの吸魂鬼が受け止める。
SCP-173 彫刻-オリジナル とりあえず地下に持って行って牢屋に封印。
SCP-682 不死身の爬虫類 いるかどうか不明。
その他
クック先生とラギア亜種。
ネタ回でした。
(′・ω・`)色々とごめんよ。