吸魂鬼に転生してしまいました。   作:零崎妖識

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アズカバンは海に直接建っているのでは無く、孤島の上に建っている、小説版の設定です。

プロローグが終わらない。しかしそれも一興。


PrologueⅣ

〔ふむ、君がリーナか。ワシがウィル・D・ウィスプじゃ〕

 

ウィルは年老いていて、不気味さが凄い。

 

〔……なんて言うと、Dの意思を受け継ぐ者の名に聞こえるのう。ホッホッホ〕

 

前言撤回。こいつ十分若々しいな。

 

「案内、よろしく」

 

〔敬意を持て、と言いたいが、ま、家族じゃしのう。簡単に説明すると、入り口付近はまだ軽い罪の者が収監されておる。上に向かうにつれて罪は重くなってゆく。また、海面下も同様。深海に向かう程、大きな罪の者がおる。最近じゃと、パーシバル・ダンブルドアが上層に、モーフィン・ゴーントとマールヴォロ・ゴーントが下層に収容された。……この場合、中層は海面付近、入り口あたりの事を指す〕

 

「……貴方は世界を巡っていると聞いていたが、何故詳しい?」

 

〔ま、アズカバン看守の全権所有者じゃし。ジャックの馬鹿がワシに押し付けおってのう。なーにが、『ボクは世界中で悪戯して来るから後ヨロシク』じゃ。次に会ったら痛い目に合わせてやろうかのう〕

 

……どんだけ嫌われてるのさ、ジャック。

 

〔……話が脱線したの。最上階には完全に封じ込めなければいけない大罪人が収容される。違う監獄に居るが、ゲラート・グリンデルバルトや、『例のあの人』……ヴォルデモートなどじゃ。最下層付近はワシら吸魂鬼が所有する研究所やその他施設じゃのう。ジャックが行ったしょうもない事の中で、唯一良く作ってくれたと言える場所じゃな〕

 

「そんな場所が……」

 

〔ホッホ。ま、後で案内してやろう。問題はその更に地下。そこには巨大な迷路が在るとされておる〕

 

「迷路?」

 

〔ああ。何種類もの闇の生物が解き放たれておる。アクロマンチュラやレシフォールド、コカトリス、ドラゴン、果てはマンティコアまで。昔入った者の情報じゃとバジリスクも居たとの事じゃ。しかし、今は何処に入り口が在るかわからん。もし、入り口を見つけたのならば、決して、入るでないぞ〕

 

「わかった」

 

……私の能力なら意思疎通出来るんじゃ?魔法生物学はトップになれるかもね。

 

〔吸魂鬼の社宅は島のとある場所に建ててある。最下層から直通じゃ。こう言うのを、省エネと言うのじゃろう?〕

 

「いや、違うと思う」

 

それはただ楽なだけだ。

 

〔ホッホッホ。では、案内するとしようかのう。名付けて、『ドキドキ☆アズカバン探検ツアー』の始まりじゃ!〕

 

この爺さん大丈夫か?

 

 

 

 

〔ホッホッホ。此処が社宅じゃよ。君の部屋は管理人に聞いておくれ。ワシは、監獄の見廻りをするとしよう〕

 

「ありがとう」

 

〔ホッホッホ。笑顔が何よりのお礼じゃよ。頑張りたまえ〕

 

そう言って、ウィルは監獄の方へ去っていった。

 

……あ、エドの所に戻らないと。此処まで来た意味は一体……。




この作品では、アズカバンとは島の名前で、監獄はただ単に監獄と呼ばれています。アルカトラズみたいな感じ?

ウィルは当初は若々しい青年みたいな感じにしようと思っていたのですが、ジャックのイメージとかぶってしまい、結果、好々爺となりました。全権所有者もこの時に決めたり。

アズカバン自体の元々は原作と一緒ですが、ジャックが魔改造した部分が幾つか。地下施設とか。迷路はアズカバン島で監獄塔を作った闇の魔法使いが作った物で、ジャックだけは踏破しました。魔法生物は闇の魔法使いが飼っていたペットですね。ちなみに、ジャックはその生物どもに見つかる事無く踏破したとの事。十中八九透明マントと吸魂鬼の寒気で近寄らせなかったに違いない。
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