徒然なるままに…   作:初代小人

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勢い余って連日投稿。
今回はピザ・トーストさんのリクエスト、「浦島太郎」をモチーフとして書き上げてみました。
ちなみに100%コメディです。流石に毎回読者さんを感動させられるような物語かけるほどの技量はありません。とても欲しいですが。
なお、今回はメタフィクション的なものと、版権の限界に挑戦しています。もしも警告が来た場合は書き換えます。
今後は、カチカチ山と、一寸法師を書いていく予定です。どちらが先に上がるかは分かりません!
ということで本編へ。どーぞ!


とある浦島の物語

昔々、ある村に、浦島大郎がいました。

 

浦島大郎は、毎日釣った魚を売って生計を立てていました。

雨ニモマケズ

風ニモマケズ

雪ニモ夏ノ暑サニモマケズ

毎日彼は浜辺で釣りをしました。

 

 

ある日のことです。

浦島大郎がいつもの浜辺に行くと、そこには、甲羅が下を向いていてジタバタしている亀と、それを虐めている子供たち数人がいました。

浦島大郎が近寄っていくと、亀と子供のやりとりが聞こえました。

 

 

 

「おどれら!人の事バカにすんのも大概にせえよ!?わいは乙姫のババ…ゴホン、乙姫様の命でここに来とるんや!こんなんしてタダで住むと思うなよ!って痛い痛いやめろていうとんねん」

どうやら亀は大阪弁の様です。

そして子供たちはピタリと手を止めました。すると亀は、

「こおへんのかい!」と叫びました。その次に、「来んのかおもたら、けえへんのか思たら来んのかおもたらけえへんのかおもたら、くんのかーい…」

 

 

 

浦島大郎には、亀が何をしたいのか、何を言っているのかがよくわからなかったので、その横を素通りして、釣りポイントを探そうとしました。

すると亀が突然、「ちょちょちょちょっと、そこのオニーサン待ってぇなぁ。」と、言いました。

浦島大郎は肩をビクンと揺らしましたが、素通りしようとします。

 

 

すると、亀はもう一度、「そこの兄ちゃんやんか、分かってんねやろ?というか、浦島はんやろ??せやで、アンタのことやで。」と言いました。

浦島大郎は渋々と言った様子で、亀の方に歩み寄りました。

子供達は気にせずに亀を棒で殴打したりをし続けます。

亀は「ちょ、やめ、マジで、死ぬ、グフッ、カハッ」亀の甲羅は既にヒビが入っています。

 

 

浦島が近づいていくと、亀は、「お兄ちゃん、ホンマに、お願いやから助けてくれ。マジで、死んでまうから。700文字ちょっとでお話が終わっちゃうから。」と助けを求めました。

それを聞いた浦島は、子供たちに、「こらこら、虐めてはいけないよ。別にこの亀が好きなわけでも助けたいわけでもないけど「作者」って人がすごく迷惑をするらしいから殺したりしたらダメだよ。」と言いました。

子供たちはすごすごと引き下がり、どこかへと走っていきました。

 

 

 

「で?所でそこの亀さんは何がしたいの?子供たちにひっくり返されたわけじゃないよね?」

浦島大郎は子供たちが立ち去ったのを見届けると、亀に問い掛けました。

亀は、「何でそう思うんや?」と言いました。鼻のあたりに黒い影ができています。

まるで名探偵コナソの犯人が言い当てられた時の演出の様です。

 

 

それを聞いた浦島大郎、鼻で笑い飛ばした上で答えます。「いや、だってあの子達幼稚園児くらいでしょ?それが2~3人でしょ?対する君は成体の亀だよね?どう頑張っても重すぎてひっくり返せないだろ…」

すると、亀はこう言いました。

「フッ。正解や。流石やな浦島はんよぉ。わいはあのガキどもにやられたんちゃう。作者の都合で「昔々」のあたりからずっとこの状態でガキどもにリンチされてたんや。でも助かったわありがとうなぁ。お礼にわいの主人の乙姫様に会わしたるわ。感謝しいや。」

