扉を叩くマクゴナガル先生。扉は音もなく開いて、私たちは中へ入った。
マクゴナガル先生は待っていなさいと言って何処かへ行った。ダンブルドアを呼びに行ったのだろう。
部屋は広い円形だった。多くの道具や、何か銀のモヤが入っている小瓶、水盆や歴代校長の写真……あ、あれ
ハリーを見ると、なぜか組分け帽子を被っていた。すぐに脱いでいたけど、怒ったような、悲しいような顔をしていた。帽子は何を言ったのだろうね。
扉の方を見てみた。そこには金の止まり木があり、七面鳥のようなヨボヨボの鳥が止まっていた。ハリーも気づいたようだ。見ていると、いきなり燃え上がった。ハリーは驚いているし、私も違う意味で驚いている。まさか、不死鳥がこんなところにいるなんて。
「リーナ、どうしよう。いきなりダンブルドアのペットが……」
「心配しないで。この鳥は不死鳥だよ。確かに燃えて死んだけど、残った灰の中から再誕するんだ。ほら、見て……」
床に落ちていた灰の中から、小さな雛が顔を出していた。
「よく、これが不死鳥だと気づいたのう」
突然、声が聞こえた。振り向くとすぐ目の前にダンブルドアが立っていた。振り向いた勢いで殴ろうとしたけど、私は悪くない。驚かせたダンブルドアが悪い。
「手厳しいのう」
「もう一回やったらセクハラで訴えますよ?」
「酷いと思うんじゃが」
「先生、さすがに擁護できません」
「ハリーも酷くないかのう?」
「それより、なんで先生が不死鳥を?」
「話せば長くなるのう。フォークスと言うんじゃが、わしとはとても運命的な出会いをしたんじゃよ。この子を助けて以来、忠実に従ってくれておる。驚くほど重い荷物を運び、涙にはいやしの力がある。そして、この上なく美しい」
不死鳥なら、半月もあれば成鳥になるだろう。
ダンブルドアが椅子に座り、何かを言おうとした時、大きな音を立て扉が開いた。ハグリッドだ。
「ハリーとリーナじゃねえです。ダンブルドア先生。俺はこの二人と話してたです。あの子が発見されるほんの数秒前にです」
「ハグリッド、君が何を思っているのかは知らんが、わしは二人が襲ったとは考えとらんよ」
「そ、そうなんですかい?」
「そうじゃ。外で待っていてくれるかのう、ハグリッド」
「へい。わかりました」
ハグリッドが外へ出て行くと、ダンブルドアは改めて私たちの方へ向き直った。
「まず、一つ聞きたいんじゃが、スネイプ先生に君たちのことを知られてしまったのじゃろう?そのことについては先生には誰にも言わんように言ってある。安心せい。じゃから、あの夜に何があったのか、教えてくれるかのう」
「わかりました。ロックハート先生が決闘クラブを開いて、色々あって、ハリーとドラコが中央でモデルになりました」
「最初の方は普通だったんですけど、途中から僕もドラコもムキになっちゃって。それで、ドラコが蛇を呼び出したんです。ロックハート先生が蛇を吹き飛ばして怒らせて、誰かが襲われるかもしれなかったので止めました」
「なるほど、じゃから先生はハリーがパーセルマウスじゃと知っておったのか。では、リーナの秘密は?」
「開心術で覗かれました」
「ふむ、そうか……二人とも、何か聞きたいことはあるかのう?わしに言いたいことは」
一つだけある。ヴォルデモートはあの禁術を使ったのかと。でも、今は聞くべき時じゃない。私もハリーも、先生に何も聞かなかった。
ジャスティンとニックが襲われたことで、生徒の大半はパニックに陥った。平気だったのは、私とハリー、ロン、ハーマイオニー、ネビル、ドラコといったいつものメンバーと、筋金入りのクィディッチ馬鹿であるウッド、不思議ちゃんのルーナぐらいだった。
「みんながみんな、クリスマス休暇にゃ帰宅しようとしてるぜ。この調子じゃ、残るのは僕らぐらいになりそうだ」
「あと、レイブンクローの子も一人だけ残るみたいね。ハッフルパフも一人残るみたいだし」
レイブンクローの子はルーナが、ハッフルパフはセドリック・ディゴリーってのが残るらしい。グリフィンドールで残るのは、ウィーズリー一家と私、ハリー、ネビル、ハーマイオニー。スリザリンはドラコと、最近見てないけどクラッブとゴイルも残るらしい。ドラコとの仲はいいらしいけどね。使えるものは親でも使うとかドラコは言っていた。
さて、明日からホグワーツは休暇だ。何かやらかす奴がいなければいいけどね。
低評価も別に良いけど、メンタルにダメージが……。
好きで書いてるから何言われようと止めるつもりはないけど。