日常という当たり前の人生   作:岩ちん

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今回は、自分達の意思や思いです

確かに大切な物や団結力も一番だけど

本当は自分自身の思っている事、意見を言う気持ちが大切だと思います


ゲームの意思

前回の内容

 

直樹達は途中であった真希がいる班で合流する

 

真希は足を捻ってしまったので何故か直樹がおんぶをしてあげる事になる

 

無事に突破したけど謎の声に直樹は嫌な予感を感じていた

 

 

本編

 

直樹 「今度は話し合いかい」

 

優輝 「いつものパターン」

 

直樹 「簡単には行かないしなぁ」

 

優輝 「焦らずに行こう」

 

直樹 「それより何を話せば良いんだよ」

 

優輝 「自分達の意思や意見だろう」

 

直樹 「それはそうだけど」

 

優輝 「取り合えず適当に」

 

直樹 「簡単に進めるなぁ」

 

そう言って、周りを見渡す

 

「何か気のせいだよなぁ」

 

そう感じていた

 

優輝が声を掛ける

 

優輝 「どうした、キョロキョロしてよ」

 

直樹 「何か、皆がこんなに真剣に話すとは」

 

優輝 「それは先生が見てるしアピールタイムだから」

 

そう言って、机にぐったり横になる

 

直樹 「もうダウンするのかよ」

 

呆れながら答える

 

優輝は直ぐに姿勢を良くして声を上げる

 

優輝 「この俺がdownするかー」

 

と大きな声をだす

 

直樹は慌てて優輝の頭を叩いて言う

 

直樹 「行きなりデケェ声を出すなぁ」

 

優輝 「悪い悪い」

 

頭を押さえながら言う

 

直樹 「しっかりしろよ」

 

呆れながら答える

 

優輝 「直樹は修学旅行に行きたいのか」

 

直樹 「俺はどっちでも良いや」

 

あくびをしながら言う

 

優輝 「それが駄目なんだよ」

 

顔をしたげながら言う

 

直樹 「それはどうしてだ」

 

質問気味で聞く

 

優輝 「先こうも言ったろう、自分の意思で言えと」

 

直樹は頭を手でカキながら言う

 

直樹 「どっちでも良いと言う回答は駄目と」

 

優輝 「行きたいか、行きたくないかだろう」

 

笑いながら言う

 

直樹 「確かにそうだよなぁ」

 

直樹は考えていた

 

「今でも、何度も選択の答えを他人に任せていたなぁ」

 

直樹は周りを見渡す

 

「皆が行きたい奴ばかりなのに行きたくない奴がこんな所に居るのはおかしいようなぁ」

 

直樹はニヤける

 

優輝 「どうしたよ」

 

直樹は疑問になりがら言う

 

直樹 「何が」

 

優輝 「ニヤける何て珍しい」

 

驚きながら言う

 

直樹 「何かよ、やっぱり俺も行きたいわ」

 

優輝は笑いながら言う

 

優輝 「それでこそ俺の友達だ」

 

直樹 「何だよ、それ」

 

優輝 「言ったなぁ」

 

そう言って、直樹の肩に腕を掛ける

 

直樹 「冗談だよ」

 

笑いながら言う

 

優輝は直樹を揺さぶりながら答える

 

優輝 「お前の冗談は冗談に聞こえないなぁ」

 

直樹 「分かったから、落ち着けよ」

 

そう言って、落ち着かせる

 

優輝 「やっぱり修学旅行に行きたい」

 

直樹 「そうだなぁ」

 

そこに先生が教卓の前に立つ

 

先生 「話し合いはそこまでだ」

 

そう言うと皆が静かになる

 

先生 「今日はここまでにして次の日に発表する」

 

皆がざわつきだす

 

先生 「今日はここまでにして帰宅だ」

 

そう言って、皆がいっせいに教室を出ていく

 

優輝 「俺達も帰ろう」

 

直樹 「少しだけ教室に寄るから下駄箱に居てくれ」

 

優輝 「分かったから、早く来いよ」

 

直樹 「済まない」

 

そう言って、教室に向かう

 

直樹サイド

 

「急いで教科書を取りに行かないとなぁ」

 

そう思いながら教室着く

 

「やっぱりあったか」

 

そう思い自分の引き出しから教科書を取る

 

そこに声が聞こえて来た

 

?? 「やっぱり面白い」

 

直樹は慌てて声の聞こえる方を見る

 