すると、浦島大郎は、皮肉気に唇を歪めて、「あぁ〜例の乙姫のババ…ゴホン、乙姫様、ねぇ?」と言いました。

それを聞いた亀は、顔が青ざめて、ブルブルと震え始めました。

「ちょ、それ、ホンマに内緒にしといてや。わい殺されてまうから。頼むから。」

浦島大郎は即答で了承しました。

亀がここまで恐れる乙姫様を見たくなったからです。

 

 

 

「で、俺を乙姫様のところに招待してくれるんだよね?ならお願いするよ?」浦島太郎がこう言うと、

「がってんでい!」と亀は答えました。というか、最後だけ江戸っ子風でした。

 

 

亀は、甲羅に浦島大郎を跨らせると、海に進んでいきました。

しかし、お忘れでしょうが、亀はすぐさっきまで子供たちに、リンチされていました。甲羅はひび割れていて、血も出ています。

そんな時に海に入ればどうなるか。

 

 

「な、なんや!?ちょっと、痛い痛い痛い痛い!!何でこんな痛いんや!?ってあのガキどものせいか!何にしてもくっそ痛い!てかやばい痛すぎて手足(ヒレ)動けへん!泳がれへん!不味い、沈む!」

 

 

そしてもう一つ。

浦島大郎は所詮ただの人間です。

そんな彼が亀に半ば引きずり込まれるような形で海中に沈められればどうなるか。

「ガボ、ガボボ、ガボボ、ガボガボ、ガボボガボボ、ガボボ、ががぼぼ、ガボガガボガボガボ!」(ちょ、くるし、息が、出来ねえ、このクソ亀、上がれ、上がれよ!死んじまうじゃねえか!)

 

 

こうして亀と浦島大郎は海底に沈んで行くのでした。

 

_____________________

 

 

 

浦島大郎と亀が目を覚ました時、そこは大きな城の前でした。

周りで魚が泳いでいることを確認して、浦島大郎はあることに気づきました。

「息が…出来る!? 」

 

亀が言いました。

「ここが竜宮城、乙姫様がおりはるところや。いいか?絶対機嫌を損ねるような失礼なことすんなよ?」

 

 

門が開きました。

中から大きな半魚人が出てきます。

ナイスバディで、腰のくびれも申し分ありません。

が、「すっげえブスじゃんか。ハハハハハ」

 

 

形容しがたいほどに、顔が残念でした。

 

 

「貴方、無礼よ!私に向かって!私が誰だか分かってるの!?」

「え?乙「姫」様だろう?その顔で名前に姫が入ってるって苦労しただろ?」

 

 

「ムッキー!亀!これはどういうことですか!浦島太郎は優しい好青年だ、という話ではなかったのか!」

「いやー申し訳ないわぁ、なんか思ったようなやつと違ってんなぁ。」

「そんな問題じゃないでしょう、どうするんですか!」

 

その2人(?)のやりとりに浦島大郎は口を挟みました。

「あのー」

「何ですか!(やねん!)」

「俺の名前は「浦島大郎(うらしまだろう)」ですけど。」

「「へ??」」

「いや、だから僕は浦島大郎です。太郎は双子の兄ですよ。そこの亀さんには「浦島はんやろ?」と呼ばれたので肯定しましたけど。」

「「………」」

 

亀と乙姫様は黙りこくってしまいました。

最初に口を開いたのは乙姫様でした。

「亀?」

「はい。」

「人違いのようです。彼は連れて帰り、次は本物を連れてきなさい。」

「はい。」

「ハハハハッ!まあいいけどね。面白かったから。あ、太郎はB専だから乙姫様はタイプかもね?」

「どういうことですか!?」

 

 

こうして浦島大郎は村に帰ることになりました。

この後の話は、皆さんも知っている通りです。

 

おしまい。

 




一言だけ。

誤字だと思ったか!わざとだよ!
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