此処は全年齢版の投稿サイトだよ。そんなところでエロイ事なんて書ける訳がないじゃないか。だから紳士諸君が勝手にお仕置きはエロイ事だと勘違いしただけだ。
だから作者はこう言おう。
『僕は悪くない』
一夏がアリーナ内に飛び出していった後俺は少し疲れました、と言って織斑先生に許可を貰い控え室から出て休憩室にて休憩をとる事にした。
(今更ながらだが仮想空間内の俺専用の打鉄と現実の打鉄にまさかあそこまで差が有るとは思わなかった)
目を瞑り先ほどの試合を思い出す。
(反応が遅いとか、鈍いというレベルじゃない。反応しないといってもいいレベルの反応速度の遅さ。それにあの実銃の反動の小ささ。仮想空間内で使用していた銃器の反動がどれ程馬鹿げていたのかがよく分かった。ホント……ままならないなぁ)
俺はもし、クラス代表戦で俺が出場する事となりオルコットと戦う事になった場合一つの戦い方を考えていた。それは「スモーク作戦」である。名前の通りただひたすらにスモークグレネードを投げ込みアリーナ内を煙で覆い尽くしてその後はひたすら逃げ回るというものだった。この作戦によって俺は戦いもせずに逃げ回った、と言う評価を得てもう一人の男性である一夏は勇敢に戦い俺と比べて高い評価を得て、その後俺が目立たない行動をしていけば学園での存在が下がり余計なトラブルに巻き込まれなくなる、という考えだったのだが、今回の試合は専用機を何所が作るか?という選別の意味も持っていたのでこの作戦を取ることは出来なくなった。
いや、別にこの作戦をしても良かったんだが仮にも専用機を作る、という話が来ているという事は今回の試合内容は必ず世界中に広まるだろう。そんな中俺がスモーク作戦を取ったのならばいろいろと面倒な事になる。この試合情報が学園ないで完全に遮断される、と言うなら良かったんだが……。
そんな風に考えに耽っていたら山田先生が呼びに来た。
「あ、ここにいたんですね一二三君」
「ん、あ?どうかしましたか、山田先生」
「今さっき織斑君とオルコットさんの試合が終りましたので10分後に織斑君と一二三君の試合が開始されますから探しに来たんですよ」
「え、ああ。もうそんなに時間がたっていたんですか」
どうやら思いの他考える事に集中していたらしい。
「ではすぐに控え室に行きますね」
「はい。使用するISはさっきの試合と同じ打鉄でよかったですか?」
「ええ。それでお願いします」
「分かりました。では先に行って用意してますので一二三君もすぐに来てくださいね」
そう言いながら山田先生は立ち去っていった。
「……」
さて、今度は一夏との試合だ。この試合は男性適合者同士の始めての試合となる。如何考えてもいろいろと注目される。……ハァ、気が重いなぁ。
そんなこんなで試合が始まる時間になり俺は山田先生に用意してもらった打鉄に乗り込みアリーナ内に入っていった。そこには途轍もなく気が重い俺とは打って変って何故か無駄に元気になっている一夏の姿があった。
「一二三、素人同士の試合だけど本気で行くからな」
「ああ、まあお手柔らかに頼むよ」
無駄にハッスルして雪片弐式をぶんぶんと振り回す一夏。お前は新しい玩具を買ってもらった子供か。
そして始った世界初の男性同士の試合は一夏の勝利で終った。距離を離しながら射撃をする俺に対して
一夏め、たった数回の試合で
うん。この試合も正直勝とうと思えば圧勝できた試合だった。なぜならば「八卦龍」内には一夏の戦闘データも有るのだ。そして今現在の一夏戦闘データは酷い事になっている。仮想空間内の一夏はマシンガンの銃弾を雪片弐式で“全弾”切り落としながら突き進んできたり数十、もしくは数百Mは離れている距離を瞬き一つにも満たない間に距離をゼロにしてしかも擦れ違いざまに斬りつけてくる。零落白夜を切りつけている間だけ発動して。
一瞬の気の緩みで即負けが決まるのでこの一夏との勝率は打鉄では2割にも届かず「八卦龍」を装備し本気の状態でも8割弱しか勝率が得られないのだ。ホントどうしてこうなった。
こんな魔改造された一夏に比べたら現実の一夏なんぞ止まって見える。止まって見えるとはいえこの試合で勝つわけには行かない。もし勝てば否応にも目だってしまう。ただでさえこの試合に出るというだけで無駄に注目されているというのに。
静かに穏やかに平穏な生活を送りたい……。
前書きでも言ったが、此処は全年齢版の投稿サイトだ。“ここは”ね。
つまり如何いう事かは分かるな?
答えは4月7日に分かるだろう……