直樹 「誰だよ」

 

?? 「誰でも良いでしょう」

 

真顔で答える

 

直樹 「まず学生じゃないだろう」

 

?? 「何で」

 

質問気味で聞く

 

直樹 「学生なら制服だし、そもそもアンタは巫女装束を来てるだろう」

 

?? 「それだけで決めるの」

 

直樹 「アンタは人じゃないだろう」

 

?? 「やっぱり王の器に等しい」

 

直樹 「どういう意味だ」

 

?? 「それは秘密だよ」

 

直樹 「アンタは何者だよ」

 

?? 「私は、神様なの」

 

直樹は思った

 

「冗談だよなぁ」

 

そこに謎の人物がしゃべる

 

?? 「まさか、疑ってるの」

 

質問気味で聞く

 

直樹 「いや、神様なら何かしてみてくれよ」

 

?? 「じゃあこうする」

 

そう言って、いきなり消える

 

直樹 「あれ、消えた」

 

辺りを見渡してると行きなり目の前に現れる

 

?? 「大丈夫」

 

直樹は驚いてしまった

 

「俺の目の前に突然現れるし認識が出来なかった」

 

直樹 「な、何とか」

 

?? 「あまり現実が受け入れられないよね」

 

直樹 「それはないかな」

 

?? 「その根拠は」

 

質問気味で聞く

 

直樹は冷静に答える

 

直樹 「今の状況を把握していた所だ」

 

?? 「そういう事か」

 

直樹 「それより名前って何」

 

?? 「私は、世界の創造者である麻耶だよ」

 

直樹 「麻耶って言うのか」

 

麻耶 「世界の創造者より神様かな」

 

笑いながら言う

 

直樹 「全然、話が噛み合ってないぞ」

 

麻耶 「ごめんごめん」

 

直樹 「その神様が何の用だよ」

 

麻耶 「これから起きる運命にどんな結末が待っているのかは直樹自身にあるの」

 

直樹 「これから何かが起きようとしているのか」

 

麻耶 「余り言えないけど、直樹なら運命を変えられると思ったから姿を現したの」

 

直樹 「辿るべき運命に何かがあるんだ」

 

深刻な顔をしながらいう

 

麻耶 「それは試されようとしているの」

 

切なそうに言う

 

直樹 「そ、それはなん」

 

そう言おうとすると行きなり黒いコートの奴が麻耶に攻撃してくる

 

麻耶 「やはり来ましたか」

 

結界で防御態勢に入る

 

?? 「人間というゴミに何を話そうとしている」

 

刀を突然、出して来る

 

麻耶 「貴方がやろうとしている事に間違いがあるの」

 

術式で近づけさせないように二重に重ねる

 

?? 「結末を知った所で何も出来ない」

 

麻耶 「それは人類が歩む未来にあります、貴方が決めては行けない」

 

?? 「この失敗した世界に何がある」

 

麻耶 「そ、それは」

 

そこに麻耶の肩に手を置く

 

麻耶は直樹の方を見る

 

直樹 「話は分からないが失敗なら何度でもやり直せば良いだろう」

 

?? 「ゴミはすっこんでろ」

 

刀で斬撃を放つ

 

そこに麻耶が結界で斬撃をカキ消した

 

麻耶 「貴方がそんな事をしては行けない」

 

?? 「黙れ」

 

そう言って、刀に力を振り絞り斬撃を放とうとしている

 

麻耶は直樹の方を見る

 

直樹 「どうした」

 

麻耶 「直樹なら運命を変えられると信じているから」

 

麻耶は刀を出して魔力を贈る

 

?? 「これで吹き飛ばしてやるよ」

 

刀を構えて突っ込んで行く

 

麻耶も刀を構えて突っ込んで行く

 

お互いに刀を振る

 

二人の斬撃で衝撃波が飛び散り周りが白い煙で覆われている

 

直樹は倒れていたが立ち上がる

 

直樹 「麻耶」

 

と叫ぶが反応がない

 

煙が消えていき麻耶はその場にはいなかった

 

直樹は教室で起きた事が周りには見えてなかったのかと疑問に感じていた

 

俺に何かが起きようとしていているのか

 

今日の事は必ず忘れない

 

そう決意をして家に帰った

 

End




今回はここまでだよ

神様である麻耶と出会い

突然の出来事が重なる

直樹自身の運命に何があるのか

それはまだ先の事になる

